猫 周公のコラム

スケッチとエッセイ

古い家の魅力

2012年08月06日 | Weblog

飯田市の古い家

先日、飯田市に行ったとき古い家が結構多いのには驚いた。

飯田市は山あり谷ありの起伏の多い街だ。

そういう景色に古い家が馴染んでいるのがいい。

先日、昭和の初めに建てた追手町小学校を紹介したが、

その近くに壁がベンガラ色の「赤い家」(自分が付けた)がある。

この家は古くからあったようだが、追手町小学校と馴染んでおり、

なんとも言えない風情がある。

今は古い家はどんどん取り壊されて、モダンな新しい家に建て直されているが、

街の景観から見ると、あまりにもちぐはぐで統一性がないように思う。

例えば、こういう「赤い家」を残して「昭和の雰囲気」を出したらどうだろうか?

昭和の時代の景観は必ず見直されてくるはずだ。

というのは、人と人の関係が一番濃厚な時代ではないかと思う。