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漢検1級198点!! 満点取るまで生涯学習!! ➪ “俳句”

我孫子・手賀沼と愛猫レオンの徒然日記。漢検1級チャレンジャーの方の参考となるブログ。2018年7月から“俳句”も開始。

漢検1級 27-②に向けての学習状況  その30 陂

2015年08月20日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>

(あまりにも可憐なので思わずカメラに・・・女青・牛皮凍・・・屁糞葛(へくそかずら)・・・)
●syuusyuu模擬試験問題・・・第11回まで作成完了・・・
●漢和辞典から・・・
「陂陀(ハダ)」の「陂」・・・現行の読みでは「ハ、ヒ、つつみ、さか、かたむ(く)、よこしま」・・・
*「陂陀」は、過去問でお目にかかったような記憶がありますが、「①地面が平らでない・斜めな土地 ②高低のあるさま」という意味。
*この「陂」も厄介で、大漢和と字通で音読みが違うものがいくつかありました・・・。
・「つつみ」の意味
 陂地(ヒチ)=①つつみ、ためいけ ②土地のななめなこと
 陂唐(ヒトウ)・陂塘(ヒトウ)・・・「字通」では両字とも「ハトウ」・・・
 陂渠(ヒキョ)=つつみ、掘割
 陂溝(ヒコウ)=陂渠と同じ
 陂遏(ヒアツ)=堤防のこと。 陂障(ヒショウ)=つつみを築いて防ぐ
・「さか、かたむ(く)」の意味
 陂陀、山陂(サンパ?)=山さか
・「よこしま」の意味
 陂曲(ヒキョク)=かたよってよこしまなこと
 険陂(ケンハ?、ケンヒ?)=かたよる・ねじける
 陂僻(ヒヘキ)=偏頗=よこしまなこと  ・・・「字通」では「ハヘキ」・・・
 陂知(ヒチ)=かたよった智恵
・その他
 陂淀(ヒテン)=あさいふち (現行読みにはないが「ほとり、ふち、はた」の意味あり)

<結論>「陂陀(ハダ)」以外は「ヒ」音で読んでおけば良さそうですね。「?」マーク付きは、読みが載っていなかった熟語です。

*ちなみに、漢検漢字辞典(第1版)では、熟語は載っておらず、
「陂」:音=ヒ、ハ 訓=(記載なし) 意味:①さか(坂) ②つつみ。土手。 参考:もともと「坂」の異体字。
・第2版がどこまで載っているかわかりませんが、いずれにしても、ここまで広範には載っていないでしょうし、また、1級用だけに作っているわけでもないでしょうから、同辞典の限界なんでしょうかね・・・(^^)
・1級受検者や1級以上の知識を身につけたい人は自分でバンバンしろってことダネ(^^)

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漢検1級 27-②に向けての学習状況  その28 臑

2015年08月18日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>

●漢和辞典から ー「臑(すね)」の字ー
*漢検漢字辞典(第1版)では、
 読み:ジ、ジュ、ドウ、すね
 意味:①ヒツジやブタの前肢。うで。②やわらかい ③やわらかく煮る ④すね。ひざからくるぶしの間の部分。
*現行の読みでは、
  読み:ジ、ジュ、ドウ、やわ(らか)、に(る)、すね
なぜ① なぜ、現行の読みを「読み」の所に記載しておかないのでしょうか・・・?
なぜ② 同辞典の初めの方にある「この辞典の使い方」を読んでみたら、「・・・意味が2つ以上ある場合は①②③・・・に分類し・・・意味解説の順番は、良く使われる意味、一般的意味から順次、あまり使われない意味、特殊な意味への順とした」とあります。が、本件についていえば、①~④の順番はおかしくないでしょうか? 
ということで、熟語の音訓整理や模試作成で、最近、漢検漢字辞典を見ているのですが、ちょっと使いづらい場合がある気がします。この辺、どうなってるんでしょうね?
*「すね」が④なら、①~③に当たる熟語や使い方まで記載すべきなんじゃないでしょうか・・・。④の「臑(すね)」については、「臑(すね)」、「臑当(すねあて)」、「臑齧り(すねかじり)」と、丁寧に3つも用例を載せているのに・・・(^^)
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それはともかくとして、当方としては、大漢和と字通で、①~③に当たる熟語をしらべたところ、

・臂臑(ヒドウ)=肩下の部分、かいな。肘と肩の間。
・臑骨(ドウコツ)=すね骨
・臑折(ドウセツ)=ひじを折ったもの
・臑若(ジュジャク)=肉が煮えただれる、一説に肉の柔らかいさま
・臑鼈(ジュベツ)=肉のほじしと鼈
・臑羔(ジコウ)=煮た子羊の肉
等、①~③に該当する熟語がありました。ただ、「ジ、ジュ、ドウ」それぞれの音読みがあってややこしいですね。
・・・だから載せないのかな(^^;)・・・ということは、受検&合格のためだけなら、ここまでやる必要はないのかな?
いまだに、出題範囲がよくわかっていないのかも(^^;)

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漢検1級 27-②に向けての学習状況  その23 懸榻・懸橙 駁 駮 駱 騏 騅 驃

2015年08月10日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>

●「模擬試験問題(チャレンジャー用)」第1回~第3回までを公開。色々とコメントもいただき、感謝しています!(^^)!
感想①:問題作成のむずかしさを痛感・・・難易度を均すことがなかなか難しい・・・本番の試験で、各回の合格率に極端なバラつきが以前あったことが良く分かった・・今は高難度である程度一定している・・・これも感覚的になんとなくわかってきたような(^^)各項目に1~2問ぐらいの割合で難問らしき問題を含ませているような・・・(読み問題は各1点なので3~5問ぐらい)。ということで、第4回・第5回も大体できているのですが、こんな観点から、ちょっと今見直しをしているところです。
感想②:高得点者は難易度が違っても一定高得点を維持でき、そうでない方はちょっとバラつく傾向・・・思うに、「応用力」の差かと。発想力・連想力といってもいいのですが、漢字一字一字の有する意味(特に訓読みの意味)を深く理解できている人ほど、この応用力が効くような気がします。熟語一つを「覚える」のではなく、その熟語を構成する一字ごとの漢字の意味を理解できるようになると、発想力・連想力がつくような気がします。また、その方が、新規の熟語に出会ったときも、なんとなく理解できるし、また、覚えたりするのも容易になる気がします。ただ、厄介なのは、音熟語で、訓読みにない意味や読みを持っている熟語や漢字もありますので、ここまで習熟するのはとても苦労しますが・・・というか、今でもまだまだ苦労していますが(^^;)
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●漢和辞典から・・・
①「懸榻(ケントウ)」=「榻(トウ)を懸く」=(「榻」は、ここでは「こしかけ」の意味・読み)=賓客に接しないことをいう←こしかけをかたづけて、客に接しなかった故事からの言葉らしい。 *逆に、賓客に接することは「榻(トウ)を下(くだ)す」。
②「懸橙(ケントウ)」・・・これも①を全く同じ意味。「橙」なんて、「だいだい」しか知らなかったけど、訓読みを見ると、しっかりと「つくえ、こしかけ」という読みがある。音読みから、橙=「榻に通じる」ということで使われたんでしょうね。
ということで、とっても頭に入りやすい熟語でした👋👋👋
●その他・・・
「馬へん」を見てて気になったのが、馬の毛色・・・
凖1:駁:まだら、ぶち
1級:「駮:まだら、ぶち」「駱(かわらげ)」「騏(あおぐろ・い)」「騅(あしげ)」「驃(しらかげ)」
<広辞苑から>
〇かわらげ(河原毛)=薄茶色の馬・瓦毛、〇あしげ(葦毛)=白い毛に黒色・濃褐色などの差し毛のあるもの 〇しらかげ(白鹿毛)=白毛のまじった鹿毛。しろかげ。

ということでした。

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漢検1級 27-②に向けての学習状況  その22 鋏

2015年08月08日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>

(以前の画像ですが、こんなに暑いと、こういう涼しそうな風景が良いですね・・・👋)
●大漢和辞典も全12巻中、11巻目の途中まで進捗~。疲れるけど楽しい・・・から、続くんだろうけど。アビスタも涼しい・・・👋
●午前中で20文字前後しか調べられないけど、よくここまで来たもんだ・・・。あとちょっと。書き留めているノートは5冊目・・・。たぶん、6冊で完了するかな・・・今、公開しているのは2冊目までです。(まだワープロ打ちしたものが残っていますので、これからもしばらくは毎日配信しますが、3冊目まででしょうか、公開できるのは。・・・その後のノートは、ワープロ化→ブログ(記事予約)化がまだできていません・・・だって、こんな暑くては家ではワープロやってられない(^^;)おまけに、「模擬試験問題」なんて作り始めちゃったんで・・・。)
●ということで、現在「金へん」まで完了しました👋
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●漢和辞典から・・・
*「車魚之嘆」「長鋏よ帰らんか」で有名な、斉の馮讙(フウカン)の故事。孟嘗君の待遇が悪いので不平不満を云って待遇をだんだん良くしてもらった故事ですね・・・最初は、「長鋏(チョウキョウ)よ帰らんか、食うに魚なし」。次は、「長鋏よ帰らんか、出づるに輿(こし=車のこと)なし」。更に、「長鋏よ帰らんか、以って家を為すなし」とかなんとか、不満たらたらだった人物・・・最後に功績を上げて孟嘗君に見直してもらったお話(史記・ 孟嘗君列伝)
*この「鋏」・・・「キョウ、はさみ、かなばさみ、つるぎ、つか、はさ(む)」の音訓読みがありますが、この故事の「鋏」は「つるぎ」や「(刀の)つか」の意味・・・。
*長鋏(チョウキョウ)=佩剣のこと(字通)
*より正確にいうと、「鋏(キョウ)を弾じて「長鋏(チョウキョウ)よ、帰らんか」・・・」と詠じた由。この前者の「鋏(キョウ)」は「(剣・刀
の)つか」=剣把のことらしいです。・・・つまり、「刀のつか(束)をたたいて、「長鋏よ、・・・」と詠じたということ。
*「長いはさみ」だと思っていた人いるかな・・・だはは(^^)
*ついでに、
 ①「はさみ」:鋏刀(キョウトウ)=はさみ・唐ばさみ、「かなばさみ」:鋏箸(キョウチョ)=かなばし、「はさ(む)」:鋏撃、撃鋏・・・などの熟語がありました。
 ②「つるぎ」の熟語は、剣鋏、短鋏、矛鋏・・・等、色々とありました。

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漢検1級 27-②に向けての学習状況  その20 觜 躱

2015年08月06日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>

●チャレンジャー向けに作った模擬試験問題・・・実力あるリピーターの方からコメントいただき、有り難いながらも、ちょっとショック・・・初合格をめざすチャレンジャーの方には難問揃いらしい。チャレンジャーの方、めげずにやってみてくださいね👋
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●漢和辞典・・・8月中にはなんとか、1級対象漢字の熟語・音訓整理が完了しそうな進捗状況です。目新しい熟語や故事成語類にも使えそうな表現がたくさんあって飽きないですね・・・これらも、毎日配信している「熟語の読み(音・訓)」では味気ないし、読んでも身につかないと思うので、模擬試験の問題に取り入れたいとは思っていたのですが(^^:)もっと難問になっちゃうとマズイですかねえ(^^)・・・「チャレンジャー向け」というよりも「リピーター向け」ということで、そのうち、作ってみたいと思っているのですが・・・。
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●漢和辞典から・・・
<「鶍(いすか)の觜(はし)のくいちがい」の「觜」>
*読みは、「シ、スイ、けづの、とろきぼし、くちばし、はし)」とありますが、漢検・漢字辞典(第1版)では「シ、くちばし、はし」だけしか載ってませんでした。(漢検・漢字辞典に載ってない読みなどは出ないんでしょうか・・・この辺、まだ試験範囲がよくわからん・・・)
*「けづの」・・・みみずくの頭上の毛角(けづの)の事なんだって。熟語「角觜(カクシ)」
*「とろきぼし」・・・星宿28宿の一。和名だけど、「觜宿」で「とろきぼし」と読ませる問題なんて出るのかな?「奎宿(ケイシュク、とかきぼし)」で過去出たような気もするが・・・いずれにしても「觜」「奎」それぞれ一字で「とろきぼし」「とかきぼし」という読みがある・・・。
ところで、この「觜宿」、音読みは、大漢和では「スイシュク」(大漢和)・・・しかし、ネット上の辞典やその他ヒットした記事類ではすべて「シシュク」・・・私も「シシュク」と読んでいました・・・はたしてどっちの読みが適当なんでしょうか。ちなみに、字通には、この音読みが出ていなかったので不明。わかる人がいたら教えてほしい。
<「追撃を躱(かわ)す」「体(タイ)を躱す」の「躱」>
*読みは「タ、かわ(す)、さ(ける)」・・・漢検・漢字辞典では「タ、かわ(す)」(ただし、意味のところで「さける」とも書いてある)
*この音熟語、昔は一所懸命ネットで探したけど「躱避(タヒ)=身を躱して避けかくれる・責任を回避する」ぐらいしかヒットしなかった記憶がある。
*でも、漢和辞典(大漢和と字通)に当たると、しっかりたくさんありました・・・。
 「かわす」意・・・躱身、躱蔵=にげかくれる
 「さける」意・・・躱学=学業を避ける→なまけて休む、躱難=危難を避ける、躱熱=避暑・・・などなど

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漢検1級 27-②に向けての学習状況  その19 馗 觚

2015年08月04日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
   
●自分の復習も兼ねて、「模擬試験問題(チャレンジャー用) 第1回」を作ってみた・・・意外に勉強になったけど、大変なロードだった。難しすぎても易しすぎてもいけないので、全体のバランスを考えながら作ると、とても時間がかかる。トライした人には、ぜひ、意見・感想をもらいたい。
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●漢和辞典から・・・
<鍾馗さまの「馗」>
*「キ、みち」と読みます・・・「みち」なんて知らんかった(^^;)
*字通によれば、27-①でも出た、あの「逵(キ、おおじ、おおどおり)」の異文との事。
*九達の道という意味らしい←これ、「九+道」で覚えやすい👋 この九達の道は、「亀背に似たり、故にこれを”馗”と謂う」(爾雅・釈宮)ということだそうです。
*熟語:古馗、荒馗、野馗など・・・これらは「みち」の意味のよう・・・。ちなみに、鍾馗さまの鍾馗は人名(のち、神さまになった)ですから、「みち」とは関係なし・・・だと思う。唐の玄宗皇帝の夢にでてきて、魔を払い病を癒してくれたらしい・・・ので、疫鬼を退け魔を除く神となった由。もともとは終南山の人で、進士試験に落第して自殺した人だって(^^)・・・と、広辞苑に書いてありました👋
<操觚者・操觚界・・・の「觚」>
*「コ、さかずき、かど、ふだ」の読み。「操觚」は「觚(コ)を操(と)る」から、文を作る喩え・・・文筆を業とすることを意味する。この觚は「ふだ」の意。
*もともとの「觚(さかずき)」の熟語は、觚器とか奠觚とか素觚とか・・・。
*この觚の絵図が大漢和にはありまして、大いに理解の助けになりました。たとえば、
①「觚不觚(コフコ、「觚、觚ならず」)」(論語・雍也)・・・孔子が当時の觚器が古制を失ってかどのないのを歎いたという故事。転じて、名のみあって実の伴わない喩え。・・・絵図はホントにかどかどしい酒器でした👋
②「破觚為円」「破觚削雕」・・・觚を破りて円となす、觚を破りて雕を削る・・・これらは史記や漢書の中の表現・・・かどだったものを円くし、こみいったものを簡単にする意。転じて、酷刑を破り繁雑な規則を刪ること。・・・だそうです。絵図を見乍らだと、大変よく理解できました👍

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漢検1級 27-②に向けての学習状況  その18 褫 籟 綸

2015年08月03日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
     
(庭のミニトマト・・・いっぱい稔ってます・・・もうだいぶ食べたけど(^^))
●漢和辞典から・・・
*音訓問題の続きです・・・
①「褫奪(チダツ)」の「褫」・・・褫奪 ー 褫(う ば)う、褫( は )ぐ・・・両方の読みがあります。後者は衣服などをそうする意味です。衣へんですからね・・・本来そういう意味なんでしょう。ほかに、褫職、褫官、褫散、褫取、褫皮・・・などという熟語がありました👋
②「籟(ライ)」・・・天籟、地籟、人籟などでおなじみの「籟」・・・これらは「籟(ひび)き」ですね。ほかに、松籟、澗籟・・・。もう一つの訓読みは「ふえ」です。竹かんむりですので、竹管の楽器のこと。籟籥(ライヤク)=簫(ショウ)のふえ。籟竽。説文に「①三孔の龠(ヤク、ふえ)なり。大なるを笙、中なるを”籟”、小なるをヤク(←竹カンムリに約。対象外)と謂う」とありました👋
 *天籟=①天地に発するひびき。風が物にあたって鳴る音。②すぐれたできばえの詩歌のたとえ。 地籟=地上に発する音響。 人籟=人の吹きならす鳴物の音。
③「綸言(リンゲン)」の「綸」・・・「綸(いと)」の意。綸言、綸旨、綸宣(リンゼン)・・・天子のおおせ、みことのり。これらはみんな「いと」。・・・始めは糸のように細いけど、ひとたび出て天下に達すると綸(いと←ふといとの意味らしい)のように太くなるという意味だそうです。
「綸」の訓読みは「経綸ー綸(おさ)める、綸閣ー綸(つかさど)る、綸綬ー綸(おびひも)」など・・・。
*忘れてならないのは「綸巾(カンキン)」・・・かの有名な諸葛孔明の頭巾ですね、青いおびひもで作った頭巾らしい。でも、字通では「リンキン」と読んでいました。

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漢検1級 27-②に向けての学習状況  その17 敲 淬 澆

2015年08月02日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>

(猫の額ほどの庭にある侘助の実です・・・へえええ、こんなん、初めて見た。)
●漢和辞典から・・・
①「月下推敲」の「敲」・・・門を推すか、敲(たた)くかで、なやんでいたら、通りかかった偉い人が「それは敲くがよかろう」とアドバイスしてくれた故事でしたね、たしか・・・記憶では(^^;)
 ・だから、音訓読みでは「推敲」・「敲門」 - 推(たた)く ・・・これは簡単。「敲金撃石」も同様。
 ・では、「敲朴」の「敲」は?「むち」とか「むちう(つ)」という訓読みになります。 
 ・ちなみに、素朴・朴訥などで使われる「朴」も、ここでは「むち」「むちう(つ)」という1級配当の訓読みとなります👋
 ・ついでに、この「むち」、「敲」は短いむち、「朴」は長いむちをいうそうです👋
②「焠鍼」ー「焠(にら)ぐ」・・・27-①の音訓読みでの出題でした。「にらぐ」はサンズイの「淬(にら)ぐ」もあります。
 ・「淬(にら)ぐ」の熟語は、淬刃、淬刀、淬磨、淬礪など・・・。
 ・ただし、「淬礪ー淬(  )める」「淬礪ー(  )む」となっていたら、それぞれ、「淬(つ と)める」「淬(は げ)む」という読みです👋
③「澆末」・・・道義・人情の薄れた世・・・これも27-①の語選択問題でした・・・。
 ・この「澆」は「澆(うす)い」、「澆(かるがる)しい」という意味・読みでしょうが、もう一つ、「澆」の訓読みがあります👋
 ・澆灌、澆漑、澆濯、澆花、澆地・・・すべて(水を)「そそぐ」という意味。読みは「澆(そ そ)ぐ」です。
 ・ついでに、「澆瓜之恵(ギョウカのめぐみ)」=瓜に水をそそぐ(ような)恩恵のこと。一応、故事成語類です👋「灌瓜(カンカ)の恵み」とも。

👋👋👋 🐑 👋👋👋

  
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漢検1級 27-②に向けての学習状況  その14 茗

2015年07月29日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>

●漢和辞典から・・・音訓整理続行中・・・
<茗(メイ、ミョウ、ちゃ、ちゃのめ、よ(う))>の話・・・
*「ちゃ」関連の熟語は多いですねえ・・茗飲、茗花、茗宴=茶の湯の会、茗圃=茗園=お茶ばたけ、茗粥=茶がゆ・・・
*「ちゃのめ」・・・茗芽、茗旗・・・
(「ちゃ」、「ちゃのめ」の熟語はすべて「メイ・・・」です) 
*その他①茗荷(ミョウガ)、茗荷笋(ミョウガジュン)=茗荷の花
*その他②茗渓(メイケイ)・・・御茶ノ水の雅称・・・昔の文学作品にときどき見かける地名です・・・私事ですが、大学・社会人と約30年ぐらいは御茶ノ水界隈を逍遥していましたねえ・・・
*「よ(う)」・・・「茗酊(メイテイ)」・・・「メイ」が「酩」に通じているから使われているらしい・・・マイナー。
と、こんなことは、そのうち、「音訓整理」で案内しますが、気になったのは「茗旗」がなぜ「ちゃのめ」なのかということ・・・大漢和をよく読んでみたら、「茶の始めて出た嫩葉を”一槍(イッソウ)”といい、大きく開いた葉を”一旗(イッキ)”という」との事。お茶に詳しい人はご存じなんでしょうが、一芯一葉とか一芯二葉とかお茶摘みのやり方というか作法みたいなのがあるんですね・・・「一槍一旗」も、この名の通りのお茶関係のブログがありましたよ(^^)漢検とか1級漢字とかを離れて、良い勉強になりました👋
●広辞苑から・・・再々再々整理、一応完了・・・
<故事成語類>
①「ケタ(化 他)に歩く」:門づけのこと。*「ケタ」には、このほか、仏教語で「他人を教化すること。大乗仏教の目的の一。」という意味あり。
②「ケイコウ(閨 閤)の臣」:近侍の臣のこと。
<対義語・類義語>
①造次=ソウジ(草 次
②足蹠⇔ソクフ(足 趺
③山麓=サンシ(山 趾

👋👋👋 🐑 👋👋👋



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漢検1級 27-②に向けての学習状況  その11 蟶 菫 莨・・・

2015年07月26日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>

●漢和辞典から・・・やっと、「虫へん」まで完了した👋
<熟語①虫へん>
①蟶(まて、まてがい)にも音読み熟語がありました👋 ・・・「蟶田(テイデン)」=まて貝を養殖する田。「蟶苗(テイビョウ)」=まて貝の幼虫。
②蠑螈(エイゲン・いもり)の「螈」、「なつご(夏蚕)」の訓読みがありますが、音熟語でも「螈蚕(ゲンサン)」で「なつご」の事でした。
③蝸牛(カギュウ、かたつむり)の「蝸(カ、ラ)」には、他に「にな・にし」の訓読みあり、「蝸醢(ラカイ)」だと、カタツムリの塩辛ではなく、「にしの塩辛」の事だそうです。
<熟語②艸かんむり>
①「菫(キン、すみれ、・・・)」・・・菫草(キンソウ)・・・これ、「菫(とりかぶと)」、毒草の鳥頭(とりかぶと)のことだそうです。「すみれそう」じゃあないんだ(^^;) 訓読み問題ででたら、「すみれぐさ」?「とりかぶとぐさ」?
②「莨(ロウ、たばこ、・・・)」・・・莨尾(ロウビ)・莨尾艸(ロウビソウ)だと、「莨(ちからぐさ)」の事。当て字の「狼尾草」は「ちからしば」。
*他にも色々と面白い熟語がありました・・・また、後日、ご案内しますね・・・
<故事成語類>
①「ト( 荼 )の如し、火の如し」・・・軍容の盛んなさま・・・
②「クンユウ(薫 蕕)は器(キ)を同じくせず」・・・これは有名ですよね・・・では、薫と蕕の訓読みは、「かおる」とか「くさみ」とかとは別に、草の名前で、それぞれ、「薫(かおりぐさ)」、「蕕(かりがねそう)」・・・。特に後者は臭気が激しいらしい。
●広辞苑から・・・一応、再々再々整理作業は完了👋 目新しいものを紹介します・・・
<語選択ー3文字熟語ー>
①あわてもの=トチメンボウ(栃麺棒) *慣用句「祭過ぎてのトチメンボウ(栃(橡)麺棒) :時機におごくれてあわてることのたとえ。」
                     *「とちめん」を造るには早くしないとよく延びないので急いで棒を使うからとか・・・。
②財産のすり減ったさま。めちゃくちゃなさま。=ササラサッポウ(簓先穂) *形状が似ていることから「サボテン」の異称とも。
<書き問題ー同音異義語>
①玄米をトウセイ(搗 精)して白米にする。
②トウセイ(等 儕)とは同じ仲間、ともがらという意味だ。

👋👋👋 🐑 👋👋👋  相変わらず猛暑です・・・皆さん、ご自愛ください・・・ 👋👋👋 トラが負けると余計アツいゼ(^^;)

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漢検1級 27-②に向けての学習状況  その10 絛

2015年07月22日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>

(似ているけど、レオンではありません・・・遊歩道にいるノラちゃんです・・・が、首輪してた(^^;))
●・・・それにしても(って、前置きなくいきなり本題突入してもわかりづらいかもしれんが・・・)、大漢和辞典と字通を睨めっこしながら、熟語の意味を調べてると(字通は意訳が多くわかりづらいことは前にも書きましたが、意訳だとしても)、一つの熟語で明らかに意味が違うと思われるものによくぶち当たる・・・大学生か、院生か、この辺、研究テーマにして何かしてる人いないのかな・・・今の所、時間配分の関係で、ここまで整理するつもりはないが、誰かやればいいのに・・・(^^;)と、不満をぶちまけておいて・・・本題へ・・・。
<漢和辞典から・・・>
●<故事成語類>
①「舂(ショウ)を輟(や)む」=「輟舂(テッショウ)」:「舂築(ショウチク)を輟めること」=土木工事で土を打ち固め築くことをやめる→人の死を悲しんで仕事を廃するという意味(「史記」中の故事)。
 *過去問で「下舂(カショウ)」(=夕方のこと)の音読み問題が出ましたね。舂融(ショウユウ)も夕景色の意味です。「日の西に舂(うすづ)く頃」という意味だそうです。
 *過去問で音読み問題で出た語が他の分野で、出題されることが往々にしてありますね・・・この「舂」なんか、有力かも・・・。
②「筮(ゼイ)は短にして、亀(キ)は長なり」=「筮短亀長」=筮竹を用いての占いよりは亀卜を用いての占いの方が優っている。
 *一説に、優劣を云っているのではなく、占った事柄について、筮の辞(ことば)・理(ことわり)は短く、亀卜のそれは長いと云っている意味であるとも。
●<熟語>
「絛虫」:訓読みでは「さなだむし」、では音読みでは?・・・「ジョウチュウ」?「トウチュウ」?
*大漢和では「トウチュウ、さなだむし」、広辞苑では「じょうちゅう(条虫・絛虫)・・・絛虫(トウチュウ)の慣用読み・・・」だって。
(ついでに、大漢和ではこの字の音は「タウ、トウ」のみで「ジョウ」音はありませんでした・・・)
*ついでに、「絛(トウ、ジョウ、さなだ、うちひも、くみひも)」の熟語を先取りして紹介します・・・
 うちひも:絛縄(トウジョウ)=書札を束ねるひも、條辮(トウベン)=うちひも
 くみひも:絛糸(トウシ)=くみいと 
 馬絛(バトウ)=馬のはらおびのこと。「うちひも」に当たるのかも・・・いづれにしても、「ジョウチュウ」以外はすべて「トウ」読みみたい。
 この「馬絛」なんか、読み問題で出そうな感じがしないでもない・・・(^^:)
 ・・・馬楝(バレン)(=木版画の道具)なんて読み問題が出たからな・・・。

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漢検1級 27-②に向けての学習状況  その7 (脩、脯、膊)(燔、胙、膰)

2015年07月19日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
●広辞苑再々再々整理・・・現在、「ハ・バ行」まで見直し完了。あとちょっとだあ・・・👋
●音訓整理・・・現在、2699字中、1863番目の「臠」の字まで進行・・・大漢和でいえば第9巻目に突入~👋
●新規取組・・・鴎外歴史文学全集の「渋江抽斎」と、第4巻に納められている「寿阿弥の手紙」ほか6作品をざっと読了・・・「渋江抽斎」は過去問や問題集でも一部出題されている著作ですね・・・ま、受検対策として読んだという点では少しは為になったので面白かったです・・・そのうち、文章題か熟語集でも作って公開してみたいと思ってます。
●漢検・漢字辞典・・・手つかず(^^;)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
●広辞苑から・・・
 <故事成語類>
 ①フキ(不 軌)をはかる・・・謀叛を企てる、叛逆
 ②負薪のシ( 資 ) ・・・自ら薪を負うほどの卑しい生まれつき *「負薪の憂」とは違います。
 ③フタイ(不 退)の土 ・・・極楽浄土のこと。「フタイの浄土」とも云う。
 <同義語>
 ①ツイヒ(追 賁)=追善 ・・・死後に供養してその功徳を飾ること。「ツイヒ」の「ヒ」は「かざる」意。
 ②ツウカン(通 款)=内通 ・・・「カン」をつうずること
 ③トウドウ(磴 道)=石級 ・・・石段の道
●音訓整理から・・・前から気になっていた、同じ訓読みの漢字での意味の違い・・・
 ①「ほじし(脩、脯、膊)」 について
  「脩」=肉を裂いて薑(はじかみ、しょうが)や桂などの味をつけて乾燥させた乾し肉
  「脯」=薄く析(さ)いて味をつけない乾し肉
  「膊」=肉を打ちたたいて物につけ、乾かしたもの
  *マイナーな話で恐縮です・・・それぞれ、他の訓読みの方が重要かもしれません(^^;)
 ②「ひもろぎ(燔、胙、膰)」について
  「燔」=火熟の祭肉
  「膰」=同上
  「胙」=(火熟とは説明なし)神に供える肉(および米・餅など)の供物
  *これもマイナー。こちらは①ほどの明確な違いは無いようでした👋
  (注)日本の「神籬(ひもろぎ)」とは大きく意味が異なります。神籬(ひもろぎ)=神道において神社や神棚以外の場所において祭を行う場合、神を迎えるための憑代となるもの。

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漢検1級 27-②に向けての学習状況  その5  箍

2015年07月15日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
●広辞苑から・・・
①故事成語類・・・
・「狐媚(コビ)をもって天下を取る」・・・狐が人を惑わすように、巧みに媚びて人を惑わすこと。
・「鼓盆(コボン)」=「盆を鼓す」・・・妻に死に別れること。荘子の妻が死んだとき、荘子が両足を投げ出して盆をたたいて歌を歌ったという故事。
・「ココウ(虎 口)の讒言」・・・人を陥れるためにする告げ口。
②熟語
 ・もみじ狩り・・・カンプウ(観 楓
 ・襦袢、肌着・・・シンイ (襯 衣
 ・おちんちん・・・シ ジ (指 似)・・・だはは、面白いけど、こんなの、出ん・・西鶴の文章中にある由。
●漢和辞典から・・・「箍:コ、たが」
・以前の記事で、「緊箍児(キンコジ)=孫悟空の頭にはめられている輪っか」*西遊記には、三種の箍(コ・たが)が出てて、緊箍児(キンコジ)以外に、禁箍児(キンコジ)、金箍児(キンコジ)あり。(既出―新・手賀沼散歩(26-③対策 補習)0129 -)と紹介しましたが、「箍(コ)」の音熟語はネットでこれぐらいしか見つけられなかった。
・今回、漢和辞典に当たったら、ちゃんとそれらしい音熟語が見つかりました・・・やはり、原点に戻って漢和辞典を調べないといけませんねえ・・・。
箍桶(コトウ)=たがをかけた桶
桶箍(トウコ)=桶のたが
筲箍(ショウコ・ソウコ)=めしびつのたが
箍斂(コレン)=たがをかけて締める。 
・ついでに、
①「筲:ソウ、ショウ、かご、ふご、めしびつ」について・・・。「斗筲(トショウ、トソウ)の人」で定番ですが、ここの「筲箍」の「筲」は「めしびつ」の訓読み。 
②「箍斂」の「斂」は、「斂(ひきし)める」 でしょう・・・「斂容(レンヨウ)」ー(乱れた)姿をひきしめる、と同じ訓読みですね・・・(「斂容 -斂(ひきし)める)」は過去既出)
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漢検1級 27-②に向けての学習状況  その3 毳 窈窕 碼

2015年07月11日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
<訂正追加のお知らせ>
●「熟語の読み・一字訓読 (その137)」の「毳」・・・「そり」の意もありと紹介しましたが、「皓」の字のところの熟語で、「皓毳(コウセツ)」=光り輝くそり・美しい橇(そり)*「毳(セツ)」音・・・大漢和・字通ともに「皓毳(コウセツ)」・・・という熟語を発見しました。
(その137)にも追加しておきました。・・・でも「セツ」で読むなんて・・・マイナーな話ですが・・・。
<熟語・漢字の意味など・・・その後の目新しい知識・情報・・・>
●「窈窕(ヨウチョウ)」:漢検1級を学習していると、必ず目にする熟語・・・「窈窕」・・・こんなの、2、3年前までは全然知らんかった・・・けど、今や、漢和辞典で、奥深い意味まで学習している自分の変わりよう・・・(^^;)
→「窈窕」の「窈」は、心情の美しさ、「窕」は外貌の美しさをいう由。
●「弊竇(ヘイトウ)」:「文明の弊竇を剔抉する」とかで目にする「竇」・・・「弊竇」は、「弊害となる点、欠陥」という意味ですが、「竇」は(あな・穴、あなぐらの意。「竇窖(トウコウ)」=「竇」も「窖」もあなぐらという意味ですが、
→ 「竇」は円形の穴倉、「窖」は方形の穴倉なんだって。
●「碼:バ、マ、メ、ヤード」・・・「やーど」だけだと思っていたけど、それぞれの「音」に対応する熟語がちゃんとありました。
→(「碼(ヤード)」=英国の尺度)碼瑙(メノウ)=瑪瑙=めのう、四角号碼(シカクゴウマ)・碼索字(マソウジ)=号碼の索引、碼字(マジ)=数を表す記号文字、碼子(マス)=①数字 ②秤の分銅、碼頭(バトウ)=地名、碼頭(マトウ)=波止場・埠頭・馬頭・・・「バ」は地名で使われていました。
<故事成語類>
●「君子は窕言(チョウゲン)を聴かず、窕貨(チョウカ)を受けず」(韓非子)
 ・・・窈窕の「窕」字。現行の訓読みにはありませんが、この「窕」は「軽佻」の「佻」に通じるということで、
 ・窕言(チョウゲン)=苟且の言語・表面ばかり美しい言葉・空虚にして人を欺く言葉  
 ・窕貨(チョウカ)=窕利=苟且の財貨・一時的収入・ただもうけ・いわれのない財貨   という意味だそうです。
●「大山は礫石(レキセキ)を譲らず、江海は小流を辞せず、その大を成す所以なり」(韓詩外伝)・・・これはどこかに載せているかも・・・
●「瞽叟(コソウ)は移らず」=瞽叟のような愚昧の甚だしい者は善に移れない意。
 ・瞽叟:舜の父の称。愚昧で肉眼は見えても善悪を分別する心眼が見えなかったから、こう呼ばれた由。また、真の盲人だったともいわれる。

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漢検1級 27-②に向けての学習状況  その2 珈 珥 玳

2015年07月09日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
●27-②に向けて、矻矻と学習し始めております・・・現在の取組状況は、
 ①1級配当漢字の音訓整理・・・大漢和辞典中心に整理していますが、現在、同辞典(全12巻)の第8巻目まで進んでます。学習成果は毎日公開していますが、現在「その147」まで公開していますかね・・・予約・下書きの分は10日以上先まで完了しています・・・でも、まだまだ先が長いです。
 ②広辞苑電子辞書の再々々?チェック・・・野球を見乍ら、ポチポチと電子辞書を押しながら「ア行」から見て、気になった熟語などを書き留めています。(現在「シ」まで進んでいます)・・・もう何度も何度もやってる気がする(^^;)いままでの整理分はワープロ&ファイル化完了しているのですが、まだまだ追加分が出そうです。
 ③他ブログからの情報入手・・・「ボクちゃん日記」を始めとして、他の方々のブログも拝見しながら、特に故事成語類関連で、まだ知らなかったものをチェック・洗い出して、ノート(というか、自分のワープロ)にコピペしています。継続取組中。
 ④漢検・漢和辞典の詳細学習・・・まだ手つかず・・・というか、こんな細かい字を見るのはちょっとシンドイですねえ・・・目が益々悪くなりそう・・・でもそろそろ取り組み始めないと大部な頁数なので次回受検までに間に合わないかも(ーー)
 ⑤これまでのノート類やメモ類の整理・・・バインダー・ファイル化を一応ほぼ完了・・・まだ若干未整理のものがありますが・・・。
と、一応、こんな感じで取り組んでいます。・・・整理してやった気になったらダメじゃん・・・これを、また何度も読み返さなければ意味ないじゃん(^^;)
●なお、「ボクちゃん日記」さんに、最近、また、弊ブログを紹介いただき感謝していますが、その記事・コメントの中で、弊方が「漢和辞典のみで学習しはじめた方」のようにご紹介いただいているようですが、事実は、漢和辞典と格闘しはじめたのは、つい最近のこと(しかも図書館での利用)で、漢和辞典は自分では持っていませんです(^^;)当ブログの「1級受験歴」の所で記したように、最初は、出題範囲もわからず、手持ちの参考書等も貧弱で恥ずかしい状態でした・・・恥ずかしくてあまり言いたくないのですが、なにしろ、最初の頃は、国名や地名、人名などの当て字も学習していたんですから・・・(^^;)
●と、今日はひまというか、ちょっと疲れたので徒然に駄弁っていますが、「音訓整理」で、面白い熟語があったので、いくつか、公開に先立ち、紹介してオワリにします。
 <玉へんの字>
 *「珈琲(コーヒー)」・・・「珈」、これしか知らんかったけど、「珈(かみかざ)り」という読みがあるんですねえ・・・音熟語だと「珈簪(カサン・カシン)」で「珈(かみかざ)りとかんざし」という意味。
 *「珥」・・・訓で、「みみだま」と「さしはさ(む)」・・・音熟語では、「珥笄(ジケイ)=珠玉で作った耳飾りとかんざし」「珥筆(ジヒツ)=①筆をさしはさむ・・・」
 *「珮玉」の「珮」は「おびだま」の事。
 *玳(瑇)瑁(タイマイ)の「玳」で、「玳筵(タイエン)=たいまいで飾ったむしろ(=玳瑁筵)」、「玳簪(タイシン)=玳瑁で作ったかんざし」
等々・・・、ちゃんと、それなりの熟語があるんですねえ・・・やはり、漢和辞典を調べると、大変、勉強になります。ではまた👋👋👋

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