オレンジ色の紫陽花

携帯から軽快に綴るおいらの日々。
…だったのだが、ツイッターのまとめブログに変更。極稀にこっち単独の記事もある、かも。

迎春準備

2006年12月31日 15時28分25秒 | 新・携帯日記
掃除中なんですよ、今。ちょっと休憩。
昼前にとりあえず1回餅つきしました。
昔と違って今は餅つき器ですから、あと何回かつきます。
ほんでも、おいらが一切を仕切るのは無理!
もっぱらベテランの手伝い(てったい)です。

ロウバイ

2006年12月29日 14時44分02秒 | 新・携帯日記
実家の庭にあります。この時期には欠かせませんな。
今年は秋が暖かく、葉の落ちるのが遅かった。先週くらいにようやく全部落ちたくらい。
ロウバイの黄色い花と黒い枝、という取り合わせがいいのに、
そこに黄色い葉がついてるなんて、興醒めもいいとこです。
当然、花も遅いです。ようやく下の枝が、花開いてきたところ。
肥料をやるでもなく、自然生え、つまりは放ったらかしなので、だんだん匂いが薄くなってきました。


ま・く・ら

2006年12月28日 11時04分33秒 | ほぼ、文庫本
ま・く・ら/柳家小三治/講談社文庫

キーワード/まくらの小三治、青菜、お化け長屋、たちきり、付き馬、宿屋の仇討ち、がまの油、かぼちゃや、景清、うどんや、小仏念仏、転宅、天災

キーワードにあげた中で、最初の「まくらの小三治」以外は落語の演目です。
落語がブームになってる、といわれて久しいけれども、おいらも落語、好きですよ、ていうか興味ありますよ。
この「興味ありますよ」ていうのが、なんとも微妙ですな。て自分で言うなよ。
好きかそうでもないか、と聞かれれば間違いなく好きです。
が、たとえば落語のCDを持ってるとか、寄席に行った事があるとか、テレビでやってるの見たとか、本を読んだとか、そういうのはないんです。ですから大っぴらに「落語好きです」とは言えない。いえませんよ、これじゃあねぇ。
でも、興味あるんです(しつこい)。
どのくらい興味あるかっていうと、ドラマの「タイガー&ドラゴン」は見ましたしね、ええ!「笑点」も見てましたしね、最近は見ないようになりましたけれども。なんかあの、司会が円楽師匠でなくなった頃から見ませんね、歌丸師匠が気に食わないわけじゃ、決してありませんよ。むしろ好きかも。
落語家て言わずに「噺家」ってまず言いますからね(細かっ)。
でその、噺家さんの書いた本、落語の本ではないんですが、たとえば志ん朝師匠の書かれた江戸時代ごろの歳時記みたいな、そういう本とか、文珍師匠の書かれた歴史上の人物評みたいな本とか、今回の「まくら」ばっかり集めた本とか、そういうの買います。文庫限定ですけれども。ああ、そういえば夏か秋に、古典落語をベースにした推理ものみたいな(「ハナシがちがう」)も読みました。
いいの、いいの、こういうのんびり加減で。
なんていうか、好きとなったらごあーーーー、とのめり込むのもいいけど、落語に関して言えば、そういう間合いの取り方ではなくて、無理せずに、のんびり、距離を縮めていければいいかなあ、と思うんですよ。身の丈で。
だってほら、寄席に通うったって東京みたいに、鈴本演芸場だのなんだのって小屋が傍にあるわけでなし、大阪にいいのが出来ましたけれども、いかんせん、大阪ですよ、遠いんですよ、その日思い立ってひょい、てわけにはいきません。もちろん「市民寄席」みたいのもあります。手始めにはそういうところから行こうと思ってます。
でも、今は、まだ駄目。なんだろうな、時期尚早って気がする。他にやることいっぱいあるし、というのも勿論あるけれど、落語ってやつにはもっと、気長に付き合っていきたいなと思うわけですよ。
いやーでもさー、なんでこう、噺家さんの言葉使いって、こう、粋なんだろうねえ。イメージするところの江戸っ子そのものなんですよ。いや、そういう人も実際おられるでしょうけれども。
そうそう、江戸のことばっかし言ってますけれども、もちろん上方の落語ていうのもものすごい興味ありますよ。
そんな、あの、江戸と上方とどう違うのか、みたいなことは分かりませんし、どっちが好きだ、とも言えませんけれども、ものすごい興味あります。新作落語もいいけれども(といえるほど聞いてないから大っぴらには言いたくないけど)、古典落語を聞きたいです。
…え?それは誰かに「連れてって」って言ってるって?
あはははー!
考えすぎですって!

京のおばんざい

2006年12月26日 18時06分35秒 | ほぼ、文庫本
京のおばんざい 四季の味ごよみ/秋山十三子、大村しげ、平山千鶴/光村推古書院

キーワード/おばんざい、おまわり、おぞよ、京女、町屋、歳時記、復刻版

図書館に本を返しに行った時、目当ての本がなく、といって手ぶらで帰るのも悔しい。という時に、今日返された本、みたいなところに見つけて、タイトルだけで借りた本。
おばんざいという言葉、どこかで見た大村しげという名前で、多分、ほんまに京の人の書かはった、京の台所まわりの話やなと見当がついた。読んでみるとまさしくその通り。
それぞれの主題は、「四季の味ごよみ」という副題どおり、その時季の献立についてであるが、中身は単に料理の紹介にとどまらない。
料理を書くからには、台所がついてまわる。台所というのは家の一部である(当たり前や!)。自然、家の内の描写も出てくる。
家というからには、今とは違ってその当時のことである、家族も含めて人が多い。その中をいかにきりきり、くるくると立ち働いていたか、主婦の日常にも触れられる。
日々の暮らしであるから、ケの日ハレの日、何やら決まり事のある日を、さらりと紹介もする。これこれの日やさかい、この日の「おまわり」はこれをいただいて、という調子。
さらに、文章にするからには、大なり小なり書く人のナリが言葉の端々、字間行間に見え隠れする。言わずもがな、京女の立ち居振る舞い、意地と心意気、旨味と灰汁、生来のものと習い覚えていくもの、それやこれやの事共。
言わば、「京女」のイメージがにこごった本、というところだが、そこに「味ごよみ」なんていかにも京らしい、間違っても「台所歳時記」なんてつけないところからして、やっぱり京女による京の本。あとがきにも
しまつで辛抱強いが、妙に醒めて、少々いけずな京おんなの気質も吐露した
と書かれていた。
時代背景もあり、今の京で果たしてどこまでこの日常が残っているのかなあ、と思うが、まるっきり綺麗さっぱりなくなってしまうことはないだろう。言い古された言葉だが、本書は
ディープな京都本
だと思う。


やがて今も忘れ去られる

2006年12月24日 23時22分03秒 | ほぼ、文庫本
やがて今も忘れ去られる/銀色夏生/角川文庫

キーワード/写真詩集、(いやむしろ)詩付き写真集

久しぶりにこの人の写真詩集を買ったなあ。
詩、というか、言葉の羅列。コピー。
初めて読んだ時、その唐突な、ぶつっと切り取られた感じに、ヤラレタ!と思って非常に口惜しかったのを覚えています(んま、なんて傲慢な)。
こんなふうに、フレーズだけを取り出したようなのって、今でこそ主流のようになってるけど、その昔、けちょんけちょんの襤褸糞(!)に扱き下ろされた頃もあったんですよ。
なんでもない言葉なのに、すうっと入ってきて残る言葉、というのがね、まあそりゃプロの仕事なんですから、当たり前っちゃ当たり前なんですけどね、なんか口惜しい。
プロなんですよ。いやそりゃプロなんです、おまんま戴いてる!
え。この本でプロなんだ、ふうん。
なんていうね、恐れを知らぬ思いなんかも、抱くわけです。ね。ほんま、何様やっちゅーことですよね。
…オレサマでんがな!(ベタ過ぎるのでツッコミいりませんから!)

ちなみに、今落語家、いやいや噺家の書いた本(ていうか喋りを文字にしたもの)を読んでるとこなんで、ね、ほら、口調がそれっぽいでしょ?

久々、夏目漱石もどき

2006年12月21日 22時53分35秒 | 新・携帯日記
我が輩は猫である。
名前はピッチだかおちびだかたぬきだか、そのようなものである。
…ていうか、ボクの場所ないよぅ。
やい、お前達、ボクの分残しておけよ!


子猫達がすっかり大きくなって、エサ場が狭っくるしいったらありません。
要領よく4匹並んでる時もありますが、1匹はじき出されるのが出てきます。
…大抵、この茶色いのです。
普段は調子に乗って一番走り回っているくせに、いざとなると小心者です。


明日への希望

2006年12月20日 17時51分55秒 | 新・携帯日記
沈みゆく太陽ってやつぁ、明日への希望だと言った奴が居る。
おめでたい野郎だ。
明日まで手前エの命があると思ってやがる。
なに、夕日ってなァ今日を生き延びた証ってだけだ。
違うね。
この星はそれでも回り続けるってことさ。
(『走り書き台詞集(未刊)』より)


ブラインド・ゲーム 2

2006年12月15日 23時32分44秒 | 漫画だって本だし。
ブラインド・ゲーム 2/碧也ぴんく/集英社(ホーム社漫画文庫)
キーワード/道節、毛野、ぼんぼん、二重人格、母の記憶、海

道節、毛野(笑)登場。
思うに、この作品の登場人物設定てさ、作者の持つ「八犬士」のイメージをデフォルメしてるよね。
荘助(義人)は天然に果てしなくどこまでも裏表なく明るいし、
信乃(孝)はアイドルなのにいじられ役で苦労人、
現八(信也)はスマートで2枚目ながら本人は全くその意識がないから嫌みがないという、出来過ぎくん、
新兵衛(仁志)はまだ乳児につき割愛したいが、それでもこの天真爛漫ぶりが全てを語るよな、
道節(忠臣)はエエとこのぼんぼんながら、明るくてちょっとおバカくさいところがご愛嬌、
毛野(礼史)は掴みどころのない、読めない食えない策士…が高じて二重人格になってるし、
…で?
何?
小文吾(悌正)のこの存在なさ加減!影の薄さ加減!
何、どゆこと?喧嘩売っとんかい?ぁあン?!
2巻なんてね、アップのコマ1個だよ、セリフほとんどないよ…とほほ。切ないぜチクショウ!
毛野ともっとぶつかったりなんだり、を切に祈る!祈るよコノヤロウ!うえぇーん。
そうだな、この設定なら道節が好きだな。って聞いてねえよ!
あとは大角です。
…きっと、いや多分間違いなく、
理屈屋で陰気でクソ真面目で堅物で頑固者(えらい言われようやな)やと思う。
今から来月が楽しみ。(なんてささやかな!)