すし屋のおかみさん、徒然日記

~夫婦2人のおすし屋さん。毎日大変、でも何だか楽しい!~

『すし屋に嫁いで思うこと〈パート11〉』。。。

2018年05月26日 | すし屋に嫁いで思うこと
久しぶりに『すし屋に嫁いで。。。』シリーズ更新です‼

日々のあれやこれやに追われ

ついつい後回しにしがちなこのシリーズですが、

最近の自分の体調の変化や、

子供たちの成長、

世相の変化等々。。。

取り巻く環境がこれまでとは変わりつつあり、

また思うところもあり、

更新の運びとなりました。。。




。。。さて、

今回のお題は『働き方を考える』です。。。

ニュース等でもこれからの働き方については

いろいろと議論されたり、

意見が飛び交ったりしていますが、

まさに今、

ワタシも渦中にあります。。。



『すし処なりた』を開店して

今年で15年を迎えるのですが、

20代で開店した当初より

体力も思考力・気力共に下降傾向に。。。

気の持ちようで何とか出来たのは30代まで

40代に入ってからは復活するまでに

時間も体力も使う。。。

そうこうしていたら、ある日突然

ぶっ倒れる有り様(メニエール病)

(予兆みたいなものはあったけれど、

見て見ぬふりをしていた)

気を張っていれば何とかなる‼

と思っていたけれど、結果何とかならなかった。

以来、症状があまり出ないように薬漬けになってしまった。

40代に入ってからは毎日が『考える』時間。

仕事の事、家の事、子供たちの事、

自分の事。。。

後でゆっくり考えればいいやぁ~と、

呑気に構えていられない状況が多々出現。

これはワタシが不器用なのかもしれないが、

対処していくのが苦痛に思う事もあり、

悪循環

あ~しんどい。。。

かといって投げ出すことも出来ないのよね

。。。じゃ、どうするの?となった時、

少し『働き方を考えよう』という訳です。

とりあえず、家の事は目をつむれるところは目をつむる

任せられることは任せること

出来ないことに対してイライラしないようにする

(自分一人で抱え込まずに人に頼る)

今のところ半分位かな、出来ているのは。

仕事に関しては、未だ模索中だが、

自分の体調が悪いときは休ませて頂くようになった。

お父さんに負担をかけることになってしまうが、

これはお互い話し合いをした結果

折角ご来店いただいたのに

お相手出来ないことになってしまうのが

心苦しいところなのだが。。。

仕事を永く続けて行くためには

覚悟も必要なわけだ。(決断力)

また、臨機応変に対応していく柔軟さも必要。。。

難しい事だけれど、

自分自身を守るため、ひいては家族を守るため、

必要な決断だと思うのだ。

そのためには、パートナーや家族と

十分に話し合う事が大事だと思う。

そうやって、いろいろな壁をみんなで

1つずつ乗り越えて行く。。。

ほんとに、『人生山あり谷あり』である。。。

これからもひとりで挫けず怠らず

前向きに頑張っていこう‼

改めてそう思った今日この頃です。。。
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『すし屋に嫁いで思うこと〈パート10〉』。。。

2017年05月19日 | すし屋に嫁いで思うこと
毎日毎日あっという間に過ぎていき、

やるべき事に追われ追われ

(とは言っても自分が課した物事いろいろ。。。

大半は完了出来ていませんが)

気がつけば

すし屋に嫁いでシリーズ、

ようやくvol.10到達です。。。涙

いつも構想は頭の片隅にあるものの

文章におこすのが年々遅くなって来たような。。。

脳が老化してきたんでしょうか?


。。。さて、本編へ進みましょう

今回のお題は 『後継者』。。。

先日、ニュース番組の特集で、

町工場の後継者不足により

廃業が増えているという問題を取り上げていました。

なかには、黒字経営で確かな技術を持つ町工場であるのに、

後継者がいないがため廃業せざるをえない例があり。。。

息子さんはいらっしゃるけれど、

異業種で生活されていて。。。

廃業の道を選択されたそうです。

一般論としては、『勿体無い』と言われるでしょう。。。

(実際、我が家もお客様に

『息子に継がせればいいじゃない、勿体無いから』

と言われたことがあります。)



。。。でも、どうだろう。。。

技術を継承していくことは

とても大事なことだとは思う。

しかし、少数精鋭でやっと成り立って、

今いる人材だけで

頑張っている職場もあるわけだ。



職種は違うけれど

わたしたちも同じような環境だ。

弟子をとって技術を継承していく手もあるが、

自分達の日々生活でやっとの状態では

残念ながら、

弟子を育てる環境は築けないのが現状である。

同市内の、あるお寿司屋さんも、

ご主人の代でお店を終めるそうだ。

(お子さんは継がない)

。。。我が家には息子がおりますが、

息子が幼稚園の頃は、

『おっきくなったらお寿司屋さんになる』と言ってくれましたが、

中学生になる頃に

『僕は絶対に店を継がなくてはいけないんだろうか』

と問われました。

その頃はちょうど、

おねえちゃんが、

自分の将来像を固め始めた時期でもありました。

すぐ傍でわたしたちの仕事を見て

育ってきた子供達には、

仕事の厳しさも喜びも直に感じて育ちました。

そんな親の背中を見てきた子供達も

思うところはあったのでしょう。

二人ともとても、現実的な考えを持っています。

さて、息子の問いへの返答ですが、

。。。やはり、親としては

子供にも、配偶者にも、その子供達にも、

同じような苦労はさせたくないのが本音。。。

ですから、息子には

『自分のやりたい事があるのなら、

そちらに進みなさい』と言いました。

無理に継ぐ必要はないのだと。。。

ただ、もし『すし処なりたを継ぎたい』と言うのであれば、

応援するよとも伝えました。。。

(もし後者の場合は、何年間か外で修行させるつもりです。甘えは禁物です。。。)

。。。お父さんの本音としては、

きっと店を継いでほしい気持ちはあると思います。。。

自分で立ち上げたお店ですから、

思い入れもありますし、

お客様との関係を大切にしていきたい気持ちもある。。。

。。。まぁ、今すぐにどうのこうのという問題ではないのですが

(店の存続)

ただ、

難しい問題ですが、

私たちは子供たちの気持ちを尊重してあげたい。。。そんな気持ちです。。。




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『すし屋に嫁いで思うこと〈パート9〉』。。。

2016年01月29日 | すし屋に嫁いで思うこと
久しぶりに『すし屋に嫁いで。。。』シリーズです。。。(; ̄ー ̄A

今回のテーマは『天職とはなんぞや』です。。。

ワタシがすし屋のおかみさんになって、

はや、12年。。。

いや、まだまだ12年。。。

毎日、日々勉強でございます。

楽しいことも、苦しいことも、そりゃいっぱいあります。。。

時々、『私はこの仕事に向かないんじゃないか?』とか、

『果たして、これでいいのか?』とか、

自問自答することも、もう数えきれないほど。

『この仕事は私の天職です』と、

断言できる人が凄いと思います。。。

。。。ワタシが考えるに、おかみさん業は、

主人を引き立てる、云わばサポーター、

裏方さんです。

(表舞台に出たいという訳ではないですョ)

うちみたいに、夫婦二人で仕事をしていれば尚更。。。

ワタシは特に腕に職があるわけではないので(飲食の)、

(前職はOL、デスクワーカー

まっ、バイトで寿司屋歴は長かったけれど)

胸を張って『天職よッ』とは言い難い。。。

。。。でも、華やかさには欠けますが、

女将さんはおかみさんなりの大事な役目があるわけです。

大まかに言えば、接客、配膳、片付け等々。。。

後は、目には見えないところでですが。。。



↑ つま楊枝入れを作ってみたり、




↑ 普段は単色の箸袋ですが、




↑ 1月は新年らしく華やかにしてみよう(箸袋詰めはワタシの持回り)とか、




↑ 季節の花をさりげなく飾ってみようとか。。。

女子御手洗いに、ハンドクリーム等を用意しようとか、

地味と言えば、地味ですかね。。。

いつぞやか流行した『おもてなし』の心遣いが、

女将に求められる仕事といえば仕事?

ただ、上記にあげたような事柄は、

好きでしていることなので、

本人的には仕事とは思っていなかったり。。。

ん~、だんだんよくわからなくなってきたゾ⁉

。。。ということは、

ワタシはまだまだヒヨッコ女将なんだろうなぁ~

極めたら、『天職です』とか言えるんだろうか。。。謎だ



でも、ご来店されたお客様の笑顔を

拝見すると嬉しく想う、この心は、

紛れもなく『天職』に近付いているのでは。。。( ̄▽ ̄;)


↓ おまけ

みーちゃん、家族になって1年経ちました🎵








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『すし屋に嫁いで思うこと<パート8>』。。。

2015年05月18日 | すし屋に嫁いで思うこと

 このテーマのブログを綴るのは

 なんと、2012年の10月以来。。。

 。。。3年余り。。。

 すっかり、ご無沙汰しておりました。。。

 

 久しぶりすぎて、前はどんな感じだったか忘れてしまっていますが。。。

 まっ、それはさておき、

 今回のテーマは、  『いつまでも、ライバル』  です。。。


 。。。先日、お父さんの同期で、

 私達夫婦共通の友人でもあるH氏

 ふらっと当店にご来店。。。びっくりでした。。。
 
 。。。彼は、東京の学芸大学(目黒区)

  『しお』   というお店の (勿論、おすし屋さん)店主さんです!

 忙しい彼がなぜ?とおもっていたら、

 今年の2月に火災に巻き込まれ

 開店から10年、思い出のあるお店が使えなくなってしまったとか。。。

 。。。で、幸いたまたま近くに良い物件があり、
 
 現在は建て替え中で、時間ができたと言うことで

 わざわざ笠間まで来てくれたということでした。。。

 いやぁ、びっくり。。。



 会ったのは2~3年ぶりくらい?

 (前も、笠間に来てくれた)

 貫禄が。。。ついたかな?お互い?。。。


 。。。しかしながら私たちは結局、

 一度も旧店舗には行けなかったのだ。。。これまた。。。う~ん


 この際、いい意味に捉えて、心機一転、厄払い?的な。。。(彼も本厄)

 。。。幸いこだわりのカウンター(木材)は、無事だったようで、

 新店舗にお引越しだとか。。。

 お客様への対応や、業者さんとの打ち合わせ等

 細部まで心配りをしなくてはならないので、

 店主としてとても大変だったようです。。。そりゃそうだ。。。

 。。。今回の来訪で、

 少しでも、彼の息抜きが出来ただろうか。。。

 (同業者としての考えとか、わかる話はたくさんありますからね。。。)

 逆に、私たちも彼と話すことによって、

 こころ救われるところがあったりして。。。こういうのって、ありがたい。。。

 

 そんなことがあり、

 改めて仲間(同期)のありがたさを思い知ったのであります。。。


 。。。今更ですが、彼との出会いは。。。

 今私たちは、お父さんの故郷の茨城県の笠間市で

 お店を構えているのですが、

 お父さんの修業先のお店は

 東京の京王線沿線を拠点としたチェーン店のある大きなおすし屋さんでした

 お父さんが入社した当時は

 結構な同期がいたそうで、

 各エリアごとに数名ずつにわかれて配属されていました

 。。。お父さんと H氏は 千葉県の『津田沼店』に配属。。。

 H氏はそのときからのお付き合い。。。23年かな。。。

 ワタシはというと、

 お父さん達配属後、数ヵ月後

 そのお店にアルバイトとして入店。。。

 なので、私たちの付き合いも長い。。。

 修業時代からのお父さん達を知っている生き証人なのだ。。。

 すんごい若い ↓ 当時の写真



 ちょっと、はずかしいな。。。

 。。。怖い。。。いや、良い先輩達に囲まれていましたね~

 ワタシはホール担当でしたので、

 厨房内のお父さん達の仕事姿をよく眺めていました

 お父さんも H氏も背が高い方なので、

 背を少し丸めながら作業していたのを思い出します。。。

 板長の怒号。。。にも、めげずに頑張っていましたね

 同い年なのに、凄いなと思っていました。。。尊敬の念。。。

 お父さんと H氏は、正反対の性格 いわば静 と 動

 衝突することも多々あったようです

 本質的なところは、二人とも 生真面目 に変わりはありませんけど。。。

 職人さんです、二人とも。。。



 数年間一緒に修行に励んで、

 異動のはなしがあがったとき、

 二人の間には、いろいろとあったようです 

 。。。それでも、なんだかんだいっても、

 厳しい修業期間、責任ある店長職などを経ても尚、

 お互いに良き ライバル として

 切磋琢磨している様子を見ると

 羨ましく思います!!

 。。。また、その様子を知っている私は幸せ者だとも思います!!

 これからも、二人には良い関係のまま、

 おじいちゃんになって欲しいと思います

 

 。。。つい先日、H氏の新店舗が無事にオープンしたそうです!!

 旧店舗より、より良くなったようですよ!! 

 今度は絶対にお店に伺いたいと思っています。。。

 (同業者の目線で、チェックしちゃったりして。。。)

 。。。とにかく、健康には気をつけて、

 お客様により愛される(彼のキャラクターは人好きする)

 新生  『しお』  を引っ張っていって欲しいです!!

 私たちも、いろいろ頑張りまッす!!


 
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すし屋に嫁いで思うこと<パート7>。。。

2012年10月16日 | すし屋に嫁いで思うこと

今回のテーマは 『心構えと備えの大切さ』 です。

では、早速。。。

先日、外の嵐(集中豪雨)と同じように

店内も嵐だったのですが。。。

。。。笠間市は自然豊かで普段は茨城弁が飛び交う長閑な街

しかし、先日当店は、一瞬にしてヨーロッパになってしまいました

と申しますのも、その日の夜のお客様は全てヨーロッパ系の方だったのです。

平日で、外は嵐だったので『今日は暇かなぁ。。。』なんて思っていたら、

大間違い

はじめに4名いらして、お次にまた4名、それから3名。。。計11名

イタリアの方、スペインの方。。。日本語NG、英語も微妙(数名のみ通じる)

中に何年か前にご来店いただいた方を発見したので、

どうやら、お友達を引き連れご来店くださったようです。

有り難いことです

お父さんはと言うと、固まっていました。。。(英語は苦手)

当のわたしですが、英語は好きです Ⅰ like it! 

好きだけど、残念ながらあまり長く話せません

(高校の時に英検2級を取った程度。。。お恥ずかしい)

言われていることは理解できても、自分で思うことを発するのは苦手です。。。

そうは言っても、お客様に伝えなくてはならないので

下手なりに何とか、回転の悪い頭をフル稼働いたしました。。。

(終わった後、ジョーのように真っ白になったのはご想像通りです。。。)

今は、翻訳アプリとかありますけど、(わたしはまだケータイ)

自分でも思いますが、やはり生の声で話してもらえた方が嬉しい。。。

正確さには欠けますけど。。。

お互いに解かりあえる様な気がするんです。

(これぞ、国際交流。。。かな)

。。。笠間在住の外国の方はいらっしゃいますが(陶芸家さん等)

今回のように、全くの日本語NGのお客様は

当店では大変珍しいことです。

しかしですね、思いました。。。

いかなるときでも『心構えと備え』が必要だと言うことを。。。

(↑ ほんとは全てのことに対して、通じることですけれど。。。)

何年か前にも何度かご来店いただいているんですもの、

もっと伝えられることがあるはず。。。

ご来店の度に『もっと、うまく伝えたかった。。。』と後悔していたのです

そう思っていたはずなのに、怠惰でした、反省。。。

ということで、

思いたったが吉日とは、こういうことなのでしょう、

これを教訓に、早速お得意の
amazonにて本を注文。。。

(英会話塾に通っている時間は無いし。。。)

せっかく習得するならと思い、『レストランサービス英会話』という本を。。。


和食の接客では、微妙なニュアンスをお伝えすることが多かったりするので

今回も、その微妙なニュアンスを伝えきれず、悔しかったのです

次こそは、しっかりと伝えられるよう、頑張りまッす

20121015_002_20121015_005_2

日本語訛りの英語でもいいじゃない、

話さないでいるよりずっとマシです(←自分に言い聞かせるの図。。。)

備えあれば憂いなし

「See you next year!」と言ってくださったお客様の為にも。。。

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すし屋に嫁いで思うこと<パート6>。。。

2012年09月25日 | すし屋に嫁いで思うこと

このお仕事をしていて日々思うことは、

『1日として同じ日はない』ということ。。。

OL時代もいろいろと大変なことはありましたが、

やはり商売は奥が深く、難しいものなのだなと。。。

その分、楽しみも沢山ありますが、

楽しい事ばっかりともいきません。。。

049


人はそれぞれ何かを抱えて生きているわけですが、

わたしたち夫婦も同じ仕事をして、同じ空間にいても、

思うことは全て同じではなく(同じ方向を向いていますが。。。)

それぞれに思うことはあるわけです

わたしはどうしても仕事だけに目を向けることは出来なく

子供達のことや、どちらかというと主婦目線。。。

よく言えば客観的に物事を見ているつもり

しかも新しい物好きでもありますし。。。

一度は試してみないと気が済まない感じデス

逆にお父さんは、超が付く慎重派です。

そこが 職人気質 というところなのですかね。

固い です。。。

なので、お互いに刺激があると思います

意見が合わないこともありますが、そこは素直に

『なるほど。。。そういう考えもあるのか』 と前向きに捉えてみます

。。。お客様にしてもそうで、

人の好みもそれぞれ、考えもそれぞれ。。。

そこをうまくキャッチできるかが腕の見せ所なんでしょうね。

人生経験も必要ですが、やはり 駆け引き が必要。。。

そういったところが、商いの面白さであり、難しさなのかも。。。

まだまだだなぁ~って、つくづく思いますょ

精神を鍛えねばデス

そして、いつでも 向上心を忘れないように

アンテナを張っていなくては。。。

体が元気であれば、いつまでも続けられるのが商売の良いところ。

しかしながら、基本は押さえつつ、いつでも変革していかなくてはいけないと思うのです。。。

和食の巨匠、道場六三郎さんもそうです。

和食の基礎は大事に、でも和食の概念に捉われる事無く、

新しい食材も積極的に取り入れています。

向上心ですよ、尊敬します。。。

さぁ、今日も一日頑張ろう

そして、明日はどんな自分が待ってるのやら。。。

↓ 今日のBGM  ウルフルズ 『明日があるさ』

明日があるさ 明日があるさ
価格:¥ 1,020(税込)
発売日:2001-02-16

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すし屋に嫁いで思うこと<パート5>。。。

2012年09月01日 | すし屋に嫁いで思うこと

今回のテーマは『旬を知ること』です。

ネタケースの中には、定番のものもありますが

その時期の 旬のネタ が並んでいます。

新たな旬のネタが並ぶたびに、

「あ~、もうそんな時期なんだわぁ」と思うものです

みなさんも御存知だとは思いますが、

魚にもそれぞれ 旬 というものがあります。

すし屋に携わってから(学生時代より)、

何となくは 「あ~、今はこの魚が時期なのかぁ」 

程度に思っていたのですが、

すし屋に嫁いでからは、自分だけが理解するのでなく

御来店いただいたお客様にも、

折角なのでお伝えしたいと思うようになりました。

お父さんに聞いてみたり、

食材図鑑で調べてみたり。。。

(市場に行って、仲買人さんに聞くのも手なのですが、

お仕事の邪魔になるので、わたしはあまり市場には出掛けません)

。。。養殖技術が発達したおかげで、

1年中売られているお魚にも、

ちゃんと  があるんです。

また、同じ魚でも捕れる漁場によっても  が分かれたりもします。

例えば、今が旬の 「アワビ」 もしかり。。。

いっぱんに 黒アワビ と呼ばれているものですが、

こちらは 夏場 が旬になっています。

逆に冬から春にかけて旬を迎えるのが、

北海道南部から東北地方に分布している

蝦夷アワビ です。

貝類の旬は大体が 冬 のようですが、

種類によっては 夏だったりして。。。

勉強になります

また、みなさんよく御存知のサバですが、

真サバ(背中に斑(まだら)状の模様)の旬は秋から冬にかけてで、

(春から夏は、産卵期に入る為、味が若干落ちる)

夏場に出回っているものは ゴマサバという種類だったりします。

真サバによく似ていますが、体の模様に斑点があります。

こちらは年間を通して味がほとんど変わらないので、

真サバの味が落ちる時期に使ってみたりします。

まだまだ、いっぱいあるのですが、

とても書ききれません。。。

それに、わたしの知らないものもまだまだいっぱいです

日々、学習です。。。

2

↑ (当店の並にぎり 1,260円也)

。。。旬を知れば知るほど、そのお魚の味を

よく味わってみたくなるものです

お客様に、そういった楽しみを持って御来店いただいて、

 

 美味しく、楽しく召し上がっていただけたら、

 

 すし屋冥利に尽きるかもしれませんね

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すし屋に嫁いで思うこと<パート4>。。。

2012年08月14日 | すし屋に嫁いで思うこと

今回は『握りの大きさ』について。。。

まず始めに、みなさんはお寿司をどう数えますか?

大概のかたは 『一貫』 というようにでかぞえますよね。

お店によってはこの『一貫』でふたつの握りが出されるところがあると思います。

逆にひとつずつ出されるところもあります。

じつはお店によってマチマチなのが現状なのです

これには諸説あってどれが本当なのか定かではないのですが。。。

ここでは重さからきた説を

お寿司は元々庶民の食べ物で、屋台で売られていました。

それで昔の握りは(シャリだけで) ひとつで40g~50gあったそうで、

とても一口でいただける大きさではなかったようです

(まさしくお握りオニギリ)

昭和に入り『江戸前寿司』が高級料理の部類に置かれたのと同時に

食べやすさと見映えをよくするために、分量はそのままに大きさを

二分したという説があります。

ところがネタを大きくしてひとつずつ提供するお店などが出てきたりして、

『一貫』=ふたつという概念が崩れ始め、

お店によってマチマチになってしまったという。。。

とってもグレーな感じになってしまったという説。

なので、すし屋で注文するときはにこだわらず

で注文する方が間違いないと思います。

一通り頼んで、ふたつずつ出てきて後で御代を見てびっくり

なんてこともなきにしもあらずです。

(間違っても、~皿で注文はしないで下さいね~(>_<)

板さんご機嫌ナナメになっちゃいますよぉ~

皿で数えるのは回転さんだけですからね)

ちなみに当店の握りは(シャリ) 約25g位

比較的大きい方です。(開店当初は20g前後でしたが、

お客様のご要望により、ご当地サイズに変更しました)

Photo_2


私どものお店では、紛らわしい貫数ではなく、

『個数』でご注文を承っております。

わたし個人的には、いろいろなネタ(お魚)をいただきたいので、

シャリは小さめ↓が好みです

2



ご年配のお客様がいらした時などは、

こちらからシャリの大きさを伺うこともございます。

なので、ご来店のお客様もわたし同様、

小さ目がお好みの場合、ひと声かけていただければ

小さめにできますので、ジャンジャンどうぞ

他のお寿司屋さんでも大丈夫だと思いますよ

注文時に「シャリを小さめでお願いします」と。。。

(ただ、回転さんはどうかな。。。立ちの板さんがいるところだったら

大丈夫かなぁ~ハッキリ答えられずすみません)

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すし屋に嫁いで思う事<パート3>。。。

2012年07月23日 | すし屋に嫁いで思うこと

今日は昨日までとは打って変わって、

夏らしいお天気になりました

子供たちも夏休みですが、課題授業・金管練習・すもう大会への練習などで

学校へ行きました。(朝のラジオ体操も参加しました)

何気に子供たちも忙しそうです。。。

Kc3o0027

。。。さて、今回のお題へ参りましょう。。。

今回は 『家族の時間を作る難しさ』

我が家の営業スタイルは、定休日は水曜日(祝日の場合は営業)で、

昼の部(11:30~14:30)、夜の部(17:00~22:00) という2部構成です。

休憩時間の14:30~17:00までの間に、仕込みをしたり、

夫婦の昼食と子供達の夕食作り

(わたしたちの昼食はいつも16時前後になります。

夕飯は、閉店後になります)

洗濯物を畳んだり、家の掃除をしたり、家事を行います。

(あとは、子供達の宿題を見たり。。。細々と。。。)

ひとりで全てを行うのは無理なので

夫婦分業です。ちなみにお父さんは料理担当。。。

お気づきになると思いますが、

家族で食卓を囲めるのは、通常は定休日の夕飯くらいです。

朝早起きして、子供たちと朝食を摂る様にすれば。。。とも思いましたが、

実際は子供会の、夏休みのラジオ体操当番をした時くらいしか実現していません

眠いのと、あまり早くに食事を摂ってしまうと16時まで体がもちません

(ただ単に、言い訳してるだけかも。。。)

サラリーマンの御家庭でも、家族揃って食卓を囲むのは難しいでしょうが、

すし屋というか、飲食業はなかなか難しいものです。。。

休日も、子供たちとは違うのですれ違いが多いです。

特に母親との時間は一般の御家庭よりも少ないかもしれませんね。。。

何気ない触れ合いや、会話がどうしても少なくなってしまいます。

ただ、我が家の場合、お店を作るにあたって、

自宅を同じ敷地内に建てる事にしました。

お店と自宅を行ったり来たりできるようにしたかった為です。

(同じ建物内にしなかったのは、仕事とプライベートを分けたかったから。。。

電話番号が違うのもそういったところから。。。)

こうすることで、子供たちとの時間は少しは取れます。

(別店舗を構えてしまうと、全くのすれ違いになってしまいますよね)

しかしながら、絶対的にじっくり向き合う時間は少ないのが現状です。。。

子供も大きくなり、以前より手は掛からなくなりましたが、

成長の過程で、手のかけ方が変わってきますから、

手が掛からなくなると言うことは、無いですね。。。

この仕事をしていて、時間のやりくりが一番難しいもしれません

営業時間は決まっていますが、突発的に忙しくなったりするので、

安易に子供たちと約束が出来ないのが悩みのひとつ。。。

(あっ、またお母さん約束破ったね。。。なんて言われてしまいます)

なるべく、時間がある時には子供達の話を聞くように努めていますが、

う~ん、まだまだ足りないかなぁ。。。(母、ぐわんばります)

婦として、おかみさんとして、そして母親として。。。

私自身、未だに模索中といった感じデス。

。。。逆に、夫婦2人でいる時間は長いです

なので、よくいろいろな話をします

馬鹿話から、子供達の話、時にはお互いに意見をぶつけ合う。

夫婦営業では、喧嘩してしまうのでやらないという方もいらっしゃいますよね。

。。。今のところ、我が家は大丈夫ですょ

グサッとくることも言われますけど。。。

それは、お互い様なので。。。ハハハ

夫婦ですけど、親友に近い感じかもしれません。

お互いの良い所も、悪い所も認めて向き合うといいますか。。。

まぁ、それが夫婦なんでしょうけれど。。。

このお仕事をしていて思うことは、

やはり 『気遣い』 が大切と言うこと。。。

それは、お客様に対しても、家族に対しても同じと言うことです。

家族で居る時間が少ない分、尚更、

家族みんながそれぞれに対して

アンテナを張っていなければいけないのだと。。。

我が家の場合、どうなのかは自分では実感できかねますが

その気持ちは大事にしていきたいと思っています

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すし屋に嫁いで思う事<パート2>。。。

2012年07月09日 | すし屋に嫁いで思うこと

全然気にしていませんでしたが、

今日でわたしのブログも300回を超えましたぁ~

昨年の9月からはじめてましたので、

ほぼ毎日更新しています。。。

ホント、わたしの個人的な事柄が殆どですが。。。

。。。ということで、本日は すし屋に嫁いで思う事 シリーズを

今日のお題は 『板前は包丁を大事にする』 ということ。。。

では早速。。。

お父さんが普段使っている包丁は、

家庭用とは違う、柳刃包丁(やなぎば) という 細長い刺身包丁です。

すし屋に限らず、日本食の板前さんも使っていますね。。。

わたしがこの柳刃に触れることはありません。

違う包丁です。(愛用しているのは、お父さんが昔、

先輩の板前さんより譲り受けたぺティナイフ。

わたしにはこれが一番使い易いです)

20120705_001_20120705_005_2

↑ 上手く撮れませんでしたが、こちらが柳刃包丁。

実物はもっと光ってます

実は今使っている 柳刃は4代目。。。(画像の下の方)

上にあるのが、初代です。

(たしか、両方とも1尺=30.3cmの長さだったと思います)

磨いで、磨いで。。。長さも厚みも無くなりました。

(お父さんは板前歴19年

この年数でこの本数は普通なのかどうかは判りかねますが、

ものもちがよい方だと思います。。。)

最近ではあまり使うことも無くなりましたが、

やはり大事なものなのでしょう。。。

今でも時々ちゃんと磨いであげているようですょ

すし屋に入って、作ってもらった思い出の1本ですからね。(名入りです)

いわば、板前への第一歩

大事なはずです。。。色々な意味で。。。

ちなみに初代は国行(国は昔の漢字デス)、

2代目はかね惣、3.4代目が正本(まさもと)です。

(包丁のブランド)それぞれ、今でも手元にあります。

かね惣は、浅草橋のお店へ行って買いました。

3代目の正本は、築地場外のお店へ行って買いました。

(わたしもお供しました。。。興味があったので)

特に、築地の正本さんへ行ったときは緊張しました

職人相手のお店ですからね、

ただならぬ雰囲気と申しますか。。。(お店の方も、もちろん職人さん)

綺麗に並んだ、ピカピカの包丁たちを目の当たりにして、

完全に舞い上がっていました、わたし。。。

(そんな時もあったなぁ。

それにしても。。。本焼きはやっぱりいい包丁だなぁ。。。

輝きが他のものとは全然違うのです。

長さが違うだけで、もうそれは日本刀です、綺麗です

いつかは買ってあげたいなぁ。。。かなり高額ですが。。。)

。。。我が家には他にも、大中小の出刃包丁や牛刀といったものもあります。

そう言えば、フグひき包丁なんてものもありますねぇ。

(お父さん、フグ免許持ってます。)

それぞれ用途に応じて、使い分けます。

1本ずつ、大事に大事に磨いで使っています。

(時々、「あ~、おっ欠けたぁ」って時もありますが。。。)

お父さんがこれらの 包丁を大事にする ということは、

時に、自分のやってきたことを見つめ直し、

そしてまた先へ進む為への 道標 なのでしょうか。。。

わたしには、そんな風に感じ取れます

道具を大事に出来てこそ、一人前。。。(どこかで聞いたことがあります。)

当たり前だけど、やはりとても 大事なこと だと思います

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