梅香のつれづれ日記

今井町から保存活動の情報をお知らせします
今井町にあなたのお知恵を貸して下さい
時には梅香の独り言も書いていきます

1月13日・今井町の大トンドが行われました

2014-01-13 17:46:31 | 今井の祭り・イベント
季節の風物詩、大トンドが大和のあちこちで始まった
昔は14日と15日に集結していたが、土曜日、日曜日、祝日に行われるところが多くなり、事前把握が難しくなってきたように思う
今井町でも例にもれず、恒例の14日が、今年は13日に開催となった

今井町史(昭和32年9月発行)で
大トンド 1月14日。 
10日過ぎになると各町々で子供が「トンドの薪おくれんか。くれんものはシミタレや」と叫びながら薪を集めて回る。各家ではカキモチを編んだ藁に割木をつけてやる。今では薪の代わりに金でやる。この金で薪を買ってトンドする。
14日の晩方から笹を四方に立て、木を組み、カザリバ・門松・注連縄を持ち寄り、アキの方から火をつける。
「天筆和合楽地復円満楽 新玉の年の初めに筆とりて よろずの宝書きぞ納むる」と書いた紙がトンドの火気によって高く上がればあがるほど「手が上がる」と言って喜ぶ。
また、この火にあたると風邪をひかぬとか、トンドの火で焼いた餅を食べると歯痛にならぬといい、火を家に持ち帰り、お灯明をあげ、明朝のアズキ粥に入れるアズキをこの火で煮る
とある

各地の風習によって違うが、そのほとんどが冬の害虫駆除や新しい春の草の生育を助ける野焼きと違い、古くから町として栄えてきた今井町の大トンドは正月の締めくくりと、火を畏敬する思いが強いものであるようだ

平成26年、大トンド、昭和32年の町史の記載とは大きく様変わりして、春日講の人たちが、この日のために廃材を貯めておき、御餅も準備、注連縄や古くなったオフダを各家庭から持って、燃やしてもらう、とかなり簡略化されてきた
それでも、高齢化した講の人たちのおかげで今井のトンドは今年も無事点火出来た

昨年は今井町は雪景色での大トンド、





インドネシアから留学中のハネダは大喜びで一日中外で遊んでいたのを思い出す
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする