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常識的におかしいところはほぼおかしかった


 とはいえ、その後の学生時代にも、卒業して仕事に従事している間にもそのようなことを検証するための時間的余裕が私にはなかった。それが十数年前に定年となり、私はそのための時間をやっと持てるようになって賢治のことを調べ続けることができた。すると、常識的に考えればおかしいと思われるところが、特に「羅須地人協会時代」を中心にして幾つか見つかった。そこでそれらの検証作業等をしてみた結果、やはり皆ほぼおかしかった(そうか、これらのことなどが、恩師が嘆いていたことの具体例だった蓋然性が高そうだと直感した)。
 その主なものはとりわけ、
  ⑴ 「サムサノナツハオロオロアルキ」もなかった賢治
  ⑵ 羅須地人協会時代の上京についてのあやかし
  ⑶ 羅須地人協会時代は「独居自炊」とは言い切れない
  ⑷ 〈悪女・高瀬露〉はとんでもない濡れ衣である
に関する「杜撰さ」だ。

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 近々『このままでいいのですか 『校本宮澤賢治全集』の杜撰』(鈴木 守著、録繙堂出版、1,000円(税込み))

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 なお令和5年9月20日以降であれば、岩手県外にお住まいの方も含め、本書の購入をご希望の場合は葉書か電話にて、入手したい旨のお申し込みを下記宛にしていただければ、まず本書を郵送いたします。到着後、その代金として1,000円分(送料無料)の切手を送って下さい。
            〒025-0068 岩手県花巻市下幅21-11 鈴木守  ☎ 0198-24-9813
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『本統の賢治と本当の露』(鈴木守著、ツーワンライフ出版、定価(本体価格1,500円+税)

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 なお、葉書か電話にて、入手したい旨のお申し込みを下記宛にしていただければ、まず本書を郵送いたします。到着後、その代金として1,500円分(送料無料)の切手を送って下さい。
            〒025-0068 岩手県花巻市下幅21-11 鈴木守  ☎ 0198-24-9813

『筑摩書房様へ公開質問状 「賢治年譜」等に異議あり』(鈴木 守著、ツーワンライフ出版、550円(税込み))

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