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週刊日本の100人 第25号 空海 

2019-08-05 05:20:25 | 歴史関連情報
週刊日本の100人 空海

シリーズ第25号は空海です。



お坊さん = 宗教家 = 哲学者といえるなら、
空海は大哲学者と言えるでしょう。

空海は儒学では社会の矛盾を解決できないのではないかと悩み、自然の中で荒行を積むます。
20歳の時、四国の御蔵洞という洞窟で、「わが心空の如く、わが心海の如く」という境
地に達し、空海と名乗ります。

そして「大日経」に出会い、その内容に触れるために中国に渡ります。
空海は遣唐使として、私費で中国へ渡ります。
遣唐使は「よつのふね」、すなわち4艘の船で構成していましたが、このとき2艘は
沈没しています。
残った2艇に乗っていたのが、空海であり、最澄でした。

中国では、空海はまず梵語を勉強します。
そして青龍寺の恵果を訪ねました。
恵果は密教の「大日経」系と「金剛頂経」系を共に継承した僧です。

空海が来るなり、恵果は自分の持っている全ての知識を彼に伝えます。
彼が伝えたのは、空海ともう一人だけ。その一人は間もなく亡くなってしまいます。
すなわち、密教は、以後日本のみで広まったのでした。

空海は恵果が亡くなるとただちに帰国します。
本来は違反ですが、学んだ内容が素晴らしいために、最澄がフォローしたのです。

こうして空海は真言宗をおこします。
最澄も入門しますが、その後分かれます。

さらに、中国で学んだことを活かして、土木工事や学校を設立するなど、非常に精力的な活動をしていま
また、彼は書道でも非凡な才能を発揮、絵画や彫刻など、芸術家としても精力的に活動しました。

とても魅力的な人物です。


特集空海
 物の興廃は必ず人による。人の昇沈は定めて道にあり

ライフ&タイム
 海を渡り山を駆けた真言密教開祖の61年
 人生を変えた仏教との出会い/密教の奥義を求め唐へ
 新仏教の旗手として中央デビュー/現世浄土・高野山を開山
 真言密教の完成を見届け入定

ヒューマンエピソード
 知性と行動力に満ちた平安仏教界の巨星

クローズアップ
 空海が完成させた荘厳な密教宇宙とは?

人物スクランブル
 空海人物相関図
  最澄/真如法親王/柳田国男/醍醐天皇

後世への遺産
 四国遍路、讃岐うどん…… 「お大師様」がもたらしたもの

評伝アラカルト
 空海考
  湯川秀樹/淳和上皇/瀬戸内寂聴
  日蓮/吉本隆明/徳一

ビジュアル人物事典
 賀茂真淵/烏丸光広/川合玉堂/河井酔茗
 河井継之助/川上音二郎/川上貞奴/川上操六

日本の100人ミュージアム


このシリーズでの100人は・・・
織田信長
徳川家康
豊臣秀吉
坂本竜馬
伊達政宗
平清盛
勝海舟
真田幸村
源 義経
武田信玄
西郷隆盛
明智光秀
上杉謙信
石田三成
徳川家光
前田利家
高杉晋作
徳川慶喜
聖徳太子
徳川吉宗
近藤勇
黒田官兵衛
足利尊氏
吉田松陰
空海
大久保利通
東郷平八郎
徳川光圀
東条英機
北条早雲
山内一豊
土方歳三
田中角栄
福沢諭吉
宮本武蔵
加藤清正
毛利元就
吉田茂
源頼朝
山本五十六
直江兼続
平賀源内
伊藤博文
松尾芭蕉
白州次郎
徳川綱吉
千利休
細川幽斎
大石内蔵助
木戸孝允
島津義弘
足利義満
渋沢栄一
井伊直弼
大友宗麟
福島正則
松下幸之助
伊能忠敬
板垣退助
後醍醐天皇
平将門
乃木希典
南方熊楠
大隈重信
日蓮
ジョン万次郎
野口英世
大村益次郎
山本勘助
田沼意次
松平容保
菅原道真
北条時宗
藤堂高虎
榎本武揚
島津斉彬
二宮金次郎
後藤新平
手塚治虫
岩崎弥太郎
本田宗一郎
親鸞
津田梅子
藤原道長
山田長政
上杉鷹山
原敬
森鴎外
葛飾北斎
岩倉具視
芥川龍之
新渡戸稲造
犬養毅
黒澤明
日野富子
豊臣秀長
今川義元
本居宣長
高橋是清
夏目漱石

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