
6月27日、3日目。本日がツアーのハイライト、阿里山森林鉄路に乗車する。昨夏、風水害による不通から15年ぶりに全線開通となった同線だが阿里山までゆく列車は1日1往復、定員は片道80人のプラチナチケット。今回はメンバー懇意の台湾通日本人に依頼、何とか指定券を確保できたのでツアー成立となった次第。
10時の発車前に、有志で(自分は昨日も行った)車両基地と北門旧駅舎を見学。昨日は見かけなかった「檜トレイン」がいたので観飽きなかった(写真上左)。
ちょっとモタつき、3分前に駆け込んで嘉義駅を発車。客車は2+1x5列レイアウト。ディーセル機関車が後ろ寄りに連結され、先頭客車に簡易運転台が付いている。発車して最初は町中、ついで平野部そして山間へと入ってゆく。気が付けば好展望。
途中の奮起湖では1時間ほど停車時間があり車庫を利用した森林鉄道資料館を見学できるが、到着と同時ににわか雨となり、標高が高いだけあって物凄い雷に驚かされた。ここまでで行程の約半分の時間。奮起湖の手前、独立山附近ではトリプルループがあるのだが大半がトンネルで、どこがループ線なのか判らなかった。
奮起湖からも上りは続く。終点少し手前の二万坪駅からは雄大な景色が眺められた。途中3回のスイッチバックを経た行程もあと少し。1914年に全通したと言うから、100年以上も前によくぞここまで線路を敷いたものと感心せずにいられない。途中の長時間停車を含み約6時間の長旅、列車は定刻に阿里山駅に到着した。嘉義駅標高30m、阿里山駅標高2,216m。
明朝は御来光を拝むべく、3時起き。夕食を食べそそくさと就寝した。(つづく)
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