オレンジ色の紫陽花

携帯から軽快に綴るおいらの日々。
…だったのだが、ツイッターのまとめブログに変更。極稀にこっち単独の記事もある、かも。

BGMはワーグナーか?

2007年10月28日 13時47分54秒 | 新・携帯日記

神懸り、ぽいな。
と言ったら、宗教的、と言われた。
そうかも。
どちらにしても、BGMには
ワーグナーあたりが似合いそうだ。


雲がようやくきれて
丁度沈んだばかりの太陽の残光が下から照らして
この反射で辺りがうっすら夕景に。
なんだか、逃しちゃいけない瞬間だ!と思って
慌てて撮りました。

…ら、丁度この頃、それは見事な虹が出ていたらしい。
なんだいそれ。
おいら反対側ばっか見てたっちゅーの!
しかも、昨日の虹は結構、日本全国で見られたようで
いろんな人のブログに書いてあったよ。
とほほ。なんだかお間抜けな気分…。

「ばいばい、アース」

2007年10月27日 23時30分43秒 | ほぼ、文庫本
ばいばい、アース/冲方丁/角川文庫

まずね、この作者名が読めませんって!!
知ってる人は知っているだろうけれども、知らない人のために。
うぶかたとう、と読むらしいですよ、ええ。
変換しても出てきませんから、手書きで認識させて探しましたって!

で、この表紙。
これじゃまるでアナタ、電撃文庫とかなんか、そういう本みたいでしょ。
いや、おいら読みませんけどもさ。
角川文庫ですよ。一般の文庫ですよ。(ま、角川だってところが、らしいと言えば言えなくもないけども。)
…なんでおいら買っちゃったのかなあ。
多分、ちょっと前に「三省堂京都店」のブログで紹介してあったからかな。
あれだ、サブリミナル効果ってやつで(ほんまかい)、売り場に行ったら
ついつい角川文庫のとこに行ってたんだよ多分。
しかもその売り場ってのが、まさに「三省堂京都店」だもの!
JR京都駅の地下1階にありますので、結構ちょこちょこ行ってますよ。
て、いやだから、いいのそんなことは。

とにかく買っちゃった。
買った以上は読まなくちゃ。とりあえず一回は。

てことで木曜日あたりから通勤時に読み始めました。
どうやら全4巻(なんだってー!?)らしいので、本の感想は免除、てことで。
一つだけ言うなら(言うんだ)、ベルの養父母と再会するシーンがきゅっときた。

ハイ・ファンタジーってなんだよ。
上橋菜穂子さんの「守り人」シリーズには「アジアン ハイ・ファンタジー」ってついてたしな。(書店の手書きPOP広告)
ファンタジーのハイクラスってことか?いや知らんけども。
なんかちょっとこう、「上質な」ファンタジーかな、と思ってたんだけど。
(いやまああの表紙でそういう期待をするのもどうかって話だよね)
んー、がっつり作り込まれたファンタジー、て感じがしました。いちいち設定が細かいし。
慣れないおいらは、多分、ものすごくすっとばして読んでると思う(だから感想もまともに書けない)。
でもな、こういう話ってな、それをそのまま、こう、あるがまま?に受け取るしかないじゃないかと。
たとえば動物を花ていうのは、どうなんだとかさ、式(演算式ね、式神でなく)だのスペルだのってなんだとかさ、
それを一々、英和辞書で英単語ひいて訳して読む、みたいな作業をしてたら
話の本筋が全然読めないので、分からないとこは分からないまま、とにかく進む!
なんとなーく想像できたらしめたもの、そのイキオイでとにかく読め、読め、読めー!!
で、ようよう1巻を読み終わりました。
途中ですから、感想は割愛します、さっきも書いたけどさ。
少女、剣、魔法、人と化した動物(でも人じゃないよ)、旅…。
ファンタジーの定石?定番?お約束?(えへらえへら)
どうやら毎月続編が出るらしいので、こうなりゃ揃えます(泣)し、苦笑いしつつ
没頭して読むんだろうなと思われます。
ゲームのような小説、も、ここまでがっつり作り込んで、それを逃さずがっつり書き込む力は凄い。
ここまで来たら、そりゃ一般の文庫本として出版もされようぞ、てなもんで。
…え?喧嘩売ってる?
何をおっしゃいますー!?褒めてるんですよ!

二度目の芳香

2007年10月27日 20時46分55秒 | 恋するオレンジ

金木犀の花は
優しいオレンジ色だなあ。

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駅前の樹が、今季二度目の芳香。
二度、咲くんですか?金木犀って?
ってなことを、この時季毎年思うんだけど
思うだけで、また花の季節が過ぎていくんです。
そりゃもう、例外なく。漏れなく!!

「お金がなくても平気なフランス人 お金があっても不安な日本人」

2007年10月26日 23時06分57秒 | ほぼ、文庫本
お金がなくても平気なフランス人 お金があっても不安な日本人
 /吉村葉子/講談社文庫


タイトル、長っ!
この手のエッセイ本は、基本的に読まない方だと思いますが
たまに、魔が差して(!)手に取ってしまいます。
読んでて、まあ、確かにそうだなあ、と思うところも多く
かといって、おいらは日本人やなくてフランス人の感覚に近いんやん!
などと思うことはありませんが
んー、たとえば日本ではなくてフランスに住んでたら
もっと気が楽(何に対してだか)だったのか、と思わなくもなくて、
いや、でも、結局は、変わらない(変えるつもりもきっとない)現状が横たわるだけで。

これが書かれたのが今から少し前なので、内容的には
いやー、今は結構、こういうことしてる人、多いよ?
みたいなこともあります。それだけ日本人の生活も変化してきたんでしょう。
それを吉ととるか凶ととるかは置いといても、変化することは必要だろうと。
ちゅーかさ、変化するべくしてしてきたわけだろうしさ。
何も不便になるように変わるわけはなくて。

とか書きながら、んー、どうなんだろうな、
やっぱり日本には日本の風土っちゅーもんがあって、やね、
そこに無理矢理おフランスな事を持ってきても、そら無理!
なんやけども、利用したいところはすればええやん?みたいなね。
…結局どやねん!(爆)
ま、日常生活にちょっとした風を入れることは、できる、かもしれない。
ちなみに、ここに書かれている料理の話(ざっくり言えば、週末に買い物に行って、週末の半日か一日かけてそれを完成一歩手前まで調理して、冷凍庫に保存しておけば、日々の献立に困りません、みたいな話)と同じような話を、少なくとも20年以上前に読みました。
「聡明な女は料理がうまい」桐島洋子/文春文庫 にて。
こと、料理や台所まわりに関しては、こっちの本の方がおいらは断然好みだなあ。

「グラスホッパー」

2007年10月25日 00時50分57秒 | ほぼ、文庫本
グラスホッパー/伊坂幸太郎/角川文庫

数回に渡る挫折の後に、ようやく本日読了。
自分としちゃ「拍手!」なイキオイだ。ほんとに。
諦めずによく読んだ、オレ!!
とはいえ、今回もまた、挫折する危険性は高かった。
でも、今日の夜、なんか、ほんとに「とり憑かれた」ように読んだよ。
昨日、今日の通勤の片道分で、いつも挫折するあたりで止まって
ああ、またか…という気がしないでもなかった。
どこか、というと、「鈴木」が「押し屋」を尾行して彼の家に入り、
家庭教師の営業(兼家庭教師)だとか苦しい嘘を並べ、その家の子供と
サッカーをすることになって、二人でイキイキとサッカーをするあたり。
…て、これを読んだからって、誰かの読書欲を湧かせることはないだろうな。
なんでこのあたりで挫折するかって、とにかく読んでてしんどい。
伊坂幸太郎の、少なくともおいらが読んだ作品には必ずあった
微笑ましいところが、ない。見当たらない。それどころか、陰鬱な、
嫌悪感すら漂うような、なんかもうとにかく、暗い。重い。救いがない。
蝉は頭悪そうでうるさいし、その上司である…あ、名前が出てこない、宮西だったっけな、は
口ばっかりで一人じゃなんにも出来ない癖に偉そう度合いは一人前(より上)だし、
鈴木は鈴木で根性座ってなさそうで、ふらふらなよなよしていて、
後ろから頭はたいてやろうかと何回思ったか分からないくらい頼りないし、
その上司かな、でもある、二十代の女、は口調がまず偉そうでキツくて
生理的に真っ先に遠ざかりたいタイプだし、
数少ない救いは、鯨。大柄だし、やってることは蝉と変わらないけれども
手の下し方が直接的でない、という点でちょっと暗さがマシに…感じられるし(もちろん錯覚です)
槿(と書いてあさがおと読ませるらしいが、これ、朝顔って変換しても出なかった。
当然、むくげと書いたらとっとと変換した。)は一番後から出てくるだけに
正体不明度が割高、なんだけど、分からないてことは怖さもあんまり分からないわけで。
とかなんとか、色々書いてみましたが、とにかく本書は後半に入らないとダメです。
ちょうど本の厚さの半分くらいのところで、いつも挫折する。
今日、そこを初めて越えてみてようやく分かった。その先にこそ、
伊坂幸太郎の本らしさ、があるんだな、ということが。
槿の謎解きが一番面白かったな。ていうか、それがあるから最後まで読めたんだな。

最後まで読んで、ようやく「一縷の望み」というものが見え、
たような気がするけど、
もう、多分、二度と読まない。
しんどかったー!

「ぼんくら」

2007年10月23日 23時22分58秒 | ほぼ、文庫本
ぼんくら/宮部みゆき/講談社

前半の半分(全体の四分の一)くらいは短編。宮部みゆき時代劇ワールド全開、の
ちゃかちゃかっと読ませる逸品揃い。
で、残り四分の三を使って「長い影」という長編になっていく。
てことで、前の短編はこの長編への伏線、ネタフリ。
時代物で、下町物で、捕物で、登場人物それぞれにキャラがあって、好き
なんだけど、ちょっと勝手が違う。
宮部みゆきの絶品時代劇、だと思って読むと、いやいやどうして、
たっぷり謎解きや人間監察や、なんやかんやがてんこもりの推理物。
いつもの短編のつもりで読んで、どんどん、すっとばしてしまう。
だってほら、宮部みゆきの時代劇短編モノって、
テンポよくカンカーン(擬音が変だな)、と読めるのがいいでしょ。
というわけで、前に読んだ時もそうだけど、同じ失敗をまた繰り返し、
何回か戻って読んでましたよ、とほほ。
でもやはり、読み応え度は抜群。
話の展開上、諸手を上げて万々歳、みたいな終わり方ではないけれど
それぞれにまあ、どうにかこうにか、落ち着くところに落ち着いて
腑に落ちないところもありつつ、それでもなんとか
前を向いて生きていくんだな、みたいな光がうっすら差している
みたいな終わり。その切なさがまた、いいよな。

構成上、ドラマにはしにくいだろうけど
もし、するなら、主人公の井筒平四郎(定町回り・臨時回り)は
かの「いねむり紋蔵」を好演した、舘ひろしでお願いしたく。是非。

ほぼ日手帳

2007年10月21日 23時21分46秒 | 新・携帯日記
ロフトに見に行ってきた。
2008年版のほぼ日手帳。
行ったら、やっぱりこの巨大見本を写真に撮らなくちゃ!
てんで、人がいなくなった隙にすかさず。
ほんとに一瞬の隙をついて、て感じで
この後は誰か彼かがうろうろしてました。
欲を言えば、もうちょっと正面から撮りたかったんだけど。

で、実物の色を見て、
…うーん、革のオレンジも捨てがたいんだよー。
もう心持ち、黄色の入ったオレンジだと
文句なくそっちにしたんだけどなあ。
迷っていたサクラ(ナイロンの淡ピンク)と迷彩柄(ナイロン)は
実物を見て、やっぱやめよう、と思いました。
なんか、んーと、溌溂さが湧き上がってこなかったので。
(この「溌溂」というのがどうもキーワードらしい。)
でも、意外にグレープ(ナイロン・紫)がいい色で
思わぬところから伏兵が現れた!
んですが、結局マンゴーオレンジ(ナイロン・オレンジ)にしました。
欲を言えば、もう少し赤味の入ったオレンジだといいんだけど。
色鉛筆でいうところの「みかん色」に近いので
そこが、んー、と言えばんー、なところ。
それに、おいらマンゴー嫌いなんだよな(いや、関係ないけどさ)。

でも、ま、そんなわけで
来年は「マンゴーオレンジ」で参りますことよ!
また実物が届いたら写真撮るってば。