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小鳥日和

シジュウカラF(F夫)の探鳥備忘録

5/14(木)茨城・浮島

2015-05-24 | 野鳥 北関東探鳥地

大阪でお世話になったFさん、IWさんと共に二泊で関東エリア探鳥旅行へ行ってきました。

<探鳥コース>

①茨城・浮島のオオセッカ、コジュリン葦原の夏鳥
②茨城・ハス田の淡水シギチ
③千葉・三番瀬/谷津干潟のシギチ
最後に、④三宅島

土地勘の無い我々にとって霞ヶ浦を望むこの広大な葦原を散策するのは無理があったため千葉の友人に日本野鳥の会・茨城県支部のIDさんを紹介いただきました。

更にありがたいことに当日案内までしていただき、とても助かりました。

オオヨシキリ

葦原ではオオヨシキリやセッカと聞き覚えのあるさえずりが聞こえてきます。

コジュリン

 

茨城/コジュリン(2015.05.14)

 

到着してすぐにIDさんがオオセッカ、コジュリンを探してくれました。(後で聞い話ですが、IDさんは前日や当日の午前中から周辺を下見してくれていたそうです。)

最初はまったくオオセッカのさえずりが耳に入ってきませんでしたが、

しかし次第にIDさんに教えていただいたお蔭で時間が経つにつれ聞き分けできるようになりました。

 

 

次いで周辺の田園やハス畑で淡水シギの散策です。

ここも例年に来ている鳥を説明いただきながら、田園・ハス田地帯を散策。

ウズラシギ

セイタカシギ

 その他にはタカブシギ、ムナグロ、チュウシャクシギ、キョウジョシギ、トウネン等々

最後にツバメチドリまで現れ、満足して次の探鳥地へ移動しました。 (ツバメチドリ:IWさんが撮影)

 

日本野鳥の会・茨城県支部のIDさん、ほんとうにありがとうございました。

 

■少し気になったこと

最近のハス田は「防鳥ネット」を張る関係から越冬シギ類が減少傾向にあると聞きました。

またその防鳥ネットに旅鳥のシギチや越冬で渡ってくるカモなど野鳥がひっかかってしまうこともしばしばあるとか。「防鳥ネット」の改良や共存は難しいのでしょうか、小さな身体で遠く南半球のオーストラリアから渡ってきて、ネットに引っかかっているシギチを見ていると、そう考えずにはいられませんでした。

 

[確認した鳥]

カワウ、コサギ、チュウサギ、アマサギ、ダイサギ、アオサギ、トビ、サシバ、カルガモ、バン、キジ、ムナグロ、キョウジョシギ、チュウシャクシギ、タカブシギ、トウネン、ウズラシギ、セイタカシギ、ツバメチドリ、セッカ、オオセッカ、コジュリン、オオヨシキリ、ヒバリ、ウグイス、ハクセキレイ、ツバメ、ムクドリ、スズメなど

 


5/10(日)野鳥だけじゃない・・・(番外編)

2015-05-24 | 野鳥 その他探鳥地

移動中や観察中、偶然に野生動物に遭遇するときがしばしばあります。

ニホンジカ(神奈川県、山梨県)

北海道ではエゾジカ(上記)やキタキツネなど野生動物をよく見かけますが、

実は意外に近くに野生動物がいます。

ニホンカモシカ (神奈川県)

タヌキ (神奈川県)

ニホンザル (栃木県)

ノウサギ(神奈川県)

 

上記以外にもバードウォッチング中に様々な野生動物を観察したことがあります。

 ・イノシシの親子が目前を横断

 ・昼食中にツキノワグマが20mほどの距離に出現

 ・テン、キツネ、ハクビシン、アナグマ、野ネズミ、ヌートリア、リスの仲間 等々

 

■いつまでも・・・

野生動物は人里離れた山や森の中だけでなく、私たちの身近な場所にも生息しています。

これらの動物を目にした際、いつも思います。過剰に保護したりまでは考えませんが、野生本来の生活を維持していくための現状の環境だけは残らないものかと。

私たちが野生動物が身近に、環境変化に適応し、目立たない様に細々と生き延びている・・・

この現状を知っているだけで、共存できる環境作りに興味を持っていただける、そう考えブログに紹介させていただきました。

 

■おまけ

神奈川県秦野からの帰り道、送電線にサルが! (驚)とスコープで確認してみると・・・

人間でした。 (たいへん失礼いたしました。)

40m以上の高さはあろうかと思う送電線に命綱一本でメンテナンス作業をされているようでした。

たいへんな仕事、ご苦労様です。

 


5/10(日)山梨(その3)

2015-05-20 | 野鳥 山梨・静岡・東海探鳥地

 その他、見られた鳥も紹介しておきます。

アカハラ 

 

到着時は「キョロン・キョロン・ジリリ・・・」と遠くからさえずりが聞こえてました。

アオジ

この日、周囲ではアオジもさえずっていました。この時期は地鳴きとさえずりの両方聞くことができます。

んっ・・・ 

コサメビタキでした。

クロジ

この灰黒色の色合いがしぶいですね。

 

その他、コマドリ(声)、アカゲラやキクイタダキ、アオバトなど観察することができました。

静寂の中で聞こえるさえずりもそうですが、標高1500mの亜高山帯の針葉樹林の空気と香りは気持ちよかったです。

 

[確認した鳥]

キジバト、アオバト、コゲラ、アカゲラ、アオゲラ、ウグイス、センダイムシクイ、ヤブサメ、キクイタダキ、キセキレイ、ハクセキレイ、ツツドリ、キバシリ、ヒガラ、コガラ、ゴジュウカラ、ヤマガラ、シジュウカラ、オオルリ、ミソサザイ、コマドリ、コルリ、キビタキ、コサメビタキ、クロジ、アオジ、ホオジロ、ソウシチョウ、ヒヨドリ、カケス

 

 


5/10(日)山梨(その2)

2015-05-20 | 野鳥 山梨・静岡・東海探鳥地

小さな体に似合わない大きな美声・・・

しかもさえずりも長く、谷川に響き渡っています。

尻尾をピンと上げ

それでは!

 「チリリリリ・・・」

 

”みそっち”の通称で知られるミソサザイ、その名前は江戸時代には既に知られており、古事記や日本書紀にも登場するそうです。

もともと「サザイ」という言葉は「ささき」という言葉から転じたものであり、「ささ」は小さい、「き」は鳥という意味だったそうです。さらに、「ミソ」は何となく想像できるかもしれませんが「味噌」から来ているそうです。地方の方言では、「ミソヌスミ」だとか「ミソクグリ」といった表現もあるようで、彼らの名前はあちこちで知られています。 

 


5/10(日)山梨

2015-05-18 | 野鳥 山梨・静岡・東海探鳥地

再び山梨へ

前回は夏鳥を思ったように見られなかったため、再度山梨を訪れました。

本日も晴天、気温は7℃ですが少し風があり寒く感じました。

コルリ、今季も見ることができました。

コマドリと同様のスタイルをとっています。

いつもはなかなか姿を見せないコルリですが、この時期は枝先などにとまりさえずります。

笹藪の中で、時々地面を走り抜けたり、枝に止まったりと忙しいです。

肩羽から腰、尾羽に青みがかって見えます。

若い♂タイプのコルリでしょうね。

 

青い鳥(オオルリ、ルリビタキ)に托卵する鳥「ジュウイチ」ですが、コルリも例外ではなくターゲットとなります。 コルリ・ジュウイチ両種とも個体数が激減している鳥だけに複雑な心境です。