人生晴れたり曇ったり

「辛酸を嘗めた私の闘病日記」2年半の闘病生活の峠を越え、その後の元気な日常を画像を加えながら不定期ですが書いています。

悪性胸膜中皮腫の検診結果

2018年02月15日 | 日々闘病日記

ようこそ

昨日は、妻と二人で兵庫医科大学病院での三か月検診に出かけた。日々の生活で、順調に回復している事は自分自身で理解していたので、以前のような不安な気持ちは無く、穏やかな気持ちで大学病院に向かう事が出来た。

途中の高速道路のサービスエリアで、トイレをしようと駐車したところ偶然にも、ユラクの副社長と甥っ子に出くわした。神戸での料理の定期講習に行くそうだ。私たちは、時間に余裕があったので、しばらく休憩してから病院に向かった。

最初に血液検査を行い、次にCT撮影を行い問診を待った。当時、私が入院していた病室を久しぶりに見に行ったが、患者さんが入室しているようで、中までは入れなかったが、懐かしく当時を思い出した。

簡単な軽食を済ませ、待つこと約30分。いよいよ私の順番が回ってきたが、以前のような動揺は無い。以前なら、取り残したガン腫瘍の事や転移の事など、不安を抱えながらの受診であったが、今回はそれらは皆無である。

早速に降雪の話などの世間話を済ませ、検査結果を聞いた。血液検査は異常なしとの事。続いて、CT検査の画像の説明を受けた。「素晴らしい回復力で、ガン腫瘍は見当たらず、肺も大きく膨らんできて、徐々に元に戻っています。」との事。

改めて、最近3か月程で約10キロ体重が減った事も尋ねたが、元々は今ぐらいだったので心配はしていなかったが、「大丈夫です。今が最適です」と太鼓判を押してもらった。

心配はしていなかったが、やはり名医の主治医に太鼓判を押してもらうと安心感が違う。飛び跳ねたい気分で、嬉しくて嬉しくて、例えようのない気持ちである。ガン患者になった者しか味わえない満足感である。

思えば、まだ一年二か月前には、先ほど見に行った病室で、大きな手術の説明を受け、手術日を待っていたのを思い出す。説明でも、10時間は掛かる手術と聞いていた。当日が、早く来てほしいような、ほしくないような複雑な心境であったが、今はお陰様で、見事に社会復帰を果たす事ができた。

「もうダメかも知れない」と、生きる事を諦めた時期もあったが、本当に主治医を信頼して手術の決断をして良かったと大喜びしている。

帰り際には、何度も何度も「先生のお陰です。感謝しています。ありがたいです。」と言う言葉を連呼していた。そして、私に続く患者さんが一人でも多く続く事をお願いした。

悪性胸膜中皮腫と言うガンは、本当に生存率の低い厄介な病であるが、今後はアスベストの関係で、この種の患者が増えると予想されている。私は、幸運にも回復基調にあるが、現在のところ中皮腫に対して、完全治癒につながる効果的な治療方法は確立していないと言う。臨床試験の最中で、私もその一人である。新しい有効な治療方法を開発していく上で大変重要だと聞いた。

昨夜は、少し晩酌が過ぎたが、これも御愛嬌である。ありがとうございました。

では又ね

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1 コメント

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おめでとう (船の好きなじいじ)
2018-02-15 17:01:53
「飛び跳ねたい気分で、嬉しくて嬉しくて、例えようのない気持ちである」この言葉がすべてを物語っている様です。
本当に良かった。
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