週刊日本の100人 第２号 徳川家康

週刊日本の100人　徳川家康

もう一度読み直してみます。
シリーズ第２巻は家康。


家康は、実はかつてはあまり好きな偉人ではありませんでした。
「たぬき親父」のイメージが強すぎたかもしれません。
豊臣家の滅ぼし方は、スマートではありませんでしたね。

しかし、名古屋のまちづくりなどを調べていくうちに、本当に頭のよい人であること、そして、信長同様、強く平和を願っていたことがいろいろな資料から分かってきました。
確かに豊臣家を残していたら、江戸幕府はあれだけ続かなかった可能性が高いでしょう。

その人格をつくったのは？
この中にある「人質として生きた苦難の幼少時代」が大きかったと思っています。

ライバル関係の織田、今川の両方の人質になった、希有な例です。
そのどちらにも、人間関係をつくります。
おそらく、敵・味方に闘う武将たち。そのどちらも、心のある人であることを感じ取ったと思うのです。

家康は、生涯、人質となった子女を大切にしていました。

そしてそこで学んだ読書で苦難を乗り切ってきたことも加えておきましょう。

特集
・徳川家康
　急ぐべからず、不自由を常と思えば不足なし

.ライフ&タイム
　戦乱の世を太平に導いた徳川大権現の74年
　 人質として生きた苦難の幼少時代／徳川家隆盛への試練
　　じっと我慢の覇権争い／天下分け目の大勝負へ挑む
　　戦乱なき太平の世を夢見て

.ヒューマンエピソード
　　自らを律し、他人も律す忍耐と気づかいの達人

.クローズアップ
　徳川幕府誕生！ 長期安定政権への秘策

.人物スクランブル
　　徳川家康 人物相関図
　　服部半蔵／三浦按針／金地院崇伝／春日局

.後世への遺産
　　蕎麦、将棋、江戸の街……現代に生きる大将軍の遺産

.評伝アラカルト
　徳川家康考
　山岡荘八／今川義元／山路愛山
　津本 陽／蒲生氏郷／隆慶一郎

.ビジュアル人物事典
　朝倉孝景／朝倉義景／浅野内匠頭／浅野長政
旭姫／足利尊氏／足利義輝／足利義教

.日本の100人ミュージアム

このシリーズでの100人は・・・
織田信長
徳川家康
豊臣秀吉
坂本竜馬
伊達政宗
平清盛
勝海舟
真田幸村
源　義経
武田信玄
西郷隆盛
明智光秀
上杉謙信
石田三成
徳川家光
前田利家
高杉晋作
徳川慶喜
聖徳太子
徳川吉宗
近藤勇
黒田官兵衛
足利尊氏
吉田松陰
空海
大久保利通
東郷平八郎
徳川光圀
東条英機
北条早雲
山内一豊
土方歳三
田中角栄
福沢諭吉
宮本武蔵
加藤清正
毛利元就
吉田茂
源頼朝
山本五十六
直江兼続
平賀源内
伊藤博文
松尾芭蕉
白州次郎
徳川綱吉
千利休
細川幽斎
大石内蔵助
木戸孝允
島津義弘
足利義満
渋沢栄一
井伊直弼
大友宗麟
福島正則
松下幸之助
伊能忠敬
板垣退助
後醍醐天皇
平将門
乃木希典
南方熊楠
大隈重信
日蓮
ジョン万次郎
野口英世
大村益次郎
山本勘助
田沼意次
松平容保
菅原道真
北条時宗
藤堂高虎
榎本武揚
島津斉彬
二宮金次郎
後藤新平
手塚治虫
岩崎弥太郎
本田宗一郎
親鸞
津田梅子
藤原道長
山田長政
上杉鷹山
原敬
森鴎外
葛飾北斎
岩倉具視
芥川龍之
新渡戸稲造
犬養毅
黒澤明
日野富子
豊臣秀長
今川義元
本居宣長
高橋是清
夏目漱石