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波崎から見た銚子方面
防波堤にはウミウが大半で、カモメ類は数える程しか居ませんでした。
カモメ/Common Gull(成鳥冬羽)
大きさは45cmで中型カモメです。
足は黄色、嘴も黄色で無斑、上面は濃青灰色、そして胸から頭にかけて胡麻塩状態。
ワシカモメ/Glaucous-wingged Gull(第1回冬羽)
左はワシカモメ/Glaucous-wingged Gull(第1回冬羽)
右はセグロカモメ/Vega Gull(第2回冬羽)
幼鳥のワシカモメの判別は少し難しいです、今回の個体は、背や肩のぼやけた羽模様と足のピンクが黒っぽいのも判別の決め手です。
ワシカモメ/Glaucous-wingged Gull(第4回冬羽) 奥側の個体です。
初列風切が淡いグレー、ほぼ成鳥に近い個体ですが嘴に黒色が残っています。
ちなみに手前はセグロカモメ/Vega Gull(第1回冬羽)
オオセグロカモメ/Slaty-Backed Gull(第1回冬羽)
セグロカモメ/Vega Gull(第1回冬羽)
セグロとオオセグロは比較的簡単に見分けがつきます。
初列風切の濃淡で見分けますが、オオセグロカモメは「薄茶色」、セグロカモメは「濃茶色(黒に近い)」です。
【参考】銚子で見ることができるカモメの種類
識別のポイントは大型、中型、小型に大分される。また、大型カモメは「足」「嘴」「上面」「初列翼先端の色」で判別します。
・小型 ユリカモメ、ミツユビカモメ、ズグロカモメ、アカアシミツユビカモメ(希)、ボナパルトカモメ(希)
・中型 カモメ、ウミネコ、クロワカモメ(希)
・大型 セグロカモメ、オオセグロカモメ、ワシカモメ、シロカモメ
■銚子で見られる「セグロカモメ類」
セグロカモメを中心にセグロカモメの中には、カナダカモメ(少)、アイスランドカモメ(希)
その他、亜種ヒューグリンカモメ(少)、タイミルセグロカモメ(少)、亜種モンゴルセグロカモメ(希)、亜種アメリカセグロカモメ(希)、亜種カスピセグロカモメ(希)、亜種カザフセグロカモメ(希)等々
※鳥学会と呼称が違いますのでご了承ください。
例えば、鳥学会では、ホイグリンカモメ、タイミルセグロカモメをまとめて、「ニシセグロカモメ」と称しています。