ココロ磨きの寺あそび

むかしむかし、寺はみんなの心の拠所であり生活の工夫を重ねる場であったようです。

釜の蓋まんじゅうと「一斉登校日」の関係?

2009年08月04日 12時45分50秒 | こぼれ話
禅宗とまんじゅうには関係が深いことがわかりました。また8月1日に「地獄の釜の蓋が開く」ということも。しかし、なぜ、この日にまんじゅうをつくり、食べるのか、という点については、どうにも明確な説明がありません。なんでも栃木県北地域では、むかしむかし、小学生は夏休み中に学校に登校する「登校日」というのが決められていて「8月1日」が登校日だったそうです。それで学校に行くと、理由はわかりませんが「まんじゅう」が配られて、それをおいしく食べた記憶がある、というのです。学童の親たちがまんじゅうをつくり、学校へ届けてくれたものを学童に配布していたらしいのです。学校行事(一斉登校日)とそれを支えるPTAなどが、学童のために「おやつ」としての「まんじゅう」を配布する、ということがあったそうです。そのことから8月1日(つまり一斉登校日)にまんじゅうをつくり、食べるようになったのではないか、という説を伺いました。この日に菓子屋が販売するまんじゅうを8月1日は「地獄の釜の蓋が開く」ということと掛け合って「(地獄の)釜の蓋まんじゅう」として販売したのではないか、というのが、私の推測です。県北地域には、現在では「形骸化」してしまって、その意味もわからないようなことが「風習」としていろいろと残っているらしいです。