猫 周公のコラム

スケッチとエッセイ

魅力

2006年05月04日 | Weblog
エンパイヤステートビルを始めてみたときに、このビルが長い風雪に耐えて凛として建っている姿はとても美しいものだと思いました。
そして、自分の存在を無言で主張している姿にも。
人間が我欲を満足させたいがためにどんな手段を使っても名誉や金・地位などで頭角を現そうと言う姿は実に醜いと思います。
そういう気持ちが起こってきたときは、このビルを見ると醜い自分の姿が解り実に恥ずかしい思いをすると思います。
中に入ってみるとクラッシックな建築方法で、それが却って見るものに重厚感を与え風雪に耐えてきた奥ゆかしさを感じます。
この建物の魅力はそういうところにあって、惹きつけられました。