カレーなる日々 / शानदार दिन

インドの日常を中心に日々を綴っています。

OM MANI PADME HUM

2006年08月11日 21時31分59秒 | 北インド / NOUTH INDIA
ツクラカン堂の脇にあった石。

「OM MANI PADME HUM」
 (オム・マニ・ペメ・フム)と刻んであった。

傍らに腰を降ろすおっちゃん(写真の石の左側にいた)は、
石を売っているのかと思ったら、
サブジ・ワーラー(野菜売り)だった。

そう言えば・・・石の右前には、
確かにオクラなどの野菜が並んでる。(○印)

   「OM MANI PADME HUM」

細かく分けるとオム・マ・ニ・ペ・メ・フムという
六つのマントラ(真言:Six-syllable mantra)で構成されている。

ダライ・ラマによると、これら六つの真言は、
私たちの不浄な身体・言葉・思考を、
完全に統一された秩序と知恵の教えの道に導くことにより、
仏陀になれるということを意味しているとのことだ。

◆ オム(OM)

私たちの不浄な身体・言葉・思考とともに、
高尚純粋な釈迦の身体・言葉・思考を表している。
「悟りの道を開いて純粋な境地に到達したとき、
過去の不浄から負の属性を取り除き、
不浄な身体・言葉・思考も変わることが出来る」と釈迦は説いている。
その意味がこの言葉に集約されている。

◆ マニ(MANI)

宝石を意味する。秩序、慈悲、
他者への思いやりなど悟りを開くための要素を表す。
「宝石が貧困をなくすことができるように、
利他主義的な悟りの境地は、
貧困・孤独を取り除くことができる。
宝石が私たちの望みをかなえてくれるように、
利他主義の心によって悟りを開き、
私たちの望みは実現される」。

◆ ペメ(PADME)

蓮を意味する。知恵を表す。
泥の中に生えていても泥に染まらない蓮は、
私たちを矛盾から救い出す知恵の本質を示している。

◆ フム(HUM)

分離できないものを意味する。
秩序と知恵が調和することにより至る純粋なる境地を表す。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする