スラムドッグ$ミリオネア [DVD] | |
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2ヶ月前、南インドのバンガロールで英語版を観た。
アカデミー賞を受賞したとは言え、
すでにインドでは公開が終わりかけていて、
物凄い遠くの映画館まで出かけて観に行ったのだった。
さて、いつもの通り、英語もヒンディー語も良く解らない私の、
想像又は推理又は妄想又は勘違い又は思い込み・・・
であるのだが・・・今回は原作を読んでいるので、
それほど違いはなかろう。
「ぼくと1ルピーの神様」の映画化作品。
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それでも念のため・・・日本語版を確認しに行った。
映画化するに当たって、原作をどこまで変えていいのか?
本作品だけでなく、いつもそう思う。
ただ今回はアカデミー賞8部門を受賞した作品なので、
原作の良さももちろんながら、
変更した部分も含めて評価されたと言う事なので不問としたい。
また原作を、よりドラマチックに(アクションも恋愛も家族愛も)
観客にウケるように膨らませた部分は素晴らしいと思った。
<ストーリー>
ムンバイ(ボンベイ)のスラム出身の主人公が、
日本でもおなじみの「クイズ&ミリオネア」に出場して、
億万長者になると言うストーリー。
教育も受けていないにもかかわらず、
クイズに全問正解出来た事に不信感を持たれ、
イカサマをしていると警察に通報される。
まぁ普通に考えればその通りであるが、
世の中にはツイている人がいるもので
なんとほとんどのクイズが彼の人生経験の中で、
印象深い出来事と重なっていたのだった。
つまり・・・知っている事の中から出題されたので、
正解できたと言うわけである。
警察の取調べに対して自分の経験を正直に告白し、
神がかり的に最終問題をクリアしミリオネアとなる。
インド国内では、
インドの負の部分があからさまに映し出されている点から、
あまり評判がよろしくなかったらしいが・・・。
スラムの問題、物乞いの問題、カーストによる差別など、
負の部分も確かにインドであるのだから、
目を背けずにいたいし、受け入れたいと思う。
でも、観た後なんか寝付けませんでした。
アカデミー賞とったんですね。知りませんでした。
原作を読んだ時に良く出来てると思ったのですが、
映画の出来はそれ以上に良かったですね。
これからはヒンディー映画が見放題ですので、
語学をレベルアップできるように頑張ります。