
<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>

<漢検1級 27-③に向けて その72 >
●真冬の特訓・・・「syuusyuu模擬試験(27-③用)」を開始しました。ぜひ果敢にトライしてみてください。この時期から1月初旬にかけて公開していきたいと考えています。本番が2月早々なので、この時期にチャレンジして、復習や学習に役立ててください。さて、何回続くか(^^)真夏の20回はとてもムリですが、5回~10回ぐらいを想定しています👍
なお、感想なりコメントなりをお寄せいただければとても嬉しいです。よろしくお願いいたします👍
●文章題訓練・・・模擬試験開始に伴い、一時中断します。なお、その他の記事については適宜今まで通り、続けていく予定です。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
●漢検漢字辞典第2版から・・・
<穢:ワイ、アイ、エ、あ(れる)、けが(れる)、わる(い)、きたな(い)>
・第2版にも音訓すべて載ってます。
・掲載熟語は、「蕪穢(ブワイ)」「穢行」「穢土(エド)」「穢身(エシン)」「汚穢(オワイ)」「垢穢(クエ)「産穢(サンエ)」「醜穢(シュウワイ)」
・「蕪穢(ブワイ)」・・・漢字源では「ブアイ」だけ。漢検では「ブワイ」としていますので要注意。
・「穢行」・・・漢検は読みを振っていない・・・大漢和「ワイコウ」字通・大字源「ワイコウ・アイコウ」漢字源「(熟語なし)」
・以前、「エ」音の熟語は仏教関係の熟語だから・・・とかなんとか書いたと思いますが、正しくは、「エ音は呉音で、古くから中国へ伝来していた仏教関係の熟語は昔からの漢民族の音(これが呉音)である「エ」音が多い」ということだと思います(考えなおしました)。
・「ワイ」は漢音、「アイ」は慣用音・・・だから、「ワイ」でも「アイ」でもどっちで読んでも良いとは思いますが、それにしても「蕪穢」は「ブワイ」で決め打ちしていますからね、漢検さんは・・・(--)ま、でも、「アイ」慣用音といっても「ワイ」で読んでいる熟語が多いですね、ここに掲載している熟語以外でも・・・。
<稷:ショク、きび、たおさ>
・第2版にも音訓すべて載ってます。
・が、意味のほうは、「①きび 「黍稷」」「②五穀の神、そのやしろ。「社稷」」「③たおさ。」・・・で、下つき熟語で「后稷(コウショク)」←説明なし記載(ーー)
・「后稷」=(大字源)「①太古、農事を担当した長官。「后」は長官の意。「稷」は五穀の意。②周王朝の始祖。舜の時代、「后稷」の官に任じられた(史記・周紀)。」・・・って、何の説明もなく、こんな難しい熟語を載せておくんだもんなあ(ーー)
・「たおさ」なんて、「田長(たおさ)」の事なんだから、「稷官(ショクカン)=農事を掌る官」と載せておけば良いのに・・・。
・「きび」関連の熟語・・・稷食(ショクシ)=きびの食、稷米(ショクベイ)=高粱、たかきび。稷黍(ショクショ)=稷や黍。すなわち五穀のこと。
・ついでに、
「稷狐(ショクコ・ショッコ)」「稷蜂(ショクホウ)」・・・これらは、城孤社鼠の類・・・穀物の神の祠に巣くう狐や蜂のことで、君主の側に仕える悪臣にたとえる・・・ということだそうです。
<穡:ショク、とりい(れ)、とりい(れる)、お(しむ)>
・第2版にも音訓すべて載ってます。
・これも、意味のほうで、「①とりいれ、とりいれる ②農事 ③おしむ、ものおしみ」って、意味②が入っていて、そこに「穡事」「稼穡」(=農業、農事のこと)となっている。・・・わざわざ、「②農事」としなくても「とりいれ、とりいれる」の方で対応できるんじゃないかなあ(ーー)
・「穡事(ショクジ)ー穡(とりい)れ」っていう熟語・一字訓読の問題は無いってことで良いのかしら???
・「おしむ」は、「吝嗇」の「嗇」に通じるということですが、「穡」の字での熟語は見当たりませんでした。
👍👍👍 🐑 👍👍👍
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます