
6月22日、2日目。今日は廃止の噂も流れる第三セクター、平成筑豊鉄道の観光列車「ことこと列車」に揺られる。宿は連泊、折り畳みデイパック1つで出かける。
「ことこと列車」の始発は直方、そこまでJR快速でも高速バスでもなく、JR路線バスで倍の時間をかけて向かった。博多から市街地を抜けると主に県道21号線を通る。市内から郊外へ、そして山間へ。犬鳴峠越えのルートは一度辿ってみたかったので結願。さすがに乗り通したのは、自分だけだった。
「ことこと列車」は在来車2両を大改装した列車で、主に週末の運行。運転時間を稼ぐため、直方から田川伊田までゆき折返し、再度直方から行橋まで走ってゆく。どうせなら後藤寺まで往復し「へいちく」全線を走ってくれれば良いのに。本日のメニューは、
・ことことボックス(沿線9市町村にちなんだ9品)
・地元産ホワイトコーンのブランマンジェ
・あわびのリゾット、椎茸と焦がしバターのエスプーマ
・和牛ほほ肉のパピオット
・枡パルフェ
と言うメニューで、福岡市の有名店「Goh」の福山剛シェフが乗り込んで仕上げを行っている。どれも素晴らしく美味しい。沿線の山川を眺めながら、豊かなひととき。筑豊エリアは国鉄時代「乗りつぶし」で行ったり来たり苦労した思い出があり、何度来ても感慨深い。
終着は行橋。とてもフレンドリーかつ気配りの効いたクルーともお別れ(集合写真はSNS掲載許可済み)。そう言えば今年初めの西鉄「Rail Kitchen Chikugo」の再生のように今回も香港人カップルと知り合い、連絡先を交換した。博多へ戻るのにはJR特急が早いが、せっかく平成筑豊鉄道の一日乗車券が付いているので、今日の行程を振り返りながら来た道を引き返すことにした。昨年改装されたばかりの「黒銀(くろぎん)」号で直方へ。直ぐに接続のJR快速で博多へ。ずっとロングシートの帰り道は別世界のようだった。
博多BT 0820
(JR路線バス)
直方 1014/1115集合/1132発
(ことこと列車)
行橋 1452/1534
(平成筑豊鉄道)
直方 1717/1723
(快速)
博多 1829
[ホテルキャビナス泊②]
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます