goo blog サービス終了のお知らせ 

漢検1級198点!! 満点取るまで生涯学習!! ➪ “俳句”

我孫子・手賀沼と愛猫レオンの徒然日記。漢検1級チャレンジャーの方の参考となるブログ。2018年7月から“俳句”も開始。

漢検1級 27-②に向けての学習状況  その85 掫

2015年10月09日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
日本漢字能力検定(漢検) ブログランキングへ
<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>

●syuusyuu<第5回模試>
・「17.学びて行わざる、之を名づけて掫囊(シュウノウ)と曰う」(荘子)の音読みを出題しました。
・公開済みの「熟語の読み・一字訓読(その109)」で以下のように整理しておりました。
<掫:ソウ、シュ、シュウ、よまわ(り)>
・よまわ(り):(音熟語なし。)「掫(よまわ)り」 *下記「掫扞(シュウカン)」が該当するかもしれない・・・。
・その他:(大漢和)<Ⅰ.>①まもる(=柝鼓(タクコ)の類をうって夜回りする) ②たきぎ(薪)、あさがら(麻幹) ③地名 ④「趣」に通じる ⑤姓 の意。<Ⅱ.>①うつ(撃) ②なす(「聚」に通じる)③もつ・とる(取) の意
掫囊(シュウノウ)=ふくろの口をとじる(=蘊蓄を外にもらさないこと=学問はあっても実行しないこと)、*「学びて行わざる、之に命じて掫囊といふ」(荘子)。掫集(シュウシュウ)=集まる。掫扞(シュウカン)=まもる。 その他、「軍掫」「師掫」の語あり。
・今回、改めて、各辞典を渉猟したところ、
大字源:「干掫(カンソウ)=撃柝(ゲキタク)=よまわり、拍子木や鼓などを打って夜回りする
大漢和:「・・・陪臣、干掫」=拆鼓の類をうって夜回りをする意。「まもる」意
とあり、「よまわ(り)」に該当する熟語の一つとして「干掫(カンソウ)」があることがわかりました。「ソウ」音読みで宜しいかと思います。ただし、上記公開の中で、字通の「掫干」は「シュウカン」と読ませていますけど(^^;)
・なお、冒頭の荘子の「掫囊(シュウノウ)」・・・大漢和は「シュウドウ」と読んでいました。字通は「シュウノウ」。これは「よまわり」という意味ではなく、(実はよくわからないのですが)「とる、もつ」などの意味の方が該当するかも・・少なくとも、「よまわり」に対応する熟語ではありません。
・漢検漢字辞典第2版では、「ソウ、シュウ、シュ、よまわ(り)」 意味「①よまわり。木を打ち鳴らして夜回りする。②手にもつ 類:取」とありますが、熟語の記載はありませんでした。

👍👍👍 🐑 👍👍👍



コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 漢検1級 27-②に向けての... | トップ | 漢検1級 27-②に向けての... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

熟語の読み(音・訓) -個別記事-  」カテゴリの最新記事