すんけい ぶろぐ

雑感や書評など

フィリップ・ノイス「ボーン・コレクター」

2005-03-15 05:09:59 | 映画評
二回見てしまった


「ボーン・コレクター」を見ました。なぜ見たのかと言いますと、「ボーン・アイデンティティー」と間違えたからです。

しかも、「ボーン・コレクター」は見たことがあります。見たときの感想は、「いまいち」。

でも、意地になって、もう一度見ました。

そして、同じ感想でした。やはり「いまいち」。


原作があるからね。そのエッセンを残そうとしたんだろうけど。

話の筋は、事故によって全身の自由を失った捜査官のリンカーン・ライムが、新人の女性警官ドナヒーを使って事件を解決していくというストーリー。なんですが、どうも「新人の女性警官を使って」というと設定を、上手に活かせてないような。

むごい事件現場にかかわらず、リンカーン・ライムが女性のドナヒーに強引に現場の捜査を実行させようとして二人は仲たがいします。が、彼女には警官だった父親が自殺しているという悲しい過去があり、それを知ったライムは徐々に彼女を理解し、また優しく接するようになります。そしてドナヒーもライムが安楽死を望んでいることを知り、彼に希望を持つように説得する……………。

その展開が早くて。ちょっと安易だなぁ。二時間に収めるので精一杯だったか?


後、最後のどんでん返しが強引でね。あまりに伏線のない犯人が登場するので、犯人自身が最後にベラベラと犯行動機を語り出すんだよね。まぁミステリー映画(ドラマ)には、ありがちなラストだけど。
小説だと、登場人物のセリフで語らせる必要はないのだろうけど、映画だとね。そうも、いかない。


まぁ、こんな感じっす。


ボーン・コレクター

ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

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