@じゃんだらりん

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しゃくやく姫の塚

2009-05-24 | 【歴史】戦国
遊びに行った足助の道中、「しゃくやく祭り」というノボリを見つけたので寄ってみたが、観光客向けというより地元のお祭りだった。大昔に亡くなった姫様の慰霊祭でもあるという。

※「しゃくやく姫の塚」(説明板より)
 
>時は1570年代余はまさに戦国時代に入った頃のことである。
足助城の一つに「黍生城」(きびうじょう)という城があった。(現在の足助町近岡)
>この城に女の子が生まれ、五月もお城はしゃくやくが咲き乱れていたので、
しゃくやく姫と名付けられた。
>しかし、ある日のこと、甲斐(山梨県)の武田の軍勢が攻めて来た。
城はたちまち猛火に包まれ、姫は城を追われて、飯田街道を西へ、
野口の地まで逃げてきた。
>敵の追手はなおも厳しく、女の足ではとてもかなわない「もはやこれまで」と
畑の中の井戸に身を投げて最期を遂げてしまった。

>いつの頃からかこの井戸は埋められて塚となった。その後毎年五月になるとこの塚には見事なシャクヤクが咲き村人たちは姫をいとしんでいる。


この「黍生城」を初め、足助地域は戦国時代に徳川氏と武田氏の間で争奪戦が繰り返された。何回となく落城が繰り返された史実がこんな伝承を生んだのかも知れません。




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