今日(2/4)は立春。暦の上では今日から春となります。もっとも、まだまだ寒い日々が続き、暖かなイメージの現代の春とは少しイメージが異なります。
もともと、中国伝来の旧暦では、昼時間が最短の冬至と、昼夜同時間の春分との中間にある立春は、旧正月頃に相当する新年の初めでした。だから、お正月は、新春なのですね。
この場合の春には「始まり」のイメージがあるのです。
一方、西欧の影響下の現代の季節区分では、春分から夏至の頃をspringとして、「湧き出る、芽ぶく」イメージがあります。カレンダー上では、3月~5月が春ととらえられています。
このように、定義づけの違いから、まだ寒い「早い定義の春の始まり」と、暖かくなる「遅い定義の春の始まり」があるのですが、いずれも、何か清新で力強い印象があります。
そして、この立春という「早い定義の春の始まり」から、春分という「遅い定義の春の始まり」までの7週の間に吹く、その年初めての南寄り(東南東から西南西)の強い風「春一番」は皆さんを暖かい春へと誘ってくれることでしょう。私たちも、春一番のように、その先に待つ、受験生の皆さんの定義する「春」へと導いていくつもりです。
※3/21春分の日 3/22東大発表・3/23東工大発表をもって本年度入試が終了となります。(Nas)