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週刊 日本の100人 第92号 新渡戸稲造

2019-10-11 05:21:08 | 歴史関連情報
週刊日本の100人 新渡戸稲造

シリーズ第92号は新渡戸稲造です。



 新渡戸稲造は、昭和59年11月1日に発行された五千円紙幣の肖像に採用されたとき、「誰?その人」という声があがったことを覚えています。

 失礼な話です。

 新渡戸稲造 1862‐1933(文久2‐昭和8)は、農業経済学者,教育家です。
 南部藩出身で、札幌農学校第2期生として学び、札幌バンド(日本のプロテスタントの発祥地の1つ)の一人となります。
 1884年、東大を中退し、アメリカ、ドイツの諸大学で特に農業経済学、統計学を学び、その間札幌農学校助教授になります。
 1901年台湾総督府に招かれ、製糖業により統治の経済的基礎を確立します。採用した児玉源太郎も偉い。このあたりはドラマになりそうです。
 03年京都帝大教授、06年一高校長を経て、東京帝大教授となり植民政策講座を担当します。18年には初代の東京女子大学学長に迎えられました。

 国際連盟事務局次長(1920‐26)、ついで帝国学士院会員、貴族院議員となり、太平洋問題調査会の理事長として〈太平洋の橋〉になろうとしました。
 しかし、日本が、国際連盟を脱退した年に亡くなりました。

 明治以降の本格的な国際人の代表的な人物の一人です。

 本誌の内容です。

■特集
新渡戸稲造
 願はくはわれ太平洋の橋とならん

■ライフ&タイム
日本と世界の橋渡しを目指した国際人の71年
 武家の誉れと西洋との邂逅/終わりなき学問の探求
 世界に轟く「ニトベ」の名/高き理想とたゆまぬ実践
 平和のための孤独な闘い

■ヒューマンエピソード
機知に富む世界主義者で心優しいクリスチャン

■クローズアップ
国際連盟の「顔」となったジュネーブでの7年間

■人物スクランブル
 新渡戸稲造 人物相関図
 ウィリアム・クラーク/内村鑑三/河井 道/トーマス・カーライル

■後世への遺産
女子教育、国際平和……未来へつながる懸け橋

■評伝アラカルト
新渡戸稲造考
 矢内原忠雄/鶴見和子/石井菊次郎
 三宅雪嶺/ヒュー・L・キンリーサイド/押川春浪

■ビジュアル人物事典
 陸奥宗光/棟方志功/紫 式部/村田清風
 明治天皇/毛利敬親/毛利隆元/毛利輝元

■日本の100人ミュージアム

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