オレンジ色の紫陽花

携帯から軽快に綴るおいらの日々。
…だったのだが、ツイッターのまとめブログに変更。極稀にこっち単独の記事もある、かも。

ナミさん、素敵っ(サンジばりに)

2005年11月28日 00時25分15秒 | テレビがお守り
ワンピース見たんですよ。
なんかこの、ウォーターセブンに来てからの話が、放送がぼこぼこ空いてる所為もあって、今一つ(どころか今五つくらい)全貌が見えにくかったりするんですが、辛抱して毎回(毎週、でないところがもう、いただけませんや)見てきて良かったです。
今日、一時間バージョンだったんです。ったって、放送2回分流したんだろうけどさ。でもおかげで話が詰まってきて良かったです。

ていうかね?
もう前置きはいいよね?

ナミの台詞が良かったんだから!
「助けていいんだって分かった時の、あいつらの強さに限界なんてないんだから!」
(詳細部分は違うと思う。でも言葉の内容としてはこんな。)
もう、もう、もう!(注:牛ではない)
素敵!ビバ!ブラボー!ハラショー!!
こんな事がさらっと言えるって、こんな事を疑いもなく言い切れるって、素晴らしいじゃないですか。見てるこっちが熱くなったよ、ほんとに。(少しは年齢を考えろ、というツッコミは握り潰す)

ロビンが一人、海賊団を離れるって言い出した時、別行動をとって、ルフィ達を裏切る様な事をした時、「単純」が「人間」の皮をかぶってる(なんだその言い草は)おいらは、頭のいいロビンの事だからなんかあるだろうとは思ったけど、そのなんか、ってのはロビンの個人的な野望(欲望、野心とも)に結び付く事だと思ったわけさ(ああ、底が浅いよ、浅はかだよ、洞察力の欠片もないよ、自覚してるよ)。
でも実はそうではなくて、自分の夢なんかよりも、仲間を一番に思っての事だったなんてな!うわもう、やられたよ!
ロビンったらもう!姐さん(誰がやねん)が抱き締めてやる!

さらに、ずーっとずーっと気になってたサンジが、ようやく現れましたよ。これまた絶妙なタイミングで、これ以上ないよって場所に!いやーもー、色男はやる事が違うよ!

てな具合に、ちょっとこう、光がさしてきたような展開になってきたワンピース。(原作は一切読んでない。なのでその分、アニメには思い切りのめり込んで見てる。)
唯一の心配は、ゾロが無事に仲間のところに辿り着けるのかって事だよ(笑)。

ちなみにおいらは、ルフィ海賊団の面子、揃って好きなんです。いいキャラだよねー、なんか役割も上手く分かれてるしな。中でも剣客ってことでゾロが好き。あでも、サンジのような根っからのレディファーストっぷりも(嫌味なくて)好きだし、ナミのように気骨のある(笑)女の子も好きだし、ロビンのようにいろんな意味で頭のいい人も好きだし、ウソップの、その普通っぽいからこそ一番人間クサイところも好きだし、ルフィの心意気(と本人は意識してないだろう)も好き。
なんだけど、やはり動物くんキャラに弱い(RPGとかにもチームっていうか隊に一匹混じってるじゃん、大抵。ほぼ洩れなく好きだもん。あ、モンスターじゃなくてあくまでも動物。架空の生物でも。)ので、一番のお気に入りはチョッパーかな。
だって!鼻が青いんだよ?
照れるんだよ?
医者なんだよ?
歩くとぴょこぴょこ言うんだよ?
帽子がピンクなんだよ?
欲しい欲しい、ウチに連れて来たい!そしたらウチの小学1年生(こじこじ)と名コンビになると思うんだよなー(笑)。

八条池

2005年11月27日 22時51分54秒 | 千紫万紅
あまりに天気が良かったので、こじこじとふらっと出掛けて来ました(「だー」は先約があって、午前中から出掛けた)。
昼過ぎに出ようと思ってたんだけど、ふと気がつくと、こじこじがプラレールとトミカとそれらの付属品を広げて、さらにはそれらを出すために引っくり返したおもちゃまでもが床にびっしり状態(笑)だったので、なんぼなんでも片付けて行こうや、てことにした。当然おいらも行政指導(笑)ばりに手も口も出して手伝ったのだが、一時間は優にかかってしまった。
てなことで、すっかり昼下がりの時間帯に。自転車でぷらーっと出掛けようかと思ってたんだけど、夕方寒くなることを考えて電車で一駅コースにして、長岡天神に行きました。

JRの駅をおりたら、ロータリーのところには普段はいない(だろうと見受けられる)バス会社の人が、行き先案内をしてくれていた。ま、大抵のバスは長岡天神近くまで行くんだけどね、駅前がごっそり再開発でバス停が新しくなってたので(行き先の系統で区別されていた)この案内は嬉しかったなあ。
ちなみにこの駅で下車してバスで行く観光スポットは、光明寺や善峯寺。洛西の紅葉スポットなんであるよ。いやでもね、やはり西山ってのはおすすめしないよ。何故なら、午後になると山の陰になってしまうために、どうしても日影になるわけですよ。てことは、やはりこう、うらぶれた雰囲気、陰気な感じは否めないわけで。午前中ならさんさんと日が当たって、蒼天に照り映える紅葉、なんて絵も堪能できます。

で、その長岡天神。肝心の本堂にはお参りせずに(!)、その手前の八条池のまわりをぐるうり、と歩いてきました。
いやもう、紅葉が美しいったら!対岸には時代劇の撮影スポットになっている料亭(錦水亭)があって、それが紅葉とともに池の面に映り込んでます。
今年の紅葉って、時期的に遅かったので、またハズレかなーと思ってたんですよ、つい先週までは。だって鞍馬も二条城も、木によってはまあ色付いてるんだけど、多分今年も綺麗に発色しないまんまで枯れていくんだろうなあ、て思わせる色でしたもん。それが、今週に入ってから、それも水曜あたりから、ひょっとして近年にしてはあたり年か?みたいに色付いてきました。
まだ12月のアタマの週までなら、ほとんどの紅葉が綺麗に残ってると思います。平日にお出かけになれる方は、是非。(この時期に土日祝日の京都観光はおすすめしません。団体のツアーならともかく。)


「PAY DAY!!!」

2005年11月26日 22時26分15秒 | ほぼ、文庫本
PAY DAY!!!/山田詠美/新潮文庫

――双子の兄と妹は高校生。ちょっと不器用、でも誠実に生きている二人に訪れる、新しい出会い。別れ。恋。家族の問題。そして、大切な人の死……。新たな青春小説の古典の誕生! ゆったりと美しいアメリカ南部を舞台に、たくさんの生といくつかの死が織り成されていく、堂々たる長編小説。
(以上、文庫本裏表紙より抜粋)


さすがに本の裏表紙に書かれている文章というものは、かなり的確にその本の内容を表しているものだなあ、とつくづく感じ入ってしまったので、そのままもってきました。
この本がどんな話かと聞かれたら、それが答えです、ええ。まさに。

とかくこの世は生きにくい。
なんてことを殊更唱えるわけではありませんが、なんとも理不尽だなと思うことはあるわけです。まあ、でも、理不尽なんて言葉はとても都合のよい言葉で、どんなにしっちゃかめっちゃかな屁理屈を並べても、最後に理不尽だ、とつければそれで正当(っぽく見えるよう)な話に仕立て上げられるんですが。筋道も何も関係なく、それこそ水戸の御隠居の印篭のように、出せばそれで全部許される、みたいな(苦笑)。

人が生きる、ということは最初から最後まですべてが理不尽だといえなくもない。たとえば、あたしがこの時代に、この場所に、この人達から生まれて、生きている、ということは、あたしが望んだことではないんです。気がついたらぽん、と放り出されて、出てきたからには生きることを全うしなさい、といわんばかりに世の中が動いている。世の中、ていうか、社会、ていうか。
少なくともあたしは家族に愛されてきましたし、それと同等かどうかは分かりませんが、あたしなりに家族を愛していますとも。そうして、新しい家族を持つこともできましたしね、ええ。
友達。恋人。気がつけば一人ぼっち、なんて事は今まで考えたことすらありませんでした。そういう意味であたしは恵まれていると思う。たとえそれが、あたしの勝手な思い込みだったとしても、そう思わせてくれる「周囲」にあたしは感謝する。

人間、一人では生きていけません。「一人」をどう定義するか、で意見は分かれるところですが、それを承知であたしはそう思う。ぶっちゃけた話、たとえば明日処刑が決まっている死刑囚にも、その人を生んだ母親がいて、今この時にその人を生かしている看守(よく分からないがともかく刑務所の中の人って感じ)がいて、その人のための食事を作る人がいる。たとえそれが彼等の仕事であったとしても。そう、仕事であればこそ、逆に死刑囚がいることで彼等が生きている、ていうことも言えるのではないかしらん。ちょっと乱暴かな。

生きていく上で、悲喜交々、いろんなことが起こります。まあ予想はつくけど起こっちゃ困るよな、みたいなレベルから、とんでもない、そんなの現実に有り得ない、みたいなレベルまで。ていうか、有り得ない話に際限なんてないから、どこまでもどこまでも果てしなく遠い(凄い)話もね、無いわけじゃ、ない。だけど、人は、死ぬその時までは生きるんです。どうやって死ぬか、それもいろいろあるけれど、ともかくその時が来るまでは生きていくしかない。だったら、同じ生きるなら、より良く生きたいと思うのは当り前なわけです。
誰しも幸せになりたい。

幸せになりたい。
幸せって、何?
そんなことを、一人で真面目に考え直したくなる本でした。

やっぱ、基本は、愛だろ、愛っ!

「インストール」

2005年11月19日 22時46分55秒 | ほぼ、文庫本
インストール/綿矢りさ/河出文庫

さーーーーらーーーーっ、と読み終わりました。
随分話題になった作品ですが、その後、こうして文庫になるまで読もうとは思わなかった。ま、それはいつものことなんですが。金原ひとみの作品もそういえば読んでないけど、これはなんていうか、んー、食指が動きませんので多分、このまま読まないかもしれないな。なんとなく。(ってもこれもいい加減な感じなので、舌の根が乾かぬ間に読んで絶賛するかもしれない)

良くも悪くも、日常ってさ、こんなもんなんだよね、と妙にリアル、元現実的、日常的?でした。
でも「他人の家に合鍵を作って昼間入り込む」ていうところは非日常的(であってほしい)だし、自分の部屋をすっかり空っぽにしてしまって、その事を一緒に住む母親にすら気付かれない、なんてところもそれはありえねえだろうー(であってほしい)、とツッコミたくもなるんだけど、でも、ま、ほんとにまるっきり有り得ない事でもないかも、と思える程度に現実的な感じ。
でも、だからってそのレベルを超えることはなくて、チャットに出てきた「聖璽」のあたりで、もっと大きなハプニングに発展するかと思いきや、完全に肩透かしをくらってしまった。え、あれ、終わりかよ、みたいな。その、大どんでん返しの「ない」ところが現実的だなと思いましたね。現実はそうなんだよ、ここからが面白いんじゃん、とか思うとそれはすとん、と終息してしまうし、ありえないありえないありえない、と思ってるとどんどん深みにはまる。
そう、日常って、自分達が生きている空間て、こうなんだよね。
あくまでもこれは小説だけど。
そうか、今の子ってこんな感じか、って。淡々としたモノ(が何であるかは分からんけれども)が残りました。で、すぐに消えました。
だけど、綿矢りさの作品は、次のも(文庫になったら、あるいは図書館で見つけたら)読んでみようかなって思いました。

教習所にて思ったこと

2005年11月19日 09時59分37秒 | 過去ログ
ええ、今のところ、なんとかケツを割らずに通ってますよ、教習所。
先月末の土曜日に入所式(ていうか、説明とか適性検査とか)があって、実質今月になってから学科やら技能やら受けてます。この時期だから平日の昼間なら、楽勝で受けられるだろうと踏んでいたのに、おや、まあ。やはり学生さんの自由さには勝てないようで。
夕方近くになると高校生が制服着て受けにきますよ。てことは3年生だよね。進路決まってるのかそうでないのか知らないけど、彼女達の恐れを知らない無敵のミニスカートな制服姿に、教官はどう思ってるんだか。(初めの説明の時に言われたよ、短いスカートはやめてください、て。あらぬ疑い防止の為だと思われますな。)ま、ね。彼女達は多分、運転中に教官が足元を見ても、そんなことに構っちゃいられねえ!んだろうけど。おいらもそうです。いや、ミニ丈をはいてるわけじゃなくて、運転中の教官の視線なんて気にする余裕はありませんから!前だって見えてないのに!

当然のことながら、教官にもいろんなタイプの人がいます。今までに4人の教官に当たったけど、まず言えることはさ、こないだまでやってた月9の妻夫木のような若い教官なんてどこにいるのさ!てことですよね(笑)。
まあね、ちょっと考えりゃ分かることですよ。教習所の教官になるってことは、それなりに経験がないと駄目でしょうから。運転歴もそれなりにあるんだろうし。詳しいことは知らないけど。
でも、おいらちっとも「ちぇ」ではないです。だっておいらの守備範囲は広いですから!ってなんだよそういう話かよ!(笑)
それとさ、なんだろう、おいら車の運転てことに関して、ものすごい低姿勢なんですよ。元々乗りてえー!とか思って始めたわけではなくて、ま、取っとくのもいいか、みたいなノリで始めましたから、ぶっちゃけたとこ、補習になったって構わないと思ってるんですよ。むしろすすんで補習受けたいくらい。こんなおいらを放り出さないで。頼むからちゃんと見てて。お願いだからんー、ま、いっかー、でスルーしないでー!て感じ。
だから、厳しく見られたって全然「けっ」とは思わないし、教官に対してもおっしゃるとおりですー、へへー、てなもんです。明らかにおいらより年下だよこの教官(一人、いた)ていう人にこんこんと諭すように言われても、ちーっとも厭な気しなかったもん。ありがたや、ありがたや、て感じでした。は、は、は。

今、第1段階で、回数(技能の授業数)の上では半分くらいですが、内容を見ると多分それよりも手前だと思われます。次S字とかクランクとか。バックと坂道発進は終わったよ。
…こんな調子で路上教習なんて行けるようになるんだろうか。
ていうか、こんなおいらが車なんて運転しても、世間的に許されるんだろうか。

という一抹の不安はどこまでもついてきますが、その為の教習所なわけで、なんとか頑張ります(あ、言っちゃった)。

「燃えよ剣」

2005年11月18日 22時51分41秒 | ほぼ、文庫本
燃えよ剣/司馬遼太郎/新潮文庫

何回読んでも思う。
この本があるから、新選組局長の近藤勇よりも、副長の土方歳三の方が人気あるんだ、と。
ほんとに女心をつかんでつかんでつかんだまま、若くして散ってしまうなんざ、いやまあ当時若くして亡くなる人は数多あるけれど、なんでこの人はこんな恰好良いんだろう。実際に土方さんがどういう人だったか、なんて、タイムマシンで幕末の京都に行ってみないと分からないんだけれども、どうもこの、燃えよ剣の土方像というのが、他に出てくるいろんな人の書く土方さんのベースになってるような気がする。そりゃもう、恰好良すぎる土方さんが出来上がっちゃうわけだよ、これが土台なんだから!
とはいえ、おいらが惚れ込んでいるのは永倉新八で、それ故においらにとっての「燃えよ剣」永倉版、は池波正太郎の「幕末新撰組」なんだけど。って分かりにくいな、このたとえ(苦笑)。

土方さんてのは、ガキんちょなんである。平たく言ってしまえば。
よく言う、少年の心のまま大人の男になった人、なんである。
男には女と比べて大なり小なり子供っぽい(ていうか子供のままな)ところは残っているのだが、この人のずるいところは、紙一重なところだと思われ。どこまでが少年でどこからが(色)男でどこで鬼副長になるか、ていう、その境目がほんとに分からない。
そこに、女は振り回されるし、ハマるし、抜けられない。男はその、ある意味おっそろしく素直に自分の望むところに一心に突き進める(世間体とかしがらみとか、司馬遼太郎の言葉を借りれば「政治」かな、そういう事を一切無視できる)ところに、己を投影してみたり、羨んでみたりして、夢を見る。浪漫なんである。
土方歳三、人気が出るわけだ。

でも。
2004年の大河「新選組!」は、堂々、近藤勇が主役を張った。しかも当代トップスターのSMAPの香取慎吾が演った。
配役と本(脚本)の絶妙なコラボレーションによって、各隊士が、対立する志士が、市井の人々が、それぞれに光っていたのだが、それでも主役は近藤だ。これにより、局長人気が副長土方をしのぐまでに、…なったかどうかは定かではないけれども、高まったには違いないと思うのだ。
頑張れ、局長!(笑)

ついでに書いちゃうけど、この作品の中で、永倉さんったらほんとにちらっとしか出てきません。永倉さんに格別の思い入れがない人や、新選組に詳しくない人だったらさらーっと素通りするだろうという扱い。…涙。

やっぱり大奥(笑)

2005年11月17日 23時44分20秒 | テレビがお守り
ああ、やっぱりハメられてしまっているんですよ、フジテレビに!(笑)
どういうんですか、この、これでもかこれでもか、のドロドロな人間模様。かくも人間とは、ここまで己の欲望(野心)の為になりふり構わずに突き進めるものなんですか。
いや疑問形にするまでもない、そうできるものなんですけどね。ええ。

いやー。何がどうでも、
藤原紀香が怖いんですって!

中山忍が新たな火種として参戦(笑)してきました。こういう人の、分かり易い悪意の方が、まだなんか対処のしようがあるっていうかさ、いや確かにその場ではごっつ腹立つんですよ。おいらも全然人間できてませんからね。素直にそのままに腹立つんです。
んでも、目に見えるじゃん。わっかりやっすー!てなもんですよ。
お伝の方(小池栄子)にしたって、やり方とかそのパワーに問題はあっても、やってることが見えるっていうか、モロバレっていうか。
その点あなた、御台様(藤原紀香)のディープなところは、見えないんですよ。見えません、ええ。出たよ京女、て感じ。おーこわー!
柳沢吉保も、んまー、いい感じでいろいろと仕組んでるなー、野心家ってこうなんだろうなー、確かに頭いいには違いないけど、こういう頭の良さって身を滅ぼすよなー、とか思うのは、やはり後の世のおいらだからだよねぇ。

来週の予告編を見て、そうだ、綱吉ったら御犬様だったんだわ、とか思い出しました。
おそらく赤穂浪士はないだろうけど(ない、ない、ない)、充分話が濃いので、やはりこのまま見続けるんだろうな、と思ってみたり。
は、は、は。
フジテレビめ、やってくれるじゃねぇか(おいらが勝手にやられてるだけだ)。

林檎

2005年11月14日 01時44分53秒 | 過去ログ
店先に林檎が並ぶようになりましたねえ。

林檎。
いろいろ種類がありますが、これまた他の野菜などと同じく、どんどん甘く、柔らかくなっているように思うのはおいらだけ?
ムカシはもっとさ、しゃきっ、ぱきっ、酸っぱ!みたいなのが林檎じゃなかったか?
今はその頃に比べたら、玉が大きくなってて、皮の色が赤が薄くなってきて、果肉の詰り具合っていうか、密集具合っていうか、なんかぽそぽそしてきてて、甘くなってる、ように思う。
一番よくみる「ふじ」でしたか、あれでもちょっと歯ごたえが頼りない感じ。もっとね、林檎を齧る時に顔がくしゃってなるくらいに気合いを入れて齧らないといけないような、かじるといい音がするような、そういうのが林檎だよー。なに、この、ぱふっ、ていう音は!!まだ「ふじ」はマシな方だけどね。
ゴールデンなんとか、みたいな、黄色い林檎は総じて柔らかい気がする。

昨今、おいらが気に入ってるのは、「王林」てやつです。味は「ふじ」と似てて、若干こっちの方が酸っぱいかも。歯ごたえもこっちの方が、若干しっかりしてるかも。
3,4年くらい前に青森を旅行したおいらの両親が、旅先から赤い林檎と青リンゴを合わせて、ダンボール一箱どどーん、と送ってくれた時に初めて食べました。以来ファン(笑)です。
でもほんとは「国光」だったかな、食べたいんだよな。でもここらでは出回りません。多分これがおいらの子供の頃に食べた林檎だと思うんだけど。小さくてかたくて酸っぱいやつ。
あと「紅玉」も近いかもしれないけど、これも一般的には出回りません。たまに一袋いくら、で並ぶ時もあるけど、商品のコメントに「砂糖煮やアップルパイなど、加工に最適」とか書いてあるのを見ると、もしかしてもーんのすごい酸っぱい、ていうかむしろ渋い味で、失敗したらどうしよう、と思ってなかなか買えません。だってさー、袋に6個とか8個とか入ってるんだよー?そんないっぱい食えないよ。
加工、たとえばシロップ煮(砂糖煮)とかにしてもいいんだろうけど、なにを隠そう、おいら林檎の煮たのって苦手でな!なんたってあーた、アップルパイを食べるのに、中の林檎をうちの母上に全部あげるくらいなんだから(アップルパイになってないじゃん)。お返しに母上のアップルパイの皮をいただきます(いや、だからそれじゃアップルパイじゃなくてもいいんじゃん)。
それからそれから、もうちょっと季節が進むと、芯のまわりに蜜が入ってるのが出てくるでしょ?なんだっけ、名前忘れた。ふじ、がそうなるんだっけ?違うよね?あれも、まあまあ、歯ごたえと酸っぱさとは及第点。でも出盛りの頃には甘く、歯ごたえもちょっとソフトになったりするので、出始めの頃が狙い目。

ところで。
「林檎を齧ると、歯茎から血が出ませんか?」
ていうコマーシャルがありましたが、おいらは林檎を食べた後に、歯がきしきしするのが気になります。すぐに治るんだけどね、なんかこう、歯が浮いてるような感じが、どうも。

秋の鞍馬

2005年11月12日 22時56分40秒 | 過去ログ
何を思い立ったんだか、鞍馬に行ってきました。
これからの時季(に限らないけれども)京都観光の一つとして、鞍馬・貴船に行く人も少なからずいらっしゃると思います。まして今年の大河は源義経てことで(もう終わるじゃねえか)、鞍馬人気も高まっていると聞きます。
が、ただ観光だけのつもりでいらっしゃっては大間違いでございますよ、旦那!
まかり間違っても、ハイヒールだのブーツだのミニスカートだの、さらには京都ってことで、お着物なんてお召しになってはいけませんことよ。

貴船・鞍馬は山の中です。

貴船から鞍馬まで歩く道もございますが、登山道だと申し上げてもよろしいかと存じます。
実際ほんと山道だし。石で階段状にしてあったり、手すりが設けてあったりして整備してありますが、雨が降った後はぬかるんで滑りやすくなる、地の道ですから(今日がそうだったのよ!)。まあね、小学一年生の男の子が音を上げずに歩いて、途中5分くらいの休憩を2回ほどとりながら、全行程1時間半くらいの距離ですから、大したことはありません。
でも、頼むからおめかししてデート、なんて事は考えないでね。(そういうカップルを何組か見掛けたよ。雰囲気は推して知るべし。そんなんだったら引き返せばいいのにさ、何をどっちが意地張ってるんだかワガママなんだか、ケンカしながら歩くんじゃねえよ。)

紅葉は期待しておりませんでした。
だって11月でこの気温だよ?
鞍馬は山だとて、北海道にあるわけでなし、同じ京都市内なわけだから、そうそう気温に差があるもんでもない。
ええ。案の定、さっぱりちっとも。
木によっては色付いているものもありました。
けれども、よくあるポスターやら写真やらで見掛けるような、あーんな美しい紅葉なんて、ここ何年見られないよ。ほんのり色付いた木がちらほらあったり、その色っていうのもなんだかくすんだような暗い色で、燃えるような赤、なんてのには滅多にお目にかかれません。そうこうするうちに、ちゃんと色付く前に散っちゃう、てのがオチ。寂しいことですね。
それでも、歩きながらずーっと足元を見てて、何枚か綺麗な葉を拾ってきました。もみじ、と一口に言っても(正確にはカエデなんだっけ?)大きさや葉の切れ込み方や丸いの細いの、いろいろあるもんですねえ。形として綺麗なのは、☆の形に近い、葉が細く切れ込んでる小さいものでしたが、12か14か16くらいに切れ込んでて、切れ込み方も浅い、全体として丸っぽい形になってる葉もあった。

鞍馬ですらこうですから、京都市内はもっとひどいだろうなあ。
神社仏閣が密集する(笑)京都でございますから、紅葉の名所は数多くございます。あれ、なんでお寺や神社って紅葉が洩れなく付いてくるんだろうねえ?有名無名を問わず、大抵お寺の庭や神社の境内って、紅葉の一本二本は植わってるでしょ?ほんと洩れなく。桜はそうでもないけど。
なんか意味があるんでしょうか?

********************
13:00 出町柳
↓<叡山電鉄「きらら」>410円
13:30 貴船口
↓<京都バス(所要5分)>160円
貴船神社 /水おみくじ200円。水にうかべると字がうかびあがる。

↓鞍馬寺に向かう。入山料200円。
↓途中、休憩2回ほど入れて山道を行く。

鞍馬寺

由岐神社

参道の茶店で休憩。
栃ぜんざい580円。栃もちのおぜんざい。美味。
牛若餅をお土産に狙っていたのだがすでに売り切れ。

16:09 鞍馬
↓<叡山電鉄>410円
16:40 出町柳
********************
実際はこの「出町柳」駅まで「七条」から京阪に乗りました。
JR沿線なもんですから、京都駅から京阪七条駅まで徒歩。20分もあれば余裕で着くと思われます。多分。
京都駅でJR奈良線に乗り換えて一駅、「東福寺」で京阪と連絡していますが、いかんせん、奈良線の本数は多くありません(笑)ので、歩いてもあんまり変わりないです。さらに言えば、京阪「東福寺」駅は普通しか停まりませんので、これまた連絡がよろしくない。ということで、ここは一つ、徒歩をおすすめ。

指定バトン

2005年11月11日 12時34分55秒 | 過去ログ
ぷぅ(プゥコ)ちゃんからバトンをいただきました。
指定バトン、て!そういう事になってるのね、今。来るとこまで来たって感じ。なんでもOKなように、ね。違うか。

で、指定されましたのが「新撰組」でしたので、早速参りますわよ。

※※※

<PCもしくは本棚に入っている『新撰組』>
本棚には、新書・文庫本で30冊くらい、ハードカバーで10冊くらい、あと月刊誌とその増刊号などが20冊くらい、…少しは淘汰したと思ったのに、全然残ってることに今気が付いて、ちょっと愕然…(苦笑)。以上がタイトルだけで新撰組だと分かるもの。ほかにも、部分的に新撰組が含まれているものもあるので、もうちょっと多いかな。
PCには「奔流」が全編入ってます(ここ、笑うとこよ)。ワードのファイルで1.5MBくらい。

<今妄想している『新撰組』>
妄想!(爆)
妄想しろって言うんですか!おいらに!?(嬉)←おいおい
んなこと言われた日にゃ、考える事は一つですって!粋な江戸前兄さん:永倉新八と跳ねっ返りのじゃじゃ馬娘(娘!?):すぎむらよしえの冒険活劇浪漫譚でしょうよ!(以上、ツッコミ全面拒否)

<最初に出会った『新撰組』>
何しろ京都市に隣接する市で生まれ育ちましたから、修学旅行生相手のお土産物グッズで「新撰組」の名前を見たのはかなり早かったです。小学生低学年かな。
創作された「新撰組」は中学生の頃かな、必殺仕事人シリーズのどれかの年末スペシャル版にちらっと出てきました。沖田総司が明石家さんまで、土方歳三が西川のりおだった…。
でも、本当の意味で「出会った」のは、司馬遼太郎の「新撰組血風録」です。

<特別な思い入れのある『新撰組』>
言わずもがな。池波正太郎の「幕末新撰組」です。そこに至るまでに読んだのが「新撰組血風録」と「燃えよ剣」、司馬遼太郎作品でした。でも物語としては読めても、今一つ彼等の姿が見えてこなかった。それをこう考えると分かり易くないか?と教えてくれたのが池波正太郎であり、彼の手による永倉新八であり、新撰組でありました。新撰組っていうのはやはり、江戸前の話なんですよ。司馬遼太郎は上方の人なんですよ。そういう事なんだと思いました。いいとか悪いとかじゃなくて。

<バトンをまわす人>
うーんうーんうーん。
ここを読んでくれてる人っていうのも限られてるからなあ(苦笑)。
ほしの様に<二次作品>で。
そうむらさき様に<歴史小説>で。
一部、答えにくい質問もありますが、それはもう、どのように解釈されても可、力技で無理矢理押え込み、強引な投げ技、なんでもアリです。
ほんとはさ、新撰組を指定して比較しても面白いかな(おいらがね)と思ったんだけど。さらには、「斎藤一」とか「エド」(!)とかって、ピンポイントに指定した方がディープになって面白そうだな、と思ったんだけど、まあそこはホラ、大人の配慮ってやつで(ほんまかい)。
あと、ここを訪れて下さる方達に<ヒーロー(もしくはヒロイン)>で。
これはおおざっぱにヒーロー像を指定するのではなく、あなたにとってのヒーロー(ヒロイン)を一人決めていただいて、それを<指定>するという意味です。
もちろんこのバトンに関してのTB歓迎。