青裸々日記 Aorara Diary

真面目で一生懸命な人に寄り添うブログです(^^/
あったかい未来が、きっと待っています。

正面。

2010年09月10日 20時16分53秒 | 青裸々日記。
花虎ノ尾(神奈川県横須賀市)

 こんにちは。
 今日もありがとうございます。



 戦うなら賢く。
 負けたら意味がない。

 これは一面的にはとても正しいのです。
 誰だってわざわざ惨め(みじめ)な思いはしたくないし、
 難局を避けて通れるなら通りたい、というのが自然な感情でしょう。
 しかし、それがあまり、
 全くと言ってよいほど逆境に遭っていないと、
 手痛いしっぺ返しを喰らうものです。
 そう、恵まれ過ぎていると、
 いざそれがなくなつ時に、対処が難しくなってしまうのです。


 別に「すすんでつらい経験をして下さい」、というわけではありません。
 わざわざ自分を殺すような環境に身を置く道理はないのです。

 しかし、現代はある意味で逆境を回避しやすい時代です。
 そして、逆境を回避すること自体が別の逆境を呼び込む場合がある、
 私はこんな指摘をしておきたいのです。


 ☆ ☆ ☆

 「生まれ持った」という言葉があります。
 生まれつきの容貌、能力、そんなものに対して使う言葉ですが、
 なまじっか努力によらず獲得したものに恵まれていると、
 ともすれば自分の能力や性格を勘違いしてしまいがちです。
 これは問題に正面からぶつかる必要性のない現代人の全てに言えることです。
 問題を回避し、勝てる勝負しかしないのであれば、
 それは斜に構えていることと同じです。
 もちろん、現代人ということで、知らず知らず私もそれに当てはまるように育ってきたわけです。

 しかし、正面から勝負して、
 それが負けに繋がったり、否定されたり、無駄骨に終わった場合、
 普段から恵まれ過ぎているがために、
 果たしてその逆境に耐える力があるのかと疑問になるわけです。
 長い人生、正面きって否定されることはいくらでもあるわけです。
 しかし、それに対し、うまく避けるか、あるいは全く経験しないで来てしまった場合、
 それでも自分には価値がある、と自分一人で言い切れるかどうかは、
 やはり立ち直る経験いかんにかかってくる
のだと、
 私は思うわけです。


 格好悪いからという理由だけで、
 一生懸命さや熱心さ、誠実さ、地道さを軽んじる人がいます。
 しかし、ただでさえ逆境経験に乏しくなりがちな現代、
 それはかえって正面からぶつかった時に脆くも崩れ去り、
 本当に格好悪くなってしまう原因を自分で作っているようなもの。


 いつもとは言いません。
 でも、一生懸命さは自分を強くすることは事実です。

 あくまで一般論ですが、
 一生懸命な人ほど、度量や安定感があるように思えるのは、
 私だけでしょうか!?!?

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