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漢検1級198点!! 満点取るまで生涯学習!! ➪ “俳句”

我孫子・手賀沼と愛猫レオンの徒然日記。漢検1級チャレンジャーの方の参考となるブログ。2018年7月から“俳句”も開始。

漢検DS“書き問題”で気づいたこと(その1)

2018年05月14日 | 漢検1級高得点獲得のためには
日本漢字能力検定(漢検) ブログランキングへ
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               <漢字の学習の大禁忌は作輟なり>     <一跌を経れば一知を長ず>     
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級190点台復活(あわよくば200点満点) ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ☆☆☆
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む> <百里を行く者は九十を半ばとす> <為さざるなり。能わざるに非ざるなり。(孟子)>★★★
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・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・偶然は準備のできていない人を助けない・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
<30-1向け模試>(その13)配信中:猫姐さんのブログには、体裁の整った本模試がアップされています・・・(余裕のある方は)ぜひお取り組みください。(今まで通り)おひとりでもコメントいただければ次に進んでいきます・・・。

・以下、気になった設問の補足・・・DSに限界あり(複数解答はないし、当該1級漢字の熟語として設問しているので無理もないのだが・・・)

●「景気変動の原因をハンロンする」・・・DSでは「泛論」。・・・「汎論」でも〇。
(漢検2)
泛論(ハンロン):①広く全体にわたって論じること。類)通論 ②全体を総括した論。類)概論 「汎論」とも書く。
●「ホウソウは天然痘の別称だ」・・・DSでは「皰瘡」・・・普通、「疱瘡」。
(漢検2)
疱瘡(ホウソウ)
天然痘の別称。高熱を発し、赤い発疹(ハッシン)ができて痕(あと)を残す感染症。病原体はウイルス。もがさ。類)痘瘡(トウソウ)・(もがさ)
「皰瘡」とも書く。

●魚のエイを書かせる問題(「エイの尾とは竜巻の異称である」)・・・DS「」・・・もちろん、熟字の「海鷂魚」でも〇。
(漢検2)
<鱏:ジン・シン えい、ちょうざめ>  *漢検2には“ちょうざめ”訓は掲載されていないんだ・・・。
意味:①えい。エイ目の軟骨魚の総称。 ②ちょうざめ(蝶鮫)。へらちょうざめ。
「鱏」から始まる言葉 鱏(えい)
〈海鷂魚〉(えい):エイ目の軟骨魚の総称。体はひし形で平たく、長い尾をもつ。季)夏 「海鷂魚」は漢名より。ハシタカ(鷂)に形が似ることから。「鱏」とも書く。

(余談)
 ・書き問題なら、
  ①「えい」なら「鱏」か「海鷂魚」でOK
  ②「ちょうざめ」なら、「蝶鮫」・・・「鱏」と書いても✕にはしないだろうけど・・・
 ・読み問題なら、(“ちょうざめ”訓がないから出ないだろうけど)
  ①鱏は軟骨魚の仲間だ ・・・“えい”
  ②鱏は硬骨魚の一種だ ・・・“ちょうざめ”

●「ギマンに満ちた言葉」・・・DSでは「欺謾」・・・「欺瞞」との相違はややこしい・・・結論的にはこの短文なら「欺瞞」でも〇になると思うが・・・というよりも一般的に「欺瞞」のほうが通用していると思うが・・・。
(漢検2)下つき:欺謾(ギマン) *意味記載はナシ。
 ・・・「欺瞞」と同じ意味かと思ったら、大字源では違うようだ・・・
     欺瞞:あざむきだます
     欺謾:(「欺慢・欺謾」で)あざむきないがしろにする。(*漢検2でも「謾」は「意味②あなどる。類)慢 」に対応しているようにみえる・・・。)
 ・・・ただし、同じ大字源で、「謾欺」の項で
     謾欺:あざむく。だます。欺謾。同)慢欺 ・・・これだと、欺瞞=欺謾でもよさそうな気がする・・・よくわからんけど、(たぶん)「欺瞞」と書くところを「欺“謾”」と書いても〇にしてくれそうではある・・・DSの設問(文)が短いので何とも言えないが・・・

 (注)漢検2でも「謾欺」熟語もアリ・・・こちらは、「意味:①あざむく。ごまかす。「謾欺」「謾語」類)瞞(マン) ②あなどる。類)慢 ③おこたる。ゆるむ。」となっていて、この「謾」は「意味①あざむく。ごまかす。「謾欺」「謾語」類)瞞(マン)」の対応となっている。
(参考)
(漢検2)欺瞞(ギマン):あざむき、だますこと。「その言動は―に満ちている」類)瞞着(マンチャク)

*「欺瞞」と「欺謾」の意味は厳密には違う意味のようではあるが、漢和辞典によっても同義としているものがある。
 ①国語辞典などの文例では、「ギマン(欺瞞)に満ちた言動」「国民をギマン(欺瞞)する」「自己ギマン(欺瞞)」・・・
 ②「欺謾」の文例がネット上では散見されるが、「欺瞞」でも代替できそうな文のようでもある。 
*敢えて、上記の大字源の意味での「欺謾」で文例を作ろうとすると、たとえば、
 「ギマン(欺瞞)の言を弄し、若年者とあなどりギマン(欺謾)する」とでもなるだろうか(失笑)
*上手い使い分けのできる文例があったら教えてほしい・・・ 

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漢検DSでの“書き練習”

2018年05月14日 | 漢検1級高得点獲得のためには
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●漢検DSのこと・・・
 ①1級漢字対象問題2699字・熟語(設問)を消化・・・今回も113字・熟語(設問)をミスった・・・以前に比べれば改善してるかも?
   あとは、
   ・読み問題のお浚い
   ・(前回同様)準1・準2の書き問題
   もやってみる予定。
 ②前にも“字体”をまちがえて覚えてしまっていたという記事を書いたけど、どうも、このDSのせいだったみたい・・・やっと原因がわかった。
   例えば、おさ:DSでは、異体字「筬」でOKとなっていて、正規の漢字の表記がなかった・・・まだこれはいいけど・・・
   例えば、うぐい「鯎」・・・これは間違って「成」の字を書いていても、自動的に“書けました”と出ちゃってチェックできていなかった・・・。
   例えば「檳榔」の「榔」、蟷螂の「螂」・・・これらも間違って「郎」で書いてても〇になっちゃってた・・・
  ・・・と、ちょっと注意していないと、このDSの使い方も誤るかも・・・最近のDSはどういう“精度”になってるのか知らないが・・・。
 ③あと、気になった設問(熟語)がいくつかあったので、別記事にて紹介するつもり・・・以前、DSでの“書き練習”を推奨しちゃったんで、ちょっと心配なので・・・

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「懸」にかかわる熟語・成語など その②

2018年05月10日 | 漢検1級高得点獲得のためには
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(「模擬試験倉庫」さんの問題、「ボクちゃん日記」さんのブログ記事などに刺激を受けて、「懸」にかかわる熟語・成語などを整理してみた・・・当ブログ既出のものも極力集めて、ここに整理してみた・・・たぶん量多いので(その①)と(その②)に分けて整理してみる・・・)

●大字源掲載熟語をベースに・・・(なお、多くの熟語が「同)県・・・」となっているが、同義の「県・・・」熟語は紛らわしいので表記を割愛している・・・また、以下の熟語は大字源掲載熟語のすべてではない・・・当方の独断で重要そうなものを適宜選択している・・・)

・懸解(ケンカイ):①逆さにつり下げられているのが解き放たれる。②非常に苦しい状態から救われること。「天下懸解」。
・懸景(ケンケイ):太陽。また、月をいう。天空にかかる光の意。「四気代謝、懸景運周」
・懸磬(ケンケイ):家の中に何もないこと。すっからかん。がらんどう。一説に、磬は石の楽器で、室中に何もなく梁ばかりが磬を掛けたように見える意という。貧窮のたとえ。
 *ブログ既出:室はケンケイ(懸磬)の如く、野には青草なし*国家の破れてさびれている姿。
懸弧(ケンコ):男の子の誕生日。男の子が生まれると、桑の弓の弧を門戸に掛けて前途を祝ったことに基づく。➪弄璋
・懸衡(ケンコウ):①衡(法度)を懸ける。法令を掲げ示す。「天下に懸衡す」 ②はかりにかける。また、衡(はかりのさお)をつるすと左右のバランスがとれるところから、転じて、重さ、勢力などが等しいこと。
・懸車(ケンシャ):①官職を退くこと。(故事あり。ー略ー)②七十歳の異称。昔は七十歳で退官した。③夕方。たそがれ前の一時。旅行先で夕方、馬を休ませるのでいう。
 *ブログ既出:抽簪=投簪=挂冠=投笏(トウコツ)=懸車・・・(=辞職。致仕。) 
・懸鶉(ケンジュン):ぶらさげたうずらの意で、破れ衣のたとえ。うずらの尾は毛が抜けているのでいう。鶉衣。
 *懸鶉百結、百結懸鶉、鶉衣百結・・・
 *ブログ既出:「ケンジュン(懸鶉)、道を楽しむ」*懸鶉楽道(ケンジュンラクドウ):貧しい姿をしていても清貧に甘んじ、道を楽しむたとえ。
  「懸鶉」はぶら下げたウズラの意。ウズラの尾は毛が抜けているので、すそがつりあがってしまった衣のように見えることから。転じて、破れたみすぼらしい衣服の意。「楽道」は聖賢の道を守り楽しむこと。

・懸水(ケンスイ):たき。瀑布。
・懸泉(ケンセン):たき。瀑布。
・懸淙(ケンソウ):たき。瀑布。懸泉。
・懸湍(ケンタン):たき。瀑布。懸泉。
・懸瀑(ケンバク):たき。がけにかかった滝。
・懸瀬(ケンライ):たき。懸泉。
・懸流(ケンリュウ):たき。瀑布。懸水。
 (参考ーブログ既出記事ー)
  <滝>
  飛泉 ①たき・・・瀑布 懸泉 飛瀑 飛湍 ②湧き出る泉。噴水 ③崑崙山の西南にある谷の名。
  飛淙(ヒソウ):たき。飛泉。
  飛瀑(ヒバク):高い所から落ちる滝。
  飛湍(ヒタン):水の勢いよく流れる瀬。はやせ。急湍。古訓:たき

・懸旌(ケンセイ):①垂れ下がった旗。心が動いて定まらないたとえ。懸旆(ケンパイ)。②遠く軍を出すこと。 
 *他ブログ既出「心揺揺としてケンセイ(懸旌)の如し」(模擬試験倉庫)
 *その他「羇心、 懸旌を揺るがす」、「懸旌万里
  (漢検2)「懸軍万里(ケングンバンリ)」:軍隊が本隊と遠く離れ、敵地の奥深くまで進軍すること。また、本隊と連絡の途絶えたまま奥深く進軍すること。「懸」は、かけ離れる、よりどころがない意。「万里」は遠くの意。

・懸榻(ケントウ):①客を特別に優遇する。転じて、珍客。後漢の陳蕃(チンバン)が一般の客には会わず、徐穉(ジョチ)だけに榻(こしかけ)を提供して会談し、その帰った後、榻を壁にかけて用いなかった故事。
 *ブログ既出記事
 「●漢和辞典から・・・
  ①「懸榻(ケントウ)」=「榻(トウ)を懸く」=(「榻」は、ここでは「こしかけ」の意味・読み)=賓客に接しないことをいう←こしかけをかたづけて、客に接しなかった故事からの言葉らしい。 *逆に、賓客に接することは「榻(トウ)を下(くだ)す」。
  ②「懸橙(ケントウ)」・・・これも①を全く同じ意味。「橙」なんて、「だいだい」しか知らなかったけど、訓読みを見ると、しっかりと「つくえ、こしかけ」という読みがある。 」  (注)この記事内容や、「懸橙」熟語などは大字源からではありません・・・。

・懸頭(ケントウ):学問に励む。後漢の孫敬が頭髪を縄で梁からつるし、眠気を防いで勉強した故事に基づく。懸梁(ケンリョウ)。➪「孫敬閉戸
 *漢検四字熟語辞典:懸頭刺股 懸頭錐股 懸梁刺股 懸梁錐股 (注)「刺股」「錐股」は、蘇秦の故事のほうだから、「懸頭」や「懸梁」の2字熟語だけでも、“学問に励む”とか“苦学のたとえ”とかの語選択、あるいは「苦学」などの類義語問題になりうるかも・・・

・懸旆(ケンパイ):懸旌(ケンセイ)の①に同じ。(*「懸旌」の「意味②遠く軍を出すこと。」という意味はないということか・・・)

追加補筆のお知らせ
<「懸」にかかわる熟語・成語など その①>記事中に、「 ・(ブログ既出)「香餌の下にはケンギョ(懸魚)あり」 」を加しました。
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「懸」にかかわる熟語・成語など その①

2018年05月10日 | 漢検1級高得点獲得のためには
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級190点台復活(あわよくば200点満点) ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ☆☆☆
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む> <百里を行く者は九十を半ばとす> <為さざるなり。能わざるに非ざるなり。(孟子)>★★★
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(「模擬試験倉庫」さんの問題、「ボクちゃん日記」さんのブログ記事などに刺激を受けて、「懸」にかかわる熟語・成語などを整理してみた・・・当ブログ既出のものも極力集めて、ここに整理してみた・・・量がたぶん多いので(その①)と(その②)に分けて整理してみる・・・)

●漢検2掲載熟語・・・簡単そうなものは省いています・・・
1.懸魚(ゲギョ):切妻屋根の破風(ハフ)に取りつけ、棟木(むなぎ)や桁(けた)の先端をかくす装飾板。「ケンギョ」とも読む。
 *その形により「梅鉢懸魚」「蕪懸魚(かぶらゲギョ)」「猪の目懸魚」とかいろいろとあるようだ(広辞苑ほか)
 *書き問題になるかも・・・
 (参考)
  ・大字源では「懸魚(ケンギョ・ケギョ)」:
    ①棟木の端につける魚の形をした装飾。
    ②高級官吏が正装のとき、魚袋を腰に懸けつるすこと。
    ③後漢の羊続が太守のとき、生魚を献じた役人に対して、庭に魚を懸けて戒めた故事。清廉であるべきことをいう。
     ➪四字熟語「羊続懸魚(ヨウゾクケンギョ) 」(後漢書「羊続伝」)
  ・(ブログ既出)「香餌の下にはケンギョ(懸魚)あり
  ・“ケ”音熟語
   漢検2掲載熟語では、「懸想(ケソウ)」「懸念(ケネン)」のみ。
   大字源も(左記熟語以外では)「懸魚(ケンギョ・ケギョ)」のほかは“ケ”音熟語見当たらず・・・ほとんど“ケン”読み。
   なお、“ゲギョ”読みは掲載されていない・・・国語読みか仏教用語か?・・・
   なお、(序でだが)「懸想」については、
   懸想:①ケンソウ:遠く思いやる。(文例あり)「遥かに寒北の雲を看、山雪の闕けるを懸想す」(書き下ろしは自作なので間違いあるかも)
      ②ケソウ :(国語)想いをかける。ほれる。
    *漢検2は②の“ケソウ”読み、意味のみ。
     懸想(ケソウ):ほれること。異性に思いを寄せること。恋。「―文(ぶみ)」
    (*出題されないとは思うが、音読みの場合は文意に注意すべきかもしれない・・・)

2.懸念(ケネン):①危ぶみ心にかけること。気になって心配すること。「成り行きが―される」 ②仏)ある対象に心を集中して考え続けること。
  *②の意味で語選択問題で・・・こんなの、出ないよな・・・ちなみに、大字源には②の意味は掲載ナシ
 
3.(下つき熟語)倒懸(トウケン)・・・意味説明ナシ・・・
  *「倒懸之急」(漢検四字熟語辞典:状態が非常に逼迫していること。危急の状況の形容。「倒懸:手足をしばって逆さにつり下げることで、苦しみのはなはだしいことのたとえ。」)
  *広辞苑ほか国語辞典にもほど同様の意味が掲載されている。なお、四字熟語以外の「倒懸」の用例・・・「・・・倒懸の難に遭えるなり・・・」(紅葉・金色夜叉)
  *(余談)
   倒懸=盂蘭盆(盂蘭盆会)? ネット上の情報では、仏教用語として「盂蘭盆(会)」=倒懸という意味説明がいくつかされている。また、「“倒懸苦”を救う」という使われ方もされているようだ・・・ただ、その対象が死者なのか現世に生きる我々のことなのか、宗派によって、また、解釈がいろいろとあるようだ・・・興味のある方は深追いしてください(笑)

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S+さんの「模擬試験倉庫」分野別問題の深掘り・・・

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●5/5、<30-1>受検申し込み完了~。今度は何番目だろうか? <29-3>の合格率・合格者はまだ公開されていないようだが・・・例年、もうわかってるんじゃないのかなあ?・・・さて、<30-1>の受検者数はどのくらいになるのだろ?申し込んだ時期と受験番号で大体想定できそうだけど・・・。

●<30-1向け模試>(その13)~(その16(完))まで予約配信完了~。自分の復習も兼ねて、問題を解きながら配信手続きをしていたけど、何問か間違えたった(苦笑)


●S+さんの「模擬試験倉庫」分野別問題 取り組み継続中・・・特に、最近の以下の分野別問題は良かった・・・

 ①分野別対策 文章題書き取り問題その13

 ②故事ことわざ問題 その4

 *良かったというのは、未知の問題が出たり難問が出たりしていたから・・・とても勉強になった・・・

 *未知の問題や難問はそのまま鵜呑みで覚えるのでなく、その問題にかかわる周辺の知識や語句・熟語まで深掘りしたり、故事成語問題であれば、その由ってきたる故事の中身やその熟語の他での使われ方などまで、自分で調べて深掘りしておくと、理解や記憶が深まる。そういう意味でとても勉強になったし、とても有益な問題だったと思う・・・分野別問題や模試などは、ほぼ全部出来るような問題よりも、やはり、未知の問題や難問を出してもらったほうが勉強になると思った・・・

 *詳しくは、同問題のコメントへ投稿していますので、興味のある方は、そちらをご覧ください・・・。そのうち、当ブログでも、その調べた内容などを記事にするかも知れませんが・・・

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「痼」 「痾」 ・・・“やまい、ながわずらい”以外の意味・・・

2018年04月17日 | 漢検1級高得点獲得のためには
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・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・偶然は準備のできていない人を助けない・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
●<30-1向け模試>(その8)配信中・・・(その9)は4/20(金)、(その10)は4/27前後の配信予定。
●(その11)~(その16)がほぼ完成・・・5月中の配信完了とするため、(その10)までの配信を少しく前倒しにしました。
●語選択の復習完了・・・その中で、類義語ともなりそうな熟語を整理しながら<類義語問題>として開示中。
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ロサリオおお~いい加減、そろそろ爆発的に打ち出してくれよおおおお・・・同郷のトマトケチャップみたいな名前の中日のデルモンテ?アルモンテ?、かなり打ち出してるじゃんかあ~(ーー)

●語選択の復習➪類義語としての見直しを進めるなかで、「痼」と「痾」について、ちょっと調べたので、記録のため・・・


(漢検2)
痼:コ ながわずら(い)・しこ(り)  
意味:ながわずらい。なかなか治らない病気。「痼疾」「痼癖」類)錮(コ)
下つき:沈痼(チンコ) 「痼」から始まる言葉:痼疾(コシツ) 痼り(しこり)
痼疾(コシツ):(漢検2)いつまでも完治しない病気。ながわずらい。持病

*「痼疾」:(大字源では) ①長い間治らない病気。持病。痼病。同)固疾・錮疾 ②こりかたまって直らない癖。痼癖。
*「痼癖(コヘキ)」:(大字源)どうしても直らない癖。
*「沈痼(チンコ)」:(ブログ既出) 沈痼(ちんこ):久しくなおらない重い病。沈痾=宿痾
           (大 字 源) ①ながわずらい。沈痾。沈綿。②永年の悪習。
➪漢検2には「痼」の意味説明が不十分・・・大字源では、
 「痼」の意味:①ながわずらい。頑固で長引く病気。 ②長年培われた頑固な癖や習慣。

(参考ー過去ブログー)
<痼:コ、ながわずら(い)、しこ(り)>
ながわずら(い):痼疾=痼病=固疾、解痼、根痼、重痼・・・
しこ(り):痼習=こりかたまったクセ、痼癖=なおらない癖・頑固な習癖  *「しこ(り)」そのものの読み・意味は、大漢和・字通ともナシ。


(漢検2)
<痾:ア、やまい、ながわずら(い)> *漢検2“ながわずら(い)”訓ナシ
意 味:やまい。ながわずらい。こじれて長びいている病気。「宿痾」
下つき:旧痾(キュウア)・宿痾(シュクア)・積痾(セキア)・沈痾(チンア)
沈痾:(大字源)長年にわたって治らない病気。ながわずらい。宿痾。痼疾。

➪「痾」にも以下のような意味があった・・・
痾:(大字源)意味①やまい。②病気のすすむこと。また、病気が人に及ぶこと。③不仲。仲の悪いことにたとえる。:「百痾を棄捐して、母子昆弟、復、初めの如く為ることを願う」(後漢書 *書下ろしは自作*)・・・これまでのたくさんの不仲の過去を捨て去って母子兄弟なかよく初めのように睦まじくなれとでも読むのだろうか・・・

(参考)その他「痾」の熟語(大字源から)
痾恙(アヨウ):やまい。病気。恙も、病気。
養痾(ヨウア):長患いの療養をする。養病。

(参考) ・・・「錮」にも“ながわずら(い)”訓あり(1級配当)・・・何度か記事にしているが、以下抜萃・・・
<錮:2級:中学…コ 1級…ふさ(ぐ)、とじこ(める)、かた(い)、ながわずら(い)>
*漢検2は「ふさ(ぐ)・かた(い)・ながわずら(い)」訓のみ掲載。
*漢検2
 意 味:①ふさぐ。金属を溶かしてすきまをふさぐ。 ②とじこめる。「禁錮」 ③かたい。類)固④ながわずらい。「錮疾」類)痼(コ)
 下つき:禁錮(キンコ)・党錮(トウコ)・廃錮(ハイコ)
*ブログ既出記事から抜萃
禁錮:もともとは仕官の道を「ふさぐ」意。ここでは通説的に「とじこめる」意としています。・・・
廃錮:官吏の身分をとりあげて、家で謹慎させること  ・・・漢書ほか出典多・・・「松陰全集の中にも、「・・・信頼する杉蔵へはこの他にもいくつかの大切な書簡が残されています。 安政5年7月11 日 ・・・吾れ幽囚廃錮、為すある能はずと雖も、近ごろ恩旨を蒙り、建言諱(い)まざるを 允(ゆる)さるるを得たれば、其れ徐(おもむ)ろに具して之れを奉らん。・・・」とあります。・・・
党錮:「党」は党人のこと、「錮」は禁錮の意。中国、後漢末、政界の中枢を握っていた宦官が儒学の徒である官僚層(党人)を禁錮に処して、その批判を封じたこと⇒「党錮の禁(とうこのきん)」:後漢末期に起きた弾圧事件。宦官勢力に批判的な清流派士大夫(党人)らを宦官が弾圧したもので、その多くが禁錮刑(現代的な禁錮刑とは異なり、官職追放・出仕禁止をさす)に処された事からこの名で呼ばれる

*その他詳細は「熟語の読み・一字訓読(その288) 鋺 錮 錚 錣 鍠 2016年08月21日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-」にも記載。

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なぜ、“斉聖広淵“・“斉聖”という熟語に辿りついたか・・・

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<30-1向け模試>(その1)~(その3)まで配信中・・・・・・
・・・模試(その4)&模試(その5)完成済み・・・模試(その4)は明日(3/16)配信予定・・・
・・・模試(その6)~模試(その10)も第一次原案作成済み・・・
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●“故事成語”の記事から脱線して、なぜ、先の“四字熟語”の記事になったか(特に、「斉聖」「斉聖広淵」熟語に辿りついたか)について、下記しておきます。
●「高得点獲得のためには」用の記事にしてはいますが、高得点云々に限らず、また、この熟語に限らず、こういう学習のやり方で語彙や周辺知識を増やすこと、理解を深めておくこと、延いては記憶に定着させるようにすることが大事だと考えています。(下記のとおり、「斉聖」は漢検2掲載熟語ですが、この熟語単独では、一応目にして、一応意味を捉えていたとしても、いざというとき(本番で試験で出たとしたら)、簡単な漢字ではあっても絶対に浮んではこない熟語ではないでしょうか・・・以下のように、周辺知識の深掘りとともにこの熟語を理解しておけば、応用力というかヒラメキにつながる可能性が大きいと思います)
●今後の学習のための参考となれば幸いです・・・

<なぜ「斉聖」(あるいは「斉聖広淵」)>に辿りついたか>
①先の「<30-1>に向けて(その3) 左伝から」記事で紹介したように、
 「セイメイ(斉盟)は信を質(ただ)す所以なり」という故事成語アリ
②「斉盟」の意味を調査 ➪(故事成語の参考文献)慎みのある盟い。(大字源)ともに誓うこと。(出所は同じ左伝だが、出典は異なっている・・・。*大字源と故事成語の参考文献では「斉」の意味のとらえ方が異なっていることにも一応留意しておくことに・・・)
③(念の為)「斉」の字で、漢検2にあるかどうか調べた(ナシ)。この熟語そのものはなかったが、「斉」のところに「斉聖」という熟語掲載アリ。
 (漢検2)「斉」・・・意味⑤おごそか。つつしむ。「斉聖」・・・ *意味の説明はナシ。
④「斉聖」を漢和辞典、国語辞典で調べた➪大字源、新漢語林にアリ。
  斉聖(せいせい):(大字源)正しく物事に通じている。一説に、慎み深く、賢い。
          (新漢語林)つつしみ深くかしこい。正しくて物事の道理によく通ずること。
  *漢検2の「斉」の意味のとらえ方は「おごそか。つつしむ。」ということだとわかり、新漢語林のほうの説明のほうがしっくりくることがわかる。
(参考:
 ⑤ついでに、“おごそか、つつしむ”に該当しそうな熟語を、大字源で調べてみた・・・
 斉敬(サイケイ):つつしみうやまう。心身を清め慎む。
 斉厳(サイゲン):つつしみ深くて、おごそか。
 斉粛(サイシュク・セイシュク):おごそかにしてつつしむ。
 斉如(サイジョ):おごそかにしてつつしむさま。 
 斉荘(サイソウ):うやうやしい。おごそか。
 斉慄・斉栗(サイリツ):つつしみおそれる。
 *大字源の場合は、“つつしむ、おごそか”の意のときはほとんどの熟語が(「ものいみ」の意と同じく)“サイ”音(漢・呉音)。漢検2の場合は、音による意味分けで“おごそか、つつしむ”意のときは“セイ”音となっていて、“ものいみ、ものいみする”の意の場合のみ“サイ”音となっている。
 ・・・ここまで調べて「斉(セイ、サイ)」の熟語調べはヤメ・・・混乱するだけ・・・とりあえず、「斉聖」、漢検2は読みを振っていないが、「セイ」音のところにあること、故事成語の参考文献や大字源(意味のとらえ方がちょっと違うが・・・)でも「セイセイ」と読んでいることから、「斉聖」の音読みは“セイセイ”で良いだろうと判断・・・他の熟語のサイ音読みは一応頭の中に留意させるにとどめる・・・忘れちゃうだろうけど・・・ちなみに漢検2には“サイ”音熟語は掲載ナシ・・・)

⑥(「斉聖」熟語に戻って)この熟語だけでは、その意味や使われ方がよくわからないので、さらにネットでしらべてみた・・・
➪「斉聖廣淵」という四字熟語がヒットした・・・➪よく読んでみたら、「八元八凱」の人たちの人と為りを表す熟語だった。
➪これで、「八元八凱」のほうをよく読んでみたら、
 ・「斉聖広淵」の出所は「八元八凱」であること。
 ・他に、「明允篤誠」「忠肅共懿」「宣慈恵和」という四字熟語もあること。
がわかった。

・・・以上のように、これで「斉聖」という熟語はしばらくは頭にこびりついて離れないぐらいミッチリと学習できたと思う。一方、新たな課題(セイ、サイ音の読み分けや、大字源と他の辞典で「斉盟」・「斉聖」の意味のとらえ方や説明が異なるようであることなど)も抱え込んでしまったけど・・・。ま、これはこれで“悩み・課題”として抱えていれば、ある意味、記憶からは当分離れないとは思うけど・・・いつかは解決しないといけませんが(笑)
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糈 鵼

2018年02月19日 | 漢検1級高得点獲得のためには
日本漢字能力検定(漢検) ブログランキングへ
<漢字の学習の大禁忌は作輟なり> <一跌を経れば一知を長ず>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級190点台復活(あわよくば200点満点) ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ☆☆☆
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む>&<百里を行く者は九十を半ばとす> ★★★
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●正月に飲んでからまだ1か月しか経ってないのに、また、小宅で悪友のk、yと飲んだ・・・正月に聞いていたkの南米旅行の壮行会の名目で・・・なんでもマチュピチュ遺跡を観て来るらしい・・・マチュピチュというと思い出すのが、某地の支店長をやってたときに「夏季休暇はみんな1か月とろう!」と部下に呼びかけて、それに応えてくれた某・早大出の新人がわざわざ感謝の意を込めて、マチュピチュから私のとこに携帯で電話してきたこと・・・懐かしい・・・でも、しっかりと1か月休んだのはアイツだけだったな・・・アイツが支店長になったときに、こういう先蹤は“紹継”(=承継)してくれると良いのだが・・・
●kは幼馴染で今は寡婦となってるtさんにいきなり“一緒に住もう”と云って肘鉄を食らった話は正月に聞いたが、その後、どうなったか気になったのでまた聞いたら、今度は(作戦を変えて?)“銀座で食事しよう”と誘ったらしい・・・これも断られた由・・・当たり前だと思うが・・・
●お昼ごろから飲み出して夕方まで・・・バカ話の断片・・・
y:誘ったのに、また断られちゃったよお~、なんでだろ・・・
俺:あのね、yちゃん、ちょっと自分の“立ち位置”ってのをちゃんと確認してから行動に移ったほうが良いと思うよ・・・オレが思うに、今は、yちゃんは地下あるいは水面下にいる状態だというのをちゃんと認識しないと、何時まで経っても埒あかんよ・・・大体、誘い方、順序からしてなってないよ・・・死んじゃったsよりももっと始末に負えないよ、そんなやり方じゃ・・・
k:オレが声かけてやろうか?
y:・・・いい、まだ・・・また考える・・・
・・・
y:香港旅行どうすんだよお・・・みんなで行こうよお・・・
k:蛇とかマムシとかハクビシンとか食うんだろ?やだよ、そんなの・・・そうじゃなきゃいいよ・・・
俺:行かない・・・面白くなさそうだし・・・なんでそんなとこ行かなきゃいかんの?もう駐在してから何年も経ってんだろ、居たときと変わってんじゃないの、中国に返還しちゃったし・・・
y:そこで宝石店やってるのがまだいるんだよ・・・色々とあるよ、そこで買ったダイヤモンドもいっぱい貸金庫に眠ってるし・・・
俺:おっ!!すっごいじゃんか、どのくらいあるんだよ・・・
y:10個ぐらいあるよ・・・結婚用に買ったんだけどなあ・・・もう30年ぐらい眠ってる・・・そうだ、ロレックスとかオメガなんかも金庫に入ったままだ・・・
k:・・・ダイヤモンド、フォオエバー!!それ、売ろうぜ、それで香港いこう!!
俺:そうだ!そうだ!それなら考えてもええな、ダイヤモンド、フォオエバー!!どうせ、もう死蔵してても仕方ないだろ、有効に使おうぜ!yちゃん、そのまま死んじゃったら、全部、妹に取られちゃうで・・・そんなら今のうちに換金して使ったほうがええだろ?
・・・
y:ところで、そういえば漢検あったんだろ?どうだった?満点とれたん?
俺:だめだめ・・・180点超えたかどうかってとこ・・・
y・k:なあんだ、またダメだったんかあ・・・
俺:!!・・・!!あのねえ・・・(部屋から持ってきて)これ、この前の試験問題・・・やってみ・・・
y:全然読めん・・・あっ、ひとつ読めた・・・
俺:おっ?どこ?
y:ここ、この「紙魚」、これ、シミだろ?へっへっへえ~!・・・これだけわかった・・・
俺:・・・もういいわ・・・
・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
●さて、前置きが長くなったけど、この前開示した「30-1に向けて 学習の方向性&内容(暫定/随時更新)」は今“下書き”状態にして、開示をやめてます・・・当初の内容とだいぶ乖離した内容の学習をしているので・・・
●今は、吉田松陰全集の読み直し(現在、第5巻まで終了)と漢検全過去問の洗い出し・整理を実行中・・・
●その中で気になった標準解答に出ていた別解・・・

・「世の中よかれと鳴く烏はシトギを貰うて食う」・・・ 標準解答は「粢・糈」 ・・・
・「糈」と書いても〇になるんだ・・・1級対象外漢字だし、(現行)訓読みにはないようだけど・・・たしかに、広辞苑ほか国語辞典には
 「しとぎ(粢・糈)」と掲載されている・・・

  粢(シ、きび、もち、しとぎ)
  糈(ショ、ソ、かて、しらげよね) *大字源では「糈:ショ、しらげよね」

●ぬえ(鵺)も同様・・・標準解答に「」もある・・・「鵼」でも〇なのか・・・

*審査基準は、「1級および準1級の解答は、『漢検要覧 1/準1級対応』(公益財団法人 日本漢字能力検定協会発行)に示す「標準字体」「許容字体」「旧字体一覧表」による。」とあるけど、これらの字はこの範疇に含まれているのだろうか・・・知らないけど・・・

👍👍👍 🐕 👍👍👍 しばらく、学習にかまけて、記事をアップしていなかったので、ちょっと雑談気味の記事でも 👍👍👍
コメント (4)
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愆:越度=愆戻 “愆”の熟語(類義語、語選択)、“愆”の故事成語類

2018年01月17日 | 漢検1級高得点獲得のためには
日本漢字能力検定(漢検) ブログランキングへ
<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ  :①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む>&<百里を行く者は九十を半ばとす> ★★★
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●あくまで自分中心の復習のための覚書のようなものです。
●他のブログ記事・問題などを通じて復習した内容です。混乱しそうな方はスルーしてください。
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(●試験間近になってドンドン記事にしているけど、もう、さすがに設問の訂正もできないだろう・・・ははは、出るといいですねえ、読んでくれてる人に祺いが訪れますように・・・)

①「越度」の類義語として「愆戻」・・・「越度(オチド)」=「愆戻」 でも、「越度(オツド)」=「愆戻」でもどちらでも良さそう・・・
(漢検2)
愆戻(ケンレイ):あやまち。また、法にそむいて罪を犯すこと。「戻」はもとる、道理にそむく意。
越度(オチド):あやまち。過失。失敗。「落度」とも書く。(当方注)越度(オチド)の“オチド”は音読み。

*漢検2ベースの読み・意味の理解だと不十分かも知れない・・・「愆戻」も「越度(オチド)」も“あやまち”という意味での類義で解けないこともないが・・・。「越度」には“オツド”という読みもある・・・
(広辞苑)
越度(オツド):(ヲツトとも。障害を越えて渡る意)
 ①律令制で、関以外の通行禁止の場所を通ること。
 ②法に反すること。御成敗式目「たとひ非拠に行はると雖も一同の・・・なり」
 ③➪「おちど」に同じ。 ➪「越度(おちど)」:(ヲツドの転。「落度」とも当てる)あやまち。手おち。・・・
 
*“法に反すること”という意味なら、「越度(オツド)」=「愆戻(ケンレイ)」か・・・

②“愆”に関する熟語 ・・・
(漢検2)
愆:ケン、あやま(る)、あやま(ち)
意味:あやまる。あやまつ。あやまち。つみ。とが。「愆怠」「愆失」
大見出し:愆ち(あやまち)▲愆る(あやま-る)▲愆戻(ケンレイ)

・「熟語の読み・一字訓読(その340):愆 2017年08月27日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-」より重要そうなのを抜萃・・・
・語選択、類義語の類で出ないとも限らない・・・

愆期(ケンキ):時期をたがえること。約束の機嫌を破る。*広辞苑にも記載あり
愆釁(ケンキン):あやまちと、きず。過失や欠点。
愆滞(ケンタイ):誤りをしたり仕事を滞らせたりする。
愆謬(ケンビュウ):あやまち。あやまり。過誤。
愆尤(ケンユウ):あやまち。過失。

③“愆”にかかわる故事成語類・・・当ブログより抜萃・・・詳細は該当記事を参照・・・
一語 中たらざれば、即ち愆尤(ケンユウ)駢び集まる (過去問 H14-② 読み問題) 
君子に侍するに三愆(サンケン)有り ・・・ (注)3つのあやまちのこと
 *「君子に侍するに三愆有り。言未だ之に及ばずして言う、之を躁と謂う。言之に及びて言わず、之を隠と謂う。
   未だ顔色を見ずして言う、之を瞽と謂う。」
ー参考ー
(ついで:“愆”とは関係ないが、“愆”を調査中に目についた記事中の故事成語類になりそうなもの・・・)
溥博(フハク) は天の如く、淵泉は淵の如し。
 聖人の徳や知仁勇礼儀の五徳をたとえたもの。溥博 …ひろく大きいこと。「溥博淵泉にして、時之を出だす」という文もあり。

*漢検2は「①あまねし。広く行き渡る。類)普 ②ひろい。おおきい。「溥天」 ③し(敷)く。」で、熟語は「溥天」のみ。

(ブログ掲載記事)
<溥:フ、あまね(し)、ひろ(い)、おお(きい)、し(く)>
・あまね(し):「溥(普)天の下、率土の浜」:天があまねくおおう所と、地の続く 果て。全世界。天下。
・ひろ(い):溥天、溥博・・・
・おお(きい):溥原=大原、溥愆(フケン)=大きな過失、溥博(「溥博なること天の如し」)
・し(く):(大漢和、熟語なし。字通、字なし)「敷設」の「敷」に通ずとあるので「溥設」?
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懿しい 斌しい 麗しい  

2018年01月17日 | 漢検1級高得点獲得のためには
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ  :①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む>&<百里を行く者は九十を半ばとす> ★★★
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●あくまで自分中心の復習のための覚書のようなものです。
●他のブログ記事・問題などを通じて復習した内容です。混乱しそうな方はスルーしてください。
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(「懿(うるわ)しい」の訓読み問題が出たのに関連して・・・って、ほとんど関係してないかも・・・)

●「うるわ(しい)」の漢字
 斌しい  麗しい  懿しい 

●「斌斌」=「彬彬」という理解だったので、「彬」にも“うるわしい”という語義があるのかどうか調べた・・・けど、よくわからなかった(語義としてはなさそうだった)

 *「彬」の現行訓読みは「彬(あき)らか」と「彬(そな)わる」・・・漢検2には「そな(わる)」訓の掲載はナシ。


<斌:ヒン、うるわ(しい)>
(漢検2)
意味:ほどよく調和して美しい。うるわしい。「斌斌」類)彬(ヒン)
斌斌(ひんぴん):①外面の形と内面の質がともに備わるさま。「―たる人柄を偲(しの)ばせる」 ②文化が隆盛するさま。 *「彬彬」とも書く。

<彬:ヒン、あき(らか)、そな(わる)> *漢検2「そな(わる)」訓の記載ナシ
意味:あきらか。ほどよく調和して美しい。そなわるさま。「彬彬」
彬彬(ひんぴん):外形と内容がそろって整い、調和がとれているさま。特に、文章についていう。「文質―」 *「斌斌」とも書く。

(注)漢検2の説明でも広辞苑でも「斌斌=彬彬」だから、どっちを書いてもよいのだろうが、「文質・・・」の「文質“彬彬”」は、論語・雍也の原文では「彬彬」なので、「彬彬」と書いておいた方が無難か・・・

(その他参考)頻頻(ヒンピン):物事がしきりに起こるさま。「事件が―と発生する」 ・・・同音異義の書取で出るかも?

●その他、「彬」「斌」に関連する熟語・・・大字源には次の2つしか載ってなかった・・・
(大字源)
彬蔚(ひんうつ):美しく盛んなさま   ・・・出るとしたら音読み問題ぐらいか・・・

頒斌(はんひん):交わるさま。入り乱れるさま。 ・・・こちらも音読み問題ぐらいか・・・

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奸譎 (つづき)

2018年01月07日 | 漢検1級高得点獲得のためには
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級190点台復活(あわよくば200点満点) ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む>&<百里を行く者は九十を半ばとす> ★★★
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(正月3日、遊びに来たk、yとの会話)
俺:そういえば、yちゃん、我々を出し抜いて、暮にtさんと会うって話、どうなったんだ?
y:うん、もう一人妹みたいに親しいのが一緒だったけど会ったよ、二人がソソノカすから、結婚申し込んだら肘鉄砲を喰らったじゃんかあ!
k:ええ~っ、け、結婚んんん~?
y:うん、まずかった?その後、気まずくなっちゃってさあ・・・
俺:yちゃん・・・そりゃ、死んじゃったsよりタチが悪いよ、いくら何でも段どりってものがあるでっしょ?
(長くなるから以下割愛)
(文中の漢字)ソソノカす:唆す・嗾す  タチが悪い:質  (*「性」・「資」でもokだと思うけど・・・)
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●前記事で書き忘れたのを補筆・・・熟語「奸譎」の導き出し方・・・
①文章題で出た場合は、以下の辞典のような意味を文脈からとらえる必要がある・・・前記事ではそこまで文章を開示していないので難しいカモしれない・・・前記事の文章だけだと「簡潔」でも良さそう・・・でも全体の文意からは外れている・・・
(広辞苑)心がねじけて、いつわりの多いこと。
(デジタル大辞泉)かんきつ【奸譎/姦譎】⇒かんけつ【奸譎/姦譎】:よこしまで、心にいつわりが多いこと。また、そのさま。
②語選択で出た場合は、「カンケツ」の「カン」と「ケツ」を発想して結びつける必要がある・・・こういった熟語をマル暗記で記憶しておくというのは得策ではないし、限界があると思う・・・

 ア.“いつわり・・・”から、「ケツ」➪「譎」
 イ.“よこしま、ねじける・・・”から、「カン」➪「奸」
 ウ.ア.とイ.を結び付けて「奸譎」
 ・・・とすんなりいけばok・・・でも、むずかしい・・・こういう熟語の発想は既存の他の熟語なり、それぞれの漢字のもつ意味を理解しておくことが大事・・・要は訓練。模試や問題を多く解いて、こういう漢字の“性質”を体感できるまで訓練するのが近道・・・

(参考)
<奸:カン、おか(す)・よこしま>
(漢検2)▲奸す(おか-す)▲奸悪(カンアク)▲奸詐(カンサ)▲奸商(カンショウ)▲奸臣(カンシン)▲奸賊(カンゾク)▲奸▲佞(カンネイ)▲奸▲佞邪▲智(カンネイジャチ)▲奸婦(カンプ)▲奸物(カンブツ)▲奸雄(カンユウ)
<譎:キツ、ケツ、いつわ(る)、いつわ(り)、あや(しい)、とおまわ(し)」>
(漢検2)譎:ケツ・キツ いつわる・いつわり・あやしい  
 *「譎」の現行音訓では「キツ(慣用音)、ケツ(漢音)、いつわ(る)、いつわ(り)、あや(しい)、とおまわ(し)」
(漢検2)
大見出し:▲譎る(いつわ-る)▲譎詐(ケッサ)
意味:①あざむく。いつわる。いつわり。「譎詐」 ②あやしい。ふつうとちがう。「譎怪」 ③遠回しに言う。「譎諫(ケッカン)」
下つき:怪譎(カイケツ)・狡譎(コウケツ)

*(注)キツ音での熟語は、大字源にはナシ。
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奸譎 跌宕・跌蕩=雄大

2018年01月07日 | 漢検1級高得点獲得のためには
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級190点台復活(あわよくば200点満点) ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む>&<百里を行く者は九十を半ばとす> ★★★
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●昨日は年末に実施した大腸ポリープ手術の検査結果・・・もちろん良性だった。
 俺 :先生、もう、4、5年間隔の検査&手術は必要ないですよね、もう歳だし、もし、これから何かあったとしてもそんな大事には至らないでしょ?
 先生:60歳台は一番できやすいよ、1年間で18ミリになった例もあるよ、良性とはいっても放置しておいたら癌化する例もあるし・・・ま、18ミリってのは例外的なケースだけどね、ははははは。ま、80歳、90歳ぐらいまでは定期的に検査したほうが良いと思います・・・
●正月の番組で外国人(ネパールの人)に「富士山をどう思いますか」って質問をしている番組をみた・・・
 ネパール人:富士山ぐらいの山は、ネパールにはたくさんあるあるヨ、あれは普通の“丘”だヨ・・・富士山を散歩して、その日会社に出社したら、会社の人に驚かれたヨ・・・なぜかわからないヨ・・・
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●模試倉庫さんの模試37まで復習・・・もうすぐ模試復習完了・・・どうも、“基本的”な熟語を忘れている?思い出せない?のがまだある・・・イカン・・・模試復習終わったら、分野別の問題も復習してみようかな(汗)
●模試倉庫さんの模試の復習で学習したものをいつくか断片的に紹介・・・
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●奸譎(カンケツ)
・文章題:「・・・文字の霊が、この8ザンボウ(讒謗)者をただで置く訳が無い 。・・・思わぬご不興に愕然とした博士は、直ちに、これが 10 カンケツな文字の霊の復讐であることを悟った 。」

・奸譎・姦譎(かんけつ)
 (広辞苑)心がねじけて、いつわりの多いこと。
 (デジタル大辞泉)かんきつ【奸譎/姦譎】⇒かんけつ【奸譎/姦譎】:よこしまで、心にいつわりが多いこと。また、そのさま。かんきつ。「この残酷にして―なる神の悪戯に堪(た)うる能(あた)わず」〈芥川・開化の殺人〉

*文章題で出されると難問だと思う・・・
*国語辞典にもあるから“語選択問題”としても出せそうなので、留意しておいたほうが良いと思う・・・。

*参考までにネットで拾った、“奸譎”の例文をいくつか紹介・・・

・思わぬご不興に愕然とした博士は、直ちに、これが奸譎な文字の霊の復讐であることを悟った。「文字禍 (新字新仮名) / 中島敦(著)」
・同時に又是等の人々の中に、貪慾なる、奸譎なる、野卑なる、愚昧なる、放漫なる、が、常に同情を感ずる人間全体を見出したのであらう。「大久保湖州 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)」
・日蓮の父祖がすでに義しくして北条氏の奸譎のために貶せられて零落したものであった。「学生と先哲:――予言僧日蓮―― (新字新仮名) / 倉田百三(著) 」(当方注:「義しくして・・・「“ただ”しくして」とでも読むのか・・・現行訓にはナシ。ルビなし。)
・南海の島から島へと渡り歩く白人行商人の中には、極く稀に(勿論、大部分は我利我利の奸譎な商人ばかりだが)次の二つの型の人間を見出すことがある。「光と風と夢 (新字新仮名) / 中島敦(著)」
・予は最早、この残酷にして奸譎なる神の悪戯に堪ふる能はず。誰か善くその妻と妹とを強人の為に凌辱せられ、しかも猶天を仰いで神の御名を称なふ可きものあらむ。「開化の殺人 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)」

●跌宕・跌蕩(テットウ)
・文章題「・・・駒ヶ岳に至りては実に奇中の奇にして、景象の5テットウ 、眺望の雄大、真に人の意表に出づるものあり・・・」
・跌宕・跌蕩(てっとう)
 (大辞林 第三版)①物事にこだわらないこと。こせこせしないこと。また、そのさま。 「豪放-なる者は常に暴露に過ぐるの弊あり/獺祭書屋俳話 子規」 「筆勢-ヲキワメル/ヘボン」② のびのびと大きい・こと(さま)。 「 -なる自然の威力/自然と人生 蘆花」
 (広辞苑)細事にかかわらず、のびのびしていること。また、のびのびとして大きいこと。雄大。

*“跌宕・跌蕩”っていったら、四字熟語の「跌蕩放言」ぐらいしか思い浮かばないが、「跌宕・跌蕩」には(広辞苑にあるように、また、大辞林にもそのような意味も記載されていることから)、“雄大”の類義語にもなりうるんだ・・・
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切偲 切切偲偲

2018年01月05日 | 漢検1級高得点獲得のためには
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級190点台復活(あわよくば200点満点) ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む>&<百里を行く者は九十を半ばとす> ★★★
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●模試倉庫さんの模試34まで復習・・・まだ間違えるけど、今はそのほうが良い・・・
(当ブログの<29-3向け模試>、年が明けてもまだ閲覧が多いようですが、そろそろ基本・標準的な問題などに注力していったほうが良いと思いますけどねえ(笑)・・・)
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●その模試の語選択問題で出した「偲偲」・・・

偲偲(しし):互いに切磋する、互いに 励まし合う。  (漢検2)「②はげましあうさま。「偲偲」」

*「孜孜(しし)・孳孳(しし・じじ)」とは意味が違うので注意してください・・・。
(漢検2)孜孜(しし):熱心にはげむさま。あきずに努めるさま。「―として研究に打ちこむ」
     孳孳(しし・じじ):物事に熱心に励むさま。「―勉学にいそしむ」 「孜孜」とも書く。 「ジジ」とも読む。
●この「偲偲」は、漢検四字熟語辞典にもありますね・・・
(漢検四字熟語辞典)
切切偲偲:ねんごろに事こまかく善をすすめ励ますこと。 切偲:ねんごろに強く善をすすめる意。

*この四字熟語辞典の説明にある「切偲(せっし)」のほうも注目しておいたほうが良いかも・・・

●ちなみに、「切偲」だと、以下のような四字熟語もあるようです・・・ネットから・・・

砥厲切偲(しれいせっし:互いに励まし合うこと)/吉田松陰四字熟語遺訓

切偲勤学(せっしきんがく:互いに激励し合って、熱心に学問をすること)/吉田松陰四字熟語遺訓

 *上記の「砥厲」は「砥礪」と同義だと思う・・・


 *また、余計なお世話ですが、四字熟語の“せっし”には、

 懇到切至:真心から親切を尽くすこと。また、真心を尽くして言い聞かせたり忠告したりすること。「懇到」も「切至」も、親切で十分に行き届く 意。

 切歯扼腕:はなはだしく怒り、非常にくやしく思うことの形容。「切歯」は歯ぎしり、歯をくいしばること。「扼腕」は自分の腕を握りしめること。

 と同音異義ありますけど、間違え・・・ませんよね。念の為・・・。

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抽簪 =投簪=挂冠=投笏(トウコツ)=辞職・致仕 

2018年01月02日 | 漢検1級高得点獲得のためには
日本漢字能力検定(漢検) ブログランキングへ
<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級190点台復活(あわよくば200点満点) ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む>&<百里を行く者は九十を半ばとす> ★★★
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●模試倉庫さんの模試20まで復習・・・まだまだ間違える・・・以前トライしたときよりもダメみたい(汗)やはり復習&研鑽は大事です(汗汗)
●明日は例の友人たち(k、y)が家に来るので午前中から“酒盛り”(の予定)・・・やれるときにやっとかないと時間がなくなる(汗汗汗)
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●以下も、違うことを調べてて見つけた熟語・・・
抽簪(ちゅうしん):(大字源)①かんざしを抜く。②簪を抜いて冠をとることから、転じて、官吏が官職を辞すること

*これで、致仕・辞職とかの類義語(あるいは仕官などの対義語)としての熟語がひとつ増えた・・・

抽簪=投簪=挂冠=投笏(トウコツ)=懸車・・・(=辞職。致仕。) 

余談1
●漢検2掲載の「簪」関連の熟語
<簪:サン、シン、かんざし、かざ(す)、はや(い)、あつ(まる)> *漢検2には「あつ(まる)」訓は載ってない・・・
意味:①かんざし。髪にさして冠を固定させるもの。また、髪飾り。「簪裾(シンキョ)」 ②かざす。かんざしをさす。 ③はやい。すみやか。 ④あつめる。あつまる。
下つき:
花簪(カシン)・(はなかんざし)
盍簪(コウシン):友人どうしが速く寄り集まること。転じて、友人の集まり。「簪」はすみやか・速い意。

「簪裾(しんきょ)」は熟語のみ掲載だが、他の漢和辞典などでは、
簪裾:かんざしと衣の裾、転じて 貴人・官吏のこと。(*大字源では「冠を留めるこうがいと、衣のすそ。転じて、高官の服装。衣冠束帯。」)

*以前に公開してある「簪」関連の音訓整理なども踏まえると、「高官」とか「官吏」とかの類義語としても通用しそうではある・・・

高官、官吏 =簪裾、簪笏、簪纓・・・

(ブログ記事)
<簪:サン、シン、かんざし、かざ(す)、はや(い)、あつ(まる)>
・かんざし:簪纓=かんざしと冠の紐、転じて高官のこと、簪裾=かんざしと衣の裾、転じて貴人・官吏のこと、簪笏=冠をとめるこうがいとしゃく、転じて礼服、官吏、任官する、官吏となる意、簪筆=①毛で飾った簪(*冠前にさす) ②官吏が筆を頭髪にはさむこと(下級官吏になることをいう)
・かざ(す):簪花=花を頭に頂いてかざすこと、頭に頂く花・かざしの花
・はや(い)・あつ(まる):盍簪・簪盍(朋友の相集まること) *「簪」ははやい(疾い)こと、「盍」は集合すること を意味する。一説に「簪」にも聚合の義あり。
*四字熟語:簪纓縉紳(官に仕えている人)

余談2
●「簪笏(しんこつ)」については、漢検過去問の音読み問題で「簪笏(しんこつ)を百齢に舎(す)つ」(H13ー③)」という問題が出たことあり。
(大字源)簪笏(シンコツ):①冠をとめるこうがいと、しゃく。転じて、礼装。また、礼装した官吏。②官吏になること。
●いろいろと調べると、この文章には続きがあり、「舍簪笏於百齡、奉晨昏於萬里」という文章のようだ・・・
●ここからは自己解釈だけど、直訳すれば、
 「簪笏を百齢に舎(す)て、万里に晨昏を奉る」となるのだろうか・・・
●意訳すれば、
 「官吏の職を一生捨てて、どこまでも父母の面倒をみる」とでもなるのだろうか?「晨昏」てのは父母に孝行する四字熟語の「昏定晨省」のことではないか?ははは、漢文に弱い私の意訳だから間違ってたらゴメン<(_ _)>

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苗裔=苗胤=苗緒(≒苗嗣≒苗族)

2018年01月02日 | 漢検1級高得点獲得のためには
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級190点台復活(あわよくば200点満点) ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む>&<百里を行く者は九十を半ばとす> ★★★
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●模擬試験倉庫模試その18復習完了・・・いやあ、よく間違えるわ・・・勘を取り戻すのが大変だい、だい・・・ま、今のうちに間違っておいたほうが良いけど・・・
●模試とはあまり関係ないけど、復習中だったか、「秧」の字を調べてて漢検2に「秧田」熟語あり・・・大字源なんかだと「=苗代(なわしろ、なえしろ)」と同義・・・この「苗代」・・“ビョウダイ”とか音読みでもあるのかと思ったら無いようだった(汗)まさか「苗代」の同義で「おうでん」(秧田)なんて出ないだろうとは思うけどなあ・・・
●ついでに、いろいろと調べていたら、漢検でよく出る「苗裔」の類義語をいくつか発見した・・・これも出ないとは思うけど、一応念の為・・・

(漢検2)苗:・・・意味②すじ。血筋。子孫。「苗字」 *大見出しで「苗裔」。

(大字源)では、苗裔=苗胤=苗緒(≒苗嗣≒苗族)   *「苗胤」、「苗緒」あたりは覚えておいて損はないかも・・・

*整理すると、

(漢検2)
苗裔(ビョウエイ):遠い血筋の子孫。後胤(コウイン)。末裔。末孫。
(大字源)
苗胤(ビョウイン):遠い子孫。苗裔。
苗緒(ビョウショ):遠い血筋。苗裔。(注)
苗嗣(ビョウシ) :遠い跡継ぎ。末の子孫。
苗族(ビョウゾク):①ちすじ。血族。苗胤。(②ミャオ族。中国南西部に住む異民族の名・・・苗民。)

(注)「緒」には、“すじ。つづき。つながり。”という意味あり。
   緒:(漢検2)・・・意味②すじ。つづき。つながり。「一緒」 ③こころ。「情緒」・・・」・・・
   *③については、以前、「情緒」以外の熟語を記事にしたことがあるけど、②の熟語は調査不足だった・・・こういう意味だったんだ・・・

ー余談①ー*「苗」にはビョウ音(漢音)、ミョウ(呉音)あり。“ミョウ”音熟語は、漢検2、大字源とも「苗字(みょうじ)」のみ、かつ、大字源ではこの「苗字」は“国語”の由・・・。

(漢検2では・・・)「苗字(ミョウジ):代々つながる血筋の名。姓。「名字」とも書く。」

ー余談②ー 苗(か)り。・・・大字源に「意味④かり。夏の狩り。いずれも農閑期に行うもの。(春秋左伝)「春蒐夏苗秋獮冬狩」」とあり。
この「春蒐夏苗秋獮冬狩」・・・当ブログでもだいぶ前に記事にしたけど、漢検2でも、一応、夫々の季節ごとの“かり”の意味がそれなりに記載されえいた・・・
(漢検2)
 蒐:・・・意味③かり。かりをする。「蒐田」「蒐猟」 ▲蒐り(か・り):春に行う狩猟。一説には、秋の狩猟ともいう。
 苗:・・・意味②すじ。血筋。子孫。「苗字」  ③か(狩)り。農作物の被害を防ぐために行う狩猟。
 獮:・・・意味①か(狩)り。かる。秋に猟をする。・・・
 狩:・・・狩り:①鳥獣を追って捕らえること。猟(リョウ)。「―に行って鳥をしとめた」 季)冬 ②行楽目的で、魚介類をとったり、動植物の採集・観察をしたりすること。「潮干―」「紅葉―」「蛍―」

*参考までに、過去記事の一部のみ、以下掲載・・・もっと詳しく知りたい方は“ブログ内検索”を試してみてください・・・。

「新・手賀沼散歩(26-③対策 補習) 0131 春蒐・夏苗・秋獮・冬狩  薛 薜」(2015年01月31日 | 新・手賀沼散歩(漢字修練))
=知っているといつかは役に立つかも知れない周辺知識①=
●「春は蒐(シュウ)し、夏は苗(ビョウ)し、秋は獮(セン)し、冬は狩(シュ)す。皆、農隙にし、以って事を講ずるなり。三年にして治兵し、入りて振旅し、帰りて飲至し、以って軍実(旧字:實)(武器・兵站)を数へ、文章を昭かにし、貴賎を明らかにし、等列(階級)を辦(判)じ、小長を順にし、威儀を習はすなり。」(春秋左氏伝)・・・「周礼」で天子の四時(シジ・シイジ)の”かり”を「春蒐・夏苗・秋獮・冬狩」というのだそうです。
●吉田松陰も、これを念頭に、「・・・吾が邦、偃武以来、静謐フク歳、蒐獮(シュウセン)の典、廃して講せず、以て今に迄(いた)る・・・」なんて文章を作っています・・・
(以下略)・・・ 
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