ひー、ふー、みー、よーっ、と・・・数えるシーンですが、その雰囲気からこれは「若旦那」がよからぬ算段を企んでいるところです。
お寺の本堂にこしらえた高座で馬生師匠が「おじぎ」をします。この「おじぎ」の動作を見ていても軽くて深みのある独特の所作を感じます。落語をライブで観賞できる楽しみのひとつです。
本堂には高座が準備され、客席には「座布団」が並べられていました。おのおのココという座席を選び、落語が始まるのを楽しみに待ちます。
落語会が終わったら、毎年恒例の後席で「くじ」を行ないます。たくさんの賞品が用意されていて、どれが当たるのかワクワクします。以前は「顔」の大きさほどもある「ドラヤキ」というのがあったそうですが今回はどうだったのでしょうか。そのためには受付のナカノさんから「くじ」で使う「札」を受け取ります。
「熱帯の地では生活臭や悪臭を防ぐ目的で使用され、その効果により、清々しい気持ちで生活が送れるようにした古くからの慣習により、供養や修行をする場所を清めるために香が焚かれました。」というように「場」を清める意味もあるようです。