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イメージとデータ・・・理系的考察

2012年06月17日 | 【帰国生大学入試】

季節の風物詩を扱ったカレンダーなどでは6月はアジサイやカタツムリを題材にして梅雨を思わせるものが多くみられます。
そのようなことから、日本では6月に一番雨が多いというイメージがあるのですが、気象庁の年間降水量データをみてみると、一概にそういうわけではないようです。
 
各月平均降水量(東京)
6月165mm、7月162mm、8月155mm、9月209mm、10月163mm
(気象庁統計1981~2010、気象庁HPより)
 
梅雨前線は5月上旬から7月下旬にかけて沖縄から東北地方を順次北上していきます。梅雨はアジアに存在する四つの気団(熱帯モンスーン気団、揚子江気団、小笠原気団、オホーツク気団)が互いにせめぎ合い気圧の変動が起こることから発生します。
梅雨の時期が終わると赤道直下の熱帯性低気圧が偏東風の影響で移動する過程で台風に発達することが多くなります。降水量そのものとしては、台風によるものの方が多くなっています。
 
このように、実際にデータをもとにして考察をすると、これまで自分が抱いていたイメージとは違った側面がみえてくることがあります。
大学で行う勉強はいろいろなものを自分で調べ、そのことについて、自分で考えていくという作業です。理系学部の人は自分で実験を行ってデータを用意するということも多くあります。
でも、考えてみると下線部の作業は入試で課される小論文の勉強でも同じことを行います。帰国入試の受験勉強がそのまま大学の勉強につながっているということになります。
(yos)

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