学徒出陣式

今朝テレビを見ていたら、今年９１歳で亡くなった杉本苑子さんを忍ぶ放映をしていた。

彼女は女学生のとき神宮外苑であった壮行式に行った思い出を語っていた。若い男性の学生たちが、あの頃は勉強どころか戦闘員が足らずに、学生たちが駆り出されたのだ。あの人たちはほとんどが再び母国の土を踏むことはなかっただろうと。彼女は胸いっぱいで頑張ってほしいと声援を送ったがその同じ神宮外苑で、日本で初のオリンピックが1964年行われたことに違和感を感じたと言われていた。

この話をすると私の歳がわかるが、私もあの時女学生だった姉たち2人に連れられてあの式典に行ったのだ。なんだか意味がよくわからなかったが、姉たちが泣いていたのは覚えている。確か途中から小雨が降ってきて、その中を学生服を着た若い男のが学生たちが鉄砲を担いで行進していった。

あれが学徒出陣式だったのか？

そのことについて聞こうと思いつつまだ聞いてないが、長姉は他界したから聞けない。次姉に聞いてみようと思っているがなかなか会う機会もなくそのままになっている。

あの戦争でたくさんの命が失われた。
私は今沖縄戦、満州、広島、長崎（昭和の記憶を掘り起こす　中村正則作）を読んでいるが、
皆それぞれが戦争の恐ろしさを語っている。
この作品を読むと平和ボケした今の私たちののんきさを思い知らされる。

でも北朝鮮の単細胞の総統さんが何をしでかすか？
危険が迫っているのかも？