カレーなる日々 / शानदार दिन

インドの日常を中心に日々を綴っています。

日本スーパーフライ級タイトルマッチ

2006年08月14日 22時55分59秒 | スポーツ / SPORTS
日本スーパーフライ級チャンピオン
WBCスーパーフライ級14位 菊井 徹平(花形)
                    20勝(4KO)4敗
                

前東洋太平洋スーパーフライ級チャンピオン
元日本スーパーフライ級チャンピオン
WBCスーパーフライ級7位
WBAスーパーフライ級11位  有永 政幸(大橋)
                     21勝(10KO)4敗1分  

チャンピオン菊井選手の初防衛戦は、
元チャンピオンで世界ランキングでも上を行く
強豪:有永選手を迎えた。

写真右側:赤いトランクス菊井選手の左フックが有永選手をとらえる。

             

1ラウンドのゴング共に菊井選手が飛び出して、
右ストレートをヒットさせた。
見て行くだろうと思っていた私もビックリしたが、
有永選手はもっと驚いただろう。
これで菊井選手が試合の主導権を握った。

2ラウンドも菊井選手は前進し、
左ジャブから右ストレートをヒットさせる。
前試合で無敗の世界ランカーの相澤選手を破って
チャンピオンになった事で自信を持った菊井選手は
明らかに強くなっていた。

3ラウンド・4ラウンドとリーチの長い菊井選手の距離で
面白いようにパンチが当る。
有永選手はパンチがなかなか届かない。

5ラウンドになって有永選手がようやく前進して、
菊井選手がさがるようになったが、
サイドステップ、バックステップでかわしながらも
上手くパンチを当て続ける。

6ラウンド、焦ってきた有永選手のパンチが大ぶりになる。
これではますます当らない。

菊井選手はかわしながらも、時折、前に踏み込んで連打を当てる。
距離がつまれば有永選手のものかと思っていたが、
近距離でも菊井選手は腕をたたんでアッパー、フックと
細かいパンチを数多く当ててポイントをかせぐ。

9ラウンド、KOしか勝ち目がなくなった有永選手は、
思い切ってパンチを強振しながら前進するも、
逆に菊井選手に向い打たれる。
菊井選手の右のガードはあごから下がらず、
サウスポーの有永選手の左のパンチが当たる事はなかった。

有永選手は全くペースをつかめないまま、試合終了。
自分のボクシングが出来ず、
菊井選手のいいところだけが目立った。
全く危なげなく手数、有効打に勝った
菊井選手が3-0の判定で完勝した。
100-90、100-91、99-92だった。

           

前回の試合同様、
真面目で礼儀正しい性格が現われているような
基本に忠実なボクシング。

自分より戦績やランキングで勝る強い相手に
立ち向かって行く気迫。
2戦連続で世界ランカーを破ったその実力は本物である。

一発KOの派手さはないが、
菊井選手の試合は終わった後にすがすがしさが残る。
ボクシングの素晴らしさを伝える為にも、
頑張って欲しいものだ。

本日26:40から、フジテレビで放送があります。
ボクシングファンの皆様もこれからファンになる可能性のある皆様も、
そうでないかもしれない皆様も、ぜひ、見てください。

 ≪ 関連記事 ≫ 

日本Sフライ級王座決定戦
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする