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日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
割とまめに書くようにしています。
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【写真展】大塚 勉 「SITE 埋立地 1971-2024」

2025-04-25 20:00:00 | 本・映画・展覧会

 作者の故郷である千葉県浦安市は、東京湾岸エリアの中でもここ数十年で最も変貌したエリアかもしれない。好漁場が埋め立てられ、TDRができ、高速道路や高架鉄道が整備され、大地震で液状化が起きた。

 過去にも発表した作品に加え、Covid-19以降に追加撮影した作品を展示。今も昔もこのエリアには詳しくないが、ふーん、こんな何にもない所だったのかと強く思った。一方で、昔と今とを可能な限り同じ場所で撮影し比較するような撮影・展示手法はほとんど取られておらず、作者はエリアには拘っているが記録資料としての拘りは薄いのかなと思った。

 興味を惹いたのは、埋め立て地にポツンと置かれたSL「5号機関車」。野晒しでされていたのではなく、保管の意思が見られたところが特に。在廊の作者に経緯をご存知か伺ったところ、TDRを運営するオリエンタルランドの前身の会社が、埋め立て地に造る遊園地(最初はTDRではなかったらしい)で走らせようと入手したのだとか。帰宅して調べたところ情報は簡単に見つかり判った経緯は、
・1921年日本車輌製
・宇都宮石材軌道→東武鉄道→鹿島参宮鉄道→オリエンタルランド→トミー(テック)→【現在】東武宇都宮線・おもちゃのまち駅東口駅前にて保存
 ちょっと、おもちゃのまち駅まで行って降りてみたくなったね。浦安時代の写真、複写させて貰えば良かった。

 2025年4月11日 四谷三丁目・ギャラリーヨクトにて

 

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【写真展】「星空フォトコンテスト2024」 &「星空フォトコンテスト2024~それぞれの宙を見上げて~」合同作品展

2025-04-25 13:00:00 | 本・映画・展覧会

 ソニーマーケティング主催「星空フォトコンテスト2024」と、ビクセン主催 第5回「星空フォトコンテスト2024~それぞれの宙を見上げて~」の合同作品展。ビクセンは天体望遠鏡や双眼鏡などの有名メーカーである。

 スペースはフロアの一角で、展示作品数も決して多くはなかったが何れも見事に星空を捉えた作品、地表を入れた星空の写真があれば、特定の天体にフォーカスして撮られた作品もある。外せないのは天の川だ。

 星空の写真を見ると、日本でもこんな星空が見えるのかと驚く。自分が矯正視力ですら運転免許レベルギリギリしかないため、いっぱいに星の瞬く夜空を眺めることはできない。こうした写真を見て、自分の見えぬ景色が実は身近にあるのだと、ちょっと口惜しく思うのだ。

 2025年4月11日 ソニーショップ銀座・αプラザにて

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【写真展】KYON.J 「SHADOW DANCE」

2025-04-25 06:00:00 | 本・映画・展覧会

 中国出身で在日歴の長い作者(KYON.Jと書いて「きょん.じぇい」と読む)の作風は、光や影を意識しているとコメントしつつもやはり素晴らしい風景写真だと思った。もちろんそれが、鮮やかな景色よりも光の強さや陰影を活かした、ひょっとしたらモノトーンで印刷した方が良いような、柔らかく抑えた色調に落ち着きや安らぎを感じられる作品群であったとしても。展示作品はどれも、かなり好みの構図や色調。

 会場を一回りして最後に、世界地図と展示作品の対比が置かれていた。これで、どこで撮った写真か解るのだが、作品付近にキャプションを入れなかったのはなぜだろう。作者にとっては、それがどこで撮ったかは本題ではないからなのだと理解したのだが。在廊の作者に訊ねてみたかったのだが、お知り合いの来場者が大勢いらっしゃり忙しそうだったので遠慮しておいた。

 2025年4月11日 銀座・Sony Imaging Galleryにて

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