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漢検1級198点!! 満点取るまで生涯学習!! ➪ “俳句”

我孫子・手賀沼と愛猫レオンの徒然日記。漢検1級チャレンジャーの方の参考となるブログ。2018年7月から“俳句”も開始。

漢検1級 27-②に向けての学習状況  その54 頌

2015年09月21日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>

●文章題訓練・・・
・過去問で正岡子規の「獺祭書屋俳話」から出題されていたので、ちょっと読んでみようかと思い、図書館で司書の人にメモを渡して探してもらった。PCで「獺」の字を探すのに苦労しているようだったので(音読みで云ってもダメだろうと思い)「カワウソって字だよ」と教えてあげたら探せたみたい(^^)・・・司書の人も、めざせ!漢検1級!・・・ナンチャッテ(^^)
・「明治文学全集 正岡子規」の中に当該著作も掲載されていた・・・1日だけ借りてすぐ返した(^^;)・・・江戸期以降の大量の俳句が掲載されていて、それらに対する子規の評論と随筆みたいだったけど、随筆部分が旧字体も含めて読みづらいこと、このうえなし。気になったので、問題に出たところもチェックしてみたら、現代の字に直して出題しているみたいだった👍
●漢検漢和辞典第2版・・・
・「頌春(ショウシュン)」や「偈頌(ゲジュ)」などの「頌」:ショウ、ジュ、ヨウ、ほ(める)、たた(える)、かたち、ゆる(やか)
・第2版で、音「ヨウ」、意味で「①かたち、さま ②ゆるやか、ゆるめる」と追加されていた。対応する熟語は掲載なし。
・これなんかも、折角「ヨウ」音を追加したなら、一つぐらい音熟語を載せておくべきなんじゃないかなあ・・・。
・「ヨウ」は「容」に通じて、「さま、かたち、(従容の容で)ゆるやか、ゆとり」(字通)
・熟語は、
 字通 :頌儀(ヨウギ)=容貌儀表、頌礼(ショウレイ)=礼儀
 大字源:頌礼(ヨウレイ)=容礼=容貌や態度、従頌(ショウヨウ)=従容
 *字通は首尾一貫していませんねえ・・・「容に通ず」としながら「頌礼」を「ショウレイ」と振っている・・・字通もちょっと信頼に欠けるところがあるかもしれない・・・。
 *大漢和までは調べませんでした。

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漢検1級 27-②に向けての学習状況  その53 衄

2015年09月21日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>

●模擬試験問題・・・(全20回分作成)
・「チャレンジャー用」(全15回)、補習版(全5回、うち第3回までは配信ずみ。第4・5回分も完成・配信まち)と、8月から9月にかけて、全20回分の模擬試験問題を作成。まさに破天荒なブログになったかも(^^)・・・この模擬試験問題を熟された方の高得点での合格を祈念してやみません(^^;)・・・この酷暑の夏から学習された方には、稔り多き27-②となることでしょう、まだまだ時間ありますし(^^)👍
・当初、完全なボランテイア精神と若干の興味本位で作成し始めたのですが、自分の学習や復習にも大いに役立ちました・・・過去問を総ざらいしたり、自分のブログを読み直したり、新出の熟語の読み方や使われ方(当該熟語が使用された文章)などを複数の辞典類(大漢和・字通・大字源)で調べたり、故事成語類の出典や意味などを再確認したり・・・などなど、自分でも驚くほどの時間を費やしたような気がしています(^^)・・・これが、27-②の自分の成果にも結びつくといいんだけどナ(^^;)
●漢検漢字辞典第2版・・・
・2回目の読み込み・・・あと400頁ぐらいで完了。読めば読むほど(都度指摘しているように)、「なんじゃこりゃ?」「おっかしいんじゃないの?」と思うものが多い!!
・今回も一つだけ紹介・・・「敗衄」の「衄(ジク、はなぢ、くじ・ける)」
・第2版では、意味の③を増やして、わざわざ「③まける、やぶれる」として、その熟語に「敗衄」と載せている・・・意味の②には「くじける、挫衄」と載せている・・・。
・一方、「敗」のところでは、「敗衄」という熟語を載せていて、ここでは「「衄」はくじける意」と書いてある!!
・・・もう、笑うしかない(^^)

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漢検1級 27-②に向けての学習状況  その52 馴

2015年09月19日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>

●・・・やっぱりな(ーー)アホらしくてコメントできんわ"(-""-)"遺伝子の卵みたいな名前のチームに連敗しやがって(-_-)/~~~ピシー!ピシー!ま、毎度ながらのダメとらぶりを発揮というところか<(`^´)>もう、知らん(-。-)y-゜゜゜
●模擬試験問題・・・「補習版その3」を配信。今度は難易度は並だと思うけど、どうだろうか・・・こういうの、戦戦兢兢というのか(^^;)
●漢検漢字辞典第2版から
①雅馴、馴化、馴鹿(ジュンロク・となかい)でお馴染みの「馴」・・・
・また、見つけちゃったよ、今度はひどいよ・・・←これ、ごめん。ひどいのは私でした、どうやら見間違いの模様(2016.2.25補筆)
・第1版:音・訓「ジュン、シュン、な(れる)、な(らす)」意味①なれる。ならす。なつく。「馴化」「馴致」②おとなしい。従順な。すなお。よい。「馴雅」「馴行」・・・ 下付き「雅馴(ガジュン)」「 調馴(チョウジュン)
・第2版:音 ジュン、シュン=なれる、ならす、よい  クン=おしえる、おしえ。 で、「クン」音のあとに、「調馴(チョウクン) 」だって!! 2016.2.25訂正:私の見間違いかも・・・調馴(チョウジュン)でした。「クン」音のあとではなく、横に記載されていて、てっきり「チョウクン」と思いこんでいたようです。失礼しました。 ↓次の文章も間違い、無視してください。
「調馴」は「チョウジュン」なの?「チョウクン」なの???・・・どっちなの?漢検さん、教えてくださいな(-_-メ)
・大漢和には「クン」音あり、「おしえる、おしえ」という意味のとき「クン」読みの模様・・・ただ、「調馴」の熟語は見つけられなかった、代わりに「教馴」というのはあった・・・たぶん「キョウクン」と読む・・・説明の中に「「訓」に通ず」とあったから。
・字通は「クン」音なし、ただし「調馴」「教馴」「服馴」など、「クン」で読みそうな熟語は幾つか列挙されてた。でも、読みは不明。
・大字源は大漢和と同じで、「クン」音あり、「「訓」と同じ」ということで、その説明のあとに「教馴」「調馴」あり・・・ただし、読みは明示されていなかった。けど、たぶん「キョウクン」「チョウクン」と読ませようとする配置だった・・・。
<2016.2.25訂正>
 大漢和・大字源 「教馴」「調馴」・・・「クン」音のところに説明あるも、それぞれ読みは「キョウジュン」「チョウジュン」と振ってあった。
 漢字源・・・「馴」に「クン」音なし。この2つの熟語の記載なく不詳。
・なお、「秦 本紀」の中に、「・・・大費、拝して受く。舜を佐け、鳥獣を調馴す。鳥獣、多く馴服す。是を柏翳(ハクエイ)と為す。 舜、姓を嬴(エイ)氏と賜う・・・」という文章あり。・・・意味からすると、後段は「なれ服する」という意味だと思うので「ジュンプク」と読むのかも、とすると、前段の「調馴」も「調練してならす」という意味なら「チョウジュン」と読んでも良いのかも・・・とかなんとか、色々と考えて時間をかなり使ってしまった<(`^´)>・・・第2版の再度の読み込みが遅遅として捗らない(ーー)

・どなたか、適切なご教示をいただける方はいらっしゃいませんでしょうか。ホント、いやんなっちゃう(≧▽≦)

②以下・・・まだあるけど、またの機会にします👍 つかれた、ばかトラあ~!!

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漢検1級 27-②に向けての学習状況  その51 觥 覯

2015年09月19日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>

●なあ~にヤッテンだあ~、この、バカとらあ~・・・とても優勝できるチームじゃないってことかあ~"(-""-)"ま、首脳陣が“腫脳陣”だからな(^^)今日、DNA相手にゲーム落したら、もう、アカン(>_<)
●模擬試験問題・・・
・材料、ほとんど揃った。文章題も3つ作成ずみ・・・てことは、模擬試験はまだ3つも配信する予定なのか(^^;)なんとか9月中には配信したいですね。漢検漢和辞典第2版の再度の読み込みがあと3、4日かかりそうなのです・・・でも、出来上がったものから先に配信するかも。いま暫くお待ちください・・・。
●漢検漢和辞典第2版から
①「觥(コウ、つのさかずき)」
・「兕牛(ジギュウ)の角で作ったさかずき。銀觥、兕觥」だって。これまでも指摘してきたことですが、このように、この場合は対象外漢字「兕」を使った音熟語は載せているにに、他の対象内漢字の音熟語は(探せばあるのに)載せていないって、なんかアンバランス・・・。ま、この場合は説明で「兕牛」てのが必要だからというのはわかるし、わかりやすいから良いんだけど・・・この項目の意味や説明がダメなんじゃなくて、他とのバランスで、他の項目の方をもっと丁寧に載せてほしいということ・・・。
 *ちなみに、「兕牛」というのは、古代中国の想像上の動物とも、犀牛とも。一角牛で重さが千斤とも・・・。「觥は兕牛ノ角ヲ以テコレヲ爲ス。七升ヲ容ル、爵ノ大ナル者ナリ」というネット上の説明あり。(この説明の中の「爵(シャク)」は訓読みで「さかずき」ですね・・・)

②覯(コウ、あ(う)、み(る)、あ(わせる))
・「稀覯本」の「覯」・・・これで覚えていたけど。
・現行の音訓はすべて掲載されていて、かつ、意味が「①あう、思いがけなくあう ②いる、経験する ③あ(合)わせる、結婚する」と、いやに詳しい。で、熟語は「覯閔」だけ???・・・なんだこりゃ・・・って感じ。
・「覯閔(コウビン)」は「閔にあう」=うれえにあう(大漢和)、愁いにあう・人にひどい目に合される(大字源)という意味らしい。
・意味の項でこんなに詳しく説明しているので、対応する熟語もそれなりにあるのかなと思ったらなんも載っていない・・・しかも、大漢和や大字源を調べてみても、ほとんど熟語ないし・・・。漢検の「③・・・結婚する」なんて意味に対応する熟語があるのか興味あったので調べていても、何も載ってなかった(見つけられなかった)(ーー)一体、どこから、この意味を調べてきて載せているのかしら???熟語もあるのかしら???他の辞典なり、監修している碩学から何らかの説明なり指導でもあったのかしら??? まったくわからん・・・とても親切な説明なようでいて、実は、なんだかわからないというのが、この説明・・・。
・①と比較しても、こういうところがいやにバランス悪いし、変な編集だと思う。

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漢検1級 27-②に向けての学習状況  その50 奎 歇 烋

2015年09月17日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>

●模擬試験問題・・・つづき・・・
・前回、愚痴っぽいお話をしたら、思わぬ反響が・・・。コメントいただいた皆様、改めて御礼申し上げます。
・今度こそ、本番に近いレベル・内容の模擬試験問題とすべく、現在、チマチマと作成中です。頼り?(^^)というか期待というか、していただいている方がいらっしゃる以上、もちょっと頑張らねば・・・と思っています。今しばらくお待ちください(^^;)
●漢検漢字辞典第2版から・・・相変わらず、意味わからん記載がある!!
①「奎」(ケイ、とかきぼし、また)・・・奎宿(ケイシュク)とか奎文(ケイブン)とかでおなじみ・・・
・音で「キ」、訓・意味で「両足を開いていくさま」が追加されている・・・熟語の記載はなし。
・各辞典を調べたら、確かに「奎踽(キクまたはケイク)」って熟語はあった・・・。しかし、熟語はこれだけで、しかも、「踽」は配当外漢字。熟語も配当外のようなものしかないような音読みと意味を載せることに何か意味があるんだろうか・・・。理解に苦しむ・・・。
・おまけに、大漢和・字通では、この読みは「ケイク」。角川・大字源でやっと「キク:大またに歩くさま」と出ていた・・・。
・熟語の出典は、各辞典ともに、「・・・袒裼し、手に戟をもって奎踽盤桓す・・・」(西京賦)から・・・。

②間歇泉でおなじみの「歇」(ケツ、や・める・・・)
・「ケツ、カツ、や・める、や・む、つ・きる、やす・む、か・れる」と、音も訓も意味もだいぶ増えていた。
・で、今度は、「カツ」音の熟語記載あり・・・「歇驕(カツキョウ)=口の短い猟犬」だって・・・。現行の訓読みにはない、熟語(ーー)。ホントに意味あるの???・・・でも、これは音熟語載せているから、もしかしたら出るのかもね。
・しかし、これも・・・、
 大漢和・字通ともに「ケツキョウ」(両辞典とも「カツ」音あるも、「ケツキョウ」だった)。角川・大字源では「カツキョウ・ケツキョウ」両方記載。・・・漢検さんは、(①も含めて)、大漢和・字通を否定する力があるのかしら(^^)それとも、大漢和や字通はもはや古くて、その後の研究や新しい見解が出ているのかしら・・・ここまでくると、誰か専門家か碩学に教えてもらわないと・・・もうわからん(≧▽≦)
・「歇驕」の意味は、各辞典とも似てはいましたが、これも微妙に異なる・・・大漢和「口の短い犬、短喙犬」、字通「猟犬」、大字源「口の短い猟犬」・・・

③烋(コウ、キュウ、ほこ(る)、めでた(い)、さいわ(い))
・第1版では「音:コウ、キュウ、訓:(記載なし) 意味:①やわらぐ、②さいわい、めでたい、よい」
・第2版では「音:コウ、キュウ、訓:さいわ(い) 意味:①コウ:ほこる、おごりたかぶる ②キュウ:①やわらぐ ②さいわい、めでたい、よい」
・それぞれに対応する熟語の記載はなし・・・。音で意味を分けておいて熟語も載せていないなんて・・・意味あるのでしょうか(ーー;)
・他の辞典を調べても、「烋烋(コウコウ)=意気強く盛んなさま」ぐらいしか無いけど。「キュウ」は「休」に通じているらしい(大漢和)。でも対応する熟語はありませんでした。休戚=烋戚(キュウセキ)とでも置き換えられるのかな・・・←これは私の想像語ですからまったく信じてはいけません。

以上、相変わらず、なんか、この第2版の編集って色々と増えているわりには首尾一貫していない内容のような気がする。読者って、受検する人ぐらいだろうけど、混乱するか、むだな努力・労力を強いるだけじゃないのかな?

👍👍👍 🐑 👍👍👍






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漢検1級 27-②に向けての学習状況  その49 愒 鶚

2015年09月16日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>

●模擬試験問題・・・
・第1回~第15回、そして、補習版その1&その2を公開・・・良かれと思って作ったんですが、ちょっと今、自己嫌悪状態に・・・。補習版は、復習というか、総仕上げ版のつもりで作ったのに、却って難度が高くなってしまったみたい・・・(・_・;)この始末、どうしようか、今、模索中((+_+))
●自分の学習・・・
①まずは「書き問題」の復習を開始・・・過去問の書き問題をすべて書くことからやり始めました・・・なにしろ、「トメ、ハネ、崩し字」で何度も減点くらっているので、まずは叮嚀に書くことから始めています・・・中には書けない字も出てきたりして、これも自己嫌悪に(^^;)
②漢検漢字辞典第2版の通読(第2回目)・・・見落としているものがないかどうかを主眼に、再度、最初から通読中。やはり、見逃しているものがありますねえ・・・。
●漢検漢字辞典第2版から・・・
①「翫歳愒日(カイジツ)」「恫愒(ドウカツ)」の「愒」・・・音で「ケイ」、訓で「いこ(う)」が追加されていた(熟語記載はなし)。
・「愒」 ①愒日(カイジツ)ー(むさぼ)る  ②一愒(イッケイ)ー愒(いこ)う  ③恫愒(ドウカツ)ー愒(おど)す
(「熟語の読み・一字訓読(実践問題その1)2014年09月04日 | 熟語の読み(音・訓)」から転載)
 *「一愒」は「ひと休み」という意味。
②鶚(ガク、みさご)
・「鶚薦」「鶚書」なんて、熟語がしれっと載せてある・・・とっても不親切。他のどうでも良いところで紙幅を割いていて、ここは何の説明もない。
・この熟語は、推薦とか推薦書とかの意味ですが「・・・上疏して之れ(=衡のこと)を薦めて曰く「鷙鳥は百を累ぬるも、一鶚に如かず。衡をして朝に立たしめば、必ず観るべき有らんと(後漢書 禰衡伝)」と推薦した故事から」とかなんとか説明してくれていれば、スンナリ理解でき覚えやすいと思うんだけど。受検する人で「鷙鳥は百を累ぬるも、一鶚に如かず」を知らない人はあまりいないと思うので、この故事さえ載せておけば「鶚薦」「鶚書」という熟語も丸暗記する必要はないと思いますけどねえ・・・またまた辞典批判になってしまった(≧▽≦)
・ついでに、「鶚表(ガクヒョウ)」=人を推薦する上書(大漢和)。
・ほかに、鶚立(ガクリツ)=じっと立ち尽くすこと 鶚鳥=みさご・魚鷹  なんて熟語も大漢和にありました。

👍👍👍 トラあ~っ、・・・ちゃう。コラあ~モタモタすんな、このダメトラあ~ 👍👍👍 ちょっと苑結しているsyuusyuuデチタ👍

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漢検1級 27-②に向けての学習状況  その48 擽 淪

2015年09月14日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>

●漢検漢和辞典第2版から
①「擽(くすぐ)る」の「擽」
・第1版:音「リャク・レキ」訓「くすぐ(る)」意味「①う(撃)つ、②はらう、かすめる ③くすぐる」
・第2版で音「ラク:石のように固い」が追加されている。音熟語の記載はなし。
・「ラク」の熟語は「擽然(ラクゼン)」=堅いさま、石のさま、しっかりと。(大漢和) ・・・熟語はこれぐらいしか無かった。
 (注)字通では「リャクゼン」・・・ちょっと信用できない。そもそも、字通には「ラク」の音記載なし。
・その他、「擽」の詳細は「熟語の読み・一字訓読(実践問題その14)2014年09月20日 | 熟語の読み(音・訓)」で紹介しています。お暇な方、興味のある方はそちらをご覧ください(^^;)。

②「淪(しず)む、淪没・淪滅・淪落」の「淪」
・第1版:音「リン」訓「しず(む)」意味「①しずむ。おちぶれる。②さざなみ。小さい波。」 下つき「沈淪」
・第2版で音「ロン」熟語「混淪=水のながれるさま、もやもやとまじりあうさま」が追加されている。読みの記載はないが、たぶん「コンロン」。
・現行読みは「リン、ロン、しず(む)、ほろ(ぶ)、おちぶ(れる)、まじりあ(う)」
・だから、たぶん、「混淪(コンロン)ー淪(まじりあ)う」
・大漢和「混(渾)淪・・・音「崙(ロン)に通ず。」」、字通「混淪」「渾淪」あるも音読み記載なし(そもそも、「ロン」音よみ記載なし)、角川・大字源「混淪」「渾淪」ともに「コンロン」
・「渾崙呑棗」の 「渾崙」と、意味・内容は近いんでしょう・・・丸ごと、ひっくるめて、一緒くた など。
・だから、混淪=渾崙=渾淪・・・かな。
・天地開闢のとき、天地創造のとき、など、最初に世界が作られるときの、あの、もやもやした状態のことが、よく各神話などに書かれているけど、その時の状態を「混淪(コンロン)」というとも・・・。

👍👍👍 🐑 👍👍👍

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漢検1級 27-②に向けての学習状況  その47 畭  螟蛉

2015年09月13日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>

●<syuusyuu 漢検1級 模擬試験問題 補習版その1>を配信。
・漢検漢和辞典第2版を一応、全部読み通しました。それに基づき、補習版の模擬試験問題も<その1>と<その2>を作成、<その1>は昨日、配信ずみです。積極的にチャレンジしてみてください。
・<その2>は<その1>のコメント等をある程度待ったうえで配信する予定です。よろしくお願いします。
●漢検漢和辞典第2版から・・・
①「畭(ヨ、シャ、あらた、やきはた)」
・第2版ではわざわざ「シャ:やきはた」と記載してあって、「ヨ」音と分けていた。・・・ということは、「あらた」の意味の熟語の時は、「ヨ」と読んで、「やきはた」の意味の時は「シャ」と読まないといけないんでしょうね。
・ところが、熟語は「畭田(ヨデン)」のみ。「シャ」の音熟語なし。
・以上が第2版の内容ですが、ここからがややこしい・・・
・大漢和では、
 *「あらた」を意味する熟語:畭田(ヨデン)=新たに開墾した田・新田、畭丁(ヨテイ)=農夫
 *「やきはた」を意味する熟語:畭田(シャデン)=雑草を焼き払って田とすること。畭煙(シャエン)=田の雑草を焼き払う煙
 となってて、「畭田」に、意味の違いで「ヨデン」と「シャデン」の読み分けがあった・・・意味をつかみながら音読み分けしないとダメなのかな。
 *「雑草を焼き払った畭田」とあったら、「シャデン」にしないと×かな?それとも「ヨデン」でいいのか・・・(^^;)誰か、漢検さんに聞いてくんないかな(^^)
②「螟蛉(メイレイ)」
・①あおむし ②養子(似我蜂ージガバチーが青虫を育てて自分の子にするという故事(詩経)から) だって・・・。
・まさか、類義語で「養子」=めいれい(「螟蛉」)なんて、出ないでしょうねえ・・・(^^;)
・ちなみに、気になったので、広辞苑でも調べてみたら、「①青虫 ②養子の異称」ってなってた・・・ちょっと留意かも。

👍👍👍 🐑 👍👍👍

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漢検1級 27-②に向けての学習状況  その43 腆 郛

2015年09月09日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>

(もう、庭の椛は紅葉し始めている・・・龝ですねえ)
●漢検漢和辞典第2版から
①「不腆」「腆贈」の「腆(テン、あつ(い)、てあつ(い)、おお(いに))」
 第2版は、読み・意味・熟語とも、第1版より充実していましたが、わからないのが「洗腆(センテン)」という熟語を載せていること・・・他に、もっとわかりやすい熟語を載せればよいのに、どうもよく、このスタンスが理解できない・・・。
ちなみに、この「洗腆」の熟語とその意味を探したら、
 ・「腆」で探すと、大漢和・字通ともに見つからず・・・。字通の下付き熟語でも無かった・・・。
 ・あきらめずに、念のため「洗」で探してみたら、なんと、両辞典ともありました👍
 <字通>洗腆:鄭重にもてなす。用例「・・・自ら洗腆して、致すに酒をもってせん・・・」・・・というだけ。これでは「腆」の意味がよくわからない。
 <大漢和>洗腆:鄭重にもてなす。自ら食器を洗って膳を設ける。饗儀を鄭重にすること。「腆」は厚い、多い。(用例は字通と同じ出典でありましたが、書下ろしになってないので読みづらい)

と、やっと、ここまで来て、大漢和の説明を読んで「洗腆」の意味がよくわかった。
 *なぜ、こんな難しい熟語を載せているのか、誰か教えてほしいもんだ。
 *字通・大漢和にはお世話になってますが、このケースでもわかるように、一長一短あり。大漢和の方が概ね、説明の方は懇切丁寧だけど、用例は字通の方が読みやすい・・・やはり、少なくとも両辞典を見比べながら調べないとちゃんとは理解できないことが多いですね。

②「郛郭」の「郛(フ、くるわ)」
 これも、「説郛(セップ)」なんて、わけのわからん熟語が掲載されていた・・・。
 ・「郛」で調べると、字通・大字源には「説郛」という熟語のみ掲載あり、説明なし。
 ・大漢和で「説」で調べたら、「説郛」あり。
  説郛:①衆説、皆、其の郭内にあること ②叢書の名。(明の時代の叢書名。120巻。叢書中に収められている古書名(論語など・・・)がずらずらと、なんと、大漢和の5ページにも亘って記載されていた!!)
そちら方面の専門家には、この「説郛」は有名なのかも知れないが、こんな熟語も載せている意味あるのかね・・・。

と、またまた、第2版批判みたいになりましたが、この2熟語を調べるだけで、だいぶ時間を使ったかんね、ちょっと不平不満をタラタラ言ったっていいでやんしょ<(`^´)>

👍👍👍 🐑 👍👍👍


  


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漢検1級 27-②に向けての学習状況  その42 鍮 絛 吋

2015年09月09日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>

●「syuusyuu 漢検1級 模擬試験問題(チャレンジャー用)第15回」配信しました(^^)
・チャレンジされた方々、チャレンジしている方々、ありがとうございます。今回が最終回ですが、記事に予告しているとおり、補習版?の模擬試験問題作成のめどが立ちましたので、あと2回ほど、チャレンジャー用のシリーズとは別に配信する予定です。今度は90%以上は漢検漢字辞典や過去問に準拠している内容なので、ご自身の総仕上げ版として活用してみてください。

●漢検漢字辞典第2版
・あと2日ほどでほぼ読みこなすところまで来ました・・・。問題の材料もほぼ揃いました。
・しかし、よく考えると、前回「斑気(むらき)」なんて書き問題が出たことからすると、やはり、1級の問題は「範囲に制限なし」ってことでしょうかね?現行の音訓や1級配当漢字だけに注意していてもダメなのかもしれません・・・。
・第2版を読んで良かったと思っています・・・出題されたら出来なかっただろうなという熟語や読みなどが(10個まではいきませんが)、ありましたので・・・。
・これは私が勝手に判断しているのですが、古語に近い熟語や読みなどは(現代でもある程度通用していると思われるものは別にして)無視しています。が、仏教用語はちょっと要注意ですかね、唐音も。あまり出ないでしょうし、合格レベルまでのチャレンジなら無視しても良いかも・・・満点レベルを狙う人は、面倒でも目を配って置く必要があるかも(^^;)
・と、云いながら、また、文句というか愚痴というか・・・(^^;)
①「真鍮(シンチュウ)」の「鍮」・・・「鍮石」は「トウセキ」→同じ真鍮という意味。「チュウ」は慣用音だって。
②「絛虫(ジョウチュウ)」の「絛」・・・以前の記事で大漢和では「トウチュウ」とも読んでいると書いた記憶ありますが、漢検では「ジョウチュウ」のみの記載・・・やはり「トウチュウ」と書いたら×になるのかな?一方、「馬絛」は「バトウ」となってました(ーー)
③「吋(トウ、スン、いんち(インチ))」・・・意味のところに「①インチ ②しかる(叱る)」となってる。・・・②は確かに、大漢和でも、そういう読みや意味があるようなことが記載されていましたが熟語や使用例はなし・・・なんで、こんな②のようなものまで掲載しておくのか、理解に苦しむ。大漢和などの大辞典からそのまま転用しているだけなのかあ(ーー) *同様の例が他にもある!!

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漢検1級 27-②に向けての学習状況  その41 梲 窕

2015年09月06日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>

●漢検漢字辞典(第2版)・・・なんだか、この辞典の批判みたいになっちゃってるけど、以後の学習記録のためにやってることです(^^;)みなさんの参考にもなると思ってるんですが・・・(^^;)
●またまた発見その1・・・現行音読みにない熟語・・・
①知客(シカ)・・・禅寺で客を接待する僧
②頂相(チンゾウ・チンソウ)・・・禅宗の高僧の肖像
(学習したから)読めるし意味も分かっているから別にいいんだけど、問いたいのは「なぜわざわざ掲載しているのか」ということ。仏教関係・・・特に禅宗(唐音多し)に・・・この種の熟語が多いけど、載せるならもっと他に適当なものもあるとも思うのだが・・・。載せている趣旨や目的がどうにもわからん。また、これも試験に出るかどうか、よくわからん。
●またまた発見その2・・・音訓追加している漢字
①「梲(セツ)に藻(ソウ)す」「藻梲(ソウセツ)」の「梲(うだち)」・・・「セツ」に加えて「タツ」音が追加されてた。
「タツ」音のときは「つえ、木の棒」の意味・・・でも、対応する熟語は載せていない・・・意味ないじゃん・・・「梲杖(タツジョウ)」とか載せておけば良いのに・・・。
②「窈窕」の「窕」・・・「チョウ」音に「ヨウ」音が追加されている。訓読み・意味も「ふかい」に加えて「あでやか」が追加。
これは出るかもネ・・・「窕冶(ヨウヤ)」ー「窕(あで)やか」・・・で。

<すでに、「熟語の読み・一字訓読 (その190)」でご案内ずみですが、再掲載しておきます>
<窕:チョウ、ヨウ、ふか(い)、あで(やか)、おくゆか(しい)>
・ふか(い):窕窕(チョウチョウ)=奥深くはかり知り難いこと、窕邃(チョウスイ)=奥深いさま、杳窕、霄窕・・・
・あで(やか):窕冶(ヨウヤ)=なまめかしく美しい *「姚」に通ず。(字通は「チョウヤ」)
・おくゆか(しい):窈窕、 
・その他:(「佻」に通じる。軽窕=軽佻。)窕貨(チョウカ)=窕利=苟且の財貨・一時的収入・ただもうけ・いわれのない財貨、窕言(チョウゲン)=苟且の言語・表面ばかり美しい言葉・空虚にして人を欺く言葉  *「君子は窕言を聴かず、窕貨を受けず」(韓非子)

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漢検1級 27-②に向けての学習状況  その40 鉦 諍

2015年09月05日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>

●またまた漢検漢字辞典(第2版)から・・・
①現行音読みに無い熟語・・・(第1版にも載っているが)・・・
・「還礼」(ワンレイ)・・・禅宗のことば。礼を仕返すこと。現行音は「カン、ゲン」
・「辱号」(ゾクゴウ)・・・恥辱ををこうむった名。現行音は「ジョク、ニク」
・「寸白」(スバク)・・・①寄生虫、その病気。②婦人病。現行音は「スン、ソン」
・「磚茶」(タンチャ、ダンチャ)・・・現行音「セン、かわら」
まだあるでしょうが、こういうの、載せているってことは、現行音になくても出るってことかいね??? ボクちゃん先生、教えてくださいナ。
②「鉦」(ショウ、セイ、かね)
・ほとんどの熟語は、「ショウ」読みで、「鉦鼓」も「ショウコ」だけど、逆の「鼓鉦」は「コセイ」!!わざわざ読み分けているから、意味があるんでしょうが、一切説明のようなものはナシ・・・。困ったもんだ・・・ちなみに、大漢和は下付き熟語ないんで、字通を調べたら、字通には「セイ」音なし・・・「鼓鉦」あるも「読みナシ」。さらに、角川・大字源を見たら、「ショウ(呉音)、セイ(漢音)」とあり、鼓鉦(コショウ、コセイ)とあった・・・。・・・どうなってんだ???おっかしいんじゃない???「コショウ」と回答したらバツになんのかな(+o+)
③「諍」(ショウ、ソウ、いさ(める)、うった(える)、あらそ(う)、いさか(い))
・熟語で「諍論」・・・「ジョウロン」・・・実は広辞苑も「ジョウロン」。過去問か何かにもあって覚えちゃっているけど、「ソウロン」としたらバツなのかな???・・・実は実は、大漢和も字通もともに「ソウロン」なんだけど・・・。
④その他、音・訓およびその熟語、ホントに増えトラ・・・(^^;)・・・「兌換」の「兌」、侘び寂びの「侘」・・・音も訓も熟語も大幅増・・・この辺もあ・や・し・い・・・漢検漢和辞典をベースにチャレンジしている人は、第2版を買わないとダメだね(^^)

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漢検1級 27-②に向けての学習状況  その39 啐 胥

2015年09月04日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>

●漢検漢字辞典(第2版)ーその1ー
・まだ学習途中ですが、「訓読み」や「その意味」のほか、「音読み」も増えていることがわかった👍
・これは、これからチャレンジする人は(1級に限らず)ハードルが高くなってくるかも知れない・・・
・1級配当漢字と凖1級配当漢字を中心に見ていますが、だいぶ変わっていますね。熟語も増えている・・・。
「聿越」・・・模試で出題しましたが、第2版にも載ってた・・・ビックリ!!
「暈繝」・「鷸冠」・・・これは第1版からあるんだ、知らなかったなあ・・・模試で出しちゃった・・・
「齷齪」の「齪」・・・これも、音の「シュク」が掲載されている!!この間の記事で「齪齪(シュクシュク)」なんて出ないだろうと適当にあしらいましたが、「シュク」読みで出るかも知れない\(◎o◎)/!

●漢検漢字辞典第2版ーその2ー
・しかし、相変わらず不満なことあり・・・前にも言いましたが・・・音・訓読みが全部載っていないことや、訓に対応する熟語の優先順位がおかしいことなど・・・。
①「啐啄(ソッタク)同時」の「啐」
 ・音・訓「サイ、ソツ、な(める)」、意味「①おどろく ②呼ぶ・叫ぶ(啐啄) ③なめる、飲む」だって・・・。で、熟語は「啐啄同時」のみ。 ・啐の現行訓読みは「な(める)、なきごえ」。
 ・「な(める)」の訓読みを載せてるなら、その熟語も幾つか載せたらどうなのか・・・「啐酒(サイシュ)」とか「啐嘗(サイショウ)」とか。
②胥(現行の音訓:ショ、ソ、しおから、たが(いに)、みな、こやくにん)
 ・第2版の音訓「ショ、ソ、しおから、みな」、意味「①しおから、塩づけの肉 ②たがいに、あい ③みな、ともに ④小役人」=胥吏・・・ 
 ・優先順位④の熟語だけ載せて、①から③までの熟語は一つも載せてない・・・。
 ・ご参考までに・・・「2014年12月23日 新・手賀沼散歩(漢字修練)」より・・・こんなに載せろとは言わないが1、2つあってもいいんじゃね?
 <胥:ショ、ソ、しおから、たが(いに)、みな、こやくにん>
 ・しおから:(説文に「蟹の醢なり」とあり「蟹胥」の意とする・・・字通・・・) 蟹胥(カイショ):蟹のしおから(大)
       *醢:カイ、ひしお、ししびしお、しおから (参)醯:ケイ、す、すづけ、しおから
 ・たが(いに):胥胥:相楽しむ、胥虐:相虐する、胥怨:相うらむ、胥匡:相互にただす、胥葉・胥成:葉が相重なり茂ること、胥命:(春秋のと          き、諸侯が相会して(血を歃(すす)って盟わず)ただ、約束することをいう。
 ・みな:胥役:①みな役に服する 、胥戚:みながうれえること、 
 ・こやくにん:胥役:②下役・小吏=胥吏、胥人、胥隷 胥蠧(ショト):悪役人、胥里:年貢係
 *胥胥:「解け散じるさま」(大)の意もあり ←蟹の肉のところで使われている。
 *胥附:親附する(下を率いて上に親しませること、又、疎遠な者を親しませること、その臣)・・・「たがいに」の意か?「臣」の意味なら「こや  くにん」の意か・・・?
 *胥靡(ショビ):①刑徒の称、宮刑を受けた者(一説に、相随って軽刑に坐した者、更に、一説に、相つながれた者) ②空しく何もないこと、貧をいう ③城の名  -大漢和によるー

ま、まだまだあるけど、とりあえず、今日はこの辺まで👍

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漢検1級 27-②に向けての学習状況  その34 齎 齷 齪

2015年08月27日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>

(手賀沼の藪枯(やぶがらし)=五爪籠:まだ花がちょっとしか咲いていませんでした・・・意外に綺麗なんですけどね・・・)
●貴方は見られている!?・・・gooーブログ「リアルタイムアクセス分析」サービス実施中・・・
goo-ブログの方は知っているんでしょうけど、8月から「リアルタイムアクセス分析」なんてのがサービスで導入されている・・・気になってしょうがない(^^;)現在のアクセス数とかアクセスされたページの閲覧数とかアクセス元ページとか、(gooーブログの方の場合には)「あしあと」でどなたがアクセスしている(していた)かがわかる・・・逆に言えば、私もほかの方のgooーブログを見ていると、そこに足跡が残るということ・・・なんか、面白いような、そうでないような、ちょっと複雑な気分ですね・・・。
●模擬試験問題、反応大・・・
模擬試験問題を公開しだしてから、アクセス数急増・・・その前と比べると、閲覧数や閲覧者数はほぼ倍増の感じ。好評なのか、興味本位なのか、よくわかりませんが、少なくともコメントを戴いている方からは好意的に受け止められていると勝手に思っています(^^;)・・・生来の天邪鬼的な性格のせいか、ちょっと人と違うことをやりたがる性癖があるようで・・・。これまでのブログでは受検前にせいぜい1~2回の模試を作ってくださる方がほとんどで(私も大変お世話になっていましたが)、少し不満だったのは「質・量」の問題・・・それが昂じて、自分でいっぱい作ってしまった・・・内容はともかく、人の「度肝を抜く」ことができたら、それだけでも性格的にはちょっと満足なんです(^^)・・・こう書いているうちにも、リアルタイムアクセス分析で、「模試第10回」が「第9回」のアクセス数を抜いてトップになった(^^)・・・
●漢和辞典(主として、大漢和・字通)から・・・
①「吾れ、万物を齎送(シソウ)と為す」の「齎」
「齎」:(現行読みでは)・・・サイ、セイ、シ、もたら(す)、ああ、たから、おくりもの、もちもの・・・
(参考)漢検第1版「音:サイ、セイ、シ、訓:もたら(す) 意味:①もたらす。持っていく。持ってくる。②たから。財貨。③もちもの」
<もたらす>齎金(セイキン)=金を持参する、齎貨(セイカ)=財貨を持参する、齎糧(セイリョウ)=かてを持参する・・・
<ああ>齎咨(シシ)、齎嗟(シサ)=咨嗟 *<ああ>の意味のときは(「咨」に通じるということで)、「シ」音読みのようです。
<たから>齎材(シザイ)=資材、材料・・・これは(「資」に通じるということで)「シ」音読み。
<おくりもの>齎送(セイソウ)=もたらし送る、齎送(シソウ)=葬式のときに死者と埋める物品 ←模試はこの意味。
<もちもの>齎物(セイブツ)=もたらしもの。持参した物品。齎用(シヨウ)=日常用いる金品=資用 ←(「資」に通じるから、この場合は「シ」音らしい・・・)
・・・ということで、「齎」の音読みは(一応、上記のように読み分けの仕方はあるようですが)ちょっとややこしいです。漢検レベルなら問題文の意味のときの「齎送(シソウ)」以外は「セイ」で読んでいれば良さそうですけど。
②齷齪
もひとつおまけに・・・「齷齪(アクセク、アクサク)」の「齪」について・・・現行音読みは「サク、セク、シュク、(訓は、略)」
「セク」は慣用音ということなので、読み方としては「アクセク」でも「アクサク」でも良いのでしょう・・・。ところが、
*「齪齪(シュクシュク)」(大漢和・字通)=廉謹なさま、うやうやしいさま
*「齪齪(サクサク)」(角川・大字源)=まじめで融通がきかないこと
・・・こうなってくると、「シュクシュク」が正しいのか、「サクサク」が正しいのか、もうわかりませんねえ・・・誰か何とかしないのかね。
(ついでに、「齷齪熱(アクサクネツ)」=(溽暑のことを意味するらしい)人の身体におしせまるような、6月頃のムシムシする暑熱のこと)
③唐音、漢音、呉音、(宋音)・・・
さらについでにいえば、漢字の音に「唐音、漢音、呉音、(宋音)」なんてあるから、ますますややこしい・・・。呉音で読んでも、漢音で読んでも
間違いではないんでしょうけど、唐音は唐音で読まないとダメなんだろうな・・・というのが私の(現在の)見解です。
*どこかで書いたと思いますが、古代中国の音は呉音系で、南北朝以降の北朝系(異民族の夷・北狄)の言語が漢音(&唐音)系列らしいですね。

*当該漢字の持つ意味(「・・・に通じる」というような、読み方のルールがあるもの)にしたがって音読みする、そのようなルールがない場合は、呉音系でも漢音系でもどちらで読んでも良い・・・というのが、私の(現在の)割り切り方です。この辺、詳しい方がいたら、ぜひ、やさしくおしえてほしいものです。
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漢検1級 27-②に向けての学習状況  その31 拑・箝・鉗 杠梁

2015年08月23日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>

(近頃は散歩していても、紫薇の花がいたるところで咲いていますね・・・「百日紅」は厭きたので、違う熟字を使ってみました👍)
●今日はだいぶ暑さもやわらいできましたね、そろそろ龝か・・・。
●「syuusyuu模擬試験」は第12回分まで出来ています・・・どんどん、チャレンジしてください。特に、点数報告は要りませんよ(^^)どこら辺が難しかったか、易しかったかなど、簡単な感想やコメント、完了報告などをいただければ結構です👍
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●音訓整理・・・1級配当漢字の熟語とその音訓整理は一応完了(既報)。今、凖1級以下の配当漢字で、ちょっと(私にとっては)目新しい漢字の熟語や音訓の調査を行っています。そのうち、凖1以下のものも、模擬試験に入れ込むかもしれません👍
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●またまた、漢検漢字辞典(第1版)の疑問・問題点
*「聳立」の「聳」・・・辞典に「聳(そそ)り立つ」と特筆大書しているけど、現行読みに「そそ(る)」なんて、無いんだけど。

●漢和辞典から・・・
①「はこ」の大きさ・・・匱 < 匣 < 櫃・・・大漢和だったか、大きさの違いの図解があったような(^^)・・・「石室金匱」の「金匱」なんか、ちっちゃなハコなんだろうな・・・って想像しながら学習すると楽しいですねえ。

②拑・箝・鉗・・・「口をふさぐ、口をつぐむ」で使われる、拑口・箝口・鉗口・・・もともとは「竹でもってすることを”箝(拑)”」、「鉄をもってすることを”鉗”」という・・・ということらしいので、竹や木なんかを使って口をふさぐ場合は「拑口・箝口」、金属をつかってする場合は「鉗口」と書かないといけないんでしょうね。

③「杠梁(コウリョウ)」=橋梁のこと。「杠」は(現行読みにはありませんが、漢検漢字辞典にも意味が載っていた)「こばし(小橋)」、「梁」は
現行読みでもある「はし」・・・違いは、「杠」は「徒行を通ずるもの」、「梁」は「車輿を通ずべきもの」なんですって・・・。
*「杠」は「杠秤(ちぎ、ちきり、ちぎばかり)」、「杠谷樹(ひいらぎ)」ぐらいしか知りませんでしたが、他にもいろいろな意味があります。

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