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ジョー . オドンネルさんの死

2007-08-21 20:02:20 | Weblog

米従軍カメラマンとして原爆投下後の広島、長崎に入り、被爆した市内の惨状を撮影した方です。ご自身も残留放射能による二次被爆で健康被害に苦しみながら、核兵器の悲惨さを訴え続けた方でした。8月10日にテネシー州で亡くなったとの新聞記事を見ました。85歳でいらしたそうです。
彼が撮影した、「亡くなった弟をおぶって立ち尽くす少年」の写真はいつ見ても、胸が一杯になり、涙ぐんでしまう写真です。この写真の右側は、確か死者を火葬している光景だったと思います。もう死んでいる弟をおぶい紐でしっかりおんぶして、裸足の両足を揃え、「きおつけ」の姿勢で死者を見送っています。親御さんを見送っていたのかも知れません。まだ小学校低学年位でしょうか。何てしっかりした姿でしょうか。きっと泣き出したい程の悲しみをぐっと堪え、しかも弟はもうすでに亡くなっているのに、その悲しみに必死に絶えているのでしょう。何と健気な少年でしょうか。この写真に見覚えのある人を探しているとの記事がありましたが、もし元気でいたらどんなにいいでしょう。この写真を世界中の人々に見てもらって、原爆が如何に悲惨なものであるか、戦争が一般民衆にとって如何に悲しい出来事であるかを考えてもらいたいです。

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