オレンジ色の紫陽花

携帯から軽快に綴るおいらの日々。
…だったのだが、ツイッターのまとめブログに変更。極稀にこっち単独の記事もある、かも。

なっが~い

2006年04月30日 15時34分12秒 | 新・携帯日記
「子どもの楽園」という公園にて。公園ですから入場料はタダ。でも遊具はダイナミックだし、広場はあるし、トランポリンなんかもあるんです。子どもは大喜び!
ちっこいの(笑)が滑ってますが、「こじこじ」です。


「黒龍の柩(上・下)」

2006年04月30日 01時37分47秒 | ほぼ、文庫本
黒龍の柩(上・下)/北方謙三/幻冬舎文庫

よ、ようやく読了した、て感じ。いやー、長かったよ!
そりゃ京極夏彦モノ(笑)には負けますけれども、いや、そこそこ匹敵するくらいの分量はあります。しかも、作者はハードボイルドの巨匠ですから、もちろん本書も全編ハードボイルドど真ん中ですとも。であるが故に、何かにつけ「初心者」には大変読み難いです。
でも、だからこそ、
・新選組モノは有名ドコロは一通り読んだ
・こう見えて歴史モノは好きだ
・ハードボイルドな作品だって読める

てな人にはおすすめしたい。特に、司馬遼太郎氏の「燃えよ剣」に心酔しきっている土方歳三至上主義(!)なあなたには、是非!ぷぅ~(あるいはプゥコ~)、あなたの事よ~(笑)。
もうね、もう、土方さんが良すぎる!恰好良いのは元より、随所に人間臭さが滲み出てるし、なかなかにロマンチストだし(いや彼は元々、かなりロマンチストだと思うよ、おいらは)、なんともかんとも、愛嬌抜群なんであるよ、鬼副長が!!この、永倉新八激惚れなおいらが、あやうく土方さんにコロリとなるところでした。大袈裟ですが、当たらずとも遠からずです。

本書は歴史「小説」でありますから、史実に忠実な作品ではありません。なので、新選組の大まかな史実をご存知ない方が、この話を鵜呑みにして大学入試や学校の定期試験などに臨まれますと、まず及第点は貰えませんからご注意下さい。…ってもそんな豪快(笑)な人、いないよねー。
新選組の事ならざっと分かるよ、とおっしゃる方は、少し史実との違いに違和感を覚えることもありましょうが、そこはそれ、土方さんにしびれまくって目を瞑りましょう。でもね、そのうち気にならなくなります。断然面白いもん。
語弊を承知で書くけど、こういう視点の小説って、やっぱり男の人ならではだなあと思います。史実は史実として踏まえた上で、こういう解釈をして、こんな風にもっていくのかア、やられちゃったよなア。夢があるよなア。横方向にモノを見ることの出来る、広くざかざかっと全体像を見渡せる、そういう人だからこそ、ここまで楽しめるんだろうなあ。

難点は、とにかく分量が多いこと。読み始めるとがっつんがっつん持って行かれる(=引き込まれる)から、ついつい夜更かししたり、のめり込んでしまって、気が付くとものすっごい疲れています。はっ、もうこんな時刻!?朝までもうン時間もないよ(汗)!!な夜を何夜過ごしたことか(泣笑)。学生さんは、間違ってもテスト前には読まないことです(落第します)。社会人さんは、間違っても通勤中に読まないことです(乗り過ごします)。主婦の方、間違っても家事の合間に読まないことです(家事がストップします)。
一時、あまりにごいごい読み続けてしまって、さすがに疲労がたまりましたので、いろんな本に浮気しまくりました。丁度、上巻が終わった頃かな。でも、その浮気も回りまわって元の鞘に納まる(リアルなたとえですか?/爆笑)て感じで、下巻を読み始めました。実に上巻終わってから2ヶ月くらい経ってましたとも!それでもほら、おいらにゃ下地があるからさ、ブランクなんて目じゃないのさ。それに、下巻に入ると、俄然話の展開が弾けてきます。え?え?え?あらま、そうなの?的展開が目白押し。ハラハラ、ワクワク、ウキウキ。
そんなこんなで三日間で読破しました。

いやー、面白かったよー!

おいらは、先述しましたとおり、永倉新八という隊士がイチバン!(そいつはもう結構な勢いで/笑)な人です。で、本書において、永倉さんの扱いは決して良くはないです(ちっ)。だけれども、それでも、なんか納得します。いいの、永倉さんは永倉さんだから。彼はなんたって、大正になるまで生き残った人ですからね、「小説」の登場人物にしては制約が多いってもんですよ。負け惜しみのようですが、ほんとのところだと思います(おいらが勝手に)。
その点、原田左之助はいいよー!いいね、やっぱり「小説」はこうでなくっちゃね。ってそういう事を言い出すと、全部がそうなってくるんだけどさ。
ちょいマニアっく(でもないけどな)な話をすると、赤報隊の相楽総三の名前が何回か出てきます。あとは、徹底して西郷隆盛黒幕説(あ、書いちゃった)が展開している点でも、おいらの史観(そんな大層なもんやないけどな)と一致しているので、特に下巻に入ってからはスムーズに、バカッ速く読めたんではなかろうかと思います。西郷どんの窮地は読んでて痛快でした(西郷どんが嫌いなわけでは決してありません)。

結末は言いません。言いたいけど。涙を呑んで、言いません、絶対に。そこは読んでいただきたいので。
土方歳三至上主義な人。新選組大好きな人。どっちかというと佐幕派な人。どっちでもないけど幕末は面白いから好きな人。大河ドラマ「新選組!」はほぼ全部見た人。映画「壬生義士伝」や長時間ドラマ「壬生義士伝」見た人。
是非

「あそこの席」

2006年04月24日 23時34分29秒 | ほぼ、文庫本
あそこの席/山田悠介/幻冬舎文庫

しまった。やっちまった。見事な衝動買いだ。天晴れ、オレサマ!(自棄糞)
この人の本はもういい、と思ってたんではなかったか、オレ!!…こういうところが文庫本の怖いとこだよね(いやいや、すべてはおいらの意思の脆弱さに端を発するのさ、分かってるよ)。
以前読んだ2作も、1回読んだらもういいや、と思ったけど、今回もその通りでした。こういうのはさ、だから図書館で借りる本なんだってば!(んでもさ、おいらが行きたいデカい方の市の図書館は、交通事情がよろしくない。自転車では、おいらにゃ無理!な距離だし、公共の交通機関だと恐ろしく連絡が悪いときたもんだ。…どうやって行けと!?ちなみにおいらの自宅から歩いてでも行ける距離にある、図書館の分室みたいなところは、どうもこう、おいてある本の対象年齢がすごーく若いような気が、するのでまだ行ってない。)
まあそんなわけで、これもまた、元同僚のMさんに貸してあげよう。で、返ってきたら即ブックオフ行きだってばよう!

えーと。
基本的な質問してもいいですか?
そもそもこの山田悠介て人の書く話はホラーなの?サスペンスなの?推理モノなの?
ちなみにこの本の帯コピーは
   3列3番は、
   死の指定席。

うーむ。で、改めて文庫本の解説(長澤まさみ:筆)を見ると「山田さんのホラー小説は」というくだりがあるので、やはりホラーなのだそうだ。
ま、んなこたどうでもいいんだけどな。

読んでみて、どうもこう、入り込めない。話の展開がどうだとか、ストーリー性がどうだとか、そんな理屈はさておき(ていうかよく分からないので)、なんとなく、置いてけぼり感がずーーーっとつきまとってました。それも、ついていけないから、ていうわけではなく、おいらそっちのけでがんがん話進めていく、みたいな(ってそれじゃついていけてないってことか?)。んー、なんだろ、「もう、あんたはいいから、何も考えなくても。黙って見てろ」的な排他的な空気が、そこはかとなく全編に。
それから、いかにも、これから何かが起こりますよー、的な、文末に「……」が多用してあるのも、あざとい感じがして厭だったな。普通に「。」打っとけよ!わざわざ3点リーダーで「ここ、余韻感じるポイントですよー、いいですかー、キますよキますよー」て言うなよ!
ホラーには謎解き要素は期待しちゃイカンのか?
犯人はすぐ分かるよ。ちゅーか、ありがちだよ。え、こういう事に新鮮さを求めてはイカンのか?使い古された手、よくある手でいいのか?それならそれで、もうちょっとヒネってくれよ、もうちょっと読む楽しみを残してくれよ!と思うのは我侭?贅沢?
ラストシーンに至っては、言葉もありませんでした。
これはー、あれだな、2時間モノのドラマで、キャスティングに今を時めく若手を多用すれば数字は摂れるんじゃないですか?フジ系列の「金曜エンターテイメント」だっけな、そういう枠でどうでしょう?(って誰に聞いてるんだか)(いや聞いてない)


尾道その2

2006年04月22日 20時43分43秒 | 新・携帯日記
これが主砲!
手前にいるのは身長120cmの「こじこじ」。どでかい代物ということが伝わるでしょうか?
ちなみにこの主砲、銃身部分だけで1本が165トン。これを3本備え、台座など全て含めて主砲1基で2100トン余り(護衛艦1隻に匹敵するらしい)。それが3基装備されてたんですから、そりゃ当時最大最強の艦、て言われるわけですな。(以上、シャトルバスの中でのアナウンスより。うろ覚えですので、あしからず。)