猫 周公のコラム

スケッチとエッセイ

老いも若きも「キレやすくなった」時代

2011年02月21日 | Weblog

先日、自分が通っているカルチャーセンターの受付で、60歳後半と思われる男性が、

大声で事務員さんを叱りつけていた。

そして、今度は帰りの地下鉄で若い男性が駅員3名を前にして、怒鳴りつけているのを見た。

同じ日に二つの出来事に出会って

「どうも近頃の人たちは、すぐに”キレやすくなった”のではないか?」と思った。

そういえば、最近は電車の中でも皆さんの顔が厳しくなってきているように感じる。

何となく世の中がギスギスしているのではないだろうか?

その点では、お年寄りの皆さんは、比較的に穏やかな顔をされているのではないかと思う。

自分の経験から言えば、たぶん昔の環境の方が「穏やか」であったために、

しぐさが体に染みついているのではないか?

一昔前までは、電車の中でも席を譲り合うのはあたりまえで、隣同士で世間話などしていたくらいだ。

子供が電車の中で騒げば「叱りつける」のだって日常茶飯のことだった。

そういうよき時代には戻れないのかもしれないが、せめて「これではいけない!」と感じたものだけでも、

周りの気配を感じて、穏やかに振る舞うようにしたいものだ。

我々が世間に「お返し」ができる、いい機会だと思う。


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1 コメント

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ほんと!同感!! ()
2011-02-27 16:37:50
人ごとじゃない。我が家の若夫婦も大丈夫か心配です。息子は外面がよいと嫁はいうけど。嫁は自称無愛想。家族も認めてます。・・女は愛敬だよん♪とか今、男入ってる♪なんてやんわり。それでいいとして育ったんでしょう。ま、家族でめっちゃ可愛がることが一番だと思ってます。「親鸞」で外道院が「善ではなくみちゃおれんからするのだ!」という言葉が心にジンと浸みた。
   あ、嫁とはそれなりですのでご心配なく。
 
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