独り言

日本の原風景、花、自然など、自分で撮った写真の加工作品、街道歩きなどを中心に公開しています。

スライ&ザ・ファミリーストーン 「I Want to Take You Higher」

2009-05-05 08:27:32 | 音楽
1970年前後に人気があったファンクミュージックの元祖的バンドです。
最近は「ファンク」なんて言葉を使うのかどうか知りませんが、当時はソウルやブルースを演奏していたバンドが、よりダンスミュージックっぽくアレンジした黒人音楽をファンクなんて呼んでいました。

アルバムは数枚しか発表してませんが、どれも個性的な曲がたくさん詰まっています。
ただ、本人達の希望なのかレコード会社の希望なのか、妙にコマーシャル的な曲が混じってたりして、いかにも70年前後の黒人音楽のアルバムっぽいです。
これってブルースのアルバムにもけっこうあって、特に1曲目にポップな曲を持ってくるという製作会社の意向がモロにあらわれる場合が多いようです。

個性的、かつカッコ良い曲が多いなか、私的にはアイク&ティナ・ターナーもカバーしていた「I Want to Take You Higher」がベストです。
黒人でなきゃ出せないぞと言わんばかりの黒っぽい音は絶品ですよね。

ジョー・ヘンダーソン 「Blue Bossa Live 1987」

2009-05-04 19:19:47 | 音楽
ベテランのジャズテナーサックス奏者です。
70年代にはロックバンドのブラッド・スウェット&ティアーズにも参加していた変わった経歴もあります。

そのせいかはわかりませんが、ロック好きな私には何故かフィットします。
別にエレクトリック楽器を全面に押し出すわけでも、ポップな曲を演奏するわけでもないのですが、私のような素人ジャズファンにも聴きやすくなっています。
きっと適度にハードで黒っぽい音がロックに通じる何かがあるのだと思います。
なんてわかったようなことを適当に言ってみたりして。

アコースティックジャズが本職の中、エレクトリックな楽器を多様したライブアルバム「Blue Bossa Live 1987」も素晴らしいです。
なにしろ黒っぽいんです。
どこかのブルースマンが歌い出しそうな雰囲気を持っています。
この手のジャズはありそうであまり無いですよね。

タジ・マハール 「One More Mile To Go」

2009-05-03 07:57:57 | 音楽
タジ・マハールという意味深そうな名前のアーティストです。
ルーツミュージックなるジャンルがあれば、そこに入る候補ナンバー1だと思います。
ブルース、R&B、レゲエ、ゴスペル、ブルーグラス、ハワイ、カリブ、アフリカの伝統音楽など多様な音楽を取り上げて、アルバムごとに特色のある作品に仕上げてます。

私がタジ・マハールを最初に知り、尚かつ一番好きな曲はマイク・ブルームフィールドなどと共演したアルバム「永遠のフィルモア・ウエスト」の中の「One More Mile To Go」です。
このアルバムでは一曲だけの参加だったような気がしますが、実に当時流行りのロック風味のスローブルースとなっています。

ソロアルバムでは、割と低い声ながらも明るく歌っている曲も多いのですが、ここでは地をはうような「ブルース」を延々と唸っています。
実にカッコ良いですよ。

タジ・マハールの欠点といえば、作品ごとにテーマが全然違ったりするので、実際に聴いてみるまでどんなアルバムかわからない点がたまに傷なんですけどね。