それでもオークションは続けるけどね

取引事態は昨年末に終了し、
送料の返金云々で1月中旬までもつれ込んだ取引でした。

私も存在を忘れかけていた週末に、
オークションのメッセージシステムを通して、
件の落札者から連絡が。

ボーイング社の通販サイトでの買い物をしたいけど、
英語がわからないので、どうにもならない。
お願いしたいことがあるので、手紙を送るから読んで下さい。
どの程度こちらを信用してくれるかどうかわかりませんが、
云々…


もう、わけわかりません。
メッセージには依頼の要旨は書かれてないし、
手紙出してもいいですか、ではなくて、出しますので、だし。
そもそも、頼み事をするような間柄じゃないでしょう、
こっちの同意なしに送りつけるんかい！　と。


で、その日から、どーしたもんかな、とむかつきながら対応を考えて。

つうか、まったくありがたくないことで頭使う自分に腹が立ち。

オークション外のことをメッセージに書いた自分のうかつさに
また腹が立ち。

腹立ち紛れにメッセージ書くのも腹立つし、
けど、放置するとオッケーと取られるのも困るので。
ばしっと大人の対応せんといかんでしょうと思ったわけです。

この頃は、かつて趣味で行っていた創作活動、
具体的に言いますと小説書きを再開させていた頃でした。

　おおー、このblogでは初のカミングアウトだ。

で、その、物書きの妄想を全開させて（大笑）、
たまたま当時書いていた作品の、
旦那と奥さんのペアの会話を想定しました。

奥さんが困って、どうしましょう、と相談する。
彼ならこう言うだろう、諭すだろう、
こうするようにアドバイスするだろう、
それに従ってメールを書いたらこんな文面、
ってのを何度か推敲して読み直して、

（余分なことは一切書かず、感情的にならず、
　こちらの言い分の根拠と要望のみで、
　つっこむ余地とかすきが出ないように）

これならオッケー、ってメッセージを
送信したのが週末・日曜の夜11時過ぎ。

メッセージの履歴を見たら、私が出した30分以内に
先方から返事が来ました。

「早！！」と思ったけど、
（もちろん、逐一チェックなんかしない、夜だし）
「すみませんでした」的な内容だけ書かれてました。
そして、予告通り、封書が翌日に届いたので
（便箋2，3枚ではなかったなあ、ちょっと厚みありました）
郵便局に「受け取り拒否」をお願いして終了。
（手元にあると、読んだか捨てたか先方がわからないので、
　読みません、迷惑です、という意思表示したつもり）

とりあえず、この一件は収束をしました。

今回、何より困ったことは、当方の個人情報を知っているわけです。
幸い、遠方にお住まいでしたので、自宅へ乗り込まれる心配はとりあえずない。

けど、何かアクションを起こされたらどうしよう、
という不安があるわけです。

けれど、ホントは「アホか！！」的な感情的なメッセージでもって
罵倒したかった。

けど、売り言葉に買い言葉になってもいかんし、
ボーイング社のサイトを教えたのは私だし…

相手は相手は模型のマニアです。
マニアらしい、細かいことにこだわるタイプのようで
（新品を買えよ！　と何度も思った）
欲しいものを入手する為には手段選ばない人のような印象を持ちました。

この手のタイプとは長々関わりたくなかったので、
理詰めで1回でびしっと終わらせないと、と思い
それが成功したのは有り難い限りだったのです。

この出来事で何がいやだったかというと、
先方に送ったメッセージにウソを混ぜたことです。

先方に送った最後通牒には事実だけを淡々を書くようにつとめました。

・物品と金銭の授受が終了した段階で通常オークションは終了する。
・品物を送り、そちらから余剰送料をもらった時点で取引は終了している
・終了したこの時期に、取引とは関係ない内容のメッセージをもらい困惑している
・今後の連絡は遠慮願いたい

そして、一文、

「通販サイトを教えたことを家人から注意されました」
の一言をくわえました。

ここでいう家人とは、もちろん家族、
つまりは男の家族がいるのを匂わせたわけです。

だって、普通、ひとつ屋根に同居人がいたら、
いろんなことを話したりするもんでしょう。
日々のあれこれとかつまんないこととか
大事とかを、固い言い方をすれば
情報共有しますよね？

通販サイトをお知らせしたのは私ですが、
これが自分だったらどうするだろう。

海外通販で英語わからない、決済方法がわからない、
サイトの利用方法がわからない、
何がわからないかわからない等々
事情は様々でしょうが、
まずは身近にいる人に聞いたりしませんか、
もしくは手に負えない時点であきらめませんか。

なんで、たった1回、物品交歓した人に、
手紙を送っていいかの確認もせずに
いきなり送りつけ、
相手が希望に添ってくれると思うんだろう。

人の距離感の取り方がわからな人相手に
感情を左右されるのは、本当にいやなものです。

そのきっかけを作ったのは自分だというのも
ホントに腹が立つ。

多分、男性の身内がいるとわかったから
バイバイキーンと大逃げした感じでしたので、
ウソつきたくないけど、今回ばかりは
エア・ダンナでも作らないと仕方ないでしょう。

しかし、ウソつかないと終息させる気になれない
自分にもなんか腹が立ったし。

お金が絡む場では、もっとドライに、
ビジネスライクにならないといけません。

そして。

私の場合、トラブルというか噛みつかれたり
くどくど言ってくるのは
ほぼ10割方男性の落札者です。

偏見かもしれません、
けど、残念ながら。
暴言を吐くのは男性が多いです。
男性諸氏、ホントに気をつけた方がいいです、
何かの時に本音というか
相手を見下すような言動が出るのは
男性が圧倒的に多いんです。

女性の方がよっぽど常識あって対応しやすい。

オンナだと思って舐められていたんだとしたら
それも腹が立ちました、という
メモリアルな出来事でした。

けど、痛い思いをしつつ、
オークションはかれこれ10年近く続けています。

何といっても、必要としている人に
品物が確実に届き、
ゴミとして捨てなくていいところが気に入ってます。

今後もオークションは続けますが、
ビジネスライクに徹した方が
自分は傷付かないのではないかと思っています。

ちょっと残念ではありますが。