オレンジ色の紫陽花

携帯から軽快に綴るおいらの日々。
…だったのだが、ツイッターのまとめブログに変更。極稀にこっち単独の記事もある、かも。

山田悠介 2冊

2005年12月03日 22時13分13秒 | ほぼ、文庫本
Aコース/山田悠介/幻冬舎文庫
Fコース/山田悠介/幻冬舎文庫


衝動買いしました。なんでだろうな、いわゆるタイトル買いかな。これ多分平積みってやつになってて(ということは売れている、読まれている本、もしくはその書店が推してる本だったりするわけだよね)、当然隣に並んでたんだけど、なんでAの次がFなんだろうな、とか思って2冊買いました。あと、文庫書き下ろしって書いてあったし。いや、特に意味はないけどなんとなく。
折り返しのところの作者紹介を見ました。
…若いな。おいらといくつ違うんだよ…ふっ(遠い目)。

で、読み始めたら1冊に1時間もかかってないと思うな、あっという間に読んでしまいました。

んー、あのね、んー、
タイトル買い失敗しました(んな失礼な!)。
あくまでもおいらにとっては、て事ですよ、そのあたりは一つヨロシク。

図書館で借りて読む分にはまったく失敗とは思いません。いろんな本を読む、という意味で。やはり図書館をもっと利用すべきですな。切に思います。いけませんよ、一介の主婦(なんて言わないけどな)がたとえ文庫本でも衝動買いしちゃあ、ねえ。家計を預かっている身としては、ねえ。
てなわけで、即BookOff行きが決定しております、とほほ。

面白かったかそうでなかったか、と言われたら、面白かったよ、と即答します。うん、面白かった。
でも、薄かった。
さーーーーーらーーーーーーっっっ、と読んで、…あ、そう。で?って感じ。拍子抜けっていうか、肩透かしっていうか、いやそういうのすらないかな。ふうん。…さ、次いこ。って。
話の主役が複数いて、場面ごとにそれぞれの立場で話が進んでいくっていうのは、面白いなと思った。んだけど。けど。せっかくだからもうちょっと突っ込んだ話にもしてくれればいいのになー、みたいなさー。
まあでも、考えようによっては60分だっけな、そういう時間制限のある中での話の展開なわけだから、そうそうしっかりがっつり書き込まなくてもいいのか。ていうことはやはり、おいらにはこういう、スピード勝負、みたいな、展開の早さが肝、みたいな、あとなんだ、とにかくこういう話が合わないってことなんだな。
それは多分、謎解き中心のミステリーが性に合わない、ていうレベルと同じで、読むのは好き(謎解きも結構好き)だけど、買ってまで読もうと思わない。
てことで、図書館で見つけたらこの人の違う作品も読もうかな。

でもさ。
こういう小説が、本になるんだねえ。本にするんだねえ。本にできるんだねえ。てことは、それだけ需要がある、ってことなんだよねえ。
商業としての「本」作りとか出版の仕事みたいなことを、ちょっと考えてしまった作品でした。(考えたからって何も出てこないけどな!)(爆)


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