Do you really dream of jumping sheep?
(ども 火星人です。レイシストお断り)
Martian Official Weblog



批判の仕方どころか、そもそも批判とは何ぞやというところがまったくわかっていない社会ですかね。

だいたい、第1次安倍あたりから、そういう感じはあったんですね。
石原慎太郎が都庁記者クラブで気に入らない記者がいたら、そいつの新聞(テレビ)に文句をつけ、その新聞(テレビ)がそれに応じて、担当の記者を変えるという非常に愚かな対応をしたわけですね。
官邸でも小泉内閣の時から批判というものが失われて行って、第1次アベ内閣の時には官邸記者クラブにその能力が失われていたのではないですかね。
第1次アベ内閣の時には、随分批判されたじゃないかという人もいるかと思いますが、批判らしきもののかなり多くが言いがかりとか言葉狩りに近いものだったと思いますよ。
だから、わたくしは当時「安倍君ちょっとかわいそう」と思って見ていなかったわけでもないです。しかし、安倍君の能力不足は歴然としていて、つまりこんなやつが首相をやるというのが間違っていると思っていました。だから、もちろん早く辞めろと。他の方法はないですから。
官邸記者クラブがまともであっても、あの能力の者が首相をやっているのではそれこそ批判ばかりになっていたでしょう。
あとに福田康夫が来たことで記者クラブも少し落ち着いたようではありましたが。それで批判能力が戻ったわけではないです。

その結果、民主党政権では言葉狩りが横行、まともに批判しないでただぶっ叩いていましたね。そして安倍になったら手懐けられたり圧力をかけられたりしながら御用記者クラブに転落していったのがあの大手メディア。

この人、凄いんですよ()
石戸諭
特に持ち上げる気もないけど、安倍晋三元首相は官房長官時代に毎日新聞の新人研修にも参加してくれたんですよ。官邸で僕も含めて新人の拙い質問にも答えてくれて、異論も含めてがっつり答える政治家の度量は感じられました。
3点ほど。
まず一つ目、「度量」の問題じゃなくて手懐けられているんですが、そんなこともわからないんですね。ここで「度量」などというう言葉を使うあたり、持ち上げているわけですよね。もちろん今ここで安倍を持ち上げることで蓮舫叩きにも(間接的に)参加できるわけで、ネトウヨには受けるでしょう(笑)
こんな脳味噌では報道の仕事なんかできるわけがないし、政治について語る資質がないと言っていいでしょう。そもそも「参加してくれた」というのが斬円ですよね。まあ、故人ですから多少は丁重に扱ってもいかもしれませんが(笑)
当たり前のこととして、報道機関は第4の権力と呼ばれているのは、民主主義の世界において権力監視の役割があるからですね。この役割を果たすために権力者とべったりにならず、常に批判的な眼差しで権力(者)見る必要があるわけです。
出来ないなら報道機関の看板を下ろさなければならないんですが、毎日新聞はそこを忘れているし(これが二つ目)、安倍はただ手懐ければオッケーぐらいの感覚で参加していますね。毎日新聞はこういう企画に安倍が参加するのを良しとした段階で報道機関であることを放棄しています。
3つ目のおかしな点は「異論も含めてがっつり答える」。
安倍晋三が官邸の記者会見でまともに答えた事あったっけ?安倍晋三が国会で自分を批判する意見にまともに答えたことがあったっけ?
官邸の記者会見では(安倍でもスガでも)、手懐けた大手メディアにあらかじめ質問を提出させて、その中から都合の良い質問をピックアップして「回答」。それ以外の質問は受け付けない(回答に対するさらなる質問もなし)。
テレ朝の党首討論会では、自分がしゃべりすぎて(アホなので好き勝手喋る)終了時間が1分ほど伸びたんですね。そうしたら文句たれまくり。お前が悪いんだよ。
でも石戸君の脳内では「異論も含めてがっつり答える政治家の度量」があることになるのでありました。
本当にとてもよく飼いならされているイキモノですね。そのうち安倍君を「日本の真のお父様」なんて言い出すんじゃないですかね、
この人、今は「ゲンロン」やっているんですね。東浩紀のお仲間。
一体どこが「ゲンロン」なのかと思いますが、まあ、それはそれとして。テキトーにやってるからカタカナなんですかね。バカには受ける?

誰が権力者なのか、権力勾配はどうなっているのか、というのは常に把握する必要がありますね。特に報道関係者や言論人は。
昨日のネトウヨ記者は必死にネトウヨが擁護していますが、ネトウヨは頭の悪いので、蓮舫氏が法的措置を取るかもしれないという発言に、「言論弾圧だ」

普通の日本人は誰が権力者なのか本当にわかっていないかどうかは怪しいですね。分かった上で、少なくとも感覚的には分かった上で自動的にその権力者を叩く事を回避するという普通の日本人仕草が子どものころから身についているのではないかと。
強そうな相手には盾突かない、その分、叩きやすいところ叩くという生き方を、津田大介的に言うと”内面化”しているのではないかと思わないでもないです。

そもそもですね、日本のバカ界隈は批判というものが悪い事だと思っているんですね、さらに言うと批判と言いがかりやただの悪口といったものとの区別がつかない。
さらに言うと、自分や権力サイドが言いがかりをつけるのは良くて、それに対する批判は駄目なんですよね、バカ界隈は。
まあ、原因はいじめ社会で自分がいじめられないように最適化して生きることを身につけたからなんでしょう。自分さえよければあとはどうでもいい人たちですよね。でも愛国者のふりをして生きて行ける今が楽しいという事なんですかね(笑)

ところで、今、権力者なのは政府では自公政権で、東京都だと小池百合子。大阪は吉村とかあのチンピラ集団ですね。
そして「言論弾圧」というのは、権力サイドがやることですね。安倍は日常的にやっていましたね。官房長官がスガだったこともあって、徹底した言論弾圧。
各放送局に、討論番組などでは、議員以外のものが参加しないようにいうお達しをしていました。
お達しを各放送局に渡す役目が壺の萩生田で、わざわざ放送局の人間にお達しが書かれた紙を取りに来るようにと命じたんですよ。
何様かと思いますが、これが日本の権力者様、安倍自民ですからね。
そして、議員以外の人たちの出演をわざわざキャンセルしてまでそのお達し通りにしたのが「朝生」で、お達しがあった事が翌週ばれたら、「この番組に圧力はかかっていない」と田原総一朗は嘘をついたんですが、出演者は突っ込みませんでしたね。
もちろん普通の日本人はこの露骨な言論弾圧に異議を唱えませんでした。
「異論も含めてがっつり答える政治家の度量」って何?

それにしても、小池百合子のことはスルーしますね、大手メディアも普通の日本人も。権力者には何も言わないのがアレらの生き方なのでしょうか。
余程利害関係が一致しているんでしょうか。

あ、岸田君が初めていいことをしたかもしれない。
優生保護法
岸田首相 旧優生保護法裁判の原告らに謝罪“反省とおわび”
ただ形だけかもしれないけど、それでも何もしないよりマシと。
「本当はやりたくないけど、こうすれば支持率が回復する」と考えてのことかもしれないけど、まあ、それも民主主義かも。


ビリー・ホリデイ
Billie Holiday - Blue Moon

Billie Holiday - Carelessly

Billie Holiday - Summertime

Billie Holiday - Strange Fruit

ブログランキング・にほんブログ村へ


コメント ( 4 ) | Trackback ( 0 )