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漢検1級198点!! 満点取るまで生涯学習!! ➪ “俳句”

我孫子・手賀沼と愛猫レオンの徒然日記。漢検1級チャレンジャーの方の参考となるブログ。2018年7月から“俳句”も開始。

<29-3向け>語選択問題⑨

2018年01月12日 | 語選択
日本漢字能力検定(漢検) ブログランキングへ
<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ  :①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む>&<百里を行く者は九十を半ばとす> ★★★
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●(分野別問題)<29-3向け>模試でモれた問題を個別にお出ししています。
●漢検2熟語および広辞苑からなので為になると思います。
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<語選択問題(その17)> 
1.天のたまもの
2.いけどりとうちくび。いけどって首をきること。
3.うらむ心。かなしい気持。
4.朋友のはげまし合う声。
5.杯を手に取って酒を飲むこと。また、酒をすすめること。

<語群>
(らいらい、きょはく、てんしゃく、しらい、えんしょ、おうおう、りょかく、ししゅ)
👍👍👍 🐕 👍👍👍

<語選択問題(その17)>
1.天のたまもの
てんしゃく 天錫
<錫:シャク、セキ、シ、すず、つえ、たまもの>
<漢検2>
・意味 :①すず。金属元素の一つ。「鉛錫(エンシャク)」 ②道士や僧が用いるつえ。「錫杖(シャクジョウ)」 ③たまわる。たまもの。「天錫」  類)賜
・下つき:巡錫(ジュンシャク)・天錫(テンシャク)
・大見出し:錫杖(シャクジョウ) 錫(すず) <錫蘭(セイロン)>
<大字源>
*天錫:天賜(テンシ)の①に同じ。(天賜:①天のたまもの。天錫(テンシャク・テンセキ) ②天子からのたまもの ) (注)漢検2では“テンシャク”読みのみ。
*巡錫(ジュンシャク):(仏)僧が各地を回って教えを広める。錫は僧のつえ。

2.虜獲(リョカク):いけどりとうちくび。いけどって首をきること。
デジタル大辞泉 虜獲:敵をいけどりにしたり、その首をとったりすること。「日に其―する所の者を収めて以て己が用とす」〈西周・明六雑誌一四〉
(大字源)敵をいけどりにする。また、敵の首をとること。
≒<俘馘>(漢検2も熟語はアリ)
・大漢和:俘と馘。俘はとりこ、馘は敵を殺して截りとった耳。漢字源:敵を生け捕りにしてその左耳を切り取る。大字源:(ほぼ大漢和と同内容) 字通:生け捕りにすること。左耳を截る。
ダミー用か ✖俘虜フリョ:「俘虜(とりこ)」に同じ。
〈▲俘虜〉・▲俘とりこ:戦争で敵に捕らえられた者。いけどりになった人。捕虜。
「フリョ」とも読む。「俘」も「虜」もとりこの意。
(大字源)
俘獲:敵を生け捕る。生擒。
俘馘:敵を生け捕りにしたり、まら、殺した証拠に左耳を切り取ったりする。また、そのとりこと、切り取った耳。

*「虜」「獲」に「首をきる」意はみつからないが、広辞苑や大辞泉などは「首をきる」とか「首をとる」とかの意にしている・・・
*「虜“馘”」という熟語は見当たらず・・・

3.うらむ心。かなしい気持。
えんしょ 怨緒:うらむ心。かなしい気持。
(記事済み)●(広辞苑)愁緒(しゅうしょ):うれえ悲しむ心

4.朋友のはげまし合う声。
おうおう 嚶嚶
(広辞苑)鳥の鳴き合う声。朋友のはげまし合う声。
(漢検2)嚶嚶(オウオウ):①鳥が互いに鳴き合うさま。 ②友人どうしが声を出してはげまし合うこと。

5.杯を手に取って酒を飲むこと。また、酒をすすめること。
きょはく 挙白
(広辞苑)杯を手に取って酒を飲むこと。また、酒をすすめること。
デジタル大辞泉 挙白:《「白」は、杯の意》杯をあげて酒を飲むこと。また、 他人に酒をすすめること。
👍👍👍 🐕 👍👍👍
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<29-3向け>語選択問題⑧

2018年01月07日 | 語選択
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ  :①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む>&<百里を行く者は九十を半ばとす> ★★★
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●(前回の贅言のつづき)いっそのこと、<漢検1級>「満点がなかなか出ない」という“売り”でなく「合格者がなかなか出ない(合格者ゼロが多い)」という“売り”にしたら面白いカモ(笑)・・・燃える人は燃えるよお~・・・挑戦者10人ぐらいになっちゃったりして(笑)
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●(分野別問題)<29-3向け>模試でモれた問題を個別にお出ししています。
●漢検2熟語および広辞苑からなので為になると思います。
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<語選択問題(その15)> 
1.奥深い道理
2.せめぎあらそうこと
3.幼時から賢いこと
4.気がめいって心が痛むさま
5.感化し、教え導くこと
<語群>
(ふんじょう、しょうそう、げんき、げんおう、しゅくけい、げきそう、とうか、とうた)

<語選択問題(その16)>
1.どて。つつみ。
2.人口をふやし、財物を集め、戦力を養うこと。
3.老境のたとえ
4.遠回しにいさめること
5.難しい事件の多いこと
<語群>
(がいがい、ふうき、びんし、とうは、たこ、せいしゅう、むこ、ちとう)
👍👍👍 🐕 👍👍👍

(解答)
<語選択問題(その15)>  
1.奥深い道理
げんき 玄機
(広辞苑)奥深い道理 (大辞林 第三版) 玄機:奥深い道理
2.せめぎあらそうこと
げきそう 鬩争
鬩争(ゲキソウ):(広辞苑)あらそうこと *これだけでは語選択では厳しいかも・・・
*せめ(ぐ):鬩牆(ゲキショウ):兄弟喧嘩、鬩闘:せめぎあらそう、鬩争:せめぎあらそう、あらそい。
3.幼時から賢いこと。
しゅくけい 夙慧
夙慧:夙悟、夙敏 :幼時から賢いこと。
*H14-3の文章題(中村正直「西国立志編」)の一節「・・・是れ、夙慧なるに非ず、濡染の致す所なり・・・」
4.気がめいって心が痛むさま。
しょうそう 悄愴
(漢検2大見出し)①気がめいって心が痛むさま。 類)悲愴(ヒソウ) ②ものさびしいさま。
*(広辞苑)だと「悄愴」と「傷愴」の区別がつかない・・・
「悄愴」①かなしみいたむさま。②さびしいさま。
「傷愴」:いたみかなしむさま。
5.感化し、教え導くこと。
とうか 陶化:感化し、教え導くこと。
(漢検2 :②人を教え育てる。「陶冶(トウヤ)」「薫陶(クントウ)」)・・・ちょっと簡単か・・・)

<語選択問題(その16)> 
1.どて。つつみ。
とうは 塘坡(とうは):どて。つつみ。坡塘(漢検2)。 *さかさま熟語 
cf:ちとう(池塘) ① 池のつつみ。 ② 泥炭地の中にある小湖沼。 「池塘春草の夢」
池塘(チトウ)・堤塘(テイトウ)
2.人口をふやし、財物を集め、戦力を養うこと。
せいしゅう 生聚
生聚(セイシュウ):(左伝)人口をふやし、財物を集め、戦力を養うこと。
(参考)
高等学校国語総合/漢文/臥薪嘗胆 「越十年生聚(せいしゆう)し、十年教訓す・・・」
3.老境のたとえ。
びんし 鬢糸:鬢の毛がまばらになり白くなっていること。老境のたとえ。
「ビンシ(鬢糸)茶煙の感」
4.遠回しにいさめること
ふうき 諷規
*既出 ふうかん(諷諫):遠回しにいさめること 参考:( =諷戒、諷規 )✖風紀
5.難しい事件の多いこと。
たこ 多故:難しい事件の多いこと。多事。
―参考―(漢検2)「故」の意味③特別なこと。できごと。わざわい。「故障」「事故」
👍👍👍 🐕 👍👍👍
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<29-3向け>語選択問題⑦

2017年12月30日 | 語選択
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ  :①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む>&<百里を行く者は九十を半ばとす> ★★★
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●(分野別問題)<29-3向け>模試でモれた問題を個別にお出ししています。
●漢検2熟語および広辞苑からなので為になると思います。
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<語選択問題(その13)> 
1.性質・気性などがきびしく激しいこと
2.小さな流れ。細流。
3.同時に起こること。一時に発生すること。
4.その主人に専心報いること。
5.先人ののこしておいた事業。

<語群>
(ひき、くはい、いしょ、きょうげき、けんりゅう、ぐはつ、しゅんれい、せんしょう)

<語選択問題(その14)> 
1.よろこぶ。よろこび。
2.父母に孝行する心がけ
3.あでやかな顔や姿。
4.互いに心を通じて助けあうこと。
5.不満足に思うこと。不平なこと。

<語群>
(けんお、けつのう、けつぼう、おんせい、つうぎょう、えんよう、きんかん、しかん)
👍👍👍 🐔 👍👍👍

<解答>
<語選択問題(その13)> 
1.峻厲(しゅんれい):(広辞苑)性質・気性などがきびしく激しいこと
2.涓流(けんりゅう)
(漢検2)「②小さい流れ。「涓流」」
3.俱発(ぐはつ):一時に発生すること。一時に発覚すること。
(漢検2)①つれだつ。ともに。みないっしょに。「俱存」「俱発」
大辞林 倶発・俱発:同時に起こること。また、二つ以上の犯罪が同時に発覚すること。
4.狗吠(くはい):(コウハイとも)狗が怪しいものを見て吠えること。また、その声。転じて、その主人に専心報いること。
デジタル大辞泉 狗吠:1 犬がほえること。また、その声。2.《「史記」淮陰侯伝から。犬が 飼い主以外にはほえるところから》主人にだけ仕えること。 *跖狗吠尭 *狗吠緇衣
5.遺緒(いしょ):先人の遺しておいた事業。
日本語表現辞典:いしょ:残された事業。「緒」は、「緒に就く」などの表現において、事業や物事といった意味を持つ語。いしょ【遺緒】:先人が残した事業。遺業。

<語選択問題(その14)> 
1.欣歓・欣驩(きんかん)
欣歓:歓欣(漢検2下つき):(大字源)よろこぶ。よろこび。=歓忻
下つき:欣驩(キンカン)・交驩(コウカン)
2.温凊(おんせい):冬は温かく夏は涼しくすること。父母に孝行する心がけにいう。
3.艶容(えんよう):柔和な容貌。従順な顔つき。
=参考=
(漢検2)婉容(エンヨウ):しとやかな姿。穏やかでおとなしい態度。
(漢検2熟語のみ)艶容:あでやかな顔や姿。艶姿。 
(漢検2)艶陽(エンヨウ):①はなやかな晩春のころ。 ②若々しく美しいこと。
4.結納(けつのう):①互いに心を通じて助けあうこと。②⇒(ゆいのう)
5.欠望・闕望(けつぼう)
(広辞苑)①不満足に思うこと。不平なこと。②こいねがうこと。
 大辞林 第三版 欠望・觖望:希望が満たされずうらみに思うこと。
👍👍👍 🐔 👍👍👍
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<29-3向け>語選択問題⑥

2017年12月29日 | 語選択
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ  :①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む>&<百里を行く者は九十を半ばとす> ★★★
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・気力・体力養成のため鳥見を再開・・・精力的に朝から動いているけど、連日だと疲れるな、やはり・・・。
・また、頭・脳への刺激のため、そろそろ実践的な復習も開始・・・模擬試験倉庫さんの模試を最初の回からやりだしてる・・・2つ、3つ、間違えるから丁度よい復習になってる。
・ということで、しばらく感(かま)けていたけど、今回の<29-3>に向けて学習したもののうち、出し残しの問題についても、あとすこし続けます。
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●(分野別問題)<29-3向け>模試でモれた問題を個別にお出ししています。
●漢検2熟語および広辞苑からなので為になると思います。
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<語選択問題(その11)> 
1.気高くすぐれていること。
2.税を割り当ててとりたてること。
3.あきらかないましめ。
4.その方に心が向いてゆくこと。尊び慕うこと。
5.おごりたかぶって、分に過ぎた振る舞いをすること。

<語群>
(きょうだい、きょうおう、しゅんしょう、かれん、きょうせん、へいかい、ふれん、けんれん)

<語選択問題(その12)> 
1.まじりあってひとつになること。
2.手紙または詩歌などを書き記す用紙。
3.光がひらめきかがやくこと。光がゆれて定まらないこと。
4.うまい酒。美酒。
5.役にたたない鈍才。自分の才能をへりくだっていうことば。

<語群>
(こんとん、ひど、ししゅ、とうとう、せんしゃく、とくせん、ほうはく、だかん)
👍👍👍 🐔 👍👍👍

ー解答ー
<語選択問題(その11)>
1.峻峭(しゅんしょう)
(漢検2)峻峭(しゅんしょう):①山などがけわしいこと。類)峭峻(ショウシュン) ②厳しいこと。 ③気高くすぐれていること。
2.賦斂(ふれん):税を割り当ててとりたてること。
3.炳誡(へいかい):あきらかないましめ。 *「炳戒」でも〇だろう・・・漢検2に書きかえ字とあるので・・・。
4.嚮往(きょうおう)
(漢検2)「①むかう。むく。「嚮往」」
デジタル大辞泉 嚮往:その方に心が向いてゆくこと。尊び慕うこと。「彼れ皆な私淑する所あり、務めて士風に―せり」〈雪嶺・偽悪醜日本人〉
嚮往とは(歴史民俗用語) ① その方に向かって行くこと。 ② 慕うこと。崇拝 すること。
*広辞苑:その方に向いていくこと。
5.驕僭(きょうせん)
広辞苑:おごって身分に過ぎたふるまいをすること。
デジタル大辞泉 驕僭:おごりたかぶって、分に過ぎた振る舞いをすること。

<語選択問題(その12)>
1.旁魄(ほうはく):①まぜて1つにすること。混同。②広くみちふさがるさま。広大で限りないさま。 *大辞林などは「“ボウハク”とも」とある。
(三省堂 大辞林)
ほうはく 【磅礴・旁礴・旁魄】〔「ぼうはく」とも〕
①まじりあってひとつになること。 「一切の感情は馳せて宗教に之いたり,而して其の-する所,遂に発して自然の文芸となれるものは/囚はれたる文芸 抱月」
② 広がり満ちあふれること。広がりふさがること。 「内攻して胸中に-鬱積する/浮雲 四迷」広がり満ちあふれるさま。 「此気魄は這裏(しやり)に-として蟠(わだか)まり/趣味の遺伝 漱石」
goo国語辞書
1 混じり合って一つ になること。「何事も両極が―して」〈岡本かの子・生々流転〉2 広がり満ちること。満ち ふさがること。「常に彼の中に―する芸術的感興に」〈芥川・戯作三昧〉
2.牘箋(とくせん):手紙または詩歌などを書き記す用紙。用箋。
3.閃鑠(せんしゃく):光がひらめきかがやくこと。光がゆれて定まらないこと。
(参考)―文例―
・ここにはいわゆる閃鑠たる光景があるように私には思われます・・・
・或いは薄霧の如く 或いは瑠璃の如く 日光これを射るや絢爛閃鑠すなわち五色を成す・・・
・閃鑠する青春像―武田泰淳著『才子佳人』―
4.旨酒(ししゅ):うまい酒。美酒。 *いじわる問題・・・卮酒(シシュ):さかずきに盛った酒。
5.罷駑(ひど) 
(漢検2下つき:罷駑(ヒド))
*罷駑(ヒド):(漢字源)①疲れてのろくなった馬。同)疲駑 ②役にたたない鈍才。自分の才能をへりくだっていうことば。
👍👍👍 🐔 👍👍👍
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<29-3向け>語選択問題⑤

2017年12月17日 | 語選択
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ  :①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む>&<百里を行く者は九十を半ばとす> ★★★
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●(分野別問題)<29-3向け>模試でモれた問題を個別にお出ししています。
●漢検2熟語および広辞苑からなので為になると思います。
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<語選択問題(その9)> 
1.敵をまちぶせして食い止めること。
2.恩にむくいて力をつくすこと。
3.非常に混雑すること。非常ににぎやかなこと。
4.すこし。ごくわずか。
5.きわめてさかんなこと。

<語群>
(こうおん、いんせい、ほうこう、りゅうたい、けんごう、とうねつ、ようやく、ようげき)

<語選択問題(その10)> 
1.さすらうこと。さまようこと。
2.地面または水面が広々としているさま。
3.空がくもって暗いこと。
4.わがままで怠けること。
5.ゆったりとしているさま。ゆるやかに動くさま。

<語群>
(どんらん、ようよ、ばんきょう、ゆうよう、ほうらん、もうめい、ひょうとう、おうそう)
👍👍👍 🐔 👍👍👍

=解答=
<語選択問題(その9)> 
1.要扼:敵をまちぶせして食い止めること。*「要“搤”」でもOKかどうかは不詳(熟語見当たらず)
*デジタル大辞泉 要扼:敵を待ちうけて防ぎ止めること。「且其土 必ず―に拠り、攻守の形勢に便なり」〈東海散士・佳人之奇遇〉
2.報効:恩にむくいて力をつくすこと。 *「効」が書けるかどうか・・・
*デジタル大辞泉 報効:功を立てて恩にむくいること。「久年の御恩に対し、 一日の―をも遂げず」〈樗牛・滝口入道〉 
cf.:報公:真剣に公事につとめること。(他のホウコウ):奉公、奉行(ホウコウ・ぶぎょう)
3.閙熱(トウネツ):非常に混雑すること。非常ににぎやかなこと。
(漢検2)下つき:喧鬧(ケントウ)・熱鬧(ネットウ)
 熱閙(ネットウ):広辞苑:人のこみあって騒がしいこと。
*大字源:ドウネツ・・・こみあって騒がしい。にぎやか。繁盛。
4.涓毫:すこし。ごくわずか。 (漢検2)「③わずか。すこし。「涓毫(ケンゴウ)」」
5.殷盛(インセイ):きわめてさかんなこと 

<語選択問題(その10)> 
1.漂蕩:①水にただよい動くこと ②さすらうこと。さまようこと。
2.万頃(バンケイ・バンキョウ):地面または水面が広々としているさま。 
*漢検2もアリ:「バンキョウ」とも読む。「頃」は中国の面積の単位で・・・略。
3.濛溟(モウメイ):空がくもって暗いこと。溟濛。 
*「溟濛」は漢検2にもアリ
4. (漢検2)放懶(ホウラン):(大字源:わがままで怠けること。放堕。)
5.容与;①ゆったりとのんびりしているさま ②ゆとりがあり、自由なさま
*デジタル大辞泉 容与:ゆったりとしているさま。ゆるやかに動くさま。「絳節(コウセツ)羽憧(ウドウ)その間に―たり」〈山中人饒舌・下〉 *絳節:(大字源)天子の使者の持つ赤色の旗。*羽憧(ウドウ):見当たらないが、文意からして「羽“幢”」の誤植ではないだろうか。しかも“ウトウ”と読むできではないだろうか・・・。「羽節(:天子から授かる使者のしるし)」という熟語はあるし・・・「羽“幢”」で、羽のついた幢(はた)という意味ではないか?
👍👍👍 🐔 👍👍👍
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<29-3向け>語選択問題④

2017年12月16日 | 語選択
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
☆☆☆今年のテーマ  :①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む>&<百里を行く者は九十を半ばとす> ★★★
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・今日は大腸の内視鏡検査&手術・・・5年ぶり4回目のポリープ除去手術・・・5ミリと4ミリの2個しかなかった・・・毎回やる病院が異なる(大阪、新宿、名古屋、我孫子)けど、今回が一番良かったかな?先生の手腕が・・・。
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●<29-3向け>模試は(その5)を残すのみ(配信準備完了)。・・・来週中ごろがよろしいかな・・・
●(分野別問題)模試でモれた問題を個別にお出ししています。・・・今回は久しぶりに語選択問題。
●漢検2熟語および広辞苑からなので為になると思います。
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<語選択問題(その7)> 
1.つづみを打つこと。
2.(曲がった木を)むしてまっすぐにすること。
3.思うままに各地を旅してまわること。
4.天からのさいわいを求めること。
5.男女の契りの固いことのたとえ。

<語群>
( らいぼん、じょうきょう、しょうら、しょうよう、しょうゆう、らいこ、かんろく、こうちょ)

<語選択問題(その8)> 
1.結論として従うべきこと。模範。
2.知徳をみがくこと。
3.価値の内、とるにたらぬ物。
4.星や月の光が、きらめくさま。
5.この世の栄華のはかないことのたとえ。

<語群>
(けんじょ、しき、かいむ、こうぎょく、せきとく、らんかん、かいじん、くんかい)

👍👍👍 🐔 👍👍👍

ー解答ー 
<語選択問題(その7)>
1.擂鼓 2.烝矯 3.縦遊 4.干禄 5.松蘿
(参考)
1.擂鼓
う(つ):擂鼓(ライコ) つづみを打つ *漢検2「②うつ。たたく。「擂鼓」」
*擂研:研は硯のこと、もとは、研磨の研を用いた。のち、分用して「硯」となった由。
*字通には「擂」の字なし・・・。
*漢検2大見出し:▲擂盆ライボン:すりばち。また、すりばち形の容器。
2.烝矯( じょうきょう): (曲がった木を)むしてまっすぐにすること *「“蒸”矯」でも〇だと思うが・・・。(漢検2)①むす。むれる。むしあつい。「烝矯」
3.縦遊:思うままに各地を旅してまわること。
デジタル大辞泉 縦遊:気のむくままに遊ぶこと。気ままに諸方をめぐり歩くこと。「恣意―する者あること少し」〈川井景一・横浜新誌〉
縦遊とは? あちこち思うままに遊ぶこと。「見物の場所等えは保護(ほうご)扶持して- し/新聞雑誌 3」 >>『三省堂 大辞林』
4.干禄:天からのさいわいを求めること
(広辞苑・漢検2)
干禄カンロク:①禄(武士の給与)を求めること。仕官を望むこと。 ②天からの福を求めること。天の恵みを願うこと。 *広辞苑は「①さいわいを求めること ②・・・」

5.松蘿(ショウラ):男女の契りの固いことのたとえ
(広辞苑)①松の木に絡まるかずら。転じて、 男女の契りの固いことにもたとえる。②サルオガセを乾した生薬。利尿薬。
(デジタル大辞泉) 松蘿 1 サルオガセの漢名。2 松の木に絡まる蔓(つる)。 男女の契りの固いことのたとえに用いる。「―の契り色深く」〈盛衰記・三九〉

<語選択問題(その8)>
1.指帰 2.攻玉 3.灰塵 4.闌干 4.槐夢
(参考)
1.指帰(シキ):(指し示すところに帰する意)結論として従うべきこと。模範。
結論として従うべきこと。模範。
2.攻玉:知徳をみがくこと。 
(広辞苑)攻玉:玉をみがくこと。転じて、知識をみがくこと。
3.灰塵:価値の内、とるにたらぬ物。
灰塵(カイジン):①灰と塵。滅び尽きるもの。②価値の内、とるにたらぬ物。
*灰燼(カイジン):灰と燃えかす。「―に帰(キ)す(すべてあとかたもなくなる)」
デジタル大辞泉 灰塵:灰と塵(ちり)。取るに足りないもの、価値のないもののたとえ。
4.闌干:星や月の光が、きらめくさま。
「闌干(ランカン): ③星や月の光が、きらめくさま。」は、「闌干」だけのようだ
*広辞苑にも「②星または月が輝いて、きらきらするさま」とある。
(漢検2)「闌干①「闌(てすり)」に同じ。 ②涙が、とめどなく流れ落ちるさま。 ③星や月の光が、きらめくさま。①「欄干」とも書く
 *広辞苑は①~③に加えて、「縦横に散り乱れるさま」もアリ。
*「ランカン」では、“てすり”の意味で、「闌干」「欄干」「欄杆」があるが、「瀾汗」には“てすり”の意味はナシ・・・。
(注)「闌干」には 「①「闌(てすり)」に同じ。 ②涙がとめどなく流れ落ちるさま。 ③星や月の光が、きらめくさま。」の意味があるので、②の意味では、瀾汗=闌干 となるようだ。
(漢検2)「瀾:なみ(波)。おおなみ。また、なみだつ。「瀾汗」「瀾漫」
  下つき:狂瀾(キョウラン)・波瀾(ハラン)        」
(大字源)
瀾汗(らんかん):①波の大きくうねるさま「洪濤瀾汗」 ②涙のはらはら流れるさま
「参考―既出記事―  
 *爛汗(ランカン):模様の彩りのさま(大漢和)
 *爛旰(ランカン):あざやかなさま。「爛汗」に同じ。(大漢和)
 (大字源)爛汗=爛旰=彩りの美しいさま
 (字 通)爛汗=あざやかなさま *「爛旰」は掲載ナシ。(漢字源)掲載ナシ。

<●涙のはらはら流れるさま
らんかん 瀾汗・闌干 たぶんどちらでも〇
(漢検2)「闌干①「闌(てすり)」に同じ。 ②涙が、とめどなく流れ落ちるさま。 ③星や月の光が、きらめくさま。①「欄干」とも書く
(大字源)
瀾汗(らんかん):①波の大きくうねるさま「洪濤瀾汗」 ②涙のはらはら流れるさま >

5.槐夢(カイム):この世の栄華のはかないことのたとえ。
槐夢(カイム):「南柯の夢」に同じ⇒はかない夢。また、この世の栄華のはかないことのたとえ。南柯の夢。槐安の夢。

👍👍👍 🐔 👍👍👍
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<29-3向け>語選択問題③

2017年12月08日 | 語選択
日本漢字能力検定(漢検) ブログランキングへ
<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
☆☆☆今年のテーマ  :①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む>&<百里を行く者は九十を半ばとす> ★★★
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
●<29-3向け>模試(その3)~(その5)・・・配信準備完了・・・いつ出しても良いのだけど、タイミングを迷うなあ・・・
●(続)模試でモれた語選択問題を個別にお出しします。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
<語選択問題(その5)> ・・・解答はすべて漢検2掲載熟語・・・
1.悲しんでやつれること。
2.口がきけない。また、口をつぐむ。だまる。
3.よしみを結ぶ。仲よくする。
4.民のひどい苦しみのたとえ
5.天子の住むところ

<語群>
( けかち、らんでん、けっかん、きでき、いんあ、いお、しょうすい、こうごう )

<語選択問題(その6)> ・・・解答はすべて国語辞典掲載熟語・・・
1.さまたげになること。さわり。
2.陰暦3月の称。
3.いいなずけ。結婚の約束をした相手
4.水などをこして清浄にすること。
5.たかぶりほしいままなこと。

<語群>
( もうしゅん、きょはい、こうれい、きょうけん、でんしゅん、ろっか、しょうそ、へいかん )
👍👍👍 🐔 👍👍👍

ー解答ー ゴチック部分の熟語です

<語選択問題(その5)>
1.悲しんでやつれること。
しょうすい :(漢検2)傷悴:悲しんでやつれること。「―しきった顔」
(漢検2)「憔悴」と書けば、病気や心配などでやつれる意。
憔悴(ショウスイ):心痛や病気のため、やせておとろえること。やつれること。「―しきった顔」
2.口がきけない。また、口をつぐむ。だまる。
いんあ 喑啞
(漢検2)②声を失って、話すことができない。「喑啞(インア)」
喑啞(インア):(大字源)①口がきけない。また、口をつぐむ。だまる。
②怒気をふくむ。喑噁(インオ)
3.よしみを結ぶ。仲よくする。
けっかん 結歓(漢検2)・結驩:(大字源)よしみを結ぶ。仲よくする。結好。
*広辞苑にはナシ。
4.饑溺(キデキ)
(漢検2)②うえる。ひもじい。ひだるい。「饑窮」「饑溺(キデキ)」
饑窮=うえて苦しむ、饑溺(キデキ)=うえることと溺れること→民のひどい苦しみのたとえ(大字源)
5.鸞殿:(大字源)天子の御殿(天子の住宅、住むところ)
(漢検2)③天子の車。また、天子のものに冠する語。「鸞駕(ランガ)」「鸞殿」
 「鸞駕」「鑾駕」は両方とも掲載アリ。「鸞殿」には「“鑾”殿」ナシ・・・
*大字源も「鸞殿」のみ。(「鸞駕」には“同)鑾駕”とあるのに・・・要注意!

<語選択問題(その6)>
1.さまたげになること。さわり。
しょうそ 障阻
障阻(ショウソ):さわり。さまたげ。邪魔。
大辞林 第三版 障阻:さまたげになること。さわり。障害。
2.陰暦3月の称。
でんしゅん 殿春(デンシュン):陰暦3月の称。 *「孟春(モウシュン)」は、①春のはじめ、初春。②陰暦正月の異称。
3.許配(キョハイ):いいなずけ。許嫁(キョカ・いいなずけ)
(漢検2)〈許嫁〉・〈許婚〉いいなずけ:①結婚の約束をした相手。フィアンセ。 ②幼少の時に双方の親どうしが結婚の約束をしておくこと。また、その当人どうし。
4.水などをこして清浄にすること。
ろっか 漉過
漉過(ロッカ・ロクカ):こすこと。濾過。 水その他の水溶液をこして混じり物を除くこと。水などをこして清浄にすること。
漉す・濾す:滓などを取りわけるため細かい目を通す。濾過する。
(漢検2)漉す:こ-す:液体状のものを砂や紙に通して、不純物やまじり物を取り除く。濾過(ロカ)する。「茶を―す」
5.たかぶりほしいままなこと。
きょうけん 驕蹇(キョウケン):たかぶりほしいままなこと。
(当ブログ:驕逸・驕佚(きょういつ):おごりたかぶって、ほしいままにすること 驕泰=驕蹇 ≒驕傲  cf:傲慢:おごり高ぶって人をあなどること。見下して礼を欠くこと。 )
👍👍👍 🐔 👍👍👍
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<29-3向け>語選択問題②

2017年12月07日 | 語選択
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ  :①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む>&<百里を行く者は九十を半ばとす> ★★★
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●<29-3向け>語選択問題①からだいぶ経過していますが、模試問題作成も一段落しましたので、模試でモれた語選択問題を個別にお出しします。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
<語選択問題(その3)> ・・・解答はすべて漢検2掲載熟語・・・
1.文章の修辞・虚飾が多くて実用の伴わないこと。
2.いばらの門(貧しい住居の意)
3.天子の威光
4.他人より秀でてぬきんでること。他を追い越すこと。
5.いつまでも古い習慣にこだわって、進歩がないこと
<語群>
( えいしゅ、しゅしゅ、いりょう、こうもん、ひつもん、てんこく、がいつ、ろうじん )

<語選択問題(その4)> ・・・解答はすべて国語辞典掲載熟語・・・
1.たたかい争うこと。
2.税を割り当ててとりたてること。
3.極めて短い時間。わずかの間。
4.賢明な人が世にかくれていること。
5.恩に報いること。
<語群>
( がこ、りょうせん、だんしきょう、しょうだつ、ふれん、けっそう、とうじょう、ほれん )
👍👍👍 🐔 👍👍👍

ー解答ー ゴチック部分の熟語です

<語選択問題(その3)>
1.文章の修辞・虚飾が多くて実用の伴わないこと。
てんこく 篆刻
篆刻:①木・石・金などに印をほること。その文字に多く篆書をもちいるからいう。②文章の修辞・虚飾が多くて実用の伴わないこと。 *他の辞典では調べた限りでは②の意味は書いていないようだが・・・
(漢検2)
篆刻(テンコク):石や木、金属に文字を刻むこと。その文字に、多く篆書体を使ったことから。 ***漢検2には広辞苑の意味②の説明はナシ***

2.篳門:いばらの門(貧しい住居の意)
(漢検2)篳: 意味①まがき。しば・竹・いばらなどで編んだ垣。「篳門」
いばら:篳門(ヒツモン)=いばらの門(貧しい住居の意)
3.天子の威光
いりょう 威稜
(漢検2)稜威(リョウイ)・威稜(イリョウ)
②みいつ。おごそかな威光。「稜威」  下つき:威稜(イリョウ)
〈稜威いつ>:①神聖であること。斎(い)み清められていること。 ②威勢の激しいこと。威力が強いこと。「厳」とも書く。「リョウイ」と読めば、天子の威光の意になる。
(広辞苑)「稜威」:天子の威光。みいつ。
デジタル大辞泉 威稜:天子の威光。稜威。みいつ。
4.他人より秀でてぬきんでること。他を追い越すこと。
駕軼
(漢検2)「駕:④しのぐ。のりこえる。「駕軼(ガイツ)」「凌駕(リョウガ)」」
大辞林 第三版 駕軼:他人より秀でてぬきんでること。他を追い越すこと。
5.いつまでも古い習慣にこだわって、進歩がないこと
しゅしゅ 守株 *大辞泉だと「株守」ともあるが・・・
守株(シュシュ) *漢検2熟語あり
古い習慣を固守して時に応じる能力のないこと。少しの進歩もないこと。
デジタル大辞泉 - 守株/株守:いたずらに古い習慣を守って、 時に応じた物事の処理ができないこと。
【故事成語】守株(しゅしゅ):いつまでも古い習慣にこだわって、進歩がないこと。


<語選択問題(その4)>
1.たたかい争うこと。
とうじょう 闘諍:たたかい争うこと。闘争  
漢検2:諍論(ジョウロン)  *他の国語辞典なども“トウジョウ”・・・
*「諍(ソウ、ショウ)」に“ジョウ”音はないが、「諍論(ジョウロン)」だけでなく、もうひとつ、ジョウ音で読む熟語を見つけた。
2.賦斂(フレン):税を割り当ててとりたてること。
3.極めて短い時間。わずかの間。
だんしきょう 弾指頃
弾指(ダンシ):(タンジとも)仏)①・・・②極めて短い時間。わずかの間。弾指頃(ダンシキョウ)。「・・・の間(カン)」
(漢検2)
弾指(ダンシ):仏) ①曲げた指の先を親指のはらにあて、強くはじいて音を出すこと。警告や歓喜などの場合に行った。つまはじき。 ②きわめて短い時間。「―の間(カン)」*②:指を一回はじくほどの意。「タンジ」とも読む。
4.賢明な人が世にかくれていること。
りょうせん 竜潜
竜潜(リュウセン・リョウセン):(竜が潜む意)賢明な人が世にかくれていること。
デジタル大辞泉 竜潜:《竜が水中にひそんでいる意から》英雄・賢人が 世に出ないで隠れていること。また、天子がいまだ位に就かないでいること。また、その時期や、その人。りゅうせん。
5.恩に報いること。
けっそう :結草
結草:①恩に報いること。②草の庵を造り、隠遁生活をすること。③草を結んで占うこと。
「結草啣環(銜環)(ケッソウガンカン)」:報恩のこと。「結草」は、娘を助けられた老人が草を結んで恩人の武士の敵を草で躓かせた故事、「啣環(ガンカン)」は、自分を助けてくれた黄雀がその恩人に4つの白環を与えた故事。「啣環」は同じ意味で「銜環」とも書く。
👍👍👍 🐔 👍👍👍
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<29-3向け>語選択問題① ~修正あります~

2017年11月29日 | 語選択
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ  :①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む>&<百里を行く者は九十を半ばとす> ★★★
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●本日の<語選択問題 その1>を以下のとおり修正しています・・・修正点はゴチックにしたところです・・・以前の問題ですと、語群の中に違う解答もあることはありますが、意図していた問題&解答とは別のものになってました・・・切り貼りしているときに間違っちゃったようです。大変失礼いたしました・・・意図していた問題&解答とは、漢検2に熟語だけあって意味説明などのないものをあえて問題化することにありました。(以前の問題ですと、大見出しにあるし、説明も入っています。)

(語選択問題 その1)
1.父兄が子弟をまもり育てる恩徳
2.話などがよどみなく進むさま
3.傾きくつがえること。失敗すること。
4.かまどで煮たきすること。転じて、生計を立てること。
5.まねきむかえてやとうこと。たのんでやとうこと。
<語群>
( へいれい、ようへい、しょうけつ、さち、えんてん、ふいく、きょか、しょうそ )
👍👍👍 🐔 👍👍👍
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<29-3向け>語選択問題①

2017年11月29日 | 語選択
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ  :①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む>&<百里を行く者は九十を半ばとす> ★★★
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●またまた突然ですが、今度は語選択問題も復習開始・・・これも、だいぶ、溜まっちゃってる・・・。
●解答はすべて漢検2掲載熟語です。お役に立つと思います。これまでのオアソビはほとんどやめて、まじめにやっていこうと思います(笑)
●自分の復習、短期記憶の回復も兼ねています(笑)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(語選択問題 その1)
1.父兄が子弟をまもり育てる恩徳
2.話などがよどみなく進むさま
3.傾きくつがえること。失敗すること。
4.かまどで煮たきすること。転じて、生計を立てること。
5.まねきむかえてやとうこと。たのんでやとうこと。
<語群>
( へいれい、ようへい、しょうけつ、さち、えんてん、ふいく、きょか、しょうそ )

(語選択問題 その2)
1.心を落ち着けて、ひたすら考えること。
2.市中のみち、ちまた。
3.一方で親しみ、他方で悪く言うこと。
4.驚いて目がくらむ
5.雄がも。(一説に雄鶏。)
<語群>
( ふけい、ふおう、わざん、がいく、しんげん、がいはく、せんしん、めんげん)

ー解答ー *下記のゴチックのところです。

(語選択問題 その1)
1.父兄が子弟をまもり育てる恩徳。
ふいく 覆育(フイク):(フウイクとも)(広辞苑)天地が万物をおおい育てること。また、父兄が子弟をまもり育てる恩徳。
 (漢検2)△覆育(フイク):天地が万物をおおって守り育てること。「フウイク・フクイク」とも読む。(参考) 扶育:世話をして育てること。 傅育:かしずき育てること。

2.話などがよどみなく進むさま。
えんてん 宛転
(漢検2・広辞苑)
宛転:①ゆるやかな曲線を描くさま。特に、まゆが美しく弧を描いているさま。「―として大河は下る」 ②話などがよどみなく進むさま。「エンデン」とも読む。

3.傾きくつがえること。失敗すること。
しょうけつ 猖獗・猖蹶
(漢検2)猖獗・猖蹶
①悪いものが激しい勢いではびこるさま。猛威をふるうこと。「黒死病が―をきわめた」 ②激しくくつがえること。荒れて失敗すること。
(広辞苑)①たけくあらあらしいこと。わるいものの勢いの盛んなこと。②傾きくつがえること。失敗すること。

4.かまどで煮たきすること。転じて、生計を立てること。
きょか 挙火
(漢検2)①あげる。もちあげる。「挙火」「挙手」
(広辞苑)①(炊事の火を燃やす意から)生計をたてること。②・・・
デジタル大辞泉 挙火:1 かまどで煮たきすること。転じて、生計を立てる こと。2 昔、朝鮮で国王への直訴の際にとられた方法。

5.まねきむかえてやとうこと。たのんでやとうこと。
傭聘(ヨウヘイ)(漢検2下つき)
(広辞苑)まねきむかえてやとうこと。たのんでやとうこと。 
(ダミー用)
聘礼(へいれい):人を招くのに礼をもってすること。また、その礼物。 婚約の礼物。ゆいのう。・・・

(語選択問題 その2)
1.心を落ち着けて、ひたすら考えること。
 せんしん 潜心
(広辞苑)心を落ち着けて、ひたすら考えること。没頭。
(漢検2)③心を落ち着ける。「潜心」「沈潜」
 *広辞苑では「潜心」と「専心」は別項。意味が違うようだ。
 専心:その事だけに心を注ぐこと。専念。

2.市中のみち、ちまた。
がいはく 街陌
(漢検2)下つき:街陌(ガイハク)・阡陌(センパク)
<陌:ハク、バク、みち、あぜみち、まち> *ハク(慣用音)バク(漢音)
・みち、あぜみち:阡陌、陌阡、街陌=市中のみち、ちまた。

3.一方で親しみ、他方で悪く言うこと。
わざん 和讒 *他の意味もあるので注意。
(漢検2)下つき:謗讒(ボウザン)・和讒(ワザン)
・漢検2掲載熟語の意味(大見出し以外)・・・大字源から・・・
讒慝(ザントク):よこしま。邪悪。また、その人。
謗讒(ボウザン):そしる。そしり。讒謗。
和讒(ワザン) :一方で親しくし、一方で悪口をいう。表面は親しくし、陰でそしること。
 *広辞苑:①一方でやわらぎ親しんで、他方でそしりおとしいれること。讒言。
      ②讒言のために不和となったとき、実情を述べて再びやわらぎ親しむこと。また、実情を述べて弁明すること
      ③仲介すること。とりなすこと。
      ④密語すること。内談すること。
大辞林 第三版 わざん【和讒】
①一方に取り入るために他方を悪くいうこと。讒言ざんげん。 「人の-をかまへて申しつらん/義経記 6」②助言。また、仲介。 「 -有りて無為に属す/実隆公記」
他国語辞典
1 一方で親しみ、他方で悪く言うこと。讒言。中傷。悪口。
「人の―を構へて申し候ひつらん」〈義経記・六〉
2 讒言・中傷のための不和状態をとりもってなごめること。仲介。
「予―して云はく」〈明月記・正治二年〉
(大字源)一方で親しくし、一方で悪口をいう。表面は親しくし、陰でそしること。

4.驚いて目がくらむ
しんげん (漢検2下つきのみ)震眩(シンゲン):(大字源)驚いて目がくらむ。

5.雄がも。(一説に雄鶏。)
ふおう 鳧翁(フオウ):(大字源)①雄がも。一説に雄鶏。②かもの首の毛。翁は、首の上の毛。
(漢検2)
①かも(鴨)。まがも。カモ科の鳥。「鳧翁」 ②けり。チドリ科の鳥。
👍👍👍 🐔 👍👍👍
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語選択問題 ~頭の体操~

2017年11月08日 | 語選択
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
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●突然ですが、<語選択問題 ~頭の体操~> *すべて、国語辞典に掲載されている熟語です・・・
<頭の体操その1>
1.娘盛りな頃
2.不得要領または無茶苦茶なこと
3.きわめて短い時間。刹那刹那。
4.焼き芋のこと
5.年の暮。12月。

<語群>
(ねんかん、はちりはん、にゃんにゃん、ねんよ、にく、ねんねん、にゅうががにゅう、ぼんがいちにょ )

<頭の体操その2>
1.うわべだけの交わり。
2.オベリスク。古代エジプトの記念碑。
3.米の異称。
4.小男であるが芸に堪能な者のたとえ。
5.聞き入れないこと。聞捨てにすること。

<語群>
(にしゅばん、そとうちゅう、はちぼく、こうゆう、にがい、めんゆう、ほうせんとう、きゃくもん )
👍👍👍 🐔 👍👍👍

<頭の体操その1>
1.二九(ニク):18.また、18歳。娘盛りの年ごろ。「二八(ニハチ):16。また、16歳。娘盛りの年ごろ。」ってのもある・・・。
2.入我我入(ニュウガガニュウ):①(仏)・・・②(汝が我か、我が汝かの意から)どちらとも解されること。不得要領または無茶苦茶の意。
3.念念(ネンネン):①(仏)きわめて短い時間。刹那刹那。一瞬一瞬。②一刹那一刹那におこる思い。一念一念。
4.八里半(ハチリハン):焼芋の異称。栗(九里)に近い美味。また、栗(九里)より(四里)うまいとして、十三里ともいう。焼芋屋の看板に用いる。 
5.年関(ネンカン):(歳末は債務をのばせないので、これを関所にたとえていう)年の暮。12月。

<頭の体操その2>
1.面友(メンユウ):表面だけの友人。顔を知っているだけで親しみのない友人。うわべだけの交わり。
2.方尖塔(ホウセントウ)・方尖柱(ホウセンチュウ):オベリスク(obeiisk)。古代エジプトの記念碑。(ギリシャ語で焼串の意)
3.八木(ハチボク):①松、竹・・・の称。②(「米」の字を分ければ「八木」となるからいう)米の異称。
4.二朱判(ニシュバン):①~ ②(二朱判金は小さいが品質の良いところから)小男であるが芸に堪能な者のたとえ。 
             *二朱判金:江戸時代の金貨の一。・・・二朱金。(参考)二朱判銀:江戸時代の銀貨の一。・・・二朱銀。南鐐。
5.耳外(ニガイ):耳の外。転じて、耳の内に入れないこと。聞き入れないこと。聞捨てにすること。 *“ニ”は現行音ナシ、また、“ジガイ”読みはナシ・・・。*他の国語辞典も同様。(なお、大字源では“ニ”は呉音。ただし、“ニ”音熟語の掲載ナシ)
👍👍👍 🐔 👍👍👍
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29-2向け <語選択問題 おさらい+α(上級者用> その15&その16(完)

2017年09月30日 | 語選択
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
☆☆☆今年のテーマ  :①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む>&<百里を行く者は九十を半ばとす> ★★★
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・標準的な語選択問題(おさらいα&β)は終了しました・・・<語選択問題 おさらい+α(上級者用>も、これでオシマイです。
・上級者向けに“おさらい”問題を提供しています・・・漢検2メインで、一部、広辞苑・大字源などから出題しています・・・
・腕試しにどうぞ・・・勿論、どなたでもチャレンジしていただいて結構です・・・

<語選択問題-上級者用- その15>
1.思うままに行うこと。勝手に行うこと。
2.才能と度量
3.粗末な家。わび住まい。
4.取り扱って処理すること
5.年老いて体を動かすのが大儀なこと・
<語群>
( しだい、ききょく、ろうらん、もうもう、おういつ、しょうり、さいひ、ほうせん )

<語選択問題-上級者用- その16>
1.おごる。ぜいたく。
2.学問などをうわべだけ受け入れ、身に着いていないこと
3.舞人の衣の袖の翻るさま。また、がさがさと音を立てるさま。
4.物をむさぼり、財物をむさぼること。転じて、欲張ること。
5.きらいうたがう。うたがいにくむ。
<語群>
( がさ、したい、ばさ、けんさい、たんれい、ふじゅ、てっとう、ぼうれい )
👍👍👍 🐔 👍👍👍

(補足説明)ー解答は末尾ー
ー補足説明 ◎漢検2関連 ●広辞苑または大字源などからー

<語選択問題-上級者用- その15>
●横逸・横佚(おういつ):思うままに行うこと。勝手に行うこと。
●器局(ききょく):才能と度量。器量。
(漢検2)②心の広さ。才能。「器才」「器量」
(参考)器才:大辞林:すぐれた器量と才能。 局量:(広辞苑)人を容れる度量。襟度。
◎柴扉(さいひ):(広辞苑)①柴のとびら。柴の戸。柴門。②転じて、わびずまい。
(漢検2)柴扉(サイヒ):①しばで作ったとびら。しばの戸。類)柴戸・柴門 ②粗末な家。わび住まい。
●掌理(しょうり):(広辞苑)取り扱って処理すること。
◎老懶(ろうらん):年老いて体を動かすのが大儀なこと・・・「老懶の身・・・」
(漢検2)下つき:・・・放懶(ホウラン)・老懶(ロウラン)・・・

(解答)
1.横逸・横佚 2.器局 3.柴扉 4.掌理(しょうり) 5.老懶

<語選択問題-上級者用- その16>
●侈泰(したい):(大字源)おごる。ぜいたく。奢侈。
(当ブログ)<侈:シ、おご(る)、ほしいまま、おお(きい)、ひろ(い)>
・おご(る) :侈泰、侈驕、侈靡(シビ)=身分にすぎたおごり
・ほしいまま :侈邪=侈肆=放恣、侈遊=縦遊
・おお(きい):侈言=大言、侈口=大口、侈辞=おおげさな語、侈富=ゆたか、侈闊=広大
・ひろ(い) :侈大=広大にする、侈闊=広大
*侈泰=倨傲
(参考)
 華侈(かし):(大字源)はででぜいたく。華奢(かしゃ)。(広辞苑)派手でぜいたくなこと。華奢(かしゃ)。
(漢検2)下つき:華侈(カシ)
●膚受(ふじゅ):(大字源)①学問などをうわべだけ受け入れ、身に着いていないこと。 ②膚受之愬(フジュのソ、フジュのうったえ)に同じ。 
         *漢検2はナシ。
(大辞林)
●ばさ【婆娑】〔「婆娑」は当て字〕
①舞人の衣の袖の翻るさま。 「舞や-として、歌堂に満つ/読本・弓張月 拾遺」
②影などの乱れ動くさま。 「破芭蕉の大きな影が-として斜に映つてゐる/戯作三昧 竜之介」
③ものに風や雨などが当たってがさがさと音を立てるさま。 「古傘の-と月夜の時雨哉/蕪村句集」
◎餮饕(てっとう):(大字源)食物をむさぼり、財物をむさぼること。転じて、欲張ること。饕も、むさぼる意。饕餮(とうてつ)。 *問題集では「貪欲なことを餮饕という」の読み。
(漢検2)下つき:餮饕(テットウ)  下つき:饕餮(トウテツ)
【饕餮】トウテツ ①財貨・金銭をむさぼること。「饕餮仙(欲深い道士をそしっていう 言葉)」 ②凶悪な者のたとえ。 ③怪獣の名。
*広辞苑には「饕餮文」はアリ。
◎(漢検2)下つき:嫌猜(ケンサイ)
ウイキ:あれこれと気を回して、信用できない。疑いきらうこと。「勿受外嫌猜=外の嫌猜を受くる勿かれ」〔杜甫・示従孫済〕
大字源:きらいうたがう。うたがいにくむ。

(解答)
1.侈泰 2.膚受 3.婆娑 4.餮饕 5.嫌猜
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29-2向け <語選択問題 おさらい+α(上級者用> その13&その14

2017年09月29日 | 語選択
日本漢字能力検定(漢検) ブログランキングへ
<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
☆☆☆今年のテーマ  :①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む>&<百里を行く者は九十を半ばとす> ★★★
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・標準的な語選択問題(おさらいα&β)は終了しました・・・
・上級者向けに“おさらい”問題を提供しています・・・漢検2メインで、一部、広辞苑・大字源などから出題しています・・・
・腕試しにどうぞ・・・勿論、どなたでもチャレンジしていただいて結構です・・・

<語選択問題-上級者用- その13>
1.わずかな長さ
2.左右から助けること
3.真心に感じること。通じ合うこと。 
4.天の最も高い所。 
5.無心の世界。無の境地。
<語群>
( てんがい、きゅうしょう、たいげん、ふすん、げんこう、かんぷ、きょうほ、ほうすん )

<語選択問題-上級者用- その14>
1.目のとどくかぎり。見渡すかぎり。
2.手足などの筋肉が収縮すること
3.しげりはびこること
4.あふれるほど盛んなこと
5.宰相が国を治めること
<語群>
( せんぼう、こうれん、おういつ、じんれん、きょくもく、しょうり、はんえん、まんえん )
👍👍👍 🐔 👍👍👍

(補足説明)ー解答は末尾ー
ー補足説明 ◎漢検2関連 ●広辞苑または大字源などからー

<語選択問題-上級者用- その13>

●膚寸(ふすん):(大字源)わずかな長さ。膚は、四本の指を並べた長さ。寸は、指一本の長さ。 同)扶寸
 *方寸(ほうすん):①一寸四方。転じて、ごくせまいところ。②こころ。心中。胸中。
◎夾輔(きょうほ):(広辞苑)左右から助けること
(漢検2)①はさむ。さしはさむ。「夾撃」類)挟 ②はさまる。まじる。「夾雑」 ③たすける。「夾輔(キョウホ)」

◎感孚(かんぷ):真心に感じること、通じ合うこと  *孚:フ、かえ(す)、まこと、はぐく(む)  (漢検2)下つき「感孚(カンプ)」
●九霄(きゅうしょう):天の最も高い所。九天。 ⇔九地
◎太玄:大辞林 太玄:無心の世界。無の境地。 「 -の閽もんおのづから 開けて、此華やかなる姿を、幽冥ゆうめいの府に吸ひ込まんとするとき/草枕 漱石」 ...
(漢検2)下つき:淵玄(エンゲン)・青玄(セイゲン)・太玄(タイゲン)・幽玄(ユウゲン)
(大字源)①虚無恬淡の道家の道。②太玄経に同じ。書名。易経をまねてつくったもの。
(解答)
1.膚寸 2.夾輔 3.感孚 4.九霄 5.太玄

<語選択問題-上級者用- その14>

●極目(きょくもく):目のとどくかぎり。見渡すかぎり。
(ダミー)瞻望:遠くを見渡す,遠望する。大辞泉 瞻望:遠く見渡すこと。「偕に戸外に出でて―し たり」〈鴎外訳・即興詩人〉
 「瞻望」は 仰ぎ見て尊敬すること
◎拘攣(コウレン)(漢検2):手足などの筋肉が収縮すること。類)痙攣(ケイレン)
ブログ:③攣拘=拘攣(コウレン):つなぎしばられる。拘束。官職や道徳その他にしばられて自由に行動できないこと。筋肉が収縮して、手足や首などが曲がって伸びないこと

●蕃衍・繁衍(はんえん):しげりはびこること
◎横溢・汪溢(おういつ):①水のみなぎりあふれること。②あふれるほど盛んなこと。「元気・・・」
(漢検2)汪溢(オウイツ):満ちあふれること。「元気が―する」 「横溢」とも書く。
◎燮理(しょうり):(広辞苑)やわらげおさめること。ほどよくととのえること。宰相が国を治めることにいう。
(漢検2)燮理(ショウリ):①やわらげおさめること。調和させて整えること。「陰陽を―する」 ②宰相が国を治めること。

(解答)
1.極目 2.拘攣 3.蕃衍・繁衍 4.横溢・汪溢 5.燮理

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29-2向け <語選択問題 おさらい+α(上級者用> その11&その12

2017年09月28日 | 語選択
日本漢字能力検定(漢検) ブログランキングへ
<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ  :①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む>&<百里を行く者は九十を半ばとす> ★★★
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・標準的な語選択問題(おさらいα&β)は終了しました・・・
・上級者向けに“おさらい”問題を提供しています・・・漢検2メインで、一部、広辞苑・大字源などから出題しています・・・
・腕試しにどうぞ・・・勿論、どなたでもチャレンジしていただいて結構です・・・

<語選択問題-上級者用- その11>
1.薪を取ることと草を刈ること。転じて、いなかの人の生活のわざ。
2.勢いが激しくさかんなこと。活気のあること。
3.どもって容易に発言しないさま 
4.ふさがる。また、気がふさいでくるしむ。ふしあわせ。
5.同類が集まって進むこと
<語群>
( きょうきょう、しょうき、いしん、がいがい、しじょう、いんやく、しょうそ、さいしん) 

<語選択問題-上級者用- その12>
1.文章のあやのあざやかなさま
2.鶯が枝から枝へうつって鳴くさまのたとえ
3.才能を隠して世をのがれ隠れること
4.性質がきびしくただしいこと。厳格で道理をまげないこと。
5.才気があってすぐれていること 
<語群>
( けんらん、てきとう、かいとく、かんえん、きょうせん、おうさ、しょうちょく、がんろう ) 
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(補足説明)ー解答は末尾ー
ー補足説明 ◎漢検2関連 ●広辞苑または大字源などからー

<語選択問題-上級者用- その11>

◎樵蘇(しょうそ):①薪を取ることと草を刈ること ②転じて、いなかの人の生活のわざ。
(漢検2大見出し)樵蘇(ショウソ):たきぎを拾うことと草刈りをすること。また、その人。
◎熾盛(しじょう・しせい):火が燃え上がるように盛んなこと。気勢の盛んなさま。(漢検2「シセイ」火の燃え上がるように、勢いが激しくさかんなこと。活気のあること。 「シジョウ」とも読む。

●艾艾(がいがい):どもって容易に発言しないさま *(魏の鄧艾がどもって自分の名をいうのに「艾」を重ねた故事に基づく)
(漢検2)下つき:耆艾(キガイ)・蒿艾(コウガイ)・沛艾(ハイガイ)・蓬艾(ホウガイ)・幼艾(ヨウガイ)
蒿艾(コウガイ):(大字源)草の名。よもぎぐさ。
<艾:ガイ、よもぎ、もぐさ、としよ(り)、か(る)、おさ(める)>
・よもぎ:蒿艾(コウガイ)、蓬艾、艾葉=(もぐさを作る)よもぎの葉、艾酒
・もぐさ:艾灸、艾火、艾灼(ガイシャク)=もぐさを焼く、灸をすえる、艾気=②もぐさの臭い
・としよ(り):艾耆(ガイキ)・耆艾=50、60歳の老人のこと(「艾」は50歳)、幼艾、艾者=50歳の人・老人、艾老、艾年=50歳
・か(る):艾殺=刈る、殺す、平らげる、艾絶=刈りたやす=刈絶
・おさ(める):艾安、艾康
・その他:艾艾(ガイガイ)=どもりの人の語、艾気=①どもりの口気 (②もぐさの臭い)
◎湮厄(いんやく)(漢検2小項目)
 (大字源)湮厄・湮阨(いんやく):ふさがる。また、気がふさいでくるしむ。ふしあわせ。
●彙進(いしん):同類が集まって進むこと

(解答)
1.樵蘇 2.熾盛 3.艾艾 4.湮厄・湮阨 5.彙進

<語選択問題-上級者用- その12>

●奐焉(かんえん):文章のあやのあざやかなさま
◎鶯梭(おうさ):鶯が枝から枝へうつって鳴くさまを、機の梭(ひ)を左右にくぐらせるのにたとえていう語。
(漢検2)下つき:鶯梭(オウサ)
 *雁字鶯梭(がんじおうさ):漢詩文の字句を修飾すること
 (雁の空中を飛ぶ列を文字に見立て、鶯の樹間を飛びかうさまを織機の梭(ひ)にたとえていう)
△晦匿(かいとく):才能を隠して世をのがれ隠れること
(漢検2)晦蔵(カイゾウ):①自分の才能や知識などを目立たぬように隠すこと。類)韜晦(トウカイ)
              ②物資や資源などがうずもれていること。
●峭直(しょうちょく):性質がきびしくただしいこと。厳格で道理をまげないこと。峻厳
◎俶儻:(漢検2)俶:㊁テキ: すぐれる。ひいでる。◎「俶儻(テキトウ)」
(広辞苑):①才気があってすぐれていること ②独立していて拘束されないこと。不羈(ふき)。
(当ブログ)・すぐ(れる):俶儻(テキトウ)=卓異の人

(解答)
1.奐焉 2.鶯梭 3.晦匿 4.峭直 5.俶儻
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29-2向け <語選択問題 おさらい+α(上級者用> その9&その10

2017年09月27日 | 語選択
日本漢字能力検定(漢検) ブログランキングへ
<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
☆☆☆今年のテーマ  :①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む>&<百里を行く者は九十を半ばとす> ★★★
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・標準的な語選択問題(おさらいα&β)は終了しました・・・
・上級者向けに“おさらい”問題を提供しています・・・漢検2メインで、一部、広辞苑・大字源などから出題しています・・・
・腕試しにどうぞ・・・勿論、どなたでもチャレンジしていただいて結構です・・・

<語選択問題-上級者用- その9>
1.たすけて成就させること
2.精白しない米
3.死を覚悟して直言すること  
4.禅家で礼をしかえすこと
5.人をごまかすようなこと。いんちき。

<語群>
( しかん、まいし、ひっせい、とうべい、わんれい、らつりょう、ちょぼ、としょう ) 

<語選択問題-上級者用- その10>
1.姿の優れて立派なさま 
2.(この洞穴に古書千巻を蔵してあったという故事から)書籍を多く蔵する所。蔵書室。
3.水草の類
4.円満にやわらぐこと
5.ひとみ、くろめ。

<語群>
( めいぼう、せいぼう、にゆう、ゆうわ、こんわ、ひんそう、はいがい、がいがい ) 

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(補足説明)ー解答は末尾ー
ー補足説明 ◎漢検2関連 ●広辞苑または大字源などからー

<語選択問題-上級者用- その9>
●弼成(ひっせい):たすけて成就させること
●糲糧(らつりょう):精白しない米
◎昧死(まいし):死を覚悟して直言すること  *上奏文に使用する決まり文句 *「昧」は「おかす」意。
(漢検2)昧死(マイシ):死を覚悟で君主などに真実を直言すること。中国で、君主に上奏する文に用いた語。
 (注)ダミー「尸諫・屍諫(しかん)」は、しかばねとなって、すなわち一命を捨てて、主君をいさめること。

◎還礼(わんれい):禅家で礼をしかえすこと、答拝(とうはい・たっぱい)、回礼。*還(ワン)は唐音。
(漢検2)還礼(ワンレイ):禅家で、礼を返すこと。 「ワン」は唐音。
●蒲戯(ほぎ):ばくち。◎樗蒲(ちょぼ)。◎博奕。
(漢検2)◎樗蒲(チョボ):「樗蒲一」の略。
     樗蒲一(チョボイチ):①中国から伝わった賭博(トバク)の一種。一つのサイコロで出る目を一つ予測し、当たれば賭(か)け金の四倍が戻るもの。 ②人をごまかすようなこと。いんちき。 「樗(ごんずい)」と「蒲(かわやなぎ)」の実をサイコロとして用いたことから。「チョボ」ともいう。

(解答)1.弼成 2.糲糧 3.昧死 4.還礼 5.樗蒲 

<語選択問題-上級者用- その10>
◎沛艾(はいがい):姿の優れて立派なさま  
(漢検2)下つき:耆艾(キガイ)・蒿艾(コウガイ)・沛艾(ハイガイ)・蓬艾(ホウガイ)・幼艾(ヨウガイ)
     蒿艾(コウガイ):(大字源)草の名。よもぎぐさ。
(当ブログ)
<艾:ガイ、よもぎ、もぐさ、としよ(り)、か(る)、おさ(める)>
・よもぎ:蒿艾(コウガイ)、蓬艾、艾葉=(もぐさを作る)よもぎの葉、艾酒
・もぐさ:艾灸、艾火、艾灼(ガイシャク)=もぐさを焼く、灸をすえる、艾気=②もぐさの臭い
・としよ(り):艾耆(ガイキ)・耆艾=50、60歳の老人のこと(「艾」は50歳)、幼艾、艾者=50歳の人・老人、艾老、艾年=50歳
・か(る):艾殺=刈る、殺す、平らげる、艾絶=刈りたやす=刈絶
・おさ(める):艾安、艾康
・その他:艾艾(ガイガイ)=どもりの人の語、艾気=①どもりの口気 (②もぐさの臭い)、沛艾 ←漢検2掲載下付き熟語・意味掲載ナシ
 「沛艾」=(漢字源)馬の姿が堂堂としていること (大字源)①姿の優れて立派なさま ②馬の進みゆくさま (字通)姿が勇ましい (大漢和)①姿の優れて美しいさま ②馬の行くさま
  *「艾」に、“おおきい、うつくしい、みめよい”という意味あり・・・。「沛艾」の「艾」はこの意味に該当すると思われる。

(注1)「“霈”艾」でも〇になると思うが、熟語は見当たらず・・・。ただし、過去問で「霈艾(ハイガイ)」という熟語使用あり。
    *ブレイズムさんのブログにも、「霈艾・・・はいがい 意味:(手持ち辞書すべてに意味記載なし))とあり。
     ただし、SSブログでは「沛艾/霈艾」とある。
(注2)広辞苑はじめ国語辞典では、ほとんど馬のこと
 *デジタル大辞泉 沛艾: 馬の性質が荒く、はねてあばれること。また、その馬。
  「きはめて桃尻(ももじり)にして、―の馬を好みしかば」〈徒然・一四五〉

(“酉”年に因んで出るかも・・・んなことないか・・・)
●二酉(にゆう):(大酉・小酉の2山のこと。この洞穴に古書千巻を蔵してあったという故事から)書籍を多く蔵する所。蔵書室。
◎蘋藻:水草の類
 (漢検2)①うきくさ。水面に浮かび生える草の総称。「蘋風」類)萍(ヘイ)
      ②でんじそう。デンジソウ科のシダ植物。かたばみも。◎「蘋藻(ヒンソウ)」
      下つき:藻蘋(ソウヒン)・萍蘋(ヘイヒン)
●渾和(こんわ):円満にやわらぐこと
(当ブログ)
<渾:コン、ま(じる)、にご(る)、す(べる)、すべ(て)>
・ま(じる):渾沌、渾淆=混淆、渾雑=混雑、渾濁=混濁、渾和=融和する、まじる、混合する
・にご(る):渾心=心を濁す、
・す(べる):大・字とも読みなし。
・すべ(て):渾身、渾円、渾家=全家・家じゅう、渾碧=青一色、渾一=渾金=渾成=統一する・一となる、渾化=一体化、渾崙、渾侖(コンロン)・・
・その他:渾名=綽名=諢名、渾儀=渾天儀
 *ダミー「宥和」は、“ゆるして仲よくすること”

◎睛眸(せいぼう):ひとみ、くろめ。(漢検2)下つき「睛眸(セイボウ)」

(解答)1.沛艾 2.二酉 3.蘋藻 4.渾和 5.睛眸 
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