親子
三田誠広のエッセイを読んでいて(どの本か忘れてしまったよ。「トマトケチャップの青春」か?)、名前は伏せられていたのですが、ある作家に殴られたという話が載っておりました。酒を飲んで大暴れする癖があり、家族関係が複雑ということなので、一発で中上健次だと分かりました。
それと同時に、作品に反映されることはないが、父親に対して複雑な心境を抱いている作家の話も出ていました。当時は誰か分かりませんでしたが、同世代の作家から探すと池澤夏樹のような気がします。
作家は、コネがあまり有効ではない世界ですけど、親子で有名人というのは、けっこういますね。
未読・既読関係なく、思いつくままに並べてみます。
多分、もっといますね。
「コネが有効ではない」と書きましたけど、よしもとばななが新人賞に応募した際、彼女の作品は最終選考までは残らなかった、という話を聞いたことがあります。でも、「もしかしたら、これは吉本隆明の娘さんでは?」と気がついた編集が、吉本隆明に電話をして確認。親子関係であることを知って、異例ながら急遽最終選考に滑りこませ、めでたく新人賞受賞という流れがあったとか。
まぁ、あの文章ですからね。最初は蹴られても、仕方ないですね。
江國滋って誰だろうと調べますと、
だそうです。ふーん。
さて漫画界は、どうなんでしょう? あんまり詳しくないんですが(そもそも漫画業界の歴史が、まだ浅いし)、それでも神様は忘れてはいけないでしょうね。
ヴィジュアリストってなに?
実業界では、
今、もっともホットですね。
芸能界は、挙げだしたらきりがないですね。とりあえず、ここらへんで。
スポーツだと、
てなところか。相撲とかオリンッピク関連になると、これもきりがないですな。
で、黒澤明の「乱」です。
ストーリーは、三人の息子に国を託そうとした梟雄の悲劇。シェークスピアの「リア王」を下敷きにしているそうです。(が、僕は未読です)
画面には終始緊迫感がみなぎり、物語の展開も速く、冗長だった「影武者」よりも、優れているのでは?
ちょっと主人公の秀虎のメークが派手すぎるのが気になりましたが、まぁ、これは彼の狂気を際立たせようとするためなんでしょうなぁ。
で、この作品では監督の息子さんの黒澤久雄がプロデューサーとして参加しているんですよね。
物語では親子、兄弟、夫婦が組んず解れつで醜く戦うのですが、こういう肉親が争うような父の作品を手伝うというのは、息子としてはどういう気分なんでしょう?
今回は前振りが無駄に長くなってしまい、淀川長治のように「作品がつまらないのから、適当な話をくっつけて文章を無理に長くしているのか?」と思われるかもしれませんが、決してそんなことはありません。
特に戦闘シーンの迫力あるものに仕上がっておりますので、よろしければ是非。
三田誠広のエッセイを読んでいて(どの本か忘れてしまったよ。「トマトケチャップの青春」か?)、名前は伏せられていたのですが、ある作家に殴られたという話が載っておりました。酒を飲んで大暴れする癖があり、家族関係が複雑ということなので、一発で中上健次だと分かりました。
それと同時に、作品に反映されることはないが、父親に対して複雑な心境を抱いている作家の話も出ていました。当時は誰か分かりませんでしたが、同世代の作家から探すと池澤夏樹のような気がします。
作家は、コネがあまり有効ではない世界ですけど、親子で有名人というのは、けっこういますね。
未読・既読関係なく、思いつくままに並べてみます。
父:森鴎外(小説家) 子:森茉莉(小説家) 父:中上健次(小説家) 子:中上紀(小説家) 父:幸田露伴(小説家) 子:幸田文(随筆家) 孫:青木玉(随筆家) 父:太宰治(作家) 子:津島佑子(作家) 父:福永武彦(小説家) 子:池澤夏樹(作家) 孫:池澤春菜(声優) 父:吉本隆明(思想家) 子:よしもとばなな(作家) 父:江國滋(俳人) 子:江國香織(作家) 母:山村美沙(作家) 子:山村紅葉(女優) 父:阿川弘之(作家) 子:阿川佐和子(エッセイスト) 父:吉行エイスケ(作家) 子:吉行淳之介(作家) 父:檀一雄(作家) 子:檀ふみ(女優) |
「コネが有効ではない」と書きましたけど、よしもとばななが新人賞に応募した際、彼女の作品は最終選考までは残らなかった、という話を聞いたことがあります。でも、「もしかしたら、これは吉本隆明の娘さんでは?」と気がついた編集が、吉本隆明に電話をして確認。親子関係であることを知って、異例ながら急遽最終選考に滑りこませ、めでたく新人賞受賞という流れがあったとか。
まぁ、あの文章ですからね。最初は蹴られても、仕方ないですね。
江國滋って誰だろうと調べますと、
1989年の『日本語八つ当たり』で小林よしのりの漫画「おぼっちゃまくん」の「茶魔語」を批判的に書き、小林とテレビ番組で対決したことが「ゴーマニズム宣言」の前身「おこっちゃまくん」(第1巻に収録)に書かれている。(フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』) |
さて漫画界は、どうなんでしょう? あんまり詳しくないんですが(そもそも漫画業界の歴史が、まだ浅いし)、それでも神様は忘れてはいけないでしょうね。
父:手塚治虫(漫画家) 子:手塚眞(ヴィジュアリスト) |
実業界では、
父:堤康次郎(実業家) 子:堤義明(実業家) |
芸能界は、挙げだしたらきりがないですね。とりあえず、ここらへんで。
母:三田佳子(女優) 子:高橋祐也(地下室) 父:石田純一(タレント) 子:いしだ壱成(大江戸ロケット) |
スポーツだと、
父:長嶋茂雄(プロ野球選手) 子:長嶋一茂(読売ジャイアンツ球団代表特別補佐) 母:野村佐知代(サッチー) 子:野村克則(プロ野球選手) |
で、黒澤明の「乱」です。
ストーリーは、三人の息子に国を託そうとした梟雄の悲劇。シェークスピアの「リア王」を下敷きにしているそうです。(が、僕は未読です)
画面には終始緊迫感がみなぎり、物語の展開も速く、冗長だった「影武者」よりも、優れているのでは?
ちょっと主人公の秀虎のメークが派手すぎるのが気になりましたが、まぁ、これは彼の狂気を際立たせようとするためなんでしょうなぁ。
で、この作品では監督の息子さんの黒澤久雄がプロデューサーとして参加しているんですよね。
物語では親子、兄弟、夫婦が組んず解れつで醜く戦うのですが、こういう肉親が争うような父の作品を手伝うというのは、息子としてはどういう気分なんでしょう?
父:黒澤明(映画監督) 子:黒澤久雄(プロデューサー) |
今回は前振りが無駄に長くなってしまい、淀川長治のように「作品がつまらないのから、適当な話をくっつけて文章を無理に長くしているのか?」と思われるかもしれませんが、決してそんなことはありません。
特に戦闘シーンの迫力あるものに仕上がっておりますので、よろしければ是非。
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