カレーなる日々 / शानदार दिन

インドの日常を中心に日々を綴っています。

スラムドッグ&ミリオネア

2009年06月03日 21時27分59秒 | 映画 / MOVIE
スラムドッグ$ミリオネア [DVD]
クリエーター情報なし
メディアファクトリー


2ヶ月前、南インドのバンガロールで英語版を観た。
アカデミー賞を受賞したとは言え、
すでにインドでは公開が終わりかけていて、
物凄い遠くの映画館まで出かけて観に行ったのだった。
              


さて、いつもの通り、英語もヒンディー語も良く解らない私の、
想像又は推理又は妄想又は勘違い又は思い込み・・・
であるのだが・・・今回は原作を読んでいるので、
それほど違いはなかろう。

「ぼくと1ルピーの神様」の映画化作品。

ぼくと1ルピーの神様
(ランダムハウス講談社文庫)

ヴィカス スワラップ
ランダムハウス講談社

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それでも念のため・・・日本語版を確認しに行った。

映画化するに当たって、原作をどこまで変えていいのか?
本作品だけでなく、いつもそう思う。

ただ今回はアカデミー賞8部門を受賞した作品なので、
原作の良さももちろんながら、
変更した部分も含めて評価されたと言う事なので不問としたい。

また原作を、よりドラマチックに(アクションも恋愛も家族愛も)
観客にウケるように膨らませた部分は素晴らしいと思った。

<ストーリー>

ムンバイ(ボンベイ)のスラム出身の主人公が、
日本でもおなじみの「クイズ&ミリオネア」に出場して、
億万長者になると言うストーリー。

教育も受けていないにもかかわらず、
クイズに全問正解出来た事に不信感を持たれ、
イカサマをしていると警察に通報される。

まぁ普通に考えればその通りであるが、
世の中にはツイている人がいるもので
なんとほとんどのクイズが彼の人生経験の中で、
印象深い出来事と重なっていたのだった。

つまり・・・知っている事の中から出題されたので、
正解できたと言うわけである。

警察の取調べに対して自分の経験を正直に告白し、
神がかり的に最終問題をクリアしミリオネアとなる。

 インド国内では、
インドの負の部分があからさまに映し出されている点から、
あまり評判がよろしくなかったらしいが・・・。

スラムの問題、物乞いの問題、カーストによる差別など、
負の部分も確かにインドであるのだから、
目を背けずにいたいし、受け入れたいと思う。

   
コメント (2)
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