カレーなる日々 / शानदार दिन

インドの日常を中心に日々を綴っています。

チャンドニー・チョウク・トゥ・チャイナ

2009年06月17日 21時46分59秒 | 映画 / MOVIE
インドで記録的ヒットをたたき出した(と言う触れ込みだが)、
ボリウッド発のカンフー・コメディー

主演はアクシェイ・クマール。
個人的には肉体派のキン肉ムキムキは好きではないので、
全く期待はしていなかったのだが・・。

共演には、『キル・ビル』のリュウ・チャーフィ、
スーパーモデル出身のディピカ・パドゥコン。
監督は『たとえ明日が来なくても』のニキル・アドヴァーニー。
本格的なカンフーと、歌ありダンスありのボリウッドテイストの融合に注目。

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<ストーリー>
オールド・デリーのチャンドニー・チョウクで野菜を売るシドゥ
(アクシェイ・クマール)は、ドジでマヌケでその上アホ。
インチキ占い師のハシ道士(ランヴィール・ショウリー)に、
「中国の英雄・劉勝の生まれ変わりだ。」と騙されて、
お世話になった父親代わりの親方を振り切って中国に行く。

中国ではギャングの北条(リュー・チャーフィ)に、
虐待されていた村民が劉勝の生まれ変わりであるシドゥに、
打倒北条を期待される。

ところが生まれ変わりではないので、無様な醜態をされしたばかりか、
助けに来た親方まで殺されてしまう。
ここで一念発起してカンフーを習い復讐していくのだった。

<ツッコミどころ>

① 中国に到着したのに、バンコクのスワンナプーム空港だったのは、
  まぁこれは中国の空港で撮影許可が下りなかったんだろうけど。

② 中国人のギャングの名前が「北条(ほうじょう)」って
  日本人かと思った。中国で北条って一般的な名前なのか?

③ ディピカ・パドゥコンが双子って言っても、
  メイクや服装だってインド系と中国系と全然違うんだから、
  間違うはずないと思うけど。

④ わずか3ヶ月で、カンフーの達人と同等の戦いが出来るほどに、
  上達するとは決して思えないけど。

⑤ スパイとなって潜入したハシ道士の正体が、
  カンフーの達人って言う敵にバレないわけないと思うけど。

これらは置いとくとして、時間が経つのを忘れるほど面白かった。
基本的にはシリアスドラマではなく、陳腐なドタバタ劇なのだが、
その中で家族愛や恋愛、復讐劇などが盛り込まれ、
報復絶倒なのだが涙あり、アクション満載。
アクシャイ・クマールのマヌケ役も良かった。

つまり芸術的であるとか、感動や作品価値を期待しなければ、
面白い作品であるという事である。

   
コメント
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