
用事があって、久しぶりに蘇州大学を訪れて来ました

生活のために仕方なく、ちょっとだけ中国語の勉強のつもりで通い初めた蘇州大学でしたが
その後、蘇州大学・研究科という大学院まで進み、
日本の大学&大学院に続いて、第二の母校と言えるまで、
たくさんの思い出がつまった大学になりました☆

蘇州大学は、蘇州市内&郊外に、いくつかのエリアに分かれていますが、
私が通ったのはこの地図の「東校区」と、「本部」といわれるところです。
「東校区」では、海外教育学院の校舎と、本科生が学ぶ校舎の2つ、
システムが変わって、本科生が短期留学生とカリキュラムが分けられた時
数ヶ月だけ、本部の校舎でも授業を受けていました。

海外教育学院の校舎へ進む通学路~
蘇州大学では自殺する生徒が毎年いますが
この正面の高い塔からも、在学中に飛び降り自殺があり
当時のクラスメイトが現場を目撃してしまいました

入学当初にかよっていたのが、こちらの海外教育学院です。
主に短期の外国人が中国語を学ぶ校舎です。
システムは語学学校と同じ感じで、学位や修士・博士などは取得できず、
授業料を支払えば誰でも入学でき、テストも受けても、受けなくても、本人次第という感じで
気軽な雰囲気で勉強することができます。(修了書のような証明書はもらえるみたいですが。)

私が通い始めた時は、日本人の方はとても少なかったのですが
クラス分けは11班までありました。
途中でカリキュラムが変更されて
今では6班が最高のクラスになっているようです。
(つまり、最高でも3年で、課程が終了するプログラムになっているようです。)

私の在学中は、何度もカリキュラムが変わる、大変動のまっただ中で
11班が6班までになったかと思ったら、その後、本科生と分かれて
校舎が本部になったり、大真校舎に変わったり、
単位習得が必須の「中級班・上」「中級班・下」
「高級班・上」「高級班・下」「卒業班」などなどができて、
校舎も授業時間も教科書もシステムも代わり、
海外教育学院のような気軽な雰囲気の授業から、本格的な授業&テストになりました。
海外教育学院では、遅刻してくる人がいたり、
テストを受けない人や、漢語だけ受けるなど自由な学生もいましたが、
本科生は厳しく、そういう学生はいませんでした。
在学中は、大学のカリキュラムが毎年コロコロ変わるという
日本ではありえない状況で、大学側に振り回された数年間でした

今回、用事があったのはこちらの印刷室です

蘇州大学・大学院の修士論文は、ここ印刷所の書式しか印刷することが出来ず、
論文が欲しい~という方がいたので、印刷をオーダーしてきました。
2005年当時に知っていた中国語はニーハオとシェイシェイだけで、
それから2~3年後でも、800字の作文に苦労していましたが、
2011年には修士論文を書き、修士号を取ることができました
蘇州大学の先生方のレベルは高く、外国人に中国語を教えるプロの集団で
外国人がどこでつまずくかを熟知していて、たくさんの学生さんたちが
短期間で語学力を身につけていくようすを実際に目にして来ました。
また、汉语,口语,阅读,写作、听力の基本的な授業の学習に加えて
個人でHSKや语法の問題集など、常に6冊以上の教科書を同時進行して
さらに個人レッスンも受けてなど、毎日勉強するので、元々語学の才能がある方などは、
一年で飛躍的に中国語の語学力が伸びたという方々も、目にして来ました

お友達と海外教育学院の校舎で待ち合わせて、学食へ向かいました。

東校区には数箇所の学食がありますが
一番美味しいと学生たちの間で言われている学食が、こちらの「中韓学生食堂」です
在学中でも、数回ぐらいしか訪れたことがありませんが
この日は、きっと学食で食事をするのは、最後~だから記念に~ということで、訪れて来ました。

こちらが学食です~これで10元です
この学食を初めて訪れた時は1.3元(日本円で20円)ぐらいでした・笑
聞き間違いかとおもったぐらいで、「エッ?」と聞き直しました。
その後、3元前後になり、5元前後になり、7元前後になり、
今では平均10元になったそうです。
毎月の生活費が1000元~1500元という学生が多い中、
寮生活をして、三食ここで食べる学生にとって、
この値上がりは、大変だろうな~と思いました。
ただ友人たちによると、蘇州大学の学生の中にも「富二代」の学生が増えてきていて
8人一緒に住まなければならない寮生活ではなく、
園区の駐在員の方も住んでいるような比較的家賃の高い、新しい3LDKのマンションに一人で住み、
タクシーで毎日、大学まで通学して、親から十分な生活費を貰って、ブランド品のカバンや、ブランド品を身につけて学校に通学して、最新の2つの携帯を持ち、夏休みは海外に短期の語学留学をして、卒業後もどこかの国の大学院に入学して修士号を取る~という生活スタイルの学生が増えてきているそうです。
(外国籍の留学生は、寮には一人&二人で住むことができます。)

私が日本の大学に在学中の第二外国語はドイツ語を選択していたので
旅行でドイツの最古の大学「ハイデルベルク」大学を訪れた時には
ドイツの学生に混じって、大学内の学生食堂で学食をいただいて
とても楽しかった思い出が残っています。
蘇州大学の学食はどなたでも利用可能なので
蘇州を訪れた旅行者の方も興味があるかたは
是非訪れてみてください☆

衛生面がかなり気になりますが、食堂内は活気があって、
これぞ中国の食~という感じです。

今回、久しぶりに蘇州大学を訪れて楽しみにしていたのが
こちらの建物の裏に新しく出来たというカフェです☆
蘇州大学にカフェなんて~と、
以前、通っていた人たちには、ビックリのニュースです

在学中にこんな素敵なカフェがあったらよかったのに~と思うような
素敵なカフェが出来ていました☆

ドリンクメニューもほとんどが10元以下で、学生向けでした。

蘇州大学グッズも販売されていました~

飲み物をオーダーして、友人たちをおしゃべりして
楽しい午後のひとときでした☆
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