猫 周公のコラム

スケッチとエッセイ

日本の風景を取り戻そう!野放図な看板や建築規制

2007年04月01日 | Weblog
名古屋国際空港へ行く道である、知多半島有料道路の広告の看板を規制することになったようだ。
日本は景観にはあまりにも無頓着すぎはしないだろうか?

ドイツの鉄道沿線には看板広告が一切ないし、家の形や色彩そして家並みも揃っていて、気持ちが癒されるのである。
西欧は全体の景観を大切にしているので、家の形や高さや色などかなり規制されていていると思う。
それに引き換え我が日本の新幹線から見た車窓の風景は、看板だらけで自然の風景とがあまりにもマッチしていないと思う。
そして家も個人の自由裁量がまかり通っているので、屋根の色や壁の色が風景となじまないのである。

日本人は個人の自由をあまりにも優先し過ぎてしまっているためか、せっかくの日本古来の風景が台無しになってしまっている。
いかに全体を見てコントロールできない国民かがよくわかる。

将来的に日本の風景をどうしたらよいのかとか、そのためには日本の風土や暮らしにあった家並みをどうするのか、というような全体を考えた俯瞰的なプランがどこかで考えられているのだろうか?