カレーなる日々 / शानदार दिन

インドの日常を中心に日々を綴っています。

ボックス!

2010年04月06日 19時20分59秒 | スポーツ / SPORTS
5月22日より上映開始
ボックス!
百田 尚樹
太田出版

このアイテムの詳細を見る


昨年だったか、ボクシング仲間のNさんが、
 「アマチュア・ボクシングが良く解かる、いい本があるんですよ。」
と貸してくれた本がこれ。

 正直を言うとアマチュア・ボクシングって観た事がない。
相手により大きなダメージを与え、
KOする事を目的とするプロボクシングと、
ポイントを取る事を重視するアマチュア・ボクシング。

同じボクシングでも大きく違う。

個人的にはプロボクサーでもアマチュア出身の選手は、
綺麗にまとまっていたとしても、
どこかにひ弱さが残っているような気さえしていた。

これはあくまでも、素人目、
ただのボクシング好きの女性ファンの視点である。
(だからマニアの方・・許してねって事。)

ボックス! 上
百田 尚樹
太田出版

このアイテムの詳細を見る

ボックス! 下
百田 尚樹
太田出版

このアイテムの詳細を見る


 この本を開いた時は、その内容にあまり期待はしてなかった。
アマチュア・ボクシングを知る事を目的に読み始めたのだった。

しかし、登場する人物設定にとても魅力があり、
引き込まれるように一気に読み進んだ。

高校のボクシング部を舞台に、天才型の鏑矢、
その鏑矢にあこがれてボクシングを始める秀才のユウキ。
いやいや顧問を引き受けるヨウコ先生。彼らのライバルも個性的だ。

ボクシングと言うと殴りあうのが野蛮だとか、
不良やチンピラやヤクザのやる事だと思っている方もいるかもしれないが、
(某家族の影響もあるかもしれないが。)そうではない。

確かにプロボクサーの中にも元ヤクザや元チンピラ、
不良少年だった選手がいるのは否定しない。
残念ながら犯罪に手を染めてしまった選手もいる。
だがそれはボクシングだけでなく、他のスポーツでも言える事だ。
ボクシング経験者の犯罪率が極めて高いと言う事でもないだろう。

しかしそう言った裏社会とは違い、
純粋に真面目に取り組んでいる選手の方がはるかに多いはずだ。
そうでなければ強くなる事はできないし、
不良に勤まるような、そんな甘い世界ではない。
ストイックに命を削って取り組んでいるのである。

 ボクシングは科学だと、声を大にして言いたい。
攻撃も防御も科学的根拠に裏づけされたスポーツなのである。
この本を読むとそれがハッキリと解かる。

文章の中で躍動する情熱。
「ああ、青春っていいなぁ~。」とつぶやいてしまうような。

いや本当に。(笑)

私があとン十歳若ければ、ヨウコ先生の役を演りたかったなぁ。
キャストは・・・鏑矢は○○君で、ユウキは●●君が言いなぁ。
ぬふふふっ・・・と・・・・ずうずうしく(かなり)も思ったのだった。

     『ボックス』公式サイト

原作が映画化されると聞いて嬉しかったなぁ。
キャスティングもいいし。

Nさんが関わっているジムで撮影をしたらしく、
この辺りにも縁が感じられたのだった。

5月22日より公開 本当に観たい

感想をお聞かせ頂ければ、幸いです。
よろしくお願いします。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする