若竹屋酒造場&巨峰ワイナリー 一献一会 (十四代目日記)

何が酒の味を決めるのか。それは、誰と飲むかだと私は思います。酌み交わす一献はたった一度の人間味との出逢いかもしれません。

経営実践サミット

2005年03月09日 | 同友会の十四代目
 
福岡県中小企業家同友会で3年間にわたって取り組まれた「経営指針推進プロジェクト」。今年はその最終答申をします。何の実績もない僕が、いきなりプロジェクトリーダーに指名されたときは何かの間違いと思ったし、3年間のプロジェクトと聞かされた時はその責任の重さに逃げ出したかった事を思い出します。それでも、心から尊敬する先輩経営者でもある、素晴らしいメンバーの皆さんのお陰で、納得の出来る答申がようやくできそうです。

今日は、「第3回経営実践サミット」において、このプロジェクトの研究成果である「経営品質」についての基調講演を株式会社リコーの田村氏に、報告を会津若松同友会の鈴木氏に頂く事が出来ました。

米国のマルコムボルドリッジ賞(MB賞)を範とする「経営品質」の考え方は、世界各国でも国家プロジェクトとして多く導入されています。経営が上手くいっているのか、「経営の質」を高めるには何がポイントなのか、それを明確にしているのが日本版MB賞、「日本経営品質賞」です。この賞でオープンにされている「アセスメント基準書」という評価基準書は、経営品質を高める手引き本として非常に優れたものでした。

人材育成・生産・販売・財務といった経営の各機能を学ぶ機会は同友会内でも多くありますが、「経営そのもの」を評価する方法を私たちは持っていませんでした。この「経営品質」を学ぶことで会内での学びをより高い次元で統合できるのではないか、と我々プロジェクトでは考えました。
同友会では、経営指針(経営理念・経営方針・経営計画)の成文化を推進していますが、このプロジェクトでは「指針作成の手法」は支部で学び、その必要性を「経営品質」を通して気付き深めることで、作成後の浸透や展開までのフォローをしていくことを答申の柱にしています。

今日の「サミット」には90名もの参加を頂きありがとうございました。やはり同友会は経営革新への熱意ある経営者の集まりだと再確認しました。4月からは6ヶ月にわたる「経営革新プログラム」で経営品質を学んでいきます。これからもヨロシクお願いします。

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