こんにちは 駿台ニューヨーク校です。
「ある年の4月12日は金曜日でした。この年の12月10日は何曜日ですか。」
ある日、教室で算数の日歴算(曜日に関する問題)を解いていました。
日数を1週間の7日で割り、余りによって曜日を分類する解法が一般的です。
教室にいるA君は、書き出せるものは書き出して調べることを算数の問題を解く上でのモットーにしています。
いやいや、A君,計算で出した方が早いよ、と声をかけたのですが、いやいや、先生、この問題は計算するより早いよ、と言います。
じゃあ勝負!となり、どちらが早く正解できるか競争しました。
みなさんも是非問題を解いてみて下さい。
教室では、1分もかけずに正解したA君の圧勝でした。
計算で求めるには、12月10日までの日数を調べるのに時間がかかります。
A君は下の事実を有効に使いました。
★どの年も4/4、6/6、8/8、10/10、12/12の2月を除く偶数のゾロ目となる日付は同じ曜日になる。
4/12の1週間前の4/5も金曜日
→4/4は木曜日 ➡(ワープ)➡ 12/12も木曜日
→12/11は水曜日、12/10は火曜日。
数学の世界では立式して計算して解くことが美しいとされますが、
算数では必ずしも計算だけに頼るのではなく、
「知っている知識を有効に組み合わせて解く」ことに面白さがあると思います。
A君はその日以来「ワープマスター」の称号を手に入れました。
みなさんも決まった解き方だけでなく、「発見」を大事にして算数を楽しんで下さい。
なお、ワープを使う場合は、偶数のゾロ目だけ、しかも2/2は使えないことに注意してください。
ニューヨーク校 HS