19世紀末に書かれた有名な作品を、先日読んだ宇宙関連の本に刺激されて読み直してみた。読み直しになるのか、実は過去に読んだのは子供向け絵本のレベルだったのか、定かでない。
ラジオドラマでパニックが起こったとされているのは米国だが、原作の舞台は英国、ロンドン近郊である。火星人の乗ったロケットが毎夜着陸し、ほどなく現れた醜悪な容態の火星人は、高熱の光線や特殊なガスで地球人を殺し、町を破壊してゆく。魔手から必死に逃れようとする主人公の目を通じて、火星人と地球人の行動、そして他の惑星への意識認識が描かれる。
想定外のできごと(火星人の襲来)に対する人々の暢気さ、備えの脆さ、価値観の違いによる絶望から人々は思いがけぬ形で救われるが、それは決して人々の努力の賜物ではない偶然の作用。人々が一連の惨事を教訓とし、従来の価値観を改めたかと言えば、決してそうではない皮肉が、どれほどの読者が気付くことだろう。本作の発刊から100年を経た今も、それは変わっていないのではないか。
2022年8月19日 自宅にて読了
ラジオドラマでパニックが起こったとされているのは米国だが、原作の舞台は英国、ロンドン近郊である。火星人の乗ったロケットが毎夜着陸し、ほどなく現れた醜悪な容態の火星人は、高熱の光線や特殊なガスで地球人を殺し、町を破壊してゆく。魔手から必死に逃れようとする主人公の目を通じて、火星人と地球人の行動、そして他の惑星への意識認識が描かれる。
想定外のできごと(火星人の襲来)に対する人々の暢気さ、備えの脆さ、価値観の違いによる絶望から人々は思いがけぬ形で救われるが、それは決して人々の努力の賜物ではない偶然の作用。人々が一連の惨事を教訓とし、従来の価値観を改めたかと言えば、決してそうではない皮肉が、どれほどの読者が気付くことだろう。本作の発刊から100年を経た今も、それは変わっていないのではないか。
2022年8月19日 自宅にて読了
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